【完結】俺の姉貴はやべーヤツ   作:わへい

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あとがき / flyby

 ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

 この「あとがき」では本作の裏話やら裏設定やら私の溜まっていた鬱憤やらを適当に書き殴っていきますので、そういうのが苦手な方はブラウザバックしてください。興味のある方だけお付き合いいただけると幸いです。

 

 まず、未確認ライオット編という名の二期を執筆し終えての感想ですが

 

 長すぎるわ!!

 

 二期開始当初は「原作イベント前倒ししまくったしこれは年末までにはサクッと終わるやろなぁ」と考えていましたが、その考えが実に浅はかでチョコラテイングレスだと思い知らされましたね。

 

 二期だけで三十八話、全九十話、総文字数約九十五万。

 

 もうね、あほかと思いましたね。むしろここまできたら百万字書けよって思いましたね。読者様に個別メッセージで教えていただいたのですが、いつの間にかハーメルンでのぼざろ二次で総文字数が一位になってましたね。全然意識してませんでした。……喜んでいいのかこれ?

 

 ちなみにラノベ一冊の文字数って十万字~二十万字らしいです。つまり本作はラノベ五~十冊分。原稿用紙に換算すると2375枚。

 

 あほですね。あほの極みです。原作が単行本六冊に対してどれだけ文字数使ってんだって話ですよ。次回作はもっとコンパクトに話をまとめようと思います。はい。

 

 二期を執筆していて次に思ったことは「原作どこいった!?」です。

 

 一応、クリスマスライブやMV製作、クラス替えやよみ瓜ランド、ライブ審査等、主要なイベントは抑えていましたが、それ以外はほぼほぼオリジナルの話になってしまいました。挙句の果てに池袋編や下北散策回など、全カットしたエピソードもありましたね。

 

 カットしたエピソードが好きな方には申し訳なかったと思います。下北散策回は「ぼっちちゃんの恋愛相談イベント」に置き換わりましたが、池袋編は完全スルーでした。だってあそこまで成長した結束バンドが池袋のライブハウスでライブをやる意味を見出せなかったので。

 

 他にも原作との違いが多々……というか、同じところを探す方が難しかったと思います。これも次回作への反省点ですね、はい。

 

 ただ、一期の「あとがき」でも述べたようにオリ主という異物をぶち込む以上、何らかの変化があってしかるべきだというのが私の個人的な考えです。

 

 そもそも、原作はオリ主がいなくても何の問題もなく進んでいくのに、オリ主をぶちこんだ結果、ただ原作キャラ達にくっついていくだけで能動的に何もせず、過程も結果も何一つ原作と変わらない……「それってオリ主がいる意味あるの?」って思ってしまうんですよね。いや、ただ単に私に原作に沿ったお話を書く力量がないだけのことではありますが。

 

 そして、本作における原作との最たる違いが「結束バンドが未確認ライオットのファイナルステージでオープニングアクトに抜擢される」です。

 

 この展開をやりたいがために本作を書き始めたところがありますからね。SIDEROSやケモノリアの格を落とさず、結束バンドの成長を表現でき、ご都合主義でないギリギリの展開……いや、大概ご都合主義でしたね。要反省。

 

 でも、オリ主の存在と原作とのバランスはものすごく難しいです。一歩間違えればオリ主が出しゃばり過ぎて原作キャラの活躍を奪ってオリ主無双になって「オリ主すげー!」って原作キャラに褒め称えられるチーレムになっちゃうので。

 

 だから、バランスには相当気を遣いました。一期のあとがきで述べたようにレンくんに音楽技能を持たせなかったのはそれが理由です。彼にはコネとコミュ力だけで結束バンドが成長するきっかけを作り続けてもらいました。

 

 成長するための場を整えるだけで、具体的な技術指導は原作キャラにお任せするスタイルですね。読み返していただくとわかると思いますが、二期でレンくんが結束バンドのためにやったことって「できる人にお願いをする」「わかる人に話を聞く」これだけです。

 

 なので、主人公らしい活躍を期待していた人には合わないキャラクターだと思います。私自身、もうちょっと活躍させてあげてもよかったかなと思いましたが、主人公力はステージに立つぼっちちゃんやヨヨコに発揮してもらいたかったので、結果的にはよかったなと思います。

 

 それと、「オリ主に悲しき過去が!!」みたいな展開も意図的に避けていました。これには色々理由がありまして……「結束バンドの爆速成長をコンセプトにしてるのにオリ主の悲しき過去がみんなの足を引っ張ったら本末転倒になるから」「原作きららであまり重い話をしたくなかったから」「原作キャラがすでに結構な重たい過去を背負っているから」などですね。

 

 だから、オリ主が原作キャラのおかげで過去を乗り越えて成長する! みたいな展開が好きな方には物足りなかったかなと……

 

 あと、レンくんに悲しき過去を背負わせなかった最大の理由は「山田リョウが姉という特大の業を背負っているのにこれ以上悲しき過去を背負わせてたまるか!」です。多分、読者の皆様に納得していただける理由だと思います。

 

 他に気を付けていたこととしては「恋愛にきちんと決着をつける」です。

 

 本作ではぼっちちゃんとヨヨコがレンくんに対して恋愛感情を抱く展開となりましたが、絶対に二人の好意に対して曖昧な態度で誤魔化したりせずきちんと返事をすると決めていました。だって逃げたり誤魔化したりするのってオリ主の性格がどうこう以前に人として不義理すぎるから。

 

 個人的に、複数の女の子から好意を向けられているラノベ主人公がヒロインから告白されたのに何かと理由をつけて結論をずるずる先延ばしにする展開は嫌いです。悩むのはいい。葛藤するのもいい。ただしちゃんとこたえを出せ!! って思っちゃうんですよね。ハーレムが当たり前の世界観だったらそんなことはあんまり思わないんですけど、ぼざろ世界は残念ながらそんな世界観ではないので。

 

 だからヨヨコの告白はきっぱり断りました。ただ、断り方にも相当気を遣いましたね。基本的に恋愛って、どう考えてもフラれる側の方がキツイので……かといって断る際に変な気遣いを見せたり優しさを見せるのは逆に相手を傷つけます。それに、そういう優しさや気遣いって相手を思っているようで実は「断る側の自分が悪役になりたくないから」っていう自己保身が働いた結果だと個人的に思っちゃうんですよね。あくまで私個人の偏見ですから! 本当に相手のことを思って優しい言葉をかけてあげる人だってたくさんいると思いますから!

 

 ただ、自分のことをフッた相手に優しい言葉をかけられるのってめっちゃきついんですよ。それならいっそ突き放してくれた方が楽です。

 

 なので断る理由もシンプルにしました。余計なことは言わず、ヨヨコに泣きながら抱き締められても決して抱き締め返さず。

 

 ヨヨコには可哀そうなことをしてしまいましたが、私の頭と経験ではあの表現が精一杯でした。

 

 あと、恋愛関係に関して気を付けていたことはヒロインを「チョロイン化させないこと」です。

 

 特にヨヨコは原作で結構なデレを見せてくれているので「ちょっと優しくすれば簡単に好きになってくれるんじゃ?」って思われがちなのですが……私の考えは全くの逆です。むしろヨヨコにしろぼっちちゃんにしろ相当警戒心が強いと思います。

 

 だって、今のSIDEROSのメンバーが集まるまで友達が一人もいなかったのに、簡単に異性のことを好きになるわけないじゃないですか。そもそも友達がいない学生生活だから恋愛経験なんて皆無だろうし、恋愛感情がどういうものかも知らないだろうし。

 

 そういうわけで、ヨヨコは誰かに恋愛感情を抱くのに相当な時間がかかる人間だと解釈しました。そしてそれはぼっちちゃんにも当てはまりますね。だから二人がレンくんへの恋愛感情を自覚するのにかなりの時間をかけました。

 

 時間をかけ過ぎて焦れったいと思われた方もいらっしゃったでしょう。私もそう思います。でもね、ラブコメって恋愛感情を自覚するまでの焦れったさが一番楽しいんですよ!! 付き合うまでが一番楽しいんですよ!! 

 

 だからレンくんとぼっちちゃんが付き合ったところで物語を終わらせました。付き合ってからの話になると、変化が少なくてラブコメとして蛇足になりそうですし、色々妄想の余地が残っている方がいいと私は経験上知っている!!

 

 なので、チョロインやオリ主無双、チーレムが好きな人には本作は合わなかったと思います。合わない条件が多すぎるな本当に!!

 

 ここからは二期における主要キャラクターについて綴っていきます。

 

 

・山田レン

 本作主人公。コネとコミュ力だけで結束バンドRTAのきっかけを作り続けた男。悲しい過去も音楽の才能も持っていない主人公にあるまじき主人公。

 

 実は「恋愛感情がどういうものか理解できた」ということ以外、二期だけでなく本作を通しての彼の人間的な成長はほとんどありません。最初から精神的にしっかりしている男の子だったので、成長の余地がなかったとも言えます。

 

 ただ、初期と比較して二期では介護する場面が大幅に減りました。これはぼっちちゃんに限らず、結束バンドのみんながしっかり成長したからです。その分コミュ力とコネを駆使して色々暗躍はしていましたがね。

 

「悩み事? よっしゃ任せとけ! 俺が解決してやる!」じゃなくて「悩み事? よっしゃ任せとけ! 解決できる人のところに連れて行ってやる!」のスタイルでガンガン突き進んでいきました。基本的に、なんでもかんでも一人で解決しようとしたり、一人で抱え込んで苦悩したりはしないです。だって頼れる人がいるんだから! ウジウジ悩むくらいなら相談する! 行動する! ができる性格なので。

 

 ただ、ところどころで山田と同じ遺伝子を持つことがわかる行動をしてしまいます。気付いてくれた人がいたら嬉しいな。

 

 彼は高校卒業後、貯めていたバイト代を使ってぼっちちゃんと一緒にマンションを借りて同棲を始めます。しかし、姉が入り浸るのでなかなか二人でいちゃいちゃできず色々溜まっていくも、作詞担当のぼっちちゃんと作曲担当山田の二人だから「なるべく一緒にいた方がいいよな」と思うようになってしまいます。それはそれとして限度を超えたら普通に怒りますがね。

 

 大学はヨヨコや虹夏と同じ芳文大。学部は教育学部で教員免許を取るようになります。ただ、大学生になってからはSTARRYと新宿FOLTのシフトを減らしてストレイビートの比重が大きくなり、最終的にストレイビートの敏腕マネージャー司馬都の右腕兼事務所の環境大臣として活躍し、大学卒業後二年経ってからぼっちちゃんにプロポーズします。ふたりちゃんが義妹になります。羨ましいね。

 

 レンくんの容姿イメージは原作三巻108ページの演奏している山田。常時あんな感じです。気になる人は確認してみてください。ほんとに山田はツラだけはいいよな! ちなみにレンくんは山田の弟なのでめちゃくちゃ歌は上手いけど、カラオケでライブアレンジしまくるので点数は低いという設定がありました。生かされることはなかったけどね。

 

 イメージソングは「アカシア」「アルエ」「とっておきの唄」「メーデー」

 

 

・山田リョウ

 本作のメインヒロイン()。レンくんと同じく、本作を通して人間的にはほとんど成長していません。ほんとにこの山田姉弟は……

 

 ただ、随所で姉として百点満点の行動を取ってバランスを取っている女。いや取れてないですね全然。

 

 性格については原作の通りです。良くも悪くも変わらない。そしてニートになることが確定していてレンくんとぼっちちゃんが同棲するマンションに入り浸る姉の鑑。ただ、レンくんの結婚式では両親以上に号泣します。彼女にとって人生で一番涙を流した瞬間です。披露宴ではレンくんがお色直しで一緒に退場する相手として山田を指名するのでそこでまた号泣。山田はそういうところがあるからね。可愛いね。

 

 音楽的な技量についてはぼっちちゃんに次いで上手く、尚且つ他のメンバーのように分かりやすい弱点がないのでどうしようか悩みました。そこで思いついたのが純粋な技量アッププラス酒カスベーシストきくりとの化学反応ですね。個人的にベースで一番大事な事って安定感だと思っているので、ぼっちちゃんのギターソロを即興で支えられるきくりに指導してもらいました。

 

 本当は二人の修行編という名のクズベーシストによるセッションバー珍道中もがっつり書いてたんですが、脱線し過ぎたのであえなくお蔵入りに……すまん山田。許してくれ。

 

 ちなみに禁断の姉ルートはありません。物語開始時点で攻略済みみたいなものなので。

 

 イメージソングは「ラフ・メイカー」「ホリデイ」「ベル」

 

 

・後藤ひとり

 原作主人公。「もうギターヒーローの虚言を虚言と言わせない!! 私にはイケメン彼氏ができたんだ!!」

 

 本作で最も恵まれ、人間的にも非常に大きく成長した少女。未確認ライオットのファイナルステージで千人以上の観客の前で自分の意思をしっかり伝えられるくらい成長しました。感慨深い。「これからは猫背の虎じゃなくて反り腰の虎と呼んでください!!」

 

 中学生までぼっちだった私が高校に入って友達がたくさんできて学校の成績もアップしてバンドも順調に成功への階段を駆け上がってイケメン彼氏ができて……おいおい進研ゼミの漫画の主人公かよ。ぼっちちゃんって進研ゼミの漫画を貯め込んでそうだよね。

 

 ライブ審査とファイナルステージのオープニングアクトでは「青春コンプレックス」のバックコーラスも務めました。原作で理想の自分が「ギターボーカル」だったので、それに少しでも近づけるように、バンドマンとしての成長を表現するためにああいう展開にしました。さすがにいきなりボーカルをやるのは今のぼっちちゃんでも無理だからね。でも多分、原作でもその内ぼっちちゃんがボーカルをやるっていう展開は必ず来ると思います。原作者様が覚えていれば。

 

 レンくんと付き合ってからは学校で露骨にいちゃいちゃしたりはしないです。二人きりになるとデロデロになりますが。ただ、付き合い始めて三か月くらい経った頃、レンくんがキス以上を求めてこないことに不安を感じ、それをよりによって山田に相談した結果……山田とぼっちちゃんが一緒に巨乳物のエロ動画を観て勉強するというぼ山らしいIQの低い結論に至ります。

 

 そして、エロ動画を観て謎の自信を得たぼっちちゃんがレンくんを誘惑しようとするも見事に空回り。でもレンくんは察しがいいのでぼっちちゃんの行動の意味に気付いてクリスマスに……って感じですかね。これ以上はR18に引っかかって削除されそうなのでやめておきます。

 

 高校卒業後はレンくんと同棲を始めますが、山田が入り浸るので「なんか思ってた同棲と違う」と感じながらも作曲担当の山田が近くにいることで曲作りが捗ってしまうのだった。なんだかんだぼっちちゃんと山田って人間的な相性がいいからね。

 

 最終的にレンくんにプロポーズされて幸せな結婚生活を送ります。ただ、「最近、妹が私の旦那を見る目がいやらしい」とバンドメンバーに相談するようになるのでした。ちゃんちゃん。

 

 イメージソングは「アカシア」「ひとりごと」「Hello,world!」「星のアルペジオ」

 

 

・伊地知虹夏

 激重感情が解消されたスーパーつよつよ幼馴染ヒロイン。多分、ヨヨコと並んで本作で一番精神的に成長した女の子です。強くなりすぎて池袋のライブをあっさり断るし、原作五巻のレコーディングイベントで悩むこともないでしょう。

 

 レンくんへの感情の根本が恋心だったと自覚するも、それは遠い昔に抱いていた感情なので今さら拗らせたりしません。真っ当に恋愛をして真っ当に幸せになると思います。というかね、虹夏みたいないい子に彼氏ができないわけがないんですよ。それに私は基本的にハッピーエンド主義者なので曇らせとかは正直好きじゃないです、はい。

 

 だから絶対虹夏は曇らせずに激重感情を清算させてやるんだ! って感じでかなり気合いを入れました。その結果、メンタルつよつよになり過ぎた気がしますが……結束バンドのあの面子をまとめ上げるなら並みの精神力じゃやってられないと思います。

 

 アニメだと大天使ですが、原作だと結構辛辣なことズバズバ言います。本作はどちらかというと原作寄りの性格になっていますね。でも私はどちらの虹夏も大好きです。アニメでやさしーくツッコミを入れる虹夏も原作でぼっちちゃんや山田に呆れた時に目玉焼きみたいなジト目で二人を見る虹夏も大好きです。

 

 本作終了後はヨヨコと自動車学校で再会してお互い名前で呼び合ってすごく仲良くなります。大学も同じだから原作でももっとイチャイチャしてほしいですね。虹ヨヨという新たな概念を生み出すのだ!

 

 虹夏ルートに入るには、中学時代に虹夏からレンくんに告白する必要があります。その場合、レンくんは虹夏のためにギターを一生懸命練習して山田、虹夏、レンくんのスリーピースバンドでスタートし、メンバーに逃げられて傷心中のヨヨコをギターボーカルとして引き入れて、STARRYと新宿FOLTを活動拠点とするSIDEROSとなります。また、レンくんは下北沢高校に進学するので喜多ちゃんとぼっちちゃんが結束バンドに入りません。そういう世界線になりますね。……この設定だけでも話が一本作れそうだな。やらんけど。

 

 イメージソングは「才悩人応援歌」「66号線」「sailing day」

 

 

・喜多郁代

 ボーカルとしてもギタリストとしても一皮も二皮も剥けた覚醒キタンゲリオン。

 

 原作でボーカルについてヨヨコからアドバイスを貰っていたので、ボーカルについて言及する二次創作はたくさんありますが、喜多ちゃんのギターの力量について触れている二次創作は少ないイメージだったので、喜多ちゃんをギタリストとして成長させるためのイベントを増やしました。

 

 レンくんについては「良きお友達」と思っています。「男女間の友情は成立するのか?」という人類の命題に対する答えがレンくんと喜多ちゃんの関係です。ただ、作中でも触れたように喜多ちゃんが山田の前にレンくんと出会っていたらルートに入っていました。その場合はレンくんと喜多ちゃんが同じクラスになるプラス喜多ちゃんが逃げないのでぼっちちゃんの結束バンド加入が遅れます。

 

 後の流れは本作とそう変わらないです。ただ、喜多ちゃんの「好き好きアタック」で一年生の夏休み頃にはレンくんと付き合っているでしょうね。で、ぼっちちゃんの青春コンプレックスが酷いことになって歌詞がもっとエグイことになる。そんな感じのルートです。

 

 ちなみに二年生の文化祭の話も考えていました。一年生がメイド喫茶だったので、二年生はチャイナ喫茶をやろうかなと。

 

 そして、チャイナ喫茶に喜多ちゃんパパママがやって来て……

 

「ユニセックスな見た目のイケメン……あなたがウチの郁代をたぶらかしている後藤ね!?」

「俺は山田ですよ!?」

「何が山田よ! 二秒で考えたようなありきたりな名字で誤魔化せると思わないでちょうだい!!」

「れ、レンくんはそのうち『後藤』になるので……ま、間違いじゃないですよ~」

 

 みたいな誤解をされる話にしようと思ってました。ついでにSIDEROSと結束バンドに文化祭ステージをやってもらうつもりでした。この辺の話は……気が向いたらやるかもしれないしやらないかもしれない。

 

 あと、結婚式でぼっちちゃんの友人代表挨拶は喜多ちゃんがやります。ぼっちちゃんは大人になっても自分からこういうお願いをできないので、それを察したさささんが「ごとー、ウチが友人代表挨拶やってやろうかー?」「い、いいんですかささささんっ!? ぜ、ぜひお願いします!」となりかけたところを喜多ちゃんが割り込むという流れですね。

 

 イメージソングは「バトルクライ」「グロリアスレボリューション」「Stage of the ground」

 

 

・大槻ヨヨコ

 本作一番の成長株。全てが遅すぎて女の子。実際、勝率だけならヨヨコの方がかなり高かったです。ぼっちちゃんより恋愛感情を自覚するのが早かったので、バレンタインで告白していたらヨヨコの勝利でした。でも私は最初からぼっちちゃんルートで行くと決めていたからそうはならなかったんだよ……

 

 正直、読者様のヨヨコ人気がすごすぎて、ヨヨコがフラれる話を投稿した時は内心ひやひやでした。めちゃくちゃ否定的な感想が飛んでくる覚悟もしましたが、そうはならなくてよかったです。でも、「ヨヨコが告白する→レンくんがきちんと断る」という流れは絶対に必要でした。前述した通り、恋愛にはきっちり決着をつけると決めていたので。

 

 そして、SIDEROSもストレイビートに所属するというとんでも展開。だけど、原作ではレーベルに所属していないし、本作のヨヨコならああいう結論になっても不自然じゃないなと思ってこの展開にしました。

 

 ヨヨコはレンくんのことを「諦めない」と言っていましたが、だからといって変に誘惑したり無理矢理奪い取ったりということはしません。ぼっちちゃんや結束バンドとギスギスしたりということもないです。だってそんなことをしてもお互いのバンドにとってマイナスにしかならないから。むしろ、虹夏とは「初恋はレンくん仲間」としてものすごく仲良くなります。ヨヨコにとって虹夏は同い年の初めてのお友達ですね。さすが下北沢の大天使。

 

 レンくんとも普通に告白前と同じ感じで接しています。二人は同じ大学に進学しますが学部が違うので授業が一緒になったりということはないです。たまに虹夏と飯を集りに来た山田にレンくんを加えた四人でご飯を食べたりするくらい。大学で見聞が広がったり虹夏のおかげもあって、最終的にヨヨコはレンくんへの恋心を「過去」にできます。

 

 引きずりまくって行き遅れアラサーになるヨヨコはいないのだ……きっと理解のあるイケメンスパダリがヨヨコを救済してくれるのだ。

 

 もしもヨヨコルートだった場合はぼっちちゃんの立場がヨヨコに置き換わるくらいで他はそんなに変わりません。ただ、ぼっちちゃんの失恋ソングがめちゃくちゃ大ヒットします。そして、高校を卒業してヨヨコとレンくんが同棲をし始めます。こっちはさすがに山田も入り浸らないので二人の甘々同棲生活……になるはずが代わりにきくりとSIDEROSの溜まり場になります。どんまいヨヨコ。

 

イメージソングは喜多ちゃんと被りますが「バトルクライ」「Stage of the ground」「オンリーロンリーグローリー」「トーチ」「Title of mine」「ロストマン」 ……多いな。

 

 

 ここからはサブキャラについて簡単にコメントしていきます。

 

・佐々木次子

 ぼっちちゃんの恋愛相談を最初に受けた良い女。サブキャラ勢の中で私の贔屓枠。実際、この子のルートもありました。分岐はいくつかあって、一つはレンくんがぼっちちゃんへの教育方針や喜多ちゃんの暴走を相談している内に仲良くなって自然に付き合うルート。

 

 一つは過労で倒れたレンくん(#76で新宿FOLTまで辿り着けずに学校で倒れる)を看病してそこから距離がぐっと縮まるルート。

 

 一つはレンくんがそもそもロックバンドに興味がなく、一年生の時からささささんと同じクラスでささささんにヒップホップ部に誘われてそのまま仲良くなって付き合うルート。このルートだとレンくんは結束バンドにほとんど関わらないので、普通の高校生として真っ当に恋愛していると思います。ぼっちちゃんに対しても「姉貴のバンドに所属しているギターが上手い子」くらいの認識でぼっちちゃんからも「リョウさんの弟」くらいにしか認識されていません。

 

 だけど文化祭のダイブからは逃げられない。レンくんは文化祭でぼっちちゃんに押し倒される運命なのだ。それを見てささささんは爆笑し、レンくんのぼっちちゃんへの認識が「ダイブのやべーヤツ」へと変わります。残当。

 

 当然、ヨヨコとも出会っていないので結束バンドは原作通りの流れになりますね。

 

・STARRYの大人組

 星歌の扱いはちょっと雑だったかなと反省しています。でもね、原作でもだいぶ気持ち悪い妄想している星歌さんも悪いと思うんだ。ぼっちちゃんにケーキをあーんしてもらっている妄想はダメだと思うんだ。本当は頼れる大人枠にしたかったけど、どう考えても吉田銀次郎の方が頼れるよなと思い、残念なあざと可愛いアラサーという立ち位置のまま。ぼっちちゃんに彼氏ができたという知らせを聞いて後藤パパの次に号泣した女。可愛いね。

 

 PAさんは禁止カード枠その1。おっぱいでかくて声が可愛くて黒髪で美人なお姉さんとか反則過ぎる。本名がはっきりしててレンくんが二十五歳くらいだったら確実に付き合っていたであろう枠。さすがに高校生に手を出すようなエロ同人展開にはなりません。個人的にPAさんは高校生のレンくんに告白されてもやんわりと断るイメージがありますね。その辺の分別はついてそう。

 

・ストレイビート組

 ぽいずん♡やみあらため、くっころ♡ひかりちゃん。ぽいずんはストレイビートルートへ進んだ際のヒロインです。高校生のレンくんと付き合うことはないですが、もしも二人の実年齢が近ければ数年後に付き合っててもおかしくないですね。そのくらいの距離感です。基本的にストレイビートではレンくんとぽいずんが二人で行動することが多く、仕事上二人でライブハウスや路上ライブを観に行ったりしているので、ある意味ぼっちちゃんが一番警戒しないといけいない相手だったりします。

 

 司馬さんは仕事ができるぽんこつお姉様枠。「メジャーからの誘いを断り続けたSIDEROSと下北の若手ナンバーワンである結束バンドを手中に収めるなんて……なんて凄腕マネージャーなんだ!?」と周りのレーベルから勘違いされることでしょう。司馬さんは「私、何かやっちゃいました?」系のなろう主人公ですね。

 

 レンくんを含む下北三銃士もとい三馬鹿は相性が良過ぎてオチとして非常に役立ってくれました。この三人だと司馬さんは天然ボケ、レンくんは意図的なボケ兼ツッコミ、ぽいずんはツッコミという感じで非常にバランスがいいので。

 

 そして、結束バンドは本当に優良なレーベルに所属できたなと思っています。いくらインディーズとはいえ、あそこまで融通を利かせてくれて、バンドの要望や意向を汲んでくれるなんて……ストレイビートはレーベルガチャSSRだな! そらSIDEROSも所属するって言うよ……

 

・新宿FOLT組

 吉田銀次郎は二期の頼れる大人枠。一期でレンくんがヨヨコに頼っていた部分を大体この人と志麻さんが全部片づけてくれました。レーベルのことだったり、池袋のライブハウスのことだったり、恋愛相談だったり……本来は星歌さんがこの立場になるはずだったのになぁ。あと、フラれて傷心中だったヨヨコを慰めて立ち直らせたのも吉田銀次郎です。立ち直った後に楓子とイライザがヨヨコにいらんこと(NTRやら色々)を吹き込みました。

 

 志麻さんは二期の頼れる大人枠その2。原作はレーベルについてあまり深く掘り下げておらず、二次創作でもそこに触れている作品は少ないと感じたので説明役として大活躍。実際、レーベルに声をかけられたら事前にそのレーベルについてしっかり調べるのってすごく大事なんですよね。平気でふざけた条件を持ちかけてくるレーベルも存在するので。他にも結束バンドへの技術指導を依頼したり、結束バンドの育成面、成長面で欠かせない人材でした。これから結束バンドは毎年志麻さんの実家である芳文寺に初詣に行くことでしょう。

 

 イライザは禁止カード枠その2。作中で唯一、レンくんを自宅に連れ込んで一夜を過ごした(同人誌を作るため)女。性格もスタイルも容姿も全てがレンくん特効なので、成人女性で唯一、高校生のレンくんとのルートがあったキャラです。ルートはいたってシンプルで、イライザがガンガン押しまくって年上の包容力あるお姉さん力と子供っぽさのギャップでレンくんを攻略します。ぼっちちゃんやヨヨコが恋愛感情を自覚する前にレンくんを掻っ攫う感じですね。それだけのポテンシャルがありました。

 

 きくりは(素面時のみ)禁止カード枠その3。原作でも外伝でも登場する度に扱いが酷くなっていっている気がしますね。本作でもきくりファンに怒られるんじゃないかと思うくらい雑に扱ってしまいましたが……原作や外伝の方が酷い気がします。ただ、ぼっちちゃんの本気に即興で合わせられるくらいの超絶凄腕ベーシストなので山田の実力向上に一役買ってもらいました。ちなみに山田家の病院に通院させられているので原作よりも健康状態は良好な模様。

 

・SIDEROS組

 二期ではヨヨコ以外の出番がかなり減っちゃって、もうちょっとこの子達とのイベントを増やしてあげればよかったなと反省しています。あくび、楓子、幽々の中でルートがあったのはあくびだけです。作中で冗談気味に述べていましたが、SIDEROSとぼっちちゃんをセッションさせる中で、ヨヨコとぼっちちゃんがとんでもない化学反応を起こしてそれの対策のためにレンくんとあくびちゃんが頻繁に連絡を取り合ったり、直接会って話したりしている内に距離が縮まって自然と付き合うようになります。

 

 他の二人は原作での情報が少なすぎて扱い切れなかったところがありますね。ただ、楓子は原作でヨヨコに対して大声で「催しちゃったんですか~?」とか言っちゃう辺り、喜多ちゃんと同じナチュラル畜生枠だと解釈しています。幽々は恰好と言動こそぶっとんでいますが、大家族で自分の服を自分で作ったりしている苦労人なので、作中で一番まともなベーシストですね。しかもおっぱいがでかい!

 

 本作では最終的にストレイビートに所属して、結束バンドと共にストレイビートの稼ぎ頭となってくれるでしょう。司馬都……なんて有能な女なんだ。きっと私生活も完璧なキャリアウーマンに違いない!

 

・ファン一号&二号

 名前がはっきりしていてレンくんが大学生だったらヒロインになっていたであろう枠。一号さんはしっかり者の頼りになるお姉さんだし、二号さんはちょっと病んじゃう面倒臭いところがある愛されマスコットだし。原作でももっと絡みがほしかったところではあります。本作では未確認ライオットのファイナルステージをレンくんと一緒に観に行っています。あの二人と一緒に観た理由は、結束バンドの初めての路上ライブを一緒に観た仲だからです。最初はこの二人と一緒だったし最後もこの二人だろうとかなり前から決めていました。……志麻さんとイライザも乱入してきましたけどね。あの二人にはちゃんとお礼を言っておく必要があったので、ああいう形になりました。

 

・後輩組

 えれは池袋編を全カットする都合でフライング登場をしてもらいました。原作でだいぶ暴走気味ですが、クリスマスライブで虹夏達に気付かれないように気を遣ったり、山田の厄介ファンエピソードでの活躍だったり、中身はすごく良い子だと思います。しかも高一であのおっぱいはいかんでしょ。PAさん、ぼっちちゃん、えれはSTARRYのおっぱい三銃士ですね。実にけしからん。この子とのルートは正直考えていませんでしたが原作と違ってレンくんが目を光らせているので原作ほどえれは山田に貢いでいません。あと、この子の口調を考えるのはものすごく大変でした。原作で暴走した喜多ちゃんとの絡みも見てみたいですね。

 

 猫々との絡みも書きたかったのでライブ審査で登場してもらいました。レンくんのあだ名をどうしようかと思いましたが、ヒッピーな恰好のやべー女に声をかけるのは勇者なので「勇者先輩」になりました。二学期になって、猫々がぼっちちゃんと喜多ちゃんに「ギターを教えてください!」とお願いするも断られ、気の毒に思ったレンくんが先生役に名乗り出ると、危機感を感じたぼっちちゃんが「私が教えます!」と意気込みます。でも猫々のテンションに付いて行けず結局レンくんと二人で教えてあげることに……っていう展開を考えていました。

 

 この子のルートに入るとしたら、ぼっちちゃんやヨヨコが告白しないまま時が過ぎ、レンくんが猫々にマンツーマンでギターを教えていく内に仲良くなって……という展開でしょうか。

 

 あと、作中でも述べましたがクリスマスライブにレンくんとえれと猫々が「エレン&ネネ」を結成してレンくんがドラムボーカルとして出演するネタも考えていました。その際、レンくんは虹夏以外のドラマーに教えを乞うことになるのですが、あくびと志麻さんがレンくんの教育方針を巡って争うみたいな感じになります。

 

・ケモノリア

 原作でほとんど情報がないので妄想丸出しで表現したバンド。勉強のためにEDMをたくさん聴いたせいでアマゾンミュージックのプレイリストが侵食されました。キャラの名前も性格も全く明らかになっていませんが、リーダーのギャグセンスがぼっちちゃんと同レベルであるという情報だけでレンくんと関わりを持たせました。あのリーダーなら笑いを取るためにダイブくらい平気でやる! 絶対に!

 

 

 

 とまあこんな感じです。書き忘れたキャラとかいたら随時更新していきます。質問とかあったらお気軽にどうぞ!

 

 で、これからの予定ですが……

 

 いくつかのifルートをやろうと思います。具体的にはヨヨコENDとささささんENDを。

 

 といっても、長々連載するんじゃなく一話で終わらせます。完全にifなので本編とは全く関係がない形にはなりますけどね。いつ更新するかも不明です。みなさんが忘れた頃にしれっと更新していることでしょう。あまり期待せずにお待ちください。

 

 次回作についても一応考えてはいます。ポケモンでもやろうかなと。具体的には剣盾のマサル主人公で。SVはボリュームあり過ぎて絶対エタる!! まあ、こちらもいつやるかわからないので、もしも連載することになったらどうぞお付き合いください。ただ、青春ラブコメはもう十分やり切ったので次回作はコメディ色の強い脳みそ空っぽのバカ話にする予定ですがね。

 

 では最後に、ここまでお付き合いいただきありがとうございました。

 

 みなさんの温かい感想や評価が本当に励みになりました。正直、作品を消そうと思ったことは一度や二度じゃありません。エタろうと何度思ったかわかりません。でもみなさんのおかげで無事に完走することができました。

 

 初めての二次創作ということで、色々と至らぬ点が多々あったと思いますが、少しでも楽しんでいただけたら作者としてこれほど嬉しいことはありません。

 

 本当に、最後まで応援していただいてありがとうございました!

 

 またどこかでお会いしましょう!

 

 

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