え?前回銃撃戦に入るといっていなかったか、だって?
申し訳っございませんでしたぁあああ!!
本当は銃撃戦に行きたいのだけれど…文字数多すぎて挫折しました。
次は…次は出すので首を長くしてお待ちください(泣)
俺たちは、特急列車から降りた後合流地点まで足を運ばせていた。
まだ春くらいであったため、少々風が気持ちよく散歩するにはちょうどいい季節だ。今回は散歩目的ではないから任務終わったらここにもう一度訪れたい気分だ。
え…?意外だって?俺だってこういう旅の雰囲気好きなんだよ。
「そういえば、今日護衛だがどうやって行くんだ?」
「店長、駐車場で車を待機させてくれているようです」
「マジ?はいはーい、千束が運転します」
やめろ、マジで。こいつの性格を見ればわかると思うが結構運転は危うい方なんだぞ。何度も事故起こしそうになったことか…ちなみに俺が運転したいのはやまやまだったんだが、当時の身長では種類によっては足がなかなか届かなく、不運なことにこの時は車のペダルがうまく届かなくて、仕方なく千束に任せている状態であった。今でもちっさいだって?だまらっしゃい。
「私が運転します」
「賛成」
「ええ~なんでだよ~たきな運転できるのかよ~」
「できなきゃ、リコリスになれないでしょう」
ところがどっこい、こいつ運転できないのです。たきなさん、そうはいってますがこいつの運転はマジでクソだから。舐めない方が良いぜと忠告したい。
「ん?あれって」
ふと、千束の目線にある車が映った。
「スーパーカーだ、スーパーカー!!」
赤く、ルビーのように輝きスタイルもよし、いかにも早そうな車が千束の目に留まった。うん、めちゃくちゃいいな。いくらするんだろ。
「ねぇ、やっぱ私が運転する、運転したい!!」
「うるせぇ、それにお前にはスーパーカーなんて百年早いわ」
「えー」
冗談抜きでこいつ追突事故起こしそうだからマジで怖いわ。リコリスじゃなく殺人鬼としてDAの抹殺対象になりそう。
「ともかくお前が運転するのはダメだ…それに」
「え?」
「もう、来たみたいだしな」
それと同時に一つの車が現れた。先ほどとは打って変わってルビーとかではなく少し山に入れば取れそうな長石くらいの落差がある車である。
「早く乗れ。追手が来ている」
「あー分かっている、ナット」
なんか、かわいらしい着ぐるみしてんな。運転しにくくないのかこいつは。
「チョ、スーパーカーは?!ねぇスーパーカー!!」
「無視してどうぞ」
「え、ちょ?!」
というか、そもそもふつうは目立つ車にするわけないのに何を考えてたんだよ。こいつは…
◇◇◇
どうもー今、かっこいい車に乗れると思ったらしょぼい車に乗ることになって超不機嫌な千束でーす。
だってさぁ!せっかくスーパーカーに乗れると思ったらこんななんもかっこよくない普通のワゴンカーに乗っているんだよ!せっかくスーパーカーに乗れると思ったのにさぁ!!
「千束ーすねてないで周囲警戒しとけよー」
「はーい」
うう、零が冷たい。昔から、つんつんだけど。もっと子どもらしくデレてもいいのに(願望)
「というか、あんたイメージと違うな」
あ、それはそうかも。だって着ぐるみだし。私がイメージしているのは違ったな。
「細い体で眼鏡をつけているイメージか、映画の見過ぎだ」
「でも、着ぐるみはないでしょ」
「顔は隠した方が長生きできるしな」
いや、だったら仮面の方が良いんじゃ…いや、ややこしくなるから突っ込みはやめよう。
「僕からしたら、女子高生の姿で殺し屋やっている方が異常だと思うがね」
まぁ、一般の人から(一般人じゃないけど)見たら私たちの方が異常だよね~
「ハッカーやクマと比べたら合理的ですよ」
「いやいや、たきな。犬でしょ」
「ネズミかもな」
「リスだ。というか、その制服、どう合理的なんだ?」
それきくぅ~まぁ理由は知ってんだけど…
「日本で一番警戒されないんだとさ、女子高生がとくに」
「都会の迷彩服ってことか」
おおー、いいチョイス言っているね、このハッカー。というか、零にはいつかリコリスの制服着せたいんだけどなうしししし、絶対可愛い。
「おい、千束。何を考えているんだ?」
「別に?なんでも?」
「ところで、このケースは」
ああ~それ私も気になる。なんか、大事そうだし。意外に少ないし。
「僕のすべてだ、国外逃亡するときは身軽な方が良いからな」
「あんたの姿が身軽じゃないでしょ」
でも、海外かぁ~いいよなぁ~。リコリスとSCそこらへんは違うからうらやましい。
「といっても、あんたも行く場所には気をつけな。この世界には海をまたいであんたらを追ってくる輩もいるしな」
「…肝に銘じておく」
ちょいちょい、零。意味深なセリフやめぃ。ウォールナットさん無茶苦茶警戒してますよ。というか、零声が怖い。ステイ、ステイ。
「にしても、SCにBD部隊か…話は聞いていたが」
「俺が千束達よりも幼いことにか?まぁ成り行きもあったんだけどよ」
「不満はないのか?その年で傭兵になって…」
「何がだ?」
「学校とか友達とか…」
「別に、昔が恋しいって思った事はあるがどうにもならねぇしな。それにうちのボスには返しきれないほどの恩があるし、何より」
「そうか…君についてはいろいろ知りたいが、今はやめておこう」
あ、ウォールナットさん多分だけど声で察したのか話をさえぎった。…まぁ話さない方が双方のためになるしね、これは。あんまり話していい内容ではないし…
でも、こうしてみるともう何年も過ぎているのか…なんか時間ってのは早いしな…私も彼も…
それがお互い似た境遇だからかな?いや、似てはいないのかな。分からないや。
私と彼では根本的に立場も過去も違うのだから…似ているようで違う。だから私はあえて口には出さないでいる。彼が自分で選んだ道なのだから。自分と似ている境遇だからこそその恩はわかるし、もう一つの感情も痛いほどわかったし、私にはそれを止める権利はない…
綺麗事を並べるのは私がやりたいことだったから…その綺麗事も、私が押し付けるわけにはいかないから…
でも、時々聞きたくなるんだ…
ねぇ、零。あなたは本当にそれでいいの?
はい、今回はここまでにしたいと思います。
今回ちょっと気になる方もいるかもしれない零の過去編は途中で出そうとは思っているのでで、これも首を長くしてお待ちいただけると幸いです。
それでは、次回はほんとに銃撃戦に入るのでお楽しみに。