【完結】女転生者ですが、親友(♀)がエロゲの主人公と発覚したので死ぬ気で貞操を守ります。# シスターアディと淫魔の恩寵_Append 作:家葉 テイク
第四七話 『恐怖の』ヴィーンティオ
これは、あの刹那に起きたこと。
「…………ここは……」
……あら~。
ようこそ、というべきかしら~。
ええ、ええ。そうよ~。お察しの通り、此処が
「……、……いや、まだ何も言ってな、」
まずは初めまして~。
エヴァちゃん、よね~? アナタのことはよ~く知ってるわ~。色々やってくれているようで、わたくしも助かっちゃう~。
「……話が通じねぇタイプかよこの神様……」
……あ~? そうそう、そうね~。大事なことを忘れてたわ~。挨拶もいいけど、まずは本題に入らないとね~。
え~と、おめでとうございま~す。アナタはわたくしの定める条件を満たした上で、『
……このイベント、『踏破』したなら誰でもできるって訳ではないのよ~? 何せ貴重な『端末』だもの。いくつも配れるものじゃないし、それなりに条件も設定しているわ。まぁ、アナタの場合はちょっと特殊だけれど~……。
「……あの、長話は勘弁してもらいたいっていうか……」
あら~、大丈夫よ~焦らなくても。
此処、時間も空間も曖昧だから。ここでどれだけ長話をしても、
……せっかくだし、色々と長話しちゃう?
「早めに帰りたいんですけど。やり残しがまだあるし……」
ざ~んねん。まぁいいわ~。じゃあ業務的なところをぱぱっと説明しちゃいましょうね~。
『踏破』して、なおかつ条件を満たしたアナタはこうしてわたくしと邂逅しているわけなんだけれど、わたしとの直接接触をした以上、アナタは即時的魔子励起現象……あ~、なんだったっけ~? アナタ達で言うところの魔性化が起こることになるわ~。
人間に起きた場合の事象は色々だけれど、今回はわたくしがちょっと手を加えたから、眼に影響が出るんじゃないかしら~?
「いや、待って待って待って。
……え~? 聞いてないって、アナタの親友もしてるじゃな~い。ほら、未来が見えるヤツ。
「いや、それはフィルマトの『加護』……、……まさか」
あ? もしかして、今気付いた~?
そもそも魔性化っていうのは、わたくし達の……ん~、影響を強く受けたものに生ずる現象だからね~。アナタ達で言うところの魔具とか、魔物とか、加護とか……そういうの全部、根っこは同じなのよ~。
……アナタなら聞いたことあるんじゃない? ないかしら~?
「…………それって、」
それだけじゃなくて、アディちゃんのお腹にある『アレ』。アレも魔具の影響ではあるけど、実際のところ加護みたいなものだからね~。
エヴァちゃんもその効果のほどは体感したでしょ~?
「……は? いや、覚えがないですけど……」
本当に~? エヴァちゃん、
思い当たる節はあるんじゃないかしら~? なんだか妙にアディちゃんに良い格好をしたくなっちゃったり、アディちゃんへの独占欲で最適解を選ぶのに抵抗を感じちゃったり~。
「それは……、……いやでも、私って素でそういう人間だったような……、」
っていうか、ただでさえドラゴンだろうがなんだろうがアディちゃんに性欲を向けるのに、バリバリにアディちゃんにほの字なアナタに影響がないほうが不自然じゃない~?
「…………! ……確、かに……」
別に加護を得たからって影響を回避できるわけじゃないけど、そういう影響があるって自覚することが大事だからね~。
女神様からのアドバ~イスってことで~。
まぁ、そこはどうでもよくって~。
つまり、わたくしの『加護』がアナタには授けられま~すって話がしたいのよ~。
ちなみに~、効果は『場所を問わず、視ることで魔子励起を引き起こすこと』。つまり、『
どうどう? 便利だと思わない? エヴァちゃんならきっとメチャクチャ悪用……じゃなかった、使いこなしてくれると思うの~。わたくし、我ながら最高の『加護』をデザインしちゃったと思わな~い?
「……もちろん、任意発動なんですよね」
凝視したら強制発動よ~。
「迂闊にものを見ることもできねぇじゃねーかとんでもねぇ産廃能力渡してきやがってこのクソ
産、廃……? なんだか困らせちゃったみたいで残念だけれど、もう決めちゃったから許してちょうだいね~。
「聞けや」
あと、何か言わないといけないことあったかしら……。
「聞けや!」
……ああ! そうそう、思い出したわ~。
え~と、貴方の使っている魔法についてなんだけどね~。
「もう諦めるわ……。……ん? 魔法?」
そうそう~。
え~とね、ぱんぱかぱっぱーん! エヴァちゃんは
アナタが新たに習得した呪文は、『
その名の通り、分裂したり氷になったり蒸気になったり自由自在で、ついでにわたくしの『加護』パワーも付与できちゃう女神の似姿を出して操れる魔法なの~!
わたくしがその気になったら、中に入って勝手に操ったりもできちゃうのよ~。
「……へー」
あ~ん、興味なさそう~。
でもでも、本当に便利なのよ~? 周りに水がなくても空気中の水分を集めて水にできるし、濁った水でも関係なく浄化して吸収できるし~。しかも自動清浄機能つき! これなら今アナタの目の前にいる腐乱死体さんも簡単に倒せちゃうわね~。
「で、これの発動条件とかデメリットとかは?」
消耗が激しいから、わたくしの『加護』パワーがあっても三分で効果終了ね~。流石に使ったらすぐばてちゃうとかはないけど~……。
発動条件はこう……わたくしが気分がノレるシチュエーションになったらみたいな~……。
「何それ!! 貴方の胸先三寸で発動できるかどうか決まるってこと!? じゃあ意味ないじゃない!」
いやいやそうじゃなくて~、わたくしも基本的に協力したいんだけど、思わずグッとくるタイミングじゃないと条件が整わないというかね~……。要は共感がないと駄目なのよ~。
『加護』を与える条件も、
たとえば、マルタちゃんだってかなり私情が混じってるのよ~?
あの子が与えた魔法だって、『大切な誰かを守る為に世の理不尽と戦う決意をしたときのみ発動可能』って条件がくっついてるし~。
その点、わたくしは面白そうなことをしてくれそうな流れならオールオッケーだから~。こっちの方が条件ゆるゆるの優良物件だと思わな~い?
「……っていうか、そもそも
え~、本当!?
それじゃあわたくし、期待しちゃおっかな~。そういうことなら、今回は此処まで~。
また用があったら、白昼夢とかで呼ぶからね~。
「…………神様との邂逅って、もうちょっと
いまさら~。
次回、最終話です!