遊戯王GX─やっていいことと悪いことあるだろぉ!?   作:某MDプレイヤー

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久しぶりに小説書くなぁ……丁寧に書くのを心がけます。先に言っておきます。作者は烙印ビーステッドに魂(ポイントやらUR)を売りました。


プロローグ

「なぁエレン。これやっちゃダメか?烙印融合からデスピア達とミラジェとビーステッドの『ダメです!』

 

黒と白が混じった髪の少年─嶺原彼方を諌めるように言う半透明な輪郭を持つ金髪の戦装束を纏う少女─エクレシア(愛称エレン)は肩を落とす。

 

現在。嶺原家の彼方の自室にて胡座を掻いて座る彼方の周りにカードの山が積まれ、明日のデュエルアカデミア入学試験に向けての最終調整中。

 

「はぁ……じゃあ融合はほぼ全部ダメじゃん。ビーステッドとアルベルは?」

 

『……そうですね……一枚ずつなら』

 

「一枚ずつか……墓地肥やしにサロニ?いやアルビオンでいいか?この世界マスカレーナやエクシーズ出てこないしな……ドルイドヴルムもアリか?」

 

『やっぱりダメです。ビーステッド達も禁止です。召喚したらどんな影響があるか分かりません』

 

「じゃあティアラメンツか」

 

『少しは自重する気がないんですか!?』

 

補足すると、ティアラメンツとは墓地肥やしの枚数がおかしい融合テーマであり、しかもコイツら自身が効果で墓地に送られたら更に面倒なこと(パチンコ)が始まる。簡単に言うと、福引のガラガラの当たりと外れの玉の数を逆転させた感じ。故にパチンコ。

 

「”イシズ“*1使わないだけマシだろ」

 

『ダメです!あんなのデュエルじゃありません!』

 

そうです。あれはただ1人でパチンコ回してるだけです。

 

「ティアラメンツもダメってなると……もうドラグマかダイノルフィアか?ワンチャン害鳥*2もあるけど、“この世界”じゃ刺さらないしな」

 

『……百歩譲って、わたしのテーマは許します。儀式ですし。でもダイノルフィアというテーマが初めて聞きます』

 

どんなデッキなんですか?と聞く前に彼方から所持してるカードリストがインストールされたタブレット端末を渡されてダイノルフィアテーマの欄にエレンことエクレシアは目を通す。

 

「……ふむ……自分のライフを半分にして効果を発揮するテーマですか……ライフ半分というリスクがありますからデッキ融合も納得です」

 

うんうん。これなら自分の主に合うかも知れない。

──うん?墓地の罠カードを除外してこの効果は除外したカードと同じ?

─自分のライフポイント以上のモンスターの効果を封じる?

──ライフを半分払って相手モンスターの攻撃力を自分のライフポイントにする?

ダメだ。このデッキはダメだ!エクレシアはかの自重知らずの自分のマスターに進言するべく立ち上がった。

 

「マスター。このテーマは……辞めましょう?相手が可哀想すぎます」

 

「?これならいいだろ?ダイノルフィアなら先行取らないとほぼ負け確だし、こっちのデッキはほとんど名称ターン1指定があるから止めたらワンキルしてくればいいし」

 

そう。そうだ。このケントレギナというモンスターを封じてコチラの盤面が悪ければそれも通る。だが、目の前のデュエリスト(OCGプレイヤー)が何の対策もしてない訳がないのだ。

 

「因みにマスター。このデッキを作るとして何を入れるおつもりですか?」

 

「まず“魔封じ”と“神宣”。“トラップトリック”レッドリブート……うらら*3と増G*4積めないから他の恐竜族出張させるのもしようかなと。エレン。こっちは*5壺と*6施し縛ってるんだからいいだろ?」

 

『うぅぅぅぅぅん』

 

エクレシアは腕組みして思案する。

目の前マスターは自分の世界にいた頃のOCGのレギュレーションを守ってこの世界は3積み可能な強欲な壺他etcを禁止カードとしてデッキに入れるのを避けている。それも加味すればこのデッキは“まだマシ”な方なのだ(他のテーマデッキから目を背けて)

 

「どうしてもダメならこの世界のカードを使う。ただその時は壺も施しも使うからな」

 

カードパワーが違いすぎる自分のマスターのデッキ自体を縛るというのはデュエルモンスターが好きなマスターにそれは余りにも可哀想というモノ。それに禁止を解禁した自分のマスターが何をしでかすか分からない。ミサイル発射スイッチを並べた部屋に何も知らない無邪気な子供を置いておくようなモノだ。

 

『わ、かり……ました………ダイノルフィアと私、ドラグマのテーマは許します。烙印は…ビーステッドを抜いてなら使ってもいいですけど条件があります』

 

条件?と彼方は首を傾げていると、エクレシアは優しく微笑む。その様子は彼女いる場所だけ陽だまりのようで、正しく聖女の微笑みとも呼べる物だった。

 

「貴方以外の貴方より大切な物を守る為になら使って下さい。それを約束して下さるなら何も言いません」

 

「俺以外の…俺より大切な物……分かった……約束する」

 

そう言って再びカードの山からカードをとってデッキ調整に戻る彼方。

 

『カードの為とかダメですよ?』

 

「分かってる。でもエレンの為とかならいいよな?」

 

『え?』

 

不意打ち気味に言われた一言にエクレシアは一瞬唖然としてしまう。

 

『え?えーっと……あんまりやり過ぎないで下さいね』

 

「善処はする。出来る手札なら」

 

『……そこはすると言ってください……』

 

どこまでもOCGプレイヤーの空気が抜けない主にエクレシアは肩を落とすのだった。

 

 

──翌日。彼方はデュエルアカデミア入学試験を通過した。ダイノルフィアという回れば盤面強力制圧のデッキで。

*1
遊戯王アニメのキャラクター。イシズが使っていたカードが現代版にリメイクされたシリーズ。種類はそれほど多くないが、ティアラメンツテーマと噛み合い過ぎており、コイツカード名間違えてる思うほど

*2
ふわんだりぃずというモンスターを主軸したテーマで他のふわんだりぃずをサーチし盤面に呼ぶ力が備わっているが、コイツらは盤面に出す際“特殊召喚“ではなく“召喚扱い”で後述の増Gをすり抜けるク○テーマ

*3
カード名:灰流うらら。最強の手札誘発の一角。効果に当てはまる欄が複数あり割愛するとデッキに触る効果一回無効というモノ。打ちどころさえ間違えなければほとんどのデッキはコレを打てば一旦止まる。墓穴?対戦ありがとうございました。

*4
増Gカード名:増殖するG。最強の手札誘発の一角。大体どのデッキにも入っていて、効果はこのカードを手札から捨てると相手が特殊召喚をするたびに自分は1枚ドロー出来るというもの。相手がワンキルデッキとかじゃなければコレ一枚捨てれば相手は止まる。墓穴?対戦あry

*5
壺:カード名:強欲な壺効果は単純2枚ドロー。リアルでは禁止だけどこっちの世界では三積み出来る。どこのカードゲームでもドローは強い。説明以上

*6
施し:カード名:天使の施し。効果は手札を3枚ドローして2枚捨てるという単純なモノ。リアルOCGでは禁止カードに指定されて久しいがこの世界では普通に三積み出来る。これを主人公が使ったら本SSが終わる




現代遊戯王プレイヤーがGX世界で使えるデッキって環境以外ならダイノルフィア以外思いつかんかった。最初は魔封じダムルグとかも考えたんですけどね。映えないと思いまして。烙印やらティアラメンツだと全てのデュエルがワンターンで終わるので。(害鳥は論外)烙印テーマについてはお話で使う時に改めて説明します。
GX時空でも使えそうな現代デッキってなんかあったけ?あ、クシャトリは出しませんよ?あんなのもう遊戯王ですらない。
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