龍玉これくしょん~タイムパトローラーと艦娘たち~   作:エルヤ

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今回から新章に入ります。この章はドラゴンボールがメインになっていきます。


第二章 迫りくる脅威編
第十話 新たな仲間 


 

宴が終わり次の日、俺は執務室で大淀からとある提案を受けていた。

 

アルス「建造?」

 

大淀「はい。鎮守府近海の制海権を取り戻したため遠征を行えるようになりました。しかし現在、この鎮守府が保有している艦娘だけでは遠征を行えば鎮守府の守りが薄くなってしまいます。それに強化深海棲艦が現れてから遠征も危険になりました。そのため川内さんたちの誰かを遠征に同行させるべきだと考えます。」

 

アルス「そうすればさらに鎮守府の戦力が落ちる。だから新たに建造を行い戦力を増やすべきだと。そうゆうことか?」

 

大淀「そのとおりです。」

 

アルス「ふむ・・・」

 

たしかに大淀の言うとおりだ。現状、この鎮守府の戦力は少ない。遠征の川内たちを入れなければならないとなればさらに戦力低下は否めない。それに人数が少ないため各々の負担も大きい。これからは出撃、遠征、近海の哨戒、修行、さらに休みの日も作りたい。今のままでは人数が少なくてこのローテーションが作れない。

 

アルス「わかった。それじゃ建造しようか。」

 

そう言い俺は工廠に向かった。

 

~工廠~

 

アルス「明石ー」

 

明石「おや、提督。何か御用ですか。」

 

アルス「ああ、建造をしようと思ってな。」

 

明石「建造ですね。わかりました。すぐに準備しますね。」

 

アルス「ありがとう、助かるよ。」

 

そうして明石が建造のための準備を始めた。すると後ろから声がかかってきた。

 

時雨「提督、何をしているの。」

 

アルス「ん、時雨か、今から建造しようと思ってな。」

 

時雨「へえ~、僕も一緒に居ていいかな?」

 

アルス「それは構わないがどうしてここに?」

 

時雨「ちょっと散歩してたら提督を見かけてね。工廠に向かっていたから何をするのか気になって。」

 

アルス「そうか。なら一緒に建造するか。」

 

時雨「うん!」

 

今日は全員休みにしてある。鎮守府近海を攻略するためここ2週間ずっと修行をしていた。昨日鎮守府近海の海域を攻略できたため労いも込めて全員今日は休みにした。大淀だけは俺の執務の手伝いをしてもらっているが本人も特に気にせずにむしろ進んで手伝ってくれてるためとても助かっている。

 

明石「提督ー、準備できましたよー!」

 

アルス「おう、ありがとな。」

 

ちなみに明石にも休みを与えたのだが本人が好きに工廠でいろいろやっているのである。

 

明石「提督、今回はどのくらい建造しますか?」

 

アルス「そうだな・・・うーん・・・よし、今回は8人くらい建造しようか。8人建造すれば第三艦隊まで編成できるからな。」

 

明石「8人ですね。わかりました。いやー提督、思いっきりがいいですね!」

 

アルス「まあしばらく出撃してなかったから資材もたまっているしな。」

 

実は1週間に一度大本営から資材が送られてきていたのだ。ここ2週間出撃をしていなかったため資材の消費もなく溜まっていたのだ。

 

時雨「でも提督、そんなに一気に建造してもすぐには出撃させられないよね?」

 

アルス「ああ。でも今回は1週間くらい修行や演習をすれば大丈夫だろう。天龍達もだいぶ気の扱い方を覚えて練度も上がってきたしな。それに全部の海域にあの深海棲艦がいるわけでもないだろうしな。」

 

そもそも今から生まれてく艦娘全員が修行したいとも限らないだろうしな。一応明石と相談して気の扱い方を覚えなくてもあの深海棲艦に対抗できるようにできないか試行錯誤しているところだ。

 

アルス「さて、そろそろ建造を始めよう。」

 

明石「今回のレシピはどうしますか。」

 

アルス「そうだな、そろそろ戦艦や空母もほしいな・・・1番2番は400,100,600、30で3番4番は300,300、600、600で頼む。」

 

そういうと明石と妖精さんが建造ドッグに資材を入れていく。ちなみにこのレシピは提督になったときに送られてきた物資の中に入っていたレシピ本に書かれていたものだ。

 

明石「提督、準備できましたよ。」

 

アルス「おう、時雨、君もボタンを押してみるか。」

 

時雨「え、いいのかい?」

 

アルス「ああ、せっかく一緒なんだ、どうする。」

 

時雨「じゃあ僕もやろうかな。」

 

アルス「じゃあお互いそれぞれ別のレシピを1つずつ押そうか。」

 

時雨「うん。これだね。」

 

アルス「ああ、それじゃ押すぞ・・・そい。」

 

時雨「えいっ」

 

俺が1番3番、時雨が2番4番のボタンを押した。出てきた建造時間は・・・

 

ドッグ1 01:30:00

 

ドッグ2 05:00:00

 

ドッグ3 01:00:00

 

ドッグ4 06:00:00

 

アルス「おお、時雨が押した奴は建造時間が長いな。」

 

明石「この時間だと長門型と翔鶴型ですね。両方ともなかなか出ないレア艦ですよ。」

 

アルス「そうなのか、やるな時雨。」

 

時雨「ううん、そんなことないよ。」

 

口ではそう言っているがどうみても照れてるな。

 

アルス「さてと今回はこの後も建造するからな、明石、確か高速建造材とやらを使えばすぐに建造が終わるんだよな?」

 

明石「はい、そうですよ。使いますか?」

 

アルス「ああ、頼む。」

 

明石「わかりました。妖精さんたちー出番よー!」

 

明石がそういうと妖精さんがわらわらと集まってきて高速建造材を持ってきた。そしてそのままドッグに向かって高速建造材を投入し始めたが・・・

あれだ・・・完全にバーナをドッグに向かって放射してるようにしか見えない。心なしか妖精さんたちのテンションが高い気がする。まるでどこかの世紀末みたいだ。

 

アルス「・・・これ、大丈夫なのか?」

 

時雨「・・・妖精さんたちのことだから大丈夫だとは思うよ。」

 

明石「一応こんなでも失敗したことはありませんから・・・」

 

そんなことを話しているうちに建造が終わったらしい。

 

アルス「それじゃ早速結果を見ていこう。1番ドックから頼む。」

 

明石「はい。それじゃ1番ドッグ、オープン!」

 

最上「ボクが最上さ。大丈夫、今度は衝突しないって。ホントだよ。」

 

黒髪のショートヘアの元気そうな子が出てきた。戦艦ではなさそうだから重巡洋艦という奴だろう。

 

時雨「最上!」

 

最上「あ、時雨!君もこの鎮守府にいるのかい。うれしいよ!」

 

時雨「僕もうれしいよ!これからよろしくね!」

 

どうやら時雨とは何か縁があるらしい。仲良く話している様子はとても微笑ましい。

 

最上「っと忘れてた。君が提督かい?」

 

アルス「ああ、アルスだ。これからよろしくな最上。」

 

最上「うん。よろしくね。」

 

アルス「さてと、次だ明石。」

 

明石「2番ドッグ、オープン!」

 

長門「私が、戦艦長門だ。よろしく頼むぞ。敵戦艦との殴り合いなら任せておけ。」

 

今度は大人っぽい黒髪の長い髪をした女性がでてきた。

 

長門「貴様が提督か?」

 

アルス「そうだ。アルスだ。よろしくな長門。」

 

長門「ああ、よろしく頼むぞ提督。・・・なかなか気迫だな。ふ、なかなかいい鎮守府にこれたようだ。」

 

ほう、俺の力を直観的に感じ取ったようだ。流石は戦艦といったところか。彼女はなかなかに強くなりそうだ。

 

アルス「さて、次からは空母レシピの方だな。明石、頼む。」

 

明石「では3番ドッグ、オープン!」

 

木曾「木曾だ。お前に最高の勝利を与えてやる。」

 

眼帯を付けた緑がかった黒髪の少女が出できた。どうやら空母ではないようだ。

 

木曾「お前が提督か?」

 

アルス「ああ、アルスだ。よろしく。」

 

木曾「ああ、任せておけ。」

 

アルス「さて次で1週目ラストだな。頼む明石。」

 

明石「はい!それじゃ4番ドック、オープン!」

 

瑞鶴「翔鶴型航空母艦2番艦、妹の瑞鶴です。幸運の空母ですって?そうじゃないの、一生懸命やってるだけ…よ。艦載機がある限り、負けないわ!」

 

巫女っぽい服を着た緑っぽい黒髪の子が出てきた。

 

瑞鶴「あなたが提督さん?」

 

アルス「この鎮守府の提督のアルスだ。よろしくな瑞鶴。」

 

瑞鶴「ええ、よろしくね。」

 

これで1週目の建造が終わった。戦艦と空母が1人ずつ来てくれたので結果は上出来だろう。

 

アルス「さてとそれじゃあ2週目の建造を始めようか。」

 

長門「なんだ?まだ建造するのか。」

 

アルス「ああ、今度は主に駆逐、軽巡あたりを中心に建造するつもりだ。今の駆逐、軽巡の数だと遠征に出せる人数が少ないからな。」

 

長門「なるほどな。」

 

瑞鶴「この鎮守府には今どのくらい艦娘がいるの?」

 

アルス「駆逐が7,軽巡が3だな。この鎮守府はできたばかりでまだ艦娘が少ないんだ。」

 

瑞鶴「へえ~ここってできたばかりだったんだ。」

 

アルス「それにこの鎮守府少し特殊だからな。」

 

木曾「特殊?なにが特殊なんだ。」

 

アルス「その辺の話はあとでするよ。まずは建造をしてしまおう。」

 

 

さっきの4回の建造でかなり資材を消費したからあまり資材を使わないようにするか。

 

アルス「それじゃあ・・・全部30で頼む。」

 

明石にそういうと4つのドッグにテキパキと資材が入れられていく。全てのドッグに資材が入れ終わったことを確認してボタンを押す。

 

ドッグ1 00:20:00

 

ドック2 00:22:00

 

ドッグ3 01:00:00

 

ドッグ4 01:22:00

 

4つのドッグに時間が表示される。今回は時間は全体的に短いが4つのドッグすべてに高速建造材を使う。あっという間に全ての建造が終わる。

 

アルス「明石、今回は4つのドッグ全てを一斉に開けてくれないか。」

 

明石「わかりました。それでは全てのドッグを一斉に開けますね。」

 

新しい仲間に早くこの鎮守府に慣れてもらうため今回は手っ取り早くいこう。

 

明石「それじゃ全てのドッグ、オープン!」

 

4つのドッグが一斉に開く。

 

響「響だよ。その活躍ぶりから不死鳥の通り名もあるよ。」

 

霞「霞よ。ガンガン行くわよ。ついてらっしゃい。」

 

神通「あの……軽巡洋艦、神通です。どうか、よろしくお願い致します……」

 

夕張「はーい、お待たせ?兵装実験軽巡、夕張、到着いたしました!」

 

駆逐艦が2人、軽巡洋艦が2人がでてきた。おおよそ狙い通りの結果だ。

 

アルス「えっと、俺がこの鎮守府で提督をしているアルスだ。よろしくな。響、霞、神通、夕張。」

 

響「よろしく頼むよ。司令官。」

 

霞「ふん、まあせいぜい頑張りなさい。」

 

神通「よろしくお願い致します。」

 

夕張「よろしくね提督!」

 

みんな元気があってなによりだ。さてこれで今回の建造は全て完了した。

 

アルス「これでこの鎮守府もさらににぎやかになるな。」

 

時雨「うん。早くみんなに教えてあげよう、提督。」

 

アルス「ああ、さてみんなには食堂に行ってもらいたい。そこでこの鎮守府のみんなと会ってもらう。それからこの鎮守府の説明もする。その後は飯を食べたらこの鎮守府を案内するよ。」

 

長門「それは楽しみだな。」

 

霞「でもなんで食堂なのよ。講堂とかあるでしょ。」

 

アルス「まあまあ、俺はみんなとできるだけ対等な対場で関わりたいんだ。だからあまり堅苦しいことはしたくないんだよ。それにちょうどお昼時だしね。」

 

霞「はあ!?司令官ならもっとビシッととしなさいな!」

 

瑞鶴「まあまあ霞ちゃん、いいじゃない。私は提督の雰囲気、嫌いじゃないわよ。」

 

長門「そうだな。こうゆう提督がいても問題なかろう。」

 

霞「・・・ふん。」

 

アルス「ははは!それじゃ時雨、みんなを食堂に案内してくれるかな。俺は他のみんなを集めてくるよ。」

 

時雨「わかったよ提督。任せて。」

 

アルス「おう、それじゃみんな、後でな~」

 

俺はみんなを集めるためまずは執務室に向かった。

 

 

 




今回は建造回でした。今回一気に8人も増えました。建造は海域ごとに行うつもりです。今回はまだ鎮守府の艦娘が少なかったので多めに増やしました。でもみなさんも一度は何十回も連続で建造したことあるのでは?
運よくねっと思ったかもしれませんが時雨は幸運艦なので長門と瑞鶴を出しました。ちなみに瑞鶴は本当に僕の鎮守府で最初に来てくれた正規空母です。赤城さんをもらう前に来てくれたですよね。今では僕の鎮守府で最高レベルの艦娘です。さて次回から少しずつDBの敵を出していくつもりです。最初の敵はあの劇場版の人気ボスです。次回までお楽しみに!
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