ダンジョンに遊園地の支配人が居るのは間違っているだろうか?   作:驚楽園の売店員

2 / 8
オラリアに降り立った支配人と、そんな支配人と出会う女神様の話

追記:《アメイズメント・スペシャルショー》を魔法欄に追加
スキル欄に『遊園地の仕掛け人』を追加(効果的には汎用罠を使えるというもの)

※テーマ罠や魔法はそれぞれのテーマの『キャスト』が保有していると言う事にしています。


支配人と女神は出会う

 

「ふふんふーん…」

 

鼻歌を歌いながら、アルレキーノは地図を見ながら歩いていた。

 

そんな彼を人々はチラリと見るが、話しかける訳もなくすぐに目を逸らしてしまう

 

「情報収集と言えば飲食店、しかし私はこの世界のお金を知らない…困ったな」

 

どうしたものかと普段の衣装のまま、アルレキーノは道の真ん中で立ち止まる。

 

そんなアルレキーノに話しかける人が居た。

 

「君、大丈夫かい?」

 

その声に振り向いたアルレキーノがその人物を見た時に抱いた印象は『子供』だった。

 

クリクリとした黒い目に、艶やかな黒髪をツインテールにして幼さない顔をした少女だ。

その身なりは不思議としか言えない。

何故ワンピースなのかとか、なんで胸元がそんなに空いてるのかとか、その青い紐は何の役割なのかと疑問は幾らでも出るが、アルレキーノはその疑問を一先ず流した。

 

不思議な身なりと、神々しさを感じる事からこの少女はこのオラリオで言う『神』…即ちお客様(ターゲット)だと理解したアルレキーノはニコリと笑って話す。

 

「実はここに来るのが初めてでね。

 冒険者…という存在が気になって来たはいいものの、手持ちを忘れて来てしまったんだ…何処か稼げる所を知らないかい?」

 

「そうなのかい?よかったらボクが働いてるアルバイトを教えようか?」

 

そう言って少女は胸元からスルリとチラシを出す、恐らくこのオラリアで流行ってるのであろう食べ物が描かれた絵がデカデカとチラシに写っていた。

 

しかし、それよりもアルレキーノは難題にぶち当たった。

 

「……読めない」

 

そう、オラリオで使われている文字をアルレキーノは読めない。

 

その姿を見て少女はうむむ…と悩む

 

「アルバイト以外なら冒険者って手もあるけれど…君は戦えるように見えないな…」

 

「おや?私は別にひ弱と言う訳ではないよ?…そうだね、少しマジックを見せてあげよう!」

 

そう言うとアルレキーノはパッと両手を見せる

 

その両手には何もないが、両手をパンっと合わせて広げると

広げた手の中からデフォルメされた魔法使いの使う杖が現れた。

 

唐突に見せられたマジックに、歩いて居る人々や少女は目を丸くする。

 

「ふふ、驚いたかな?」

 

「んなっ…!?一体その杖は何処から!?」

 

「これは私の愛用の小道具(ステッキ)さ、手に取ればこの通り!」

 

その杖を掴めば生きてるかのように伸び、魔法使いの杖になる。

 

「も、もしかして君、魔法が使えるのかい!?」

 

それを見せられた少女は驚きながら杖をじっと見つめる

 

「いや、使えないね」

 

即答だった。そもそもアルレキーノ自体は魔法使い (魔法使い族)ではなく、超能力者(サイキック族)である。

 

「そうなのかい…?」

 

杖をつんつんと指でつつきながら少女は首を傾げる

 

「それで、冒険者になる為にはどうすればいいかな?」

 

「ふふん、なるのは簡単さ。なんせボクは神だからね!」

 

そう言って少女は胸を張った。

 

 

 

 

 

 

〜〜〜

 

 

 

 

 

 

神と名乗る少女に連れられてやって来たのは

小さな廃墟になっている教会だった。

 

流石のアルレキーノも営業フェイスが崩れ、大丈夫なのかと心配になる

 

「ああ…ボクの所はまだファミリアとして発足したばっかりでね…眷属と呼べるのもベル君一人なんだ…」

 

そう言ってしゅんとする少女に、アルレキーノは切り替えるように話しかけた。

 

「それで、どうしたら冒険者になれるんだい?」

 

「簡単さ、上半身裸になって、そこのベットに横になって、背中を見せてくれるかい? 誓って変な事はしないよ? 神の恩恵 (ファルナ)を刻むために必要なことなんだ」

 

そう言われ、アルレキーノは大人しく上の服を脱いでベットに横になる。

 

ヘスティアはうつ伏せになったアルレキーノの後ろに回り、跨る。

 

「始めるよ……」

 

ヘスティアは右手のグローブを外すと左で握った針で、指の腹をつく。

 

そして、指から溢れでた血を一滴…アルレキーノの背中へと垂らした。

 

血が背中で跳ねる。

 

そうしてしばらくした後に、ふぅという吐息と共に

 

「終わったよ……しかし君、とても変わってるね?」

 

服を着直したアルレキーノはこんな簡単に冒険者になれてしまうのか、と心の中で思う

 

「これが君の【ステイタス】だ、目を通してみて」

 

そう言われて、アルレキーノは渡された用紙を見る

 

 

 

ーーーー

アルレキーノ

 

Lv 1

 

力 I 0 耐久 I 0 器用 I 0 敏捷 I 0 魔力 I 0

 

《魔法》

【アメイズメント・プレシャスパーク】

 詠唱『ようこそ、夢のような遊園地へ』

 

【アメイズメント・スペシャルショー】

詠唱『当園の驚き溢れるショーをご覧下さい』

 

【アメイジング・タイムチケット】

 詠唱『招待状を送りましょう』

 

《スキル》

 

【遊園地の仕掛け人】

様々な『設備』を使用可能、ただし使用回数に制限あり

 

【アメイズメント・キャスト】

大使(アンバサダー)助手(アシスタント)案内人(アテンダント)から選んで召喚する

 

【アメイジング・キャスト】

ランダムな『外部』のキャスト達を召喚する。

 

【アメイズメント・アトラクション】

様々なアトラクションを一回の戦闘に付き、3回まで使用出来る。

プレシャスパークが展開されている場合、既存アトラクションと使用済みのアトラクションを入れ替えられる。

 

【アメイジング・アトラクション・クラッシュ】

使用済みのアトラクションを片付ける

副次効果としてモンスターの破壊、もしくは《スキル》《魔法》を一時的に使用不可にする事が出来る

 

【アメイズメント・ファミリーフェイス】

『お客様』に貼れるフェイスシール、これで君もこの遊園地をもっと楽しめる!

 

【???の?配人】

 夜であっても関係なし!いつまでも遊園地をお楽しみ下さい!

 

ーーーー

 

 

アルレキーノには神の恩恵 (ファルナ)というものがどういうものなのかは分からない

 

しかし、血で背中をなぞられただけでこんなモノが現れるとは想定していなかった。

 

しかし、『重要な部分』ははぐらかされているのでアルレキーノはホッとした。

 

 

「しかし、既にある魔法と膨大なスキルに…遊園地…君は一体何者なんだい…?」

 

ジッと見つめて来る少女に、アルレキーノは右手を胸に添えて名乗る

 

「私はただの遊園地の支配人、アルレキーノ…新しいお客様として神と冒険者を招く為にここに来ただけに過ぎませんよ」

 

そう言ってアルレキーノはにっこりと微笑んだ

 





スキルや魔法は遊戯王から引用しました(*•̀ㅂ•́)و✧

アルレキーノの効果にあるアトラクション除外での盤面破壊効果ってダンまちに落とし込んだらだいぶ強くなってしまった( ̄▽ ̄;)いいかなこれ

( ´・ω・`)もう1つの効果である罠反応の特殊召喚は後々に考えようかなぁと…

アメイズメントってモンスター枠少ないので他テーマのモンスターと組み合わせる事もまぁまぁ多いのでスキルとして追加しました( ̄▽ ̄;)

死配人やファミリーフェイスは効果を一時的に伏せてます、使用される時をお楽しみに!(`・ω・´)キリッ

( ´・ω・`)こんな感じで大丈夫かなぁ…?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。