段々と前書き書くネタがなくなってきた。(泣)
それでは、どうぞ!!
「ええ、予定道理に計画は進みそうですよ…」
とあるビルの屋上、少女はただ一人スマートホン片手に望遠鏡越しで千束達が乗っている車を眺めていた。
「で?そちらは上手くいくんですか?」
(ああ、これで俺が最強のハッカーになる!!そのためにはあいつに死んでもらわなきゃだからなぁ!!)
「そうですか…楽しみにしていますよ…」
そうして彼女はスマートホンの通話をオフにした。同時に望遠鏡を下す…後ろには二人の男が彼女の後ろで座っていた…同時に彼らも移動を開始する。
「さて、見せてもらいましょうか…あなたの腕を」
「にしても、追ってこねぇな」
「ええ、このまま順調に進めばいいですが…」
あれから数十分、千束達は雑談しながらも警戒していたが不気味なほど音沙汰もなく、逃走経路を進んでいた。
追ってこないのは千束達にとっては都合がいいが、このまま何も音沙汰ないのは逆に恐怖を掻き立てる…嵐の前の静けさってものが4人の空気を重くさせた。
「とりあえず、高速道路に入ったらここらへんでいったん止めてくれ。その後乗り換える」
「了解した」
やがて千束達が通るはずの高速道路の入り口が見えてきた。入口自体も、前後の車にも不審なものは見当たらない。何ら変わりようがない風景であった。はたから見れば、これから旅行に向かうものたちと何ら変わらない。
「このままうまくいけばいいんだけど…」
しかし異変というものは突然現れる
「あれ?ウォールナットさん、高速道路、過ぎてますけど…」
「おかしいな…」
突然、車が高速道路を過ぎて一般道へと進み始めた。ウォールナットも、ハンドルをいじるが、思ったように進んでいない状態だった。
「まさか…」
ウォールナットが手を離した瞬間、車のハンドルがじゃじゃ馬のように暴れ始めた。その様子にウォールナット自身何かに気づく様子であった。
「乗っ取られた」
「ええ?!」
ハッキング…自動運転機能を搭載していたこの車であれば、この車を勝手に動かすことは不可能ではない。
しばらくして、車のモニターに赤いロボットのマークが現れた。
「ロボ太か、腕を上げたなぁ」
「「落ち着いている場合か!!」」
ウォールナット自身はハッキングに慣れていたのか、はたまた知り合いであるからかどこか落ち着いた様子で語っていた。
しかし、状況は徐々にひっ迫する。ブレーキでも車のスピードは緩まない、それどころか…
「加速している」
「だろうな、この方角まずいぜ」
「ああ、海に突っ込む!!」
「ちょっと!?どうにかならないの?!」
「制御取り戻そうとしたら、すぐ上書きされるだろうな…」
「ああ、制御を取り戻すんだったらどこらへんか、ルーターを破壊してネットを遮断できればいいんだが…」
「そうはいってもこの車にルーターなんてもんは見当たらないし、どうやって切ればいいんだろう…」
「千束さん、あれ」
たきなが指をさす方向には、ドローンが後を追っていた。見たところ、以前のドローンとはタイプが違うようであった。
「あいつ、撃ち落とせばいいのか?」
「あ、うん。多分」
しかし、千束はゴム弾しか持ってきてなく、しかも射撃の腕はセカンド以下でもあった。
「だったら、俺とたきなで撃ち落とすか、たきな、できるか?」
「ええ、何とか…」
彼は時計を見ながら、特急列車で持っていたバッグを手に取った。
「じゃあ、千束は真ん中の席に移動しろ。とりあえず俺が迎え撃つ」
「了解!!」
そうして二人は持っていた拳銃を手に取った。セレクターをセーフティからそれぞれセミ、零はフルで設定する。彼らの銃弾はもうすでに火花を散らしそうであった。
「ウォールナットさん、制御は!」
「もうすぐだ!!」
モニターの画面に制御を取り戻すまで残り数パーセントを切っていた。タイミングが重要な中彼らはゆっくりと呼吸話整える。
「行くぞ、たきな!!」
「分かっています!!」
瞬間、彼らの銃弾が窓を突き破った。それと同時に、車が道路から宙に浮きながら二人は銃弾で窓を壊し、外に乗り上げる。
「数うちゃ、当たるだろ!!」
瞬間無数の弾丸が、ドローンに襲い掛かる。
「おい、化け物か?!」
零は手先をまったくぶれずに、フルオートの射撃の反動をいなしていた。それにウォールナットも素人ながらビビっていた。
そこにたきなが正確にドローンに狙いを定め、うち例の弾丸が逃げ道をふさぐ。
「がぁ!!」
一方のロボ太は、映像からの衝撃で椅子から転げ落ちる。同時に、ドローンは爆発四散したのであった…
◇◇◇◇
「あー、くっそ!!」
なんだよあのリコリス!僕のドローンを打ち抜くなんて、というかあのガキ、ガキのくせになんだあの腕力。おかげでドローンも壊れたし…ううっ僕のお気に入りなのに…
(うまくいかなかったみたいですねぇ)
「うるせぇ…お前は何もしてねぇくせによ」
というか、監視役だったらしっかりと現状報告くらいしとけよ…
「で、今どうなっている?」
まぁ勢いあったらあれで海にドボンしていればいいが。
「残念ながら、ぎりぎり助かったみたいです」
「はぁああああああああ!?」
ちくしょーなんだよ、ウォールナットめ!!しつこい奴がぁ!!
まだ依頼継続中ってわけか…クソだるい…
(まぁあとは彼らに任せましょう…)
「ああ、そうだな…」
まぁ?僕の仕事は指示を出すだけだし!?もともとあいつがいなくなれば?僕の夢はかなうんだ、今ここで助かってもあいつらが殺してくれればいいわけだし、そうすれば僕はハッピー!そう思えたら頑張れる!!いやっほー!!楽しみになってきたぁ!!
さてと、僕は結果を聞くまではお気に入りのエナドリでも…と、その前に…
「なぁ…あんたっていったい何者なんだ?」
何気にこいつの前すらも知らねぇしな…今のところ知っているのは声だけだし…
単純に興味が出た。といえばそれで終了なんだけど…なんかこいつ何かに執着しているんだよなぁ…あの人みたいに…だがその執着の仕方…あれはまるで…
(聞かない方が良いですよ…それとも彼女のようになりたいですか…?)
瞬間僕の体に鳥肌が立った。もしこのまま追及すれば、ウォールナットの件でよくわかっている。そして、もしこれ以上踏みこんだら奴の二の舞になることなんて声だけ聴いても明らだった…
このままでは殺される…本能がそう告げていた。そのせいか…
「…いや、やめとく」
僕はいつの間にかそう口走っていた。
◇◇◇
「危なかったぁー!!」
「ぎりぎりだったな…」
あれから千束達の車は急ブレーキを踏みこんで、海岸ぎりぎりで踏ん張っている状態であった。車輪も片方が海に面していて、車が傾いていた状態だった。先ほど海の底に沈んだところであり一気に肩の力が抜けていた。
「スーパーカーじゃなくてよかったな」
「うん、今更ながらそう思っている」
スーパーカーだったら間違えなく持ち前の加速力で沈んでいたというのは容易に想像できていたためここでワゴン車でよかったと思っているだろう。
「・・・・冗談言っている場合じゃねぇかもしれん」
そうして零が見つめている先にはもう一つの車であった。見たところ、数人の武装した男がこちらを見ている。手元にはアサルトライフルも持っていた。
「ここは危険ですね…」
「無効に廃墟化したスーパーがあるからそっちに隠れよう」
「そうだな…こちらで迎え撃つしかなさそうだしな…」
(奴は、その廃墟に隠れている。護衛が3人ついている、さっきのようなへまはするなよ)
「ああ、行くぞ。お前ら」
男たちは、すぐさま持っているAKを持ち彼らはドローンと共に廃墟に乗り込んだ。
戦いの火ぶたは開かれる。
はい、次回と次々回で2話らへんを終わらせていこうという予定です。のちに少しだけオリジナルストーリーも混ぜる予定です。それでは、お楽しみに!!