現代人の俺が百獣海賊団で原作崩壊させるのは間違っているだろうか   作:鬼塚虎吉

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7話

光月との戦いが始まる、それは俺にとって大看板に上るための足掛かりでありワノ国の住民にとっては長き冬の始まり。

 

そして、その後に行われる光月おでんの処刑を見たヤマトがカイドウに反骨心を抱きおでんに憧憬を抱く。

 

その結果、麦わらと赤鞘に加担する。

 

そんなことさせねぇ、ヤマトはこっち側だ。

 

そのためにある一手を打ってある、それはワノ国の本土への課外授業だ。

 

あの時にヤマトがカイドウの娘であることが本土の人間達に知られている。

 

故に、ヤマトが何を言おうと本土の人間は信じない。

 

それから俺は決戦に向けて準備を整えるのだった。

 

 

 

決戦当日、俺は光月を迎え撃つために九里の海岸に面する場所で待機しているとそこへ光月おでん一行が現れる。

 

「想定外だ・・・」

 

そう呟くおでんに冷たい視線を向け、覚悟を決める。

 

「ジョーカー、抜かるなよ」

 

「ムハハハハハッ、ジョーカー足引っ張んなよ」

 

「テメェらもな」

 

キングとクイーンがそう言ってくるのに対して俺はそう返す。

 

カイドウがおでんと話す中、俺は鉄棒を構える。

 

「行くぞぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

おでんの開戦の雄叫びによって戦闘が開始された。

 

しかし、おでんと赤鞘にとって障害にすらなっていなかった。

 

「チッ、不甲斐ねぇ奴らだ。行くぞ」

 

「テメェが命令すんじゃねぇキング」

 

「どうでもいいから早く行くぞ」

 

キングとクイーンの漫才を尻目に俺は赤鞘に向かって走り出し覇王色と武装色もとい流桜を鉄棒に纏わせる。

 

「ジョーカーの奴、覇王色を・・・!?」

 

「!?」

 

「えええええええええええええええええええっ、マジかよ!?」

 

「厄介なやつがいるな!!」

 

「止めるぞ、アシュラ、傳ジロー!!」

 

「「おう!!」」

 

「ワシらはおでん様の援護ぜよ!!」

「「「「「うむ(おう、はい)!!」」」」」」

 

カイドウ達はもちろん、おでん達も俺に反応する。

 

「おでんはカイドウさんに任せとけば良い、俺はあのババアが邪魔する前に消す」

 

そう、この戦いでカイドウはある種のトラウマを抱える、それを払拭するには黒炭ひぐらしによる介入を防ぐこと。

 

俺はそれを頭に入れながら赤鞘との戦闘に入る。

 

「おぉおおおおおお!!」

 

「無駄に叫ぶな、うるさいだけだ」

 

「うぐっ!?」

 

叫びながら斬り掛かってくる錦えもんの一刀を鉄棒で防ぎ腹に前蹴りを食らわせ苦悶の表情を浮かべながら吹き飛ばす。

 

「錦さん!?よくもっ!!」

 

「他人の心配してる暇がお前にあんのか?」

 

吹き飛ばされた錦えもんの方に視線を向ける傳ジローの懐にスルリと入り込み鉄棒を振るおうとするもアシュラ童子の突きが俺のコメカミにめがけて飛んでくる。

 

しかし、その突きは武装色を纏うことで俺のコメカミを貫くことはなかった。

 

「良い一撃だったがその程度じゃ俺の覇気は破れねぇよ」

 

「チィッ!!」

 

「オラァッ、纏めて吹き飛んどけぇ!!」

 

俺はそのまま鉄棒を振り抜き傳ジローとアシュラ童子を吹き飛ばす。

 

「ぐぁああああああっ!!」

 

「ぬぉおおおおおおっ!!」

 

二人を吹き飛ばした瞬間、宙に跳んだ錦えもんが斬り掛かってくる。

 

「狐火流 火柳一閃!!」

 

炎を纏った一刀に対し俺は野球の打者のように構える。

 

「冥鏑!!」

 

そのまま振り抜くと巨大な衝撃波となって錦えもんに襲いかかる。

 

「がはっ!!」

 

高く跳んでいた上に完全に攻撃体勢に入っていた錦えもんは躱すこと出来ずに俺の一撃をまともに食らうのだった。

 

「自分から身動きを封じてどうするつもりだったんだ?その程度で取れる首級だと思われていたとは思わなかったぞ」

 

「ムハハハハハッ、良かったじゃねぇか。楽に勝てんだからよぉ!!」

 

「妥当な判断だろ」

 

俺の言葉に他の赤鞘と戦闘しているクイーンとキングがそう言ってくる。

 

「うるせぇよ、黒焦げミイラに贅肉糖尿達磨」

 

「「あ゙ぁ゙ん?なんだとテメェ!!」」

 

売り言葉に買い言葉、俺達三人は睨み合う。

 

「ぐぁああああああああっ!!」

 

その瞬間、カイドウの叫ぶ声が聞こえる。

 

「なっ・・・!?無敵のカイドウ様が斬られた!?」

 

「カイドウさん!!」

 

「おでん様!!」

 

赤鞘が喜びキングとクイーンが叫ぶ中、俺は見聞色の覇気でひぐらしの居場所を探り当てる。

 

「見つけたぞババア」

 

そう言って駆け出した俺はひぐらしを捕捉する。

 

「ヒョヒョヒョッ、カイドウの部下がなんの用だい?今は光月おでん達との決戦の最中だろ」

 

「いけしゃあしゃあと何言ってやがる。テメェカイドウさんの邪魔する気だろ」

 

笑いながらそう言ってくるババアに対してそう言うと怒り混じりの声が飛んでくる。

 

「何言ってんだい、ワシはカイドウの助太刀を・・・」

 

「黙れ、カイドウさんの戦いを汚す真似はさせねぇ」

 

喚くババアにそう言い切り鉄棒を構える。

 

「いいから聞きな、おでんを確実に倒せる策が・・・」

 

「おでんの息子であるモモの助に化けて人質のフリをしておでんの動揺を誘いその隙にカイドウさんが倒すことが、か?」

 

「なぁ・・・っ!?」

 

その策をそっくりそのまま言い当てられたことに衝撃を隠せないひぐらし。

 

「テメェの浅はかな考えであの人の戦いを汚してんじゃねぇ!!そんなお前は頭部粉砕しておけぇ!!」

 

その言葉と共に俺は鉄棒を振るい黒炭ひぐらしの頭部を完全破壊した。

 

「お前も下らねぇことに加担してんじゃねぇよ!!」

 

そして、ひぐらしの策に加担したバカも処理した。

 

これで邪魔者は消えた、後はカイドウさんがおでんに勝つだけだ。

 

 

「ウオロロロロロロロロッ、愉しいなおでん!!」

 

「そうだな、カイドウ!!」

 

金棒と二刀が激しく激突し衝撃が周囲に響き渡る。

 

覇王色の衝突が戦いの激しさを物語ていく。

 

「これで終いだ、カイドウ!!!」

 

「こっちの台詞だ、おでん!!!」

 

"おでん二刀流 桃源十拳"

 

"雷鳴八卦"

 

二人の技が激突し巨大な衝撃波が生まれた。

 

辺りには煙が充満していたがしばらくして煙が晴れてくる。

 

そして、この戦いの勝者が姿を現す。

 

勝者は・・・カイドウだった。

 

「ウオロロロロロロロロッ、愉しかったぜおでん!!」

 

光月との戦いは俺達百獣海賊団の勝利に終わるのだった。

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