一番星と大空   作:胡瓜の浅漬け

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ツナ「あ、せや。ジョットを俺に宿してリョースケぶちのめそ」

なんて馬鹿なことが頭に浮かんだ作者です。


11話

そして、遂にこの日が来た。

 

 

 

B小町の東京ドーム公演当日であり、斎藤社長の夢が叶う日でもある。

 

 

 

この日のためにどれだけの人が動き、どれだけの人が夢を見てきたのかを知っている。

 

 

 

それを壊そうとしている奴がいる。そんな事のためにアイを殺そうとしている奴がいる。

 

 

 

許す訳には行かないし、許せるはずもない。俺には超直感があるから拳銃やスナイパーからの銃弾位なら避けることもできるし。絶対に当たらないという自信もある。

 

 

 

だが、守るべき人物はそんなことは出来ないし一撃で致命傷。最悪の場合は即死をしてしまう。だからこそ、最善の注意を払いながら動く必要がある。

 

 

 

最悪の場合はアイ達にナッツを護衛として着いてもらうことにする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、おはようツナ」

 

 

 

「おはよ。どう?ぐっすり眠れた?」

 

 

 

「ぐっすりでは無かったけどしっかり寝れたよ。体調面としては問題なし!」

 

 

 

「それはよかった」

 

 

 

「でもね。まだ精神面では参っているかもしれないんだ。それでも絶対にツナが守ってくれるって信じてるから恐怖はないんだ」

 

 

 

「それはよかった」

 

 

 

「ツナは大丈夫だよね?絶対に死んじゃったりしないよね?」

 

 

 

「絶対にオレは死なない」

 

 

 

この世界において俺に攻撃を出来るやつなんていないだろうからね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝食を家族全員で食べ終わり、テレビ等をつけ東京ドームに向かうまでの時間をゆっくりと過していた。

 

 

 

そんな中、ひとつのチャイムの音がした。アイと目配せをして俺が出ることにする。

 

ドアアイを確認すると黒いパーカーを着た男が立っていた。こんな男は知らないし見たこともない。しかもここは俺の家だ。アイや家族と住んでいるのであってアイの元の苗字を使っている訳でもない。

 

 

 

ここでやはりそうかと思う。第三者がここの住所を教えている。そして自身の手を汚すことなくその手にかけようとしているという事実。

 

 

 

久しぶりだった。こんなに腸が煮えくり返りそうになったことは。

 

 

 

だが、まずは落ち着くことが優先だ。息を吸って吐く。これで正常な思想が帰ってくる。

 

 

 

ふと後ろを振り返ってみるとアイやアクア、ルビーが心配そうな目でこちらの様子を眺めていた。

 

 

 

俺は大丈夫。安心してねという笑顔で3人のことを見る。

 

 

 

3人はその表情を見て落ち着いたのか。アイ何時でも警察に連絡できるように準備をしているし、アクアやルビーも部屋の中に入り落ち着く努力をしようとしている。

 

 

 

俺はドアを開けそいつを見る。俺より年齢は少し上、痩せ型で目は虚ろ。正常な判断をできていないような目をしている。

 

 

 

「アイはどこかな?ドーム公演おめでとうってプレゼントがあるんだ。アイを出してくれないか?」

 

 

 

「なんでアイさんの名前が出たのかは分からないけどここは俺の家。つまり沢田家だよ?アイさんがいるわけないじゃないか」

 

 

 

そういうと目の前の男は錯乱したかのように叫び出した。

 

 

 

「ふざけんなよ!ここにアイがいるってことは知ってるんだ!ファンに愛してるとか言っておきながらガキを作りやがった嘘吐きにはそれ相応の痛みってもんが必要だろうが!」

 

 

 

その一言で俺の中でプチッという音が鳴った。

 

 

 

その瞬間俺の額から炎が溢れ出し、全身からオーラのようなものが飛び出してくる。

 

 

 

そうだ。俺はこの痛みを知っている。前世の話だ。ユニとγが死んだ時の怒り。いや、今回はそれ以上だろう。

 

 

 

『そうだ。これはボンゴレの業。血に濡れた歴史だ』

 

 

 

うるさい!頭の中で好き勝手言いやがって。

 

 

 

『だが、デーチモ(10世)はそれを相手にぶつけてはいけない。特に守るものができたんだ。夫に、父親に犯罪者にはなって欲しくないと思う家族(ファミリー)がいるのだからな』

 

 

 

その一言で目が覚める。そうだ。アイをアクアを、そしてルビーを残して俺が犯罪者になる訳には行かない。誰が双子を守ってやるんだ。

 

 

 

誰が妻を支えてやるんだ!

 

 

 

その瞬間、俺は前世の沢田綱吉という存在を自身に呼び寄せることに成功した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ナイフ如きで何が出来る?確かに1刺し出来れば致命傷。悪ければ即死にすることも出来るだろう。でもね、俺には意味が無い。そんな小さなもので俺を傷つけられると思うなよ?」

 

 

 

「な、なんなんだよ!お前は!」

 

 

 

「俺か?俺は沢田綱吉。前世ではイタリアンマフィアの王、裏社会の王と呼ばれていた男だよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その後は簡単だった。死ぬ気の炎を纏った俺にナイフなんて意味は無い。元々死ぬ気の炎は高密度のエネルギーだ。ナイフ如き簡単に溶かす事もできるし超直感もある。素人の攻撃など当たるわけもない。

 

 

 

大ぶりの攻撃を避けた瞬間に顔面へと拳を合わせぶん殴った。

 

 

 

ストーカーの顔面が折れた感覚はあったが殺してないだけマシだと思え。そのまま気絶させ警察の御用となっていった。

 

 

 

後日聞いた話によると記憶障害を起こしていて俺が死ぬ気の炎を出していたところは覚えていなかったようだ。

 

 

 

ただ、アイや子供たちには見られていたみたいで説明が難航したとだけ語っておこうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドーム公演を無事に終了させ、肩の荷が降りたとアイは言っていた。元々俺はテレビなどでB小町の大ファンだと言っていたのもあり普通に関係者席でライブを見ていた。

 

 

 

アクアとルビーは斎藤社長やみやこさんと一緒に見ていたが帰ってきたルビーは今度はパパも一緒に見たいなと言ってくれたので優しく頭を撫でてあげた。

 

 

 

嬉しそうな顔をしていたので俺も満足。

 

 

 

アイも帰ってきてから今日あったことや今後のことについて話し合いを進めた。

 

 

 

アイはドーム公演も終わったしアイドル自体を引退しようと考えているみたい。だが、女優やタレントとしてテレビ等には出たいと言っていた。

 

 

 

まだ決まった訳では無いがこれもほぼほぼ確定だろう。

 

 

 

引退日に結婚報告もしようと考えているみたいでその時は俺も一緒かぁ。などと考えている。




良かったねリョースケ君。ツナの顔パンだけで済んで。

最悪バーナーかエディションされてたよ?

ツナ「火だるまか氷のオブジェかどちらがいいか選びな!」

って感じですかね?

ハーレムは無理だった…。アクアのヒロイン再募集

  • 星野ルビー
  • 黒川あかね
  • 不知火フリル
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