というわけで、11/10はユフィリア様の誕生日。
なので、急遽頑張って1日で書き上げてみました。(サブタイでは分かりにくいですが
時系列は17話の前辺り想定です。
1日で速攻で書き上げたので、おかしい部分があったら後で修正予定です。
ある年、水の下月も終わりに差し掛かってきたそんな頃。
裏で人の入りが激しいという、王国七不思議とでもされそうなグランナイツ会館ではこんな声が挙がっていた。
「明日から闇の上月なので、ちょっとした緊急会議を開きたいとおもいま~す!」
「おい、模擬戦中にいきなり叫ぶな──っ、甘いぞマッド!」
「ああくそ、流石のカンの良さだなイグノックス兄さんめ!」
銀の聖女、クリスティーナの鶴の一声もこの二人の前では雑音でしかない。
この面々きっての鍛錬狂いであるイグノックスとマドラーシュが鍔迫り合いをしているのが運の尽きか。
奇妙な宣言を耳にした僅かな隙さえも遠慮なく突く辺り、マドラーシュも相当に集中しているのだろう。
そんな熱意に釣られ、イグノックスも再度集中し直して何事もなく剣戟合戦の再開だ。
一応木刀を使ってはいるのだが、人並み外れた技巧はこの条件でも一歩間違えれば死の場面に変えてしまう。
しかし、そんな緊迫した場面でも遠慮が無いのが第二王子の姉貴分筆頭である。
「こーらー!そこの鍛錬バカ二人もいい加減手を止めなさい!さもないとびしょ濡れからの風邪っぴき監禁の刑だよ!」
「何その怖いマッチポンプって言ってる傍からあちこちに渦巻き作るんじゃねえよ!?」
元々魔法が使えたということもあり、単純な術火力ならば上位に位置するのがクリスティーナ。
今日という日ばかりは譲れないからか、ここぞとばかりの大盤振る舞い。
流石に無視できなくなったのか、双方得物を収める以外の選択を取れなくなってしまう。
とはいえ、あくまで後々が面倒になるのを避けただけで圧に押されたわけではない──断じて違う……はず。
そんなどうでもいい弁明を内に留めつつ、会館に足を踏み入れると……これまた珍しい光景が。
「って、レオン先生やらルドミラ姐さんもいるじゃんか……あれ、まさか勢ぞろい?」
「……本当に火急の用なのか?お前にしては随分と珍しいな」
「ちょっとイグノックス、それどういう意味!?私だってグランナイツなんだから、まともなことでみんなを集めるくらいしたっていいでしょ!?」
『普段の行いが原因だろ』と、義兄弟の見解は見事に一致するのはさもありなん。
少なくともこの二名は、そんな風にこの見た目清楚中身以外とお転婆な聖女に振り回され気味なのだから。
そんな指摘に文句を返しながら、クリスティーナはサロンの中央を陣取り──声を張り上げた。
周囲に子供がいれば、3チャンネルで児童を率いるなんちゃらのおねえさん枠待ったなしだろう。
この場には、そんな純朴で素直な子供がいないのが悲しいところだが。
「というわけで皆さまお集まりですね?では本題にいきなり入りまーす!知っての通り、明日からは闇の上月ですよね!」
「お前さん、さっきからやたらとそこを強調するが……誰か心当たりあるか?」
「行事、とかではないじゃろうな。強いて言うなら、儂の弟子にその十日に誕生日を迎えるのはおるが」
「はい、ルドミラの回答で一気に近づきましたね!そう、来月はとある方の誕生月です!」
やたらハイテンションなクリスティーナだが、大半は対照的に困惑モードである。
しかも、その発端が『誕生日』ということで猶更それを強めるのは言うまでもなく。
この場の裏の旗印であるマドラーシュが誰しも真っ先に浮かべるところだが、残念ながら彼の誕生日は下月の方だ。
他にも知り得る限りの共通候補の顔を上げるが、悉くが外れていることに気付き再度迷宮入りとなった。
「……お前たちは軒並み分かっているようだな」
「こればかりは兄さん達には酷だから知らなくても無理はないわ。一人だけ何で知らないのよって例外はいるけれど」
「全くその通りだ。ある意味お前が一番の当事者なんだがなあ……」
そんな中、唯一事情を理解していそうなのはデイジーとカルリッツ、そして主張こそしていないがラインヒルトとエリオまで。
王都に留まっているお陰で、その手の情報精度はこの場において上位陣なのだろう。
そして、そんな中でまさかの矛先を向けられたのは言うまでもなく──
「……何でデイジー師匠とカルリッツ父さんは揃って俺にジト目を向けてんだ?」
「普通なら知っててもいい間柄なのにねえ……はあ、まるで知らんがなってどうなのかしら」
「ええー、真面目に覚えがないのにどう反応しろってんだ……ええっと、誕生日?ラス違う、キュイ違う、ティルティも違ったはず……」
表のリーダーが溺愛して止まないラスについては、季節がほぼ逆転しての火の下月でそしてその友人キュイはその上月。
この時点で既にこの面々に次ぐ顕魂術使いになりつつあるティルティ・クラーレットは今から年を越しての光の下月なので同じく違う。
ここまで見事に掠りもせず、また迷宮入りするかと思ったその時──ようやくそこに思い至った。
「……え、まさかのユフィリア?へえー、あいつって来月誕生月だったのか初めて知ったな」
「虱潰しというか消去法で辿り着いておいてその言い草とは……流石と言うべきなのでしょうか」
「そういうところまでイグノックスみたいな冷血漢になっちゃって、お姉さん悲しくなってきちゃった……」
「おい、誰が冷血漢だ。そもそも話題に挙がらなければ知りようもないと思うが」
「普通はそういう流れもあると思うが……まあ、マッドだからな」
わざわざ聞き出すかと言われればそういうわけでもない、というのも理解できなくもない。
とはいえ、他者への興味度合いでは薄いと言わざるを得ないだろう。
数少ない同年代異性の友人ならば猶の事だが、そんなところもまた破天荒の味とも取れる。
というより、そう思っておかないと一部の面々はとてもじゃないがやっていけない。
「あー、それで……一体クリスティーナ姉さんはどうしたいと?」
「そんなの、可愛い弟分の後押しに決まってるじゃない!それならいっそ、グランナイツの叡智を結集~!って感じで」
「仮にも裏の王国最強集団がこんなことで集まってどうするんだよ……人材の無駄遣いだろうが」
「ちょっとちょっと、これでも私たちは教育係なんだよ!?それは聞き捨てならないんですけど~!?」
「教育係の範疇じゃねえと思うんだが!?」
イグノックスの義兄バカが目立つように思われるが、クリスティーナも大概義姉バカである。
むしろ前者のような不器用っぷりが少ないが故に、色々な方面に暴走しやすいキライすら垣間見えるほどだ。
その結果、下手な無茶に対する監禁治療という更なる無茶を返すなんて事態にもなりかねないのは玉に瑕だが。
とはいえ、今回はその勢いと熱意は強力な武器と化していた。
「こればかりはクリスティーナに一理あるのかしらねえ……兄さんも同じくじゃない?」
「……これもまた、在るべき世界の為だな。とりあえず行ってくる」
「こらこら待ったレオン君、俺も付き添ってやる。お前も似たり寄ったりだからな」
楽しそうな笑みを浮かべながら兄を煽るデイジー、そして言われるまでもなくと動くレオンとカルシオン。
あまりのトントン拍子な始動に、マドラーシュは珍しく豆鉄砲を貰ってしまっていた。
そうしている内に、更に別のところでも動きはあるようで。
「確か、ユフィリア様は読書が数少ない趣味でしたね……メンロ教授やベリの元へ行ってきます!」
「ううむ、俺も何か考えないとだが……そういう年頃の令嬢に何を送ればよいのか、イマイチ考えが及ばんな」
「このような場合は無難に留めるべきだろう。普段から使えて、且ついざという時に盾にでもなれば尚いい」
「これイグノックス、実用性はともかく緊急時の盾としての優位性を考えてどうするんだい?」
エリオもまた颯爽と会館から駆け出し、カルリッツは必死にあーでもないこーでもないと頭を悩ませる。
相変わらず即断即決のイグノックスに、待ったを入れるルドミラ。
誰に言われるまでもなく、文句も何もなく統率の取れた動きを見せる。
これが有事ならば、流石グランナイツと静かに頷くところなのだが……言うなればこれは、完全にプライベートな事項。
いきなり降って来られて困るような案件ではあるが、それでも手を借りるほどではない。
──かくなる上はと、唯一まともに理性が働いているであろう人物の方に目を向けるが
「──そうなると、後は当日に彼女が来られるかという問題ですね……」
「そこも抜かりはございませんよ。これまでの傾向から察するに、次の次の訪問日が十日になるはず……」
「流石はセラですね。しかし、念には念を……それとなく周囲の調整をせねば」
「っておいこら!?静かにしておきながらアンタが一番やりたい放題だなラインヒルト先生!」
ある意味最も影響が広く、そして洒落にならないことをしれっとやろうとしている始末。
この件に関しては、ある意味一番まともというか静かなのは破天荒──なんと奇妙な絵面であろうか。
とはいえ、彼らがここまで本気で動くというのに今更なしというのは……彼らの沽券にも関わるということで。
なんだかんだお互い様、そんな風に動く様はまさに血こそ繋がらずとも家族の形の一つではないであろうか。
それから10日ほど、グランナイツ会館及びマドラーシュ生息の離宮はモチのロンのてんやわんやだ。
とはいえ、そんな様子すらも知る者は殆どいないという面白き矛盾っぷりも。
普段から王宮内ではまるで存在感を発揮しない第二王子、そして表舞台から去った陰の最強集団だからこそ為せる離れ業であろうか。
ちなみに、『本気になるところ間違えてない?』と思ったのは破天荒王子の幼馴染も同じくだったりもする。
まあ彼も結局は実の母やら伯父を微力ながらも手助けしていたのだから、見事に人の事を言えないわけだが……。
そんなこんなで闇の上月の十日……ある意味予定通り、その実過剰操作気味でその時を迎えることとなった。
「それにしても珍しいですね、まさかマッド様が迎えて下さるなんて……」
「あー、そろそろ来るとビビっと来たからついフラッとしたらドンピシャリだったってだけさ」
「マッド様なら別段おかしくないはずなのに、どこか不自然に感じるのですが……」
「最初に会った時もそんな感じだったんだ。そこは適当に飲み込んでおけって」
いつも通りの飄々とした口調だが、当然これも仕込みの内である。
とはいえ、マドラーシュとてどこか通常通りを装う形になっているのは否めず。
戦場や政治的な場での化かし合い、騙し合いは相手の先読みを魔力感知で行うが故に凶悪的とも言えるが……如何せん、日常では発揮するのが甘い。
しかもその相手が、役割遵守オンリーから人間になりつつある友人だから尚更やりづらい。
その僅かな綻びを不審がられたりもするが、そこは上手いことごり押しで誤魔化していく。
「それに加えて、何だかこの離宮も普段と違いません?少しだけ華やかで賑やかな風が……」
「さっきまで例のダチと遊んでたからな。その際に雰囲気作りで装飾したのがあえて残してるのさ」
「……あの、毎度思うのですがその方は平民なのですよね?その、私の立場でこんなことを言うのもどうかと思うのですが……」
「なーにを今更……アイツもお前も対等なダチでここまで来る資格あり、俺がそう認めてるんだからそれでいいのさ」
平民と扱いが一緒など、普通ならば有り得ないことではある。
しかし、この離宮は王宮全体から切り離されたある種の伏魔殿。
独特なルール下にある、いわばロイヤルアウトローな場とでも言っておくべきか。
「そして、そんな邪魔くさい垣根を取っ払った場所だからこそ為しえることもある──ってなわけで。ご到着だ、お姫様」
「ちょっ……いきなり何ですかお姫様って!?私はあくまで公爵令嬢で──」
「字面通りに受け取るなって前にも言っただろうに。この日だけはそういうの言いっこなしだ、知らねえなら覚えておけ」
「この日だけって、一体どういう……っ!?」
入室しなければ始まらない、そう悟ってはいつもの扉を少しだけ慎重に開けていくユフィリア。
その先で最初に目にしたのは、いつもの部屋──よりも、どこか幻想的な雰囲気が漂う空間。
その様子と、先ほどの友の口ぶりで……流石にある程度のところは察することとなった。
「あー……その、きっちり祝わないと俺が気に入らねえからな──ひとまず、誕生日おめでとう」
祝いの言葉を掛けたその時は、先ほどまでの仰々しい演者っぷりはどこへやらだった。
これもまた、グランナイツの面々が愉快痛快に慈しむ彼の年相応なところ。
そんな様子を見たユフィリアの表情もまた、少しばかり緩んでいた。
そして、そんな主の様子に『やばいマジ尊くて天に召されそう』となったぶっ飛び侍女の姿も遠くにあった。
いつもの場所でいつもの友人同士の時間。
そこにささやかな特別感を演出すれば、それはいい意味でどこか違う風に様変わり。
セラも侍女本来の姿として合流を果たし、極めて最小限だがどこか独特な誕生日会がスタートする。
「あら?このケーキ、独特な甘い感じが……あ、勿論美味しいのですけれど」
「教育係の大黒柱の家庭菜園産も含めた野菜ケーキってやつだ。せっかくだからと使わせてもらった」
「……それ、無断使用ではありませんよね?」
「おいユフィリア、お前は人の事なんだと思ってるんだ……?」
「王都のすぐ近くで危険物を爆発させたり、フラっと東へ西へに赴いたりするやりたい放題な方とだけ」
あまりにドストレートな言い分だが、ユフィリアからすればそうとしか言えないのもまた事実。
一切の忖度無しで槍を投げつけてくる物言いもまた、長くなりつつある交流の成果とも言えるのか。
当人としても苦笑せざるを得ないが、そこにはある種の成長を喜ぶ側面もあったりなかったり。
ちなみに、なかなか案が浮かばずにいた大黒柱の苦肉の策で出てきたというのが事の真相だ。
「全く、そんなことばっか言ってやがるとプレゼント減らすぞ?」
「プレゼントまであるのですか……減らすというのが気になるところですけど」
「そのまんまの意味さ。まあ、お前が必要だろうなって中でかさばらない且つジャラジャラしたもの以外を選んでもなお色々出てきたっていうか……」
マドラーシュの言い分は、まさに受け取る側も負担にならないように努めているとの同義。
物欲がほぼ無いに等しいユフィリアとしては、密かに有難い言葉ではあった。
特にジャラジャラしたもの──いわば過度な装飾品については特に気が軽くなるとすら言える。
物と素材次第ではどこまでも重たくなってしまうもの、陰ながらの関係とはいえ王族と貴族だから尚の事だ。
そこをあえて避けるのは、まさに王族らしさゼロ教育の賜物といえよう。
「そうだな……とりあえず、これは渡しておくかね」
手始めにと差し出されたのは、3冊ほどに積み重なった書物。
自身が読書好きだということは話しているので、ユフィリアとしても想定内ではあった。
勿論、その表紙を見た途端にいきなり破顔するわけだが。
「えっ!?あの、これってかなり古い学術書ですよね!?」
「そっち方面の教育係の学会の伝手で譲ってもらったんだが……その様子だと重複はしてなさそうだな」
「どんな高名な方を教育係につけているのですか……そもそもいいんですか、こんな貴重なものを頂いて」
「構わんさ。どうせ俺は複写保管してあるから読めるし」
あまりに軽く言うものだから、もはやこれ以上突っ込んでも野暮──ユフィリアは強引に結論付ける。
先ほどの通り、確かに重いものではないが……結局のところはトンデモ級の代物ではある。
これで第一弾なのだから、一体次からは何が来るのかと内心身構えてしまうが……
「……これは、万年筆ですか」
「こっちも無難なところってことで真っ先に挙がったぜ?そしてこれも勿論、その辺のブツじゃあない」
「確かに作りはしっかりとして──って、私の名前が入っているじゃないですか。マッド様、まさかこれらも……」
「そりゃあダチに送るんだし、出来るところは特注にするもんじゃね?」
何てことない風に言っているが、これはグランナイツの差し金一切なしの素である。
案を出したのはイグノックスとルドミラだが、そこから急ぎで手配したのは誰でもないマドラーシュ自身。
友人として、という但し書きはあれど……このような扱いをされたことが無いユフィリアにとってはなかなかの大事であった。
「さて、次で最後だが……って、何で身構えてるんだお前は」
「……最後だからこそ、一体どんな物騒なものが来るのかと思いまして」
「これぞ、尊さに溢れし隠し刃──なかなかに恐ろしいものですよね?」
「尊さかどうかはさておき、確かに恐ろしいですよこの方は……」
変なところで本気を出している辺りは、まるでグランナイツのことは言えないだろう。
それが無自覚なのだから、猶の事タチが悪い。
だからこそ、女二人が何に示し合わせているのか分からないのも当然である。
『まるで意味が分からんぞ』と呟きながら、マドラーシュは最後の贈与物を取り出した。
「貴族院では魔物狩る授業なんかもあるらしいから、それに向けての装備ってことでこれだ」
「手袋ですか……それで、今度は一体どんなトンデモ仕様なのですか?」
「ふふふ、これは素材からして相当なものでして──試しに着けてみては?」
「何でセラが意気揚々に語ってるんだよ……まあ、念のため試着は頼みたいところだな」
「まあ、二人がそこまで言うならば……」
物騒とは言ったが、それはあくまで本気度合いの意味だ。
変なものを贈ることはまずないという信頼は堅いので、その手の心配はまるでしていない。
だからこそ、すんなりと指空きグローブを左手に通すことはしたわけなのだが……。
そんなユフィリアが真っ先に感じたのは、いい意味での違和感だった。
「あれ……?魔力の通りが、少し良くなっているような……あの、マッド様?」
「お、流石は俺の愛用品の改良版。きっちりと効いてるようで万事ヨシ!ってか?」
「ええっと、まさかこれも……?」
「勿論特注品ですね。ちなみに素材についてもなかなかでして……王都から大きく離れたところに生息する稀少な魔物が持つ『神木材』を使っております」
聞いたことのない素材だが、もはや驚くこともしなかった。
表情筋の筋肉痛を無意識に心配してしまったのか、早速慣れてしまったのか。
どちらでもどうなのかと思うが、そうさせてしまうのがこの破天荒王子ということで。
「と、これで以上なんだが……流石に3つは多かったか?」
「いえ、どれも実用的だったり有難いものばかりで……嬉しいのは確かです。ただ、その……他の友人にもこれくらいしているのですか?」
「こちとらダチに贈るものに変な妥協はしたくないからな。まあ、次からは時間はたっぷり取れるからきっちりと聞き取り調査してから用意するさ」
「えっと……その時はお手柔らかにお願いします。そうでないとこちらが保ちませんので」
「何だか意味わからねえ言い回しだな……ま、そこは安心して待っとけっての」
しれっと、そしてきっちりと為される次回の約定。
1年後などどうなるか分からないはず……それでもこの破天荒ならばどうとでもしてしまうのだろう。
そういう意味では、確かに安心は出来るのかもしれない。
口では何だかんだ言いながらも律儀……そのチグハグな感は十二分に理解させられており、だからこそ振り回されてしまう。
(はあ……本当に、困った人です)
……と、内心ではこのように零してはいるものの。
その表情は、かつての彼女のそれよりも……確かな温度、ないし熱があるのは確かであった。
それがより強いものになるのもまた、いずれ遠くない話であろう。
この主人公、結構重たいヤツじゃね?説
まあ、懐に入ったらめっちゃ大事にするタイプです。普段の口調とは裏腹に
ただ時折北風を入れちゃう辺り、勘違いされやすいのが悲しいところか
Youは何を求めてこの作品を?(要するに需要調査です)
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転天キャラでのNLとか他絡みを所望
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グランサガの二次がレアすぎて
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バトルハードモードに釣られた
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ちらほらある(?)デビルメイクライ要素
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その他(そもそもの作風とか)