一番星と大空   作:胡瓜の浅漬け

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大空スマイル

女性全てに特攻が掛かる必殺技。これを見てしまうと気絶するか涙を流してツナに祈りを捧げることになる。小さな女の子や人妻も対象。

1番の被害者はアイ。2番目にルビーとなっている模様。

なお、2人とも鼻血を流し、いい笑顔で倒れてしまうとかなんとか。


15話☆ 最新話

今や有名人となったアクアに対しかなちゃんは今日あまの撮影に出て欲しいという提案を出していた。

 

 

 

確かにアクアを出すことによって少し…いやかなり見ていられない作品をどうにかしたいみたいだ。主演のモデルたちはカタコト過ぎるし若手特有の傲慢さも見て取れる。

 

 

 

そういったこともあり、作者の吉祥寺頼子先生もかなり失望をされた顔をしていたみたいだ。監督たちは何をしているのだろうか?正直アイもこの漫画は好きらしいので2人で文句を言いに行こうかとも思ったくらいだ。

 

 

 

だが、それをしてしまえばかなちゃんの努力を無にしてしまうしアクアも出演しようとしているのだ。2人の意見を尊重をしなくては行けないのでそれは諦めることにした。

 

 

 

「アクア。少し時間をいいかな?」

 

 

 

「どうしたの?父さん」

 

 

 

「わかっていると思うけどかなちゃん以外は大根役者。演出は一流。かなちゃんも1人飛び抜けないように演技を抑えてる。そんな状況だったら壊しても文句は言えないし俺やアイが言わせない。かなちゃん以外全員に引導を渡してしまって構わない。本気でやってきなさい。いいね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「本気でやってきなさい。いいね?」

 

 

 

俺は父さんの目を見てかなり驚いた。普段は俺と同じで綺麗な青い瞳をしているのだが、この時だけはオレンジ色になっていた。

 

 

 

この時の父さんは少し怒っていることがよくわかった。アイ…母さんに対してストーカーの男が暴言を吐いてきた時に少し似ていたからだ。

 

 

 

額から炎は出ていないし怒りに身を任せてもいない。それでも分かる怒気がオーラのように溢れ出していた。

 

 

 

「良いんだ。全てをぶち壊しても」

 

 

 

「構わないよ。今日あまをあんな駄作にまで辱めた監督や出演者なんて。顔面至上主義?知らないな。そんな事で俺たち俳優や女優までも評価を落とされる訳にはいかないからね。あんな駄作で吉祥寺頼子も何をやっているんだと言われる前にモデルたちを介錯してあげないとね」

 

 

 

「わかった。全力で潰してくる。有馬にもこのことは言っても大丈夫?」

 

 

 

「もちろん構わないよ。それとアクア?」

 

 

 

「ん?どうしたの?」

 

 

 

「ちょっと女性やレディに対しての口の利き方が良くないね。その辺に関しても今度ねっちょりと教えてあげるから覚悟しておいてね」

 

 

 

「あ、ハイ」

 

 

 

終わった…。父さんのねっちょり授業でどれだけの廃人が生まれたことか。

 

 

 

女性についての授業の日が俺の命日になるのかな?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現場に着いたが確かにこれはひどい。

 

 

 

来週オンエアという時点でひどいが撮影後に即編集、即納品。本読みすらすっ飛ばして即リハーサルの即撮影だ。

 

 

 

これは役者が飛ぶというのもよく分かる。有馬には先に行っておいたがお遊戯会をするつもりは無い。有馬以外が潰れてもいいから俺は全力で演技をするつもりだ。主役喰い?知ったことか。

 

 

 

「有馬。先に言っておいたが、こんなごっこ遊びに付き合っている暇は俺には無いから潰しに行く。これは父さんも了承済みだ」

 

 

 

「わかってるわ。この回だけは私も全力でやる。こっちだってかなりストレスが溜まってんのよ」

 

 

 

「演技を甘く見てる阿呆どもに本物というものを見せてやるよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最終回だが、反響は良かったみたいで一安心だね。

 

 

 

アクアに聞いた話によればあの後、アクアとかなちゃんの本気の演技を見たモデルたちは元々無い自信を喪失し潰れてしまったみたいだね。

 

 

 

これに関しては自業自得としか言いようがない。こっちだってお金を貰って観客や視聴者に喜んでもらうためにやってるんだ。

 

 

 

ネットの声も完全に人気俳優沢田アクアと元天才子役有馬かなへの賞賛のコメントやモデルの子達への誹謗中傷が数多く書かれていた。

 

 

 

誹謗中傷はまったく良いことではないないがこれは仕方がないことなのかな?

 

 

 

アイもアクアやかなちゃんの演技を見て喜んでいたし、モデルの子達に関してもここから這い上がってこれるかな?などと言って少しは期待をしているようだ。

 

 

 

「アクア。お疲れ様。どうだった?」

 

 

「不完全燃焼だよ。終わりよければすべてよしってあるけど、あれはひどい。こういった仕事はこれが最後にして欲しい」

 

 

 

「確かに聞いた話だけでも良くないっていうのがわかるね。それでも少しは後に活かせることもあったでしょ?」

 

 

 

「うん。裏方がとても優秀なだけにこういった見せ方ができそうとかこっちの方がいいかな?とかもあったよ」

 

 

 

「じゃあそれを自分の血肉にしてまた成長出来るようにしないとね」

 

 

 

「もちろん。ところで母さんとルビーは?」

 

 

 

「ふたりなら音楽番組に呼ばれててB小町のときの曲を歌うみたいだよ。曲名は確かサインはBだったかな?」

 

 

 

「ふたりでか。ほかのB小町のメンバーは集めれなかったの?」

 

 

 

「うん。引退している子もいるし完全に別ジャンルになっている子もいるしね」

 

 

 

「なるほど」

 

 

 

「あ、それとアクア」

 

 

 

「ん?」

 

 

 

「恋愛バラエティに出る気は無いかい?」




メルト君ごめんね。君のことは忘れない限り忘れないよ。

ハーレムは無理だった…。アクアのヒロイン再募集

  • 星野ルビー
  • 黒川あかね
  • 不知火フリル
  • 寿みなみ
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