「驚きです、あなたのような子どもがまさかあの特殊部隊の人だったなんて」
俺は、あのストーカ野郎から救出したさおりさんとか言う女の人の記憶操作を依頼して数分後のことだ。まぁこいつはDAの人間だからな。俺たちの部隊の素顔をなんて見た奴なんてファーストの一部くらいだし。
「ま、貴重な体験ってこった。まぁ俺自身最年少で11歳だから信じられないだろうけどな」
「零が最年少なのはそうなんだけど、意外に若い子たちばっかだよ。13歳の子もいれば高くても25歳くらいなんだよ」
「それは意外です、驚きました」
さっきから怖いな、こいつ。いや、割とマジで。無表情だぞこいつ。ロボットかよ、ター〇ネーターかよ。ター〇ネーターの方がましか。驚いている様子ではないんだが。
「で、あんたがDAをクビにされた井ノ上たきな、だっけ?」
「クビではありません」
「あ、そ」
まぁ、状況は聞いている。聞いたとまあ擁護できそうだったが今回は正直擁護しがたい。依頼人を人質にとるってどこの民間軍事会社でも普通しねぇぞ。
もう終わったことだし、あの後千束も注意したから俺からは何もねぇけど。それより気になるのが……
「にしても、こいつらなんなんだ?」
この男たちだ。千束から依頼を受けていてなおかつ、誘拐となればストーカーと断定できるがこいつらの目的がわからないままでいた。性欲目的なら、わざわざAKまでもってやる必要ないし身代金目的にしては依頼人の服装として身代金払えるほど金持ちじゃなさそうだぞ。
「あー、実はね」
「SNSで出回った写真に例の銃取引現場が映っていたんです」
「あー、なるほど」
それじゃあ、こいつらはそれを消そうとしたのか……となれば、少し面倒なことになりそうだな。
俺たち、SCも銃の違法取引については耳に聞き入れているのでなんとなく察する。それにこの取引の内容は結構でかい。なんせ1000丁もの銃が行方知らずだからな。
「それじゃあ、とりあえずこれは俺たちSCが引き取ることにしよう、基本、SC自体に直接いくことはめったにないが今回は聞きたいこともあるしな」
奴が絡んでいるかもしれねぇからな。
「……」
「とりあえず、迎えが来るよう連絡しておいた。そろそろつくはずだが」
同時に車のエンジン音が近くまでやってくる。たきなと千束は迫りくるエンジン音に念のため銃を構える。
「あー、来た来た、おーい真由美」
まぁ俺にはわかるんだがな……あ、さっそく顔を出してきた。
「ったく、かえって早々トラブル起こしてんじゃないわよ」
「文句を言うならこの2人にしてくれ」
「あの、この人は……」
たきなはこれまた無表情に聞いてきた。いや、だから怖いっての。
「俺らの何でも屋のおb「なんか言った?」お姉さんの佐々木真由美だ」
真由美の役割はあらゆることのサポートだ。基本、運転や医療なんかに優れていて、どっかの誰かさんを思い浮かべる婚活をしている女である。ちなみに一応本職は俺たちの専門医である。
「とりあえず、送って~」
「ここぞというばかりにこき使うわねあんたたち、ほら乗りなさい」
「えへへ~」
優し、さすがうちらのママや。こう、パシリみたいな役割をいやいやながらも受けてくれる。あんたママの才能あるよ
「あ、零。今度また診察に来てね」
「へーい」
おかんかよ、めんど……いや、こいつにママの才能あるからこそなんだわ。マジメンド(手のひらクルクルぱー)これは憎む。
「とりあえず、送るわよ」
「はーい」
こいつは元気だなぁ……まぁいいや。カレー楽しみ。
☆☆☆☆
「……そろそろですかね」
東京のとあるビルの屋上。標高もかさなって強風が吹き上げる中、フードをかぶっている少女が手に持っているタブレットから映像を見ていた。
そこには少女と少年の姿、銃撃戦の様子が映っていた。当然、美しい鮮血と刀の輝きと共に。それと同時に怪しげにほほ笑む。
「楽しみです……また、あなたの成長を見られる日が」
その翌日、当時警備を務めていたものが怪しげな少女の笑みが聞こえたといううわさが出た。
また同時にもう一つのビルが爆発したのだという。
☆☆☆☆
「おい、ふざけんな!」
「よいではないか、よいではないか~」
朝、久しぶりにリコリコで寝泊まりした。いやね、歓迎パーティしたのよ。みんなで。それで遅くなったから今日はここで泊まることにしたんだが……朝起きたら、なんか千束に無理やり引っ張られて更衣室に連れてかれました。
いやいや、まずいだろいろいろ。というか、無理やり脱がされているし。何なら、こいつ一緒に着替えようとか言ってきやがる。こいつには破廉恥という言葉を知らないのか。マジで。まぁ大方俺のことを男としてみているのではなく一人の子どもとしてみているという考えはわかっているんだよ!!
「おい、俺一応男……」
「大丈夫、小学生だし!」
ほらね? というか、何取り出してんだよ。わかっているんだぞ、そっちの魂胆は!!
「ふざけんな!! 俺にもプライドってもんがあるんだぞ! こちとらだてに特殊部隊を……というか、小学生じゃねぇ!!」
「千束さん、まだですか?」
は、そうだ! あのマシンのたきなでもさすがにこれはと目にかかるんじゃ? だって、一応年頃の女の子だしね、うん! ちょうど来たっぽいし? ここはひとつ……
「たきな、助けてくれ! こいつ、俺のことを襲おうとするショタコンなんだ!!」
こう声をかければ俺は助かるはず、きっとたきなも……
「しょた……こん?」
ショタコンという言葉すらわからなかったー!! もうヤダ、こいつら。何なんマジで。
「はい、覚悟は良いかなぁ……?」
「うぐぅ・・・・・ッ!!」
くっくそー!! 覚えてろこのバカ野郎────ー!!!
はい、今回はここまでです。次回はプリコネキャラを出します!最初は何が出るか、お楽しみに!!