ダンジョンに遊園地の支配人が居るのは間違っているだろうか? 作:驚楽園の売店員
【ステイタス】を見た後、アルレキーノは神様と何気ない世間話をしながら時間を潰していた。
「神様ー!ただいま戻りましたー!」
「ベルくん!おかえり!」
そう言って帰ってきた少年へ、神様は駆け出して飛びつく。
そんな神様を見ながら、アルレキーノは少年を見る
その少年は白髪に赤目と特徴的な外見をしているものの、どこか子うさぎのような印象を受ける見た目だった。
「えっと…そちらの方は?」
「よく聞いてくれた!この人はアルレキーノ、新しく迎えた団員だよ」
そう言われたアルレキーノの軽く会釈をする
「こんにちは、私は遊園地の支配人、アルレキーノ…冒険者の先輩としてご指導よろしくお願いしますね」
「あっ、いえいえ!こちらこそ!僕もまだ冒険者になりたてなのでそこまで変わりませんよ」
両手をブンブン振ってベルは訂正する。
「今日はもう遅いし、明日装備を整えてアルレキーノくんとベルくんでダンジョンに行く事にしよう」
そう神様に言われて空を見れば、既に日が傾いていた。
「分かりました、明日から頑張りましょう!アルレキーノさん!」
「ええ、明日からよろしくお願いしますね」
そう言うとアルレキーノは壊れかけの木製のドアに手をかける。
「それでは皆さま、また明日!」
「あの、そっちに部屋はないですよ」
そう言われてもアルレキーノはドアを開ける
するとドアの先には驚楽園のバックヤードが広がっており、チラリとコミカがこちらを覗いていた。
「「えぇ!?」」
その光景にベルと神様は揃って驚く
ひらひらと手を振ってアルレキーノがドアを閉めれば、木製のドアはカタンと揺れて外れる。
「えっ…か、神様…アルレキーノさんが消えました…」
「う、うん…消えたね…マジックってやつなのかな…?」
少しの間呆然としていた二人だったが、ハッと意識を戻していそいそと寝る準備を始めた。
〜〜〜〜
ドアを閉じた
「何かトラブルでもあったかな?」
「いえ、支配人が帰って来たので何事かとバックヤードに戻った次第です」
「いやいや、経過報告と…これかな」
そう言って
「……これは、悪質な刺青ですか?」
ジィッと見つめながら
「どうやらあの場所では冒険者たちの背中にこれが付けられてるみたいでね、不安要素になりそうなんだ」
そう言って
「…なるほど」
ふむ、と顎に手を当てて
「ですが我々でどうにも出来ないなら、支配人が『出張』した時に縁を結んだ方々の中にこういう物に詳しい方が居ると思います…最悪頼れば良いかと」
「…それもそうだね、協力した場合は優待券でも送るとしよう」
そう言うと
「それでは支配人、そろそろ『お客様』への対応をお願いします」
バックヤードから遊園地へと繋がる扉を開き、お客様を楽しませるアトラクションの光を浴びながら、
「さて、『お客様』には楽しんでもらわないとね
ようこそ!驚きと楽しさが貴方をおもてなしする我が遊園地、《