桜と彼岸花の少女   作:暗闇水明

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こんにちは、以前投稿した『傭兵少年と冬桜』を書いてたのですが少し、設定を整理しまして新しく投稿することにしました。

投稿するにあたっていろいろトラブルはありましたが(-_-;)…

まぁいろいろありまして、記念すべきリメイク第1話、よろしくお願いします。


Chapter1 Memory

「ねぇ…いつか僕も強くなることができるのかな?」

 

 懐かしい、少し広い公園でボール遊びするにはちょうどいいくらいで、ここにある桜はいつも冬に咲いて季節には合わないはずなのにどこか素敵で俺のお気に入りの場所でもあった。

 

 ここで、よく母親と一緒にサッカーをして遊んでいた。ちょっと疲れれば近くにあるクレープ屋の屋台があってよく桜の全容が見えるベンチで腰掛けて食べて談笑していた。

 

 中でもこの会話が特に多かった。当時、まだ5歳になったばかりでテレビで見ていたヒーローのように強くて正義の味方になって悪と戦い、家族や恋人を守っていく姿が俺のあこがれだった。だから、俺はよくここでトレーニングをしている。

 

 母はその俺をよく見ていた。そしてこの会話の続きはいつも決まっていた。

 

「ううん、君はそのままでいいよ」

 

 そう、これだ。よくはぐらかされたり子ども扱いされた感覚もあった。(まぁ子どもなのは事実ではあるが)でも、やはり悔しい。

 

 俺だって男だしさ、傲慢かもしれないけどさ。やっぱり守りたいと思ってんだよ。

 

 大切な人だからさ…そう、子供っぽい理屈を頭に浮かべながら地面に落ちてあるサッカーボールに足を乗っけていた。

 

「私に任せなさい、絶対君のこと守るから」

 

 それと決まっていて、彼女はいつも頭をなでていた。ちょっと恥ずかしかったが心地よかった。結構、家ではそういうこともないのでこの瞬間はきっと俺の顔は腑抜けているだろう。

 

 それほどまでに優しくて暖かったんだ。

 

 もう、それを感じることなんてできないのだから…

 

 

 

 

 

「おい、周囲を見渡せ!!!」

 

「やっべ、あいつら何しちゃってだよ」

 

関東にあるとある廃墟。もう、崩れそうな廃墟をこのテロリストたちは根城にして、近々銀行強盗をしようとしているとの報告を受けていた。所詮はチンピラレベルだがな…

 

…まぁチンピラとは言っても違法銃はあるし、逆にそんな金あるんだったら銀行強盗する必要なくね?とも思っていたがAKなのでそこはギリ割り切ろう。

 

俺はとある物置に隠れている。小さいからだでもあるおかげで奇跡と見つかってはいない。というか見つかってもいいがまだ敵の全容が把握できていないからな。できる限りなら、もうちょっと敵の数を知ってから戦闘に臨みたいし。しかも外は雨だし…(かなりの豪雨)

 

(アルファ、聞こえているか?)

 

(ええ、ばっちりと)

 

(よし、敵は総勢20人だ、直ちに殲滅しろ)

 

(うわっ、多いな、千束達は?)

 

(別の方面で対処中だ、お前ひとりでやれ)

 

(…無茶ぶりじゃありません?)

 

思ったほど数いるな。俺もここまでの敵に遭遇するのは久しぶりだ。といっても俺たちのリーダーは人使いが荒い気がすんだけど

(仕方あるまい、何せどっかのバカが爆発引き起こしたんだからな)

 

(了解、殲滅へと移行する)

 

仕方あるまい、やるか。と意気込んでいるうちに敵がこちらへと向かってくる。俺は手持ちの刀を抜き息をひそめる。拳銃やライフルも持っているがライフルは弾切れなのでもう使いものになれないし、まぁ仕方なくおいていく。

 

それじゃあ…殲滅するか!

 

「じゃ、行くぜ」

 

 




というわけで1話目どうでしょうか?


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