今回は千束とたきなの絡みを入れました。
それでは、どうぞ!
今回はたきなSideもあります。
何なんだ?あの光景は…
その日、DAから優秀なリコリスを学ぶようにと異動を命じられて初日。今回はあまりにも多くの初めてが私を襲った。
目の前にいるのは一人の少年。私より身長は低いであろうその小柄な体に私はただ見ることでしかできなかった。
さっきまで自分の銃撃音で(市街地だったためサプレッサーは無論つけていたが)激しい戦闘で特になんも変哲もなかった。
言ってしまえばいつもと同じ、激しく、それでいて無であった。何も感じない、目の前には殺すべき敵がいて、自分はそいつらを殺すだけでいい。それが、たきなの知っている戦いだった。
だが、彼が現れてから戦場が変わった。音もなんもない。静かでそれでいて色があった。無だと思っていた光景が一瞬で色づいた。
この瞬間、私は生まれて初めてこの感情を知った。
美しい…と
暗闇の中、彼の持っている漆黒の刃が、月光を反射させそれと同時に刃にこびりついた赤い鮮血を照らしている。
なんせ現代では銃撃戦が当たり前であり刃物といっても小さなナイフでいざというときの最終手段だった…だからこそ目の前の光景が信じられなかった。
まさか刀を使ってくるなんて。時代遅れにもほどがある。
だが、彼はやってのけた。目の前の銃を持っている相手にひるむこともなければ鮮やかに銃弾をよけそして敵の首を切った。それも一気に2人も…
その光景に圧巻したのか私はしばらく立ちつくしてしまった。さおりさんが何が起きたかと戸惑いながら叫んでいたが、そんなことも聞こえないほど。
「クソォ…っ!」
一人の男が、倒れた仲間から落とした銃を拾う。
「しまっ…っ!」
私はあっけにとられていたため銃の引き金を引くタイミングが遅れてしまっていた。狙いも定まっていない。
まずい、このままでは彼が打たれてしまう。私は急いで引き金を引こうとした。
「グァ…ッ!!」
だが、私が引き金を引くまでもなく一瞬で赤い制服を着た彼女が現れ同時に彼らから赤い粉末のようなものが現れ同時に地面に倒れこんだ。
「油断しない!」
そう、彼女が現れた。最強のリコリス、錦木千束が…
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
最悪だ…よりにもよって俺を呼び出したクソアマがまさかこのトラブルに関わっていたなんて。いやね、確かにあり得るかもとは思ってたよ?でもまさか本当にかかわっているとは思ってもいなかったもん。急に銃撃戦は始まるし、それでいてなんかこのセカンドのやつ怖いし…
「よう」
「よう、じゃねぇよ!!なんなんだこいつら!」
まさかこの女の人がリコリコの依頼人だとは思いもしなかった。千束がいないから、すぐに犯人ぶっ殺しちまったけど。
「あの…」
「あ、たきな?どうしたどうした?ていうかさおりさんその状態、捕まっているじゃん」
「もう、助けたからそいつは後回しだ。どれくらいごまかせられるかわからんが…少なくとも見てねぇならなんとかできるだろうよ。つーか、誰だよこいつ、なんとなく察するが」
恐らく
「この子?この子は今日行っていた新人の井ノ上たきなだよ~」
「はぁ~OK、理解した」
「あ、よろしくお願いします」
「俺の自己紹介は後だ…それより」
「しねぇ!!」
「…ッ!」
その瞬間、2人の男が銃弾を再び鳴り響いた。というかゆっくり自己紹介は待ってはくれないかね?ヒーロー番組だったら少し自己紹介はしているよ。
まぁ不意打ちでも俺たちはそんなやわではない。そんなん予測済みなのでいつものように銃弾を軽々とよけ続け、間合いへと詰める。
「そんな攻撃、当たるかよ!」
「ひぃぃぃ!!」
おびえているのか・・・・だったら最初からやるなよと思ったがまぁもうしょうがない。
「その首…もらう!!」
そうして、俺は再び横一線を描こうとするが…
「ストップ!命大事にでしょ?!」
千束が、首を落とす前に犯人を打ち抜く。正確には気絶させていた。
「あ、クッソ!だから嫌なんだよ、もう!!」
俺の戦闘スタイルは首を落とすことや心臓を突き刺すスタイルなので必然的に人を殺す戦法だ。みねうちなんてできないしそれに俺はそんな優しくないしな。とことん、俺と千束は合わない。
「非殺傷弾…?」
「ああ、こいつ命大事にとかいうんだがそれ、敵も対象内なんだよ」
まぁ普通のリコリスだったら戸惑うよな、普通。まぁ仕方ない。俺は俺なりに…
「まぁ、そういうわけだからこいつをよろ」
「え、あ、はい」
とりあえず、ラスト一人…仕留めないと。地味にAK持っているのめんどくさいな…
「まぁ、やることは変わらんがな!」
「ひっ…こいつ…ッ!」
銃向けてくるな…当然か、じゃあ・・・・
「悪いな」
瞬間、男の右腕に縦一選の光を入れる。同時に、男から赤い鮮血が勢いよく噴出した。
「あぁああああああああああがぁあああああ!!」
「ちょ…」
「あ、殺してはない」
まぁ死ぬ可能性も微レ存なんだけどな…(というか五分五分)
「もう!!」
「千束…この人は」
たきなはどうやら興味深々みたいだな…まぁ、千束のやり方より俺のやり方があっているっぽいしな…
とりあえずひと段落ついたみたいだし…そろそろ名乗るか…
俺は持っている刀を鞘に納め、少し息を整える。少し緊張するかな、威厳を保つようにそして自分の立場を誇れるように…
そして俺は彼女に自分の名を誇りと共に告げる。
「俺は霧島零、SCの特殊部隊【BD部隊】の副隊長だ。以後よろしく」
というわけで、最後少し駆け足となりましたがアニメだ1話らへんは次で最後です。次回からは本格的なストーリーそしてプリコネキャラも出していくと思います(多分)一応、複数出して敵サイドが誰か考察する形を取りたいと思います(簡単だったらすいません)では、次回もお楽しみに!!