現代人の俺が百獣海賊団で原作崩壊させるのは間違っているだろうか 作:鬼塚虎吉
クイーンの手によって連行に近い形で鬼ヶ島に到着し、俺は早速カイドウとの面談が行われることになった。
「クイーンから話は聞いているぞ、小僧。ウチの海賊団に入りてぇんだってな」
瓢箪に入った酒を飲みながら問いかけてくるカイドウに対して俺はこう言った。
「えぇ、俺大垣竜仁はこの百獣海賊団で強くなるために入りたい」
「迎えよう」
俺の言葉にカイドウはそれを受け入れる。
そして、俺は最初の原作崩壊を始めることにした。
「カイドウさん、実は気になる情報があるんです」
「なんだ、言ってみろ」
ジロリと見てくるカイドウにビビりながら話を進める。
「西の海にあるオハラという学者の島にいる学者逹が「空白の百年」について研究しているそうで」
「だからなんだってんだ?」
俺の話の内容にカイドウは興味なさそうな態度で問い掛けてくる。
「その学者逹が
「しかも、その学者達を消すために世界政府が軍を動かす動きもあります」
「何だと⁉」
そう言いながらカイドウは立ちあがり叫ぶ。
「キング、クイーン出航の用意をしろ‼オハラに向かう‼」
カイドウの指示にキングとクイーンが動き出す時に、キングが話しかけてくる。
「おい、もしこれが出任せだったら只じゃ済まさねぇぞ」
「もちろんだ」
こうして、百獣海賊団の遠征が始まる。
そうして、オハラに向けて出航した百獣海賊団の船は目的地・オハラに政府の奴等は既に到着していた。
すると、カイドウが俺にこう言って来る。
「リュージ、この島にいる住人達との交渉はお前がやれ」
「え?」
カイドウからのまさかの指示に俺は素っ頓狂な声を出す。
「元はお前の情報だけでここに来たんだ。この件はお前に一任する」
「了解しましたけど、許可がほしいことがあるんですけど・・・」
カイドウの指示に俺は了承し百獣海賊団に入って早速の大仕事だ。
「初めまして、オハラの皆さん。俺は百獣海賊団のリュージと申します」
「其れはご丁寧にどうも、儂はこのオハラで学者達を取りまとめておるクローバーだ」
互いに自己紹介から入り、さっそく本題に入る。
「クローバー博士、実はですね政府によってオハラが空白の百年について調べていることが発覚しましてそれを揉み消すために軍艦が派遣されてきます」
「な、なんじゃと!?」
俺のまさかの発言にクローバーは動揺する。
「それに貴方達は「
「なぜ、それを!?」
自分達のしていることが政府の人間だけでなく海賊にまで知られていることに動揺の色を濃くするクローバー。
「このままでは貴方達は確実に消されます。それも学者ではない民間人も例外じゃない」
「何故だ、何故そこまでする!?」
「それは民間人の中に学者が紛れ込んでいたらいけないという理由でです」
「なんという・・・」
そう言いながらクローバーは地面に膝を付ける。
ここで俺はカイドウの許可を貰った事を伝える。
「実は俺達百獣海賊団も「
「赤い
食いついてきた、俺は心の中で笑う。
「しかし、俺達ではとても解読なんて出来ないので是非とも協力願いたい」
「それは・・・しかし・・・」
「今すぐ決めて下さい、そうでないと政府の船が来ます」
「・・・解った、お主等百獣海賊団に協力しよう!!」
「ありがとうございます、クローバー博士」
クローバーの決断を聞き、俺は握手を交わす。
すると、一人の女性がやってくる。
「クローバー博士、これは一体どういう状況なの?」
その女性はニコ・オルビア、考古学者ニ゙コ・ロビンの実母である。
「おぉ、オルビアか」
「すまないが、今話している余裕はない」
そう言って俺はカイドウの下に戻り報告をする。
「カイドウさん、オハラの学者達の協力を得られました」
「ウオロロロロロロロッ、そうかよくやった!!」
「後は島ごとオハラを移動させるだけです」
「よし、帰るぞお前ら!!」
そうして、俺の百獣海賊団としての任務は成功で幕を閉じたかに思えたが、一人の部下が駆け込んで来て報告を始める。
「カイドウ様、政府の船と共に軍艦が十隻を後方より確認しました!!」
「そうか、戦闘準備を整えろ!!」
「はい!!」
カイドウの指示を受けて部下が伝達するために出ていく。
俺も参戦するために甲板へ出ると、船員達が戦闘準備をしている。
俺は置かれていた砲弾を一つを手に持ち、武装色の覇気を纏わせて軍艦に向かって全力で投擲する。
俺の投げた砲弾が軍艦の下部に゙直撃し沈む。
「意外と上手く行ったな」
呑気にそんな事を言っていると上から声が聞こえてくる。
「あらら、随分と余裕じゃないの」
「・・・」
俺はその声の主を知っている、
「アイス
その声の後、クザンが先制攻撃を仕掛けてくる。
「ゴガァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」
俺はティガレックスの咆哮によってその攻撃を粉砕する。
『えぇええええええええええええええええええええええっ!?』
「おいおい、マジかよ。俺の攻撃が大声で防がれるとはなぁ・・・、ガープさんかよ」
そう言いながら百獣海賊団の船に降り立つクザンは俺を視線に捉える。
「俺をあんな規格外と一緒にすんな」
「いや、ガープさんでも流石に・・・あれ? 出来ない想像が出来ねぇわ、どうしよう」
「知るか!!」
『いや、敵同士で会話弾むな!!』
まぁ、少しばかりのコントのようなものが始まったが周囲の言葉にハッとする俺達。
「まぁ、とりあえずお前ら百獣海賊団はなんでオハラにいる?何を企んでる?」
「言う訳無いだろ」
「子供でも海賊ってわけね」
そうして、俺とぶつかろうとしたその時軍艦からオハラに砲弾が放たれたが途中で失速し海に落ちる。
しかし、その後にマグマの塊が数発島の下部に直撃するも島はバランスを保っていた。
「なんだ!?」
「お前の所の過激派が撃ったんだろ、悪は可能性からすら根絶やす」
「サカズキ、あの馬鹿野郎・・・!!」
俺がそう言うとクザンが顔を顰める。
「まぁ、あの程度じゃ島は落ちてきやしねぇが・・・始めるか」
そう言いながら俺はクザンに襲いかかる。
「テメェらの正義は人の犠牲が付きものなのか?」
「犠牲を増やし続ける海賊が何言ってんだ!!」
「いや、そうじゃなくてさ・・・関係ないやつまで殺していいって考えが正義なのかって聞いてんだよ」
「誰もがあの馬鹿ほど行き過ぎちゃいねぇよ」
「隠蔽まみれの海軍様の言葉は軽くてダメだな!!」
「それは耳が痛ぇな!!」
覇気を纏った拳と蹴りでの応酬の最中に言葉を交わすも平行線だ。
その時、クザンの電伝虫が鳴る。
「出ろよ」
「そりゃどうも。もしもし、今戦闘中なんだけど・・・」
『上からの命令だ、撤退しろ』
「・・・了解」
クザンは命令に従って撤退していった。
「これでオハラの件は片付いてねぇな・・・」
そう言って俺は胸をなでおろすも問題はまだ残っている。
それは脱走兵ハグワール・D・サウロだ、あいつの処遇をどうするかだ。