グランサガポケットの方で水着衣装が来ましたが……キャラチョイスナイスぅ!
特にクロエ(セラ)!我が隠された推しの晴れ姿だイヤッホオオオオオオオウ!
……と、アホくさい暴走はさておき投稿がまた遅れて申し訳ない。
今回もなかなかに難産で、納得いく文面に辿り着くまで時間がかかってしまいました。
その分それなりの長さにはなっていますので、それで勘弁を
光あれば影があるとよく言ったものである。
魔物の脅威という意味では、このパレッティア王国も例外なくその通り。
しかし、一部の人間にとってはその影すらも生易しく感じてしまうものだ。
常に先に、深くに臨む狂人などはまさにその一例と言えるだろうか。
「廃棄された屋敷で勝手に動く呪い人形……どうやら、また当たりのようだな」
「まあ、交通費上乗せ交渉はしなくて済みそうね。面倒だからって」
人の気配一つしない古びた屋敷とは、中世における怪奇スポットのメジャーどころと言える。
お化け屋敷やらホラーハウスのようなアトラクション染みた、そんなロケーションにて立ち入るのは男女一組。
片刃剣と居合刀を携えた奇妙な
もう片や、かぼちゃ頭や死神風などホラーチック且つ可愛げのある人形を従える女子、
色々清濁含んだ契約を交わした間柄の二人の眼前には、明らかに自立している大量の木製人形たち。
暗めの色彩の木材で構成された、人体で言うところの関節や骨格が明確なディティール。
それらがまるで糸を垂らしたかのように動く様は、まさにマリオネットという概念そのものと言える。
「にしてもまあ……風情は悪くねえが、所詮はそれまでだな」
「というか問答無用で星0レビューよこんなの。糸でそれっぽく操ってるのが丸分かり、とっとと廃業願いたいわね」
「流石はおひねりもたんまりな本職、辛辣ながら理があるね」
ジュンが操る人形は、不気味さの中にコミカルさもある。
見る人間の半数ほどには愛嬌を感じさせ、時には生気すらも宿しているのではないかと錯覚させる程だ。
実際、気まぐれにと道端でその手の芸をやればそれなりにウケているとのことだ。
それに対して、相対している人形は……とにかく不気味一色としか言えない。
雑な外観とオンボロさが兼ね合わさった結果、即席のホラーアトラクション要員としてなら及第点を与えることは出来るが。
生憎、人を楽しませるような暢気なものではないが故にその評価はまるで意味を為していないわけで……
「おっと、批判ばかりの迷惑客はお断りってか?」
「武装まで貧相ねえ……我がふり直せを重ねる辺り、どこまでも救えないったらありゃしない」
即興の人形劇のように、糸に釣られるがままこちらに向かってくる。
ただただ禍々しい殺気を放ちながら、渇いた足音で寄ってくるその様は……見た目だけなら一級の殺戮仕事人だった。
唐突に始まった戦場劇、スタートを彩るは相手側の先制攻撃だった。
「ちょっ……!私の可愛い人形たちに切り傷が残ったらどうしてくれるのよこのデクの棒!」
数体が腰に携えていたナイフに手をかけ、即投擲してくる。
そのスピードは、ボロ人形が放ったとは思えないほど。
プリシラやマドラーシュには遠く及ばずとも、その辺のチンピラよりかは技巧が光っていると言っていい。
不意打ちとしては体を為しているが……生憎、それを素直に受け止めるほどの可愛げは皆無だ。
ジュンは人形へのダメージを嫌って一時散開、マドラーシュはいつもの未来予知染みた洞察一本で最低限の回避である。
「ホラー系かスプラッタかどっちかに絞れよな……ああ、サーカスならセーフなのか?」
数によって形成される弾幕で押すのが最適解と見ているのか、早速第二波が一斉投擲される。
流石に面倒と判断したマドラーシュは、あろうことか前面に出る。
その手は得物の片割れ千紫万紅の柄に置かれており、ほんの瞬時の構えから抜刀されては強烈な魔力剣風が放たれる。
……だけに留まらず、そのまま器用に刀身を回転させては風属性魔力ごとナイフを巻き込んで完全無力化。
1年前のアルガルドとの決闘でも用いられた、見栄え重視の弾幕阻止技の範囲拡大バージョンと言ったところだろうか。
とはいえ、マドラーシュの手に掛かれば魅せだけで終わらないのは言うまでも無く。
魔力を一切使わないで全て弾いては床に置き、相手の猛攻が終わるや否やナイフを地面に並べては切っ先で持ち主に向けて弾き返す。
その際にも風属性で加速させてはお得意の闇属性で防御無視効果も付け足すおまけつきである。
相手の武器を利用しているという面を考慮すれば、コストパフォーマンス面も間違いなく優秀と言えるだろうか。
「みとれてねえでとっとと行きな。本物の人形劇ってやつを叩き込んでやれ」
「別にみとれてなんか……ああもう、言われずともよこのキザハリボテ!」
マドラーシュが弾幕を阻止しきるや否や、ジュンは颯爽とボロ人形の群れに向けて駆け出す。
これまた凸凹コンビに見えるが、相互呼吸はそこまで乱れていない。
むしろその憎まれ口やら軽口は、あちらが催す人形劇をすんなり塗り替えんばかりの空気すら醸し出している。
「ジュンはそんなにケチじゃないから、いきなり大盤振る舞いで行かせてもらうわよ!」
完全にマドラーシュ側に気を取られているところに放つのは、闇と雷をベースとしたシンプルな魔力攻撃。
ティルティの放つ『エナジーボルト』をより小規模にした攻撃だが、明らかに威力は足りていないと見受けられる。
攻撃の手が緩い、すなわち脅威でないとみなすには十分であった。
人形たちはこれ見よがしにジュンの方に群がろうとガッシャガッシャと歩を進め──
「はいはいいつもの一網打尽ですよーっと!」
側面に気配を伏せさせつつ一時待機させていた人形の一団がそれを阻む。
それこどろか、可愛げな見た目とは打って変わっての蹂躙劇にあっさりと突入さえしていた。
棍棒で頭を直に砕いたり、カボチャのヘルメットを被せて視界を奪ってから純粋な魔力を叩き付けたり。
死神のカマのような武器でバラバラにされたり……一瞬で立場は大逆転だ。
数の差を質でカバーすると言えば聞こえはいいが、ここまで来ると質の暴力とすら言えるだろう。
仮初の兄貴分としては、頭の悪い数の暴力よりも好ましいと思える景色ではあるが。
「さてさて、俺もきっちり残飯処理をしないとな!」
マドラーシュが狙うはジュンの人形たちよりも更に奥。
屋敷の廊下は暗がりと共に続いており、人形も同じく散らばっている状況だ。
とはいえ、1体1体は破天荒からすればノロマ以外の何物でもない。
数がどれだけいようが、0には何をかけても無意味理論そのものがこの場では働く。
更に言うなら、見るからに既存の魔力に近しいナニかに操られていることが致命的であった。
探知能力に秀でているマドラーシュにとっては、もはや一挙一動を予知するのは容易いのだから。
「かろうじて解体作業の練習台にはなるのかね……いっそテーブルの下でやりたかったもんだが」
操作をする上でどうしても装甲を疎かにせざるを得ない関節を狙ってほぼゼロ魔力での駆逐を成し得ていた。
考えなしの大暴れにほんの少しの知性……もはや慣れ切った動きで、マドラーシュとしては退屈にもなりかける。
相手は動きが雑なデク人形だが、それでも解体という物騒な作業に妙な彩りを加えようとしている辺りはまさにその傾向だった。
……が、そんなルーチンに待ったをかける存在もきちんと混ざっているようだった。
「へえ、火吹き野郎まで混ざってやがるとは……ますますもってサーカスだなこりゃ」
発言こそ相変わらず欠伸混じりだが、奇襲への備えは無意識でも出来ているので問題なし。
例え不意に火炎が放たれようが、その直前に一瞬だけ進行方向を反転させるなど破天荒にとっては造作もないことだ。
不意打ちが失敗に終わってしまった間抜けを距離を置いて眺めると、これまでの人形とは明らかに作りが異なっていた。
朽ち気味の木で出来た人形と異なり、見たことが無い鉱物で構成されている辺り石人形とでも呼ぶべきか。
その手には見覚えがまるでない魔法陣が描かれたラウンドシールドが握られている。
そこを基軸に火炎魔法のようなものを放ったと見ていいだろう。
そして、盾というのは当然防御の為にもあるわけで。
マドラーシュが反攻に転じるのを感じ取るや否や、手に持つ盾を構えるのも至って自然の行動だ。
むしろなかなかの反応速度だが……マドラーシュの表情から笑みは消えなかった。
「石頭の癖してせっかちか?ならば、熱せず冷ませずというものを教えてやろう」
その定石こそがこの男の前では決定的悪手と化すのだから。
セイリオスに手を掛けていたところを即座に引っ込め、代わりに突き出すは右の掌底打ち。
生半可な防御に対してトリガーとなる絶対破壊の権化、『アブソリュート・パワー・フォース』。
紛い物の大精霊モーリッツと戦って以来、マドラーシュの顕魂術はその具現段階が引き上がっている。
悪魔と竜を混ぜ合わせた存在……炎魔の一端を模す様になり、生半可な防御を許さない暴虐の一撃。
ドラゴンの魔力障壁すら紙のように破るほどの衝撃に、人形が構える盾が絶えられるはずも無かった。
「新たな変化球を見せてやろう。『クリムゾン・ヘル・セキュア』!」
挙句更なる追撃手段として利用されるのだから、もはや救いようがない。
砕かれた盾、更にはバラバラになった人形の魔力はきっちり追撃に流用されてしまうのだから。
紅蓮の炎纏う一対の円刃として形を成し、そのまま背後で胡坐をかく愚者に流れ弾としてぶつけていった。
もはや箒で埃を払うが如く、その様はまさに怪異専門の掃除人とでも言うべきだろうか。
「遊んだらきっちり片付けまで……ま、こいつらに言うだけ無駄だろうがね」
「だからって消し炭にまでしちゃって……放火魔でしょっぴかれても知らないんだからね?」
「ここまで掃き溜めの香りがするんじゃあ、浄化してこそなんぼってもんだろうがよ」
本物と化したホラースポットを前にして口にするセリフでは無い。
ある程度理解しているジュンですらも鬱屈にならざるを得ない状況でこの余裕、相変わらず狂人の域である。
とはいえ、その源泉を多少なりとも理解している身としてはただただ頼もしいばかりだ。
それをあえて口にしないのは、普段から辛口をぶつけているが故の意地か……それとも別の何かなのか。
そんな小休止がてらの軽口合戦を愉快に繰り広げる義兄妹な二人だが、そこに待ったをかける影が。
人形の時より無機質な足音が響き渡るので、今度は何事かと視界をそちらにやると……
「向こうから来てくれるのは歓迎なんだがねえ……」
「あれ、まさか拷問用の檻に憑いてるってこと?傲慢垂れ流しなお貴族様の悪趣味全開じゃない、サイアク……」
金属製のウィッカーマンが燃やしてもいないのに勝手に動いている、と称するべきか。
糸こそ使っていないが、明らかに操り糸が見えるような扱い方というおまけつきときたものだ。
元々の素材も受けがいいとは言えないが、ここまで来たらもはや醜悪極まるという評が集まるのは必然であろう。
「まあ、あんな物騒なものがある時点で色々裏付けは取れたわけだが……ますますもって奥を見たくなってきたな」
「これだけ埃まみれだと猶更叩いてやりたくなるわね……もう徹底的にやっちゃいましょうか」
「流石は人形使い、ノリってのを分かって何より──ついでに、それでこそ我が妹だな!」
「うっさいわよ
とはいえ、加速する不気味さもこの義兄妹にはまるで関係なし。
共に加虐的な笑みを浮かべながら未知の化生に向かう様は、もはや義兄妹のランデブーとすら言えるか。
ただの利害の一致が発端とはいえ……否、だからこそ感じさせる見栄えがそこにあった。
カル渓谷の唐突な魔物狂暴化を鎮圧して、王都に帰還した翌日。
初の遠征任務の同行ということで、この日は大事を取って1日通しての休暇に充てることになった。
正直なところ、私としても好都合でしたね……あの時の奇妙な殺気を浴びせられた影響が残っているので。
ちなみに、特別近衛騎士たちについてはまちまちと言ったところでしょうか。
ラスとセリアードはまだ休むには早いとすぐさま外出、ナマリエとカルト、そしてウィンは私と同じように休暇で各々の時を過ごすようでして。
ならばと私は、朝の鍛錬をこなしてから即座にとんぼ返りをすることとなった。
「あちら側はやはり波乱万丈のようですね、ユフィリア様」
「ええ……激動じゃない方が珍しいくらいです。ここに連れられてきたばかりの頃より振り回されっぱなしでしょうね」
開口一番、イリアからの労いの言葉が暖かく注がれた。
癖が強い顔ぶれに囲まれてきた反動からか、そんな些細な言葉すらも強く染みてしまう。
これまでほぼ就寝の為に帰っているようなものでしたからね……。
久々に帰還して、何だかんだ疲弊が積み重なっていたことを自覚していた。
「あらあら、こちらは思った以上にすんなりと休むのね?それじゃあマッド様の背中はまだまだ先じゃないかしら」
「……相変わらず容赦ないですね、ティルティは」
「むしろ私で慣れるくらいの気概は見せてごらんなさいな。同じく色々叩き込まれているレイニはこんなに元気じゃない」
「えっ……流石に私とユフィリア様を比較するのは無理があると思うんですけど……?」
「そうでもないと思うよ?相棒の宿題とか、ウィンからも色々教わったりでむしろレイニの方が大変そうに見えるような気もするし」
レイニはあの一件から復帰すると、すぐさま侍女見習いとして修業に乗り出していた。
暫くはイリアの元で学んでいたのだが、有事の際の護身術も必要だとセラとプリシラが追加指導要員として名乗りを上げたようで。
最初は恐ろしく心配だったのですが……レイニの素直さと逞しさは想定以上のものらしく。
時折指導風景が目に入るのですが、まさに土が水を吸うが如くでどんどん教えたことをモノにしているようで。
ついでに言うと、『侍女として』教える立場ならばセラとプリシラは極めて良質な指導役らしいですね。
勿論、色々蛇足に見えるようなそうでもないようなことまで教えているような気もしますけれど。
そんな彼女と比較してしまうと、ティルティの苦言も間違ってはいない……のでしょうか。
……ところで、ですが。
「──ティルティ、何故特級危険物を膝の上に置いてるのでしょうか。もしや自爆趣味にでも目覚めたのですか?」
「乗せ心地いいじゃないこの娘。マッド様が相棒と称して連れ回すのも分かる気がするわー」
「やっぱり分かる人には分かるんだねー、流石はティルティおねーさん!」
確かに小柄で愛嬌もありますが……歩く爆弾ですよ、そのミケ族は。
ああ、しかもここぞとばかりに調子よくティルティを姉のように慕う素振りを見せる始末。
狡猾にも程がありますね……泥棒猫という言葉すら浮かんできそうだ。
ティルティもです、何故そんな満更でもないように頭を撫でて図に乗せないでください。
「そもそもキュイ、何故しれっとこちら側までついてきてるのですか!貴女も休暇ならあっちで過ごせばよいのでは!?」
「1回こっちの離宮に遊びに来たかったから!あわよくば王女様の作ってるものを見られたらと思ってね!」
「あら、要するに諜報活動ってこと?いいわよ、面白そうだからじゃんじゃんやっちゃいなさい」
「ティルティ様、流石にそれは私の方で止めさせて頂きます」
流石のイリアもここばかりは口を挟まざるを得ないようだ。
まあ、アニス様でも流石に許容することは無いと思うのですが……魔学の情報漏洩については人一倍気にしていましたからね。
そもそもこの爆弾を擬人化したような存在が、ただ見るだけで済ませるつもりなど有り得ない。
その手癖の悪さはそれこそイヤというほど見てきましたから、断言してもいいです。
未完成の魔道具に触ろうものなら……俗に言う爆発オチというものが目に見えていますとも。
「まあ、残念なことに工房らしき部屋はいっぱいカギがかかってたんだけどね。そういうのは相棒かナマリエくらいしか出来ないから今日のところは諦めてるよ」
「……要するに、マッド様かナマリエが同伴していたら強行突破していたと?」
「いっそやらせちゃおうかと思ったけど、そうなったらマッド様に請求が行きそうで流石に不憫だろうから止めておいたわよ」
「そこはマッド様のことを抜きにしても止めて下さい……この離宮を更地にでもするつもりですか?」
これ以上考えたら頭痛でどうにかなってしまいそうです。
まさに天才にして天災の本領と言わんばかり、制御が利かないとはまさにこのこと。
しかし、そうなるとあの扉は閉ざされたままということであり……
「その様子だと当のアニス様は未だ一心不乱に魔学の研究ないし実験漬けということですか……」
「一応最低限の休息を取っておられることはこちらでも確認はしていますが……」
「昨日なんかその辺で思いっきり舟を漕ぎそうになってたから盛大に引っ叩いてやったわ」
「そんな決死の一撃も虚しく、結局『大丈夫』の一点張り……確か、『柳に風』でしたか?まさにそのようでした」
アニス様が寝食も惜しんで作業に勤しむ様を見るのは、私はこれで二度目となる。
ちょうどアルカンシェルを製作して頂いた時が最初になりますか。
あの時も怒涛の作業工程を睡眠時間を極限まで削ってこなしていたせいで、完成直後に夢の世界へ旅立っていましたね。
「とはいえ、あの時とは些か雰囲気が違う気もしますね……」
「アルカンシェルを製作していた時ですね。あの時こそユフィリア様の才に感化されて、いつもの楽しそうな暴走を引き起こしていましたが……」
イリアの表情に僅かながらの陰りが見受けられる。
それだけではない……ティルティからは引き続き苦虫を噛み潰した様子だし、レイニに至っては分かりやすく俯いていた。
「……私のことで時間を取られていたから、でしょうか」
「そこについてはレイニが気に病む必要なんてこれっぽっちもないわ。アンタもやれるだけ足掻いてたんだから言いっこなしよ」
あの時のレイニは本当に危機的状況でしたし、手をこまねいたらどうなっていたことやらか……まさに綱渡りのような状況だった。
もしレイニのヴァンパイアの能力に感づくことが出来なかったら。
または、適切な対処が取れなかった場合は──十中八九、こうして日常に戻ることすら叶わなかったでしょうね。
それを思えば、アニス様としても動いた甲斐があったというもの……の、はず。
……まあ、そんな危機的状況を片手間で扱いながら更に好き勝手動く人でなしもいるのですけれど。
「てんで扉を開けないバカのことはこれくらいにしておいて……そっちはどうなってるのよ、ユフィリア様」
「どうなっている……とは?」
「あれ以来、マドラーシュ様とはどうなのかということです」
「婚約者候補に挙がって、その為の研鑽として向こうに通うようになったとだけ聞いてそれっきりでしたので……」
……この時、暢気に茶を啜っていたことを盛大に後悔した。
イリアの不意打ちまがいの言葉のお陰で、それはもう思いっきり咽てしまったから。
何故そこで婚約者という単語が……?それこそあの場の会話を盗み聞きしない限り……。
「けほっ、けほっ──何でイリアがそれを知って……キュイ、貴女何かまたしでかしたのですか!?」
「ちょっとちょっとー!なんでウチのせいにするのさ!?コウシャクレージョーだからってオーボーは良くないと思う!ヌレギヌはんたーい!ぶーぶー!」
「ぷっ……公爵令嬢様に対して堂々と横暴かまして野次を飛ばすなんて、やっぱり最高だわこの娘」
「ティルティ、笑っている場合ではないでしょう!?」
ミケ族ならではの小柄さと、そのちゃっかり魔な性質を踏まえれば真っ先に疑って当然です。
ナマリエを筆頭に、妙に暖かい視線を向けられていたことへの理由付けも出来ますからね。
キュイが知っているならば、特別近衛騎士全員に周知されていることと同義なのですから。
きっとラスやセリアードはこちらに気を遣って、態度にも出さないよう努めていたのでしょう。
とはいえ、流石にこればかりは問題行動が過ぎますよね……?
流石にこの問題児にはお灸を据えるべき……というところで、イリアから待ったをかけられた。
「お気持ちは分かりますが、今回ばかりはキュイ様はシロですよ」
「そうだそうだー!警護ついでについ聞こえてしまったってプリシラが楽しそうに教えてくれただけだもん!」
……その線を完全に失念していました。
ここ最近、カルトと共にキュイのちゃっかりとズル賢さには幾度もやられたからつい……。
更には、ウィンやナマリエから叱られている光景も何度か見たことも原因でしょうか。
問題行動=キュイの図式が完全に出来上がってしまっていた……我ながらかなり凄惨な早とちりでした。
「日頃の行いからつい真っ先に疑ってしまい、大変失礼いたしました……」
「分かってくれればいいけどね。あ、でも後でコイン拾いに付き合ってもらおうかなー……最近ラス達のガードのせいで一緒出来なかったし」
「それだけは勘弁してください……」
「ええー!?カルトより付き合い悪いぞユフィリアー!」
そう、キュイの日常的奇行はあのカルトもたまに同行しているのだ。
しかも相当成果を上げているとか何とか……本人は当然一切誇っていませんが。
……一度彼にその辺りのコツを聞いてみるべきなのでしょうか。
「まあコイン拾いについては脇に置いておくとして……今の状況でここにホイホイ戻ってくるのはどうなのかしらねえ」
「え……っと、ティルティ。貴女は一体何を仰っているのでしょうか?」
「婚約者であるマドラーシュ様の元へ赴かないでよろしいのか、ということですよユフィリア様」
お茶のお代わりを用意しているレイニもイリアの言い分に同調しているような空気だ。
……って、待ってください。
何でそこでマッド様の名前が出て来るのですか、色々おかしいのでは!?
「待ってください、何でそういう流れになるのですか。そもそもあくまで婚約者『候補』であって、確定したわけではないのですよ!?」
「グランツ公にあれだけの啖呵を切っておいて、今更それは厳しいと思うんですけど……」
「常に上と前を見続けては童心混じりでやりたい放題かますバカっぷりに魅せられては憧れ、同じ目線になりたいだとか色々熱く語ってたのにねえ?
「ついでに危なっかしくて見ていられないから隣で破滅から遠ざけたい……でしたか?」
レイニ、ティルティ、イリアと立て続けに口にするのは……つい最近の私の黒歴史だった。
改めて周囲の者から聞くと、我ながら何てことを口走ってしまったのだろうと思う。
正直、穴があったら入りたいくらいです……。
「でもさあユフィリア、せっかく押しかけたのに相棒からは思いっきりひよっこって言われちゃったよね」
ぐっ……!?キュイ、何で今それを言うのですか!
せっかくラス達の下で色々経験を積んで、払拭しようとしていたところだというのに……!
「マッド先生……ユフィリア様相手でもまるで容赦ないですね……」
「……まあ、あの方の基準が厳しいというのも今更ですね。その分自分にも課しているわけですから」
「あー……なるほど、大体分かったわ。要するにマッド様相手にへっぴり腰になってるわけね」
「あるいはチキン味だね!」
……ティルティとキュイが一緒だとこんなにもえげつないことになるのですね。
無邪気だからこその遠慮のなさと、
何で休みの日にこんな災厄な連携攻撃を貰わなければならないのですか……。
せめてこの場にラスかセリアードがいれば、ある程度は緩和できるというのに……何という間の悪さでしょう。
「って、口から魂が抜けてるような間抜けな顔してる場合じゃないでしょうが。この間私に対して見せた威勢はどこに行ったのよ……」
「そ、そうですよユフィリア様。あの時追撃に向かおうとしたマッド先生を無理やり押さえてベッドに運び込んだ意気込みを今一度発揮する時です!」
「そもそもマドラーシュ様はあえて厳しく物を言う傾向があります。きっとそのひよっこ発言も、ユフィリア様の経験不足を指していたのではないかと」
……確かに、イリアの言うことも一理あります。
以前レイニに魔力制御の指導をしていた時も、抑え目とは言え厳しめな口調も混ざっていました。
今回のこともそう捉えることも出来なくはない。
しかし、些か楽観的思考なのでは?という考えも過ってしまうわけで……。
「全く、これじゃあマッド様の様子も把握できてないってことじゃない。それで隣に立って支える?鼻で笑えるような冗談ね」
「……今の私では到底足りないということは理解しています。だから今、ラス達の下で研鑽を積んで……」
「完璧令嬢としてアイツの傍にいるならそれでもいいんじゃない?まあ、それだけじゃあアルガルド様の時の二の舞……いえ、マッド様の場合は見向きもしないでしょうねえ?」
……まるで、冷や水を浴びせられるような感覚だった。
──目を向けない、それは要するに道端の石ころと同義ということだ。
そんな存在にまで落ちたら、あのやりたい放題バカをどうにも出来なくなってしまう。
どんどん先に行くあの方に、ぎゃふんと言わせる機会すら失ってしまうではないか。
それに、こんな風にしてしまった責任もまだ先延ばしにされている。
……そんな勝ち逃げのような逃亡、断じて許してはならないのでは?
「あれ、何だか寒くなってきたような……」
「うわあ、ユフィリアから変な魔力が駄々洩れじゃん!」
……あら、普段とは違って氷属性と風属性で具現化ですか。
何だか今なら、そういう顕魂術が閃けそうですね……。
「ああそういえば、最近また新しい人材を匿っては諜報員なんて美味しい役目を与えては連れまわしてるらしいわね。それこそオルタみたいに、随分と重用してるって話だけど」
──あのいけ好かない光属性全開のオルタのように、ですって?
しかも、最近ということは、それこそ即登用……?
それに加え、諜報員というとマッド様が欲しいと零していた人材でしたよね……。
完全に破格の扱いじゃないですか、それ。
3年の付き合いがある私はひよっこ扱いで下働きだというのに、何ですかこの差は。
「……人が必死に下働きしているというのに、相変わらず裏でやりたい放題ですね。何だか頭に来ました」
「え、ちょっとユフィリア様!?落ち着いて下さい、というかどこに行くつもりですか!?」
「ティルティの言う通り、せっかくの休みをここで浪費してばかりなのもどうなのかと思い至ったので……少し
「ああ、ちなみに今日はその新入りとの遠征から帰ってくるから外で出張る方がいいと思うわよー」
流石はマッド様、相変わらず精力的に動きますね。
そんなにその新入りさんとのお出かけが楽しいのですか、へえそうですか。
「──って、ユフィリア様もういないんですけど!?一体どういう魔力の使い方してるんですか!」
「予想以上に効果あったわねえ……これぞ嫉妬は使いどころってやつかしら」
「ユフィリア、ばいおれれんすもーど突入ってやつ?何だか生き生きとしてていい感じになってきたね!」
「そうですね……やっと本領発揮といったところで、私も安心です」
「……ごめんなさいマッド先生、私ではどうにも出来ません。せめて無事をお祈りさせてください」
そんな言葉を背に受け、私はそそくさと離宮を後にする。
溜め込んでいた鬱屈を解き放っているからか、いつも以上に魔力制御が精密になっている気さえしますね。
ふふ、これならいい具合にお灸を据えられそうですね。
久しぶりの暴走令嬢が降臨なさっている頃。
当の破天荒は、それこそ静謐な凱旋を果たしていた。
悪意溢れる人形たちとの共演は、当然ながら一切の流血沙汰なしであった。
むしろホイホイと寄ってくる相手の方がひたすらバラバラになる疑似的解体ショー……R指定の方向こそ同じだが対象がまるで異なる始末。
マドラーシュとしては至っていつものことだが、並んで暴れていたジュンもなかなかに大概だ。
それこそキュイ、オルタなどの特段相性のいいメンツと大層変わりないコンビっぷりとすら言える。
そんなチグハグなようでまるでそうでない二人は、帰還して早速寄り道をかましていた。
「……普通に兄らしいことも出来るじゃない。ちょっとは見直してあげようかしら」
「掃討帰りの一杯ってのは常套句だろ?まあ、腹壊さねえ程度にしておきな」
珍しく顔を緩ませて座るジュンの目前に鎮座するのは、見るからに苦みと甘みが同居しているであろうダークチョコレートサンデー。
そして破天荒王子の目の前にあるのは、知る人ぞ知る彼のトレードマークのストロベリーサンデー。
周囲からは決まったようにアルコールが漂っているせいで、明らかにこの一角だけ異常空間である。
ジュンはともかく、マドラーシュの背格好はそちら側にも合致しないわけでもないのだから猶更おかしいとも取れる。
「いきなり例の義妹を連れて来たかと思ったら、案の定甘味注文とはね。毎度ながらここを何だと思ってるんだ?」
「むしろ多少は俺に感謝しても欲しいくらいだぜエヴァンおじさん。ストロベリーサンデー置けと俺が助言送ってから売り上げが上がってるのは調べが付いてるからな」
「そのせいで変な輩ばかりが居付いて頭が痛い毎日だがね……後誰がおじさんだこのバカタレが」
エヴァンと呼ばれた、奇妙な面を付けた大柄な男はこの酒場の主である。
王族に軽めの手刀を入れる様は本来なら不敬そのものだが、この場ではそんなことは言いっこなし。
そんな取り決めを行ったのは誰でもないこのハリボテ王族なのだから、他に誰が指摘できようか。
「そこまで言うなら、久々にあのイカれた耐久戦をやるか?それなら文句はないだろうがよ」
「やるとしてもお前は絶対に出場禁止だ。誰も勝てやしないんだからな」
「案外俺を超える本物がいるかもしれないぜ?」
彼らの言う耐久戦が文字通り飲み比べを指すのはジュンでも理解は出来た。
しかし、エヴァンの言い方にはすぐに引っかかりを覚え……それは即座に自己解決。
目の前にいる、不本意ながら自分を義妹と称してやかましい男のやり口はこの短い間ながらある程度理解出来たからこそか。
「ねえ、それって顕魂術を裏で使ったとかそういうオチでしょ?」
「流石、察しがいいな義妹のお嬢ちゃん。コイツは『ルールに入れないのが悪い』とそういうことばかりしでかすのさ」
「でしょうね。ったく、ハリボテとはいえ仮にも王族なのに何やってるのよ……」
「はっはっは、どんどんお兄様を褒め讃えてくれよ義妹よ」
「うっさい別に褒めてないっての気持ち悪い……ってこら、しれっと頭を撫でるなー!」
毒舌を吐かれてもお構いなし、これこそ破天荒の本領発揮とすら言える。
とはいえ、これまでちょっかいをかけようものならすぐさま即死級の攻撃が飛んできたりなんて事態もまちまちだったほどだ。
要するに、この程度の精神攻撃は屁でもない……それこそ野良猫に爪を立てられている程度でしかないのだ。
その様子は、マドラーシュを多少なりとも知る者ならば共通認識でもある。
「そこで振り払わない辺り、義妹ちゃんも満更でもないんじゃないの~?」
「コイツの場合振り払っても無駄だからしょうがないってだけ……ってこら、それ大事な証拠物件なんだけど!?アンタ、給仕としてそれはどうなのよ!」
「おいおい、今は怪盗オフだろうがペイシー。極秘資料をひったくるんじゃねえよ」
「ちょっと拝借しただけで盗んでませ~ん。だから契約に抵触していませんよ~だ」
ジュンに気取られないように気配を消しては極秘資料を勝手に閲覧……しれっと離れ業を見せるおかしな給仕。
マドラーシュがペイシーと呼ぶその女は、少しばかり前に世間を賑わした怪盗であった。
強盗のような類ではなく、被害に遭っているのも軒並み問題がある貴族のみ……いわば義賊の類である。
ただ唯一1件だけマドラーシュの身内にも被害が発生させてしまったのが運の尽き。
結果、どこぞの板窓に隠密が加わるようなロングチェイスが巻き起こり……辛くもマドラーシュが勝利。
そこからその怪盗としての技術が惜しいということで、司法取引紛いで陣営に加えることとなった。
今では汚職やら何やらを抱えている貴族等の家に差し向けて、情報ついでに金品をくすねることも許可されていたりもする。
「で、エヴァンおじちゃん。俺とかレオン先生辺りの名前を出した客はいるのか?」
「かのグランロードの契約精霊様なら、サンデー系列全制覇の為に連日来てるな。ほら、今日もそこで「すみません、次お願いします」……これで8杯目だな」
エヴァンが指し示した席に座っているのは、これまたこの場の雰囲気にそぐわない二名の美女である。
片や空の容器をいくつも並べながら未だ一心不乱にスプーンを動かし、もう片やそれを素知らぬ振りでスルーをかましているご様子。
そんな彼女らこそ、レオンの元からわざわざ伝令係としてきたトンデモ存在2名……アポロンとニケである。
「相変わらず甘味脳が絶好調だなアポロン姐。紹介した身としては嬉しさ半分恥ずかしさ半分だ」
「うっ……それはその、こんな素晴らしき菓子に巡り合わせたマッドが悪いんです」
「こら、まずはそのカラフルな口周りをどうにかしろっての……いくらレオン先生でも、糖分たっぷりな化粧は好まんぞ?」
「な、何でそこでレオンが出てくるのですか!?」
何故も何もそういうことである。
他者のそういう事情になれば、マドラーシュのレーダーは恐ろしいまでに敏感となるのだ。
偉志ノ大陸のお転婆お嬢様と侍やら、自身の義兄と義姉で散々弄り回すだけのことはある。
「にしてもこんなに食い散らかして……ついでに、あのデカデカと俺の名前が書かれたままに貼られた領収書は何だ?」
「言うまでも無いわね。見事にツケられてるわよアンタ」
「ご、ごめんマッド……レオンとカルシオンってその辺り本当にズボラだから……」
「そんなことだろうと思って懐は暖めておいたけどな。勝利を司る女神なのに俺ごときの予測を超えられんでどうする?」
「それは戦場じゃないと発揮できないんだってば!借りは後で絶対に一括で返すから、それで勘弁してちょうだい!」
こちらはこちらで金銭面のやり取りという至って庶民的、または俗物的な会話が展開される。
酒場という場所ではありきたりなのだが、最近話題沸騰の第二王子と勝利を司る大精霊という組み合わせがあまりに異端極まる。
これまで人の理から外れてきた者との交流を主としてきたものの本領と言えばそれまでだが。
「……アポロンとニケって、本に載るほど有名な存在よね。こんな庶民的で幻滅されるんじゃないの?」
「おいこら義妹、事実だがストレートにぶつけるんじゃねえ。そもそもセリアードだって料理できないわ掃除も怪しいわで色々欠点まみれだろうが」
「仮にもお姉さまの師匠兼保護者が何ぶちまけちゃってるのよアンタ!?」
意図しているにしてもそうでないにしても、あちこちにデスソースをぶちまけるなかなかの暴挙である。
しれっと傷口に塩を塗られた二名は『ぐふっ』と呻き声を上げつつノックアウト。
更に、ちょうど顕魂術の鍛錬をしているセリアードは幾度か可愛らしいクシャミをしたとか何とか。
「ったく、酔いつぶれてもいねえのに戦闘不能者を出してんじゃねえよ面倒くせえ……」
「おいおいエヴァンおじさん、そんなに頼んだ覚えねえんだが?まさか、ボケたか?」
「何でそうなるんだよ……お前を名指しする客が2名ほど来たからその分だ」
「おー、ミゲルのやつようやっと来たのか。おーいペイシー、その書類使うからいい加減返してくれ……?」
しれっと上がる本日のゲストの名、それは少し前からの破天荒の協力者の名である。
元々は王族監視を主に色々な裏仕事をこなす役柄なので、こんな場所に来るのは何らおかしなことではない。
会ったことは無いが、ジュンとしても顔と名前を一致させることくらいは出来るほどだ。
──だからこそ、その違和感に真っ先に気付いてしまったわけで。
「ねえお兄様?何でコイツがここにいるのかしら……」
「いや知らんがな。──おいミゲル、お前の差し金だよなこれ」
「あー……その、今回ばかりはすまないと思ってる。ただ俺も流石に命が惜しかったもので……」
片方は確かに、マドラーシュが待ち望んでいた人物……ミゲル・グラファイトその人だ。
現在マドラーシュに対して密な協力関係を結んでいる彼ならば、この隠れ拠点に来るのは何らおかしなことではない。
二人にとって問題に当たるのは、彼が横に引き連れているもう一人の令嬢である。
「懺悔の用意は出来ていますか、マッド様。今度ばかりは逃がしませんからね?」
もはや何度目になるやらかな暴走特急公爵令嬢と化したユフィリアは、それはもういい笑みを浮かべていた。
その獰猛とすら言える黒いオーラを前に、マドラーシュはただただ額を抑える以外なかった。
というわけで久々の黒ユフィリアです。
ティルティとキュイのコンビは煽りという意味では恐らく最強クラスでしょう。
まあひよっこ発言でダメージを負うのは、どこぞの凡骨が負け犬認定を貰った直後をイメージしてもらえればと。
これまでと違い、背中が見えたと思ったお目当ての人物から悪口を頂いたわけだからダメージもそれなりで、表向きは何とか取り繕えてもってところです。
その分復活した時の反動もすさまじくてこんなことに……。
最初の場面で出てきたのは初代で洗礼を浴びせてくるマリオネットとフェティッシュ、後は2作目からフィニスシリーズです。
あのぼろ人形相手となれば、ジュンが苛立つのもさもありなん……という感じ。
そして息を吸うように新術を使うマッド様、まあこれは様式美です(苦笑
更に新サブキャラが出ていますが、こちらもモチーフありきのタイプだったり。
フルネームはまだ出て無いから、分かる人は少ないと思いますが
Youは何を求めてこの作品を?(要するに需要調査です)
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転天キャラでのNLとか他絡みを所望
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グランサガの二次がレアすぎて
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バトルハードモードに釣られた
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ちらほらある(?)デビルメイクライ要素
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その他(そもそもの作風とか)