「負けたよ、如月君。君達の友情を、もう一度、信じてみよう」
それと共に、ヴァルゴ・ゾディアーツはそのまま杖を上に翳す。
同時に、上空に現れたブラックホールを思わせる空間が現れ、そのまま地上へと降りたのは、行方不明になっていた野座間先輩だった。
「先輩、無事だったんですね」
「えぇ、怪我一つないわ」
「ダークネビュラに飛ばした振りをしなければ、処刑をされていたからな」
「それって、もしかして、わざと自分が行う事で、犠牲者を少なくさせる為に」
それと共に、ヴァルゴ・ゾディアーツは自身のスイッチを押し、その変身を解除させた。
「彼女には、M-BUSで眠ってもらっていた。私が処刑した幹部も皆、そこで眠っている」
その言葉の意味は、これまでの戦いで、俺達が知らない所で幹部達は処刑されそうになっていたということだ。
「教えてくれ、タチバナさん。何故ゲートスイッチをくれた?俺にフォーゼシステムを見つけさせた?」
「それに俺をメテオにしたのは何故だ?」
「話して下さい、江本先生」
そう、俺達の疑問を次々と投げかけていく中で、野座間先輩が放った一言。
それが、俺達全員が、思わず目を開いて驚く。
同時にタチバナさんの仮面を外して、現れたのは、眼鏡の男性。
「あの、江本先生って?」
「俺の父さんと一緒にコズミックエナジーを研究していた人だ。
だけど、まさかタチバナさんだったなんて」
それには、歌星先輩も驚きを隠せなかった。
「江本教授!?あなたがヴァルゴで、タチバナさんだったのか!?」
「私は裏切り者だ。メテオの支援者であることが彼らに知られてはならなかった。だから、タチバナの仮面を被った」
それと共に、その手に持つタチバナさんの仮面を見つめる。
「賢吾君にフォーゼシステムを、流星君にメテオドライバーを送ったのは…」
そのまま、弦太郎先輩が手を伸ばした。
「一緒に戦う仲間が欲しかったから、だろ?」
それに対して、江本先生は笑顔で頷き、握手をする。
「ああ!如月君、何があっても君の友達の事は守ってやってくれ!どんな事になってもだ!」
その言葉からは、彼の本当の言葉が詰まっていた気がする。
だが、それとは別に、俺の腕が強い痛みを発する。
「ぐっ、これはっ」
「どうしたんだ、天馬っ、これはっ」
それと共に、俺に駆け寄った朔他先輩は、俺の腕を見て、驚いた様子だった。
「射手座っ」
「まさかっ!」
同時に江本先生もまた、振り返る。
「なるほど、やはり、君がこの場では厄介なようだな」
それと共に見つめた先にいたのは、ホロスコープス。
同時に、俺の手に輝く紋章からして、その正体はすぐに分かった。
「射手座のホロスコープス」
「サジタリウスっ、なぜここにっ」
それと同時に、江本先生もまたヴァルゴ・ゾディアーツへと再び変身する。
この場において、俺、弦太郎先輩、朔他先輩、江本先生。
この4人が揃っており、相手はたった一人。
だけど、なぜだ。身体が震えて仕方ない。
橘さん、出ちゃいますか?
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出る
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出ない
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ナズェミテルンディス!!