龍玉これくしょん~タイムパトローラーと艦娘たち~   作:エルヤ

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また3ヶ月経ってた・・・すまぬ・・・


第十三話 命拾い

 

矢矧「う・・・ん・・・?」

 

意識を失い死を待つだけであった矢矧はどこかのベッドの上で目覚めた。

 

矢矧(私は生きてる?確かターレスって名乗った男に殺されかけて・・・)

 

ターレスによる襲撃により瀕死の重症となり助けも見込めず死を確信していた矢矧は自分が生きていることに驚いた。体の至る所には包帯が巻かれているが確かに生きていた。

 

矢矧「ここは・・・?」

 

目が覚めると見知らぬ場所であった。周りを見渡して見ると他にもベットがあり包帯など置かれている机がある。どうやらここはどこかの病床のようだ。なぜ自分が病床にいるか考えていると部屋のドアが開いた。

 

時雨「あっ、矢矧!よかった。目が覚めたんだね。」

 

矢矧「時雨?」

 

時雨「怪我の方はもう大丈夫?」

 

矢矧「え、えぇ・・・」

 

矢矧は部屋に入ってきた時雨を見てここがどこかの鎮守府ということを理解した。

 

時雨「ちょっと待ってて。今水を持ってくるから。」

 

そう言い部屋から出て3分ほどして時雨は水を持って戻ってきた。

 

時雨「はい。どうぞ。」

 

ありがたく水をもらい飲みこす。一息つけたことで落ち着くからできた。

 

矢矧「ふぅ、ありがとう時雨。助かったわ。」

 

時雨「どういたしまして。」

 

矢矧「少し質問していいかしら?」

 

時雨「なんでも聞いて。」

 

矢矧「ここはどこの鎮守府なの?」

 

時雨「ここは新井鎮守府。最近新しくできた鎮守府だよ。」

 

矢矧(新井鎮守府・・・たしか最近できた新しい鎮守府でありながらあの深海戦艦を倒したと言われている鎮守府)

 

この新井鎮守府は例の深海戦艦を倒したという報告があり各鎮守府では噂となっていた。

 

矢矧「時雨。私を助けてくれたのはあなたなのかしら?」

 

時雨「ううん。矢矧をここまで連れてきたのは提督だよ」

 

矢矧「提督?」

 

想定外の答えに矢矧は首を傾げた。てっきり時雨またはこの鎮守府に所属している艦娘の誰かに助けられたのかと思っていたが時雨は提督と言った。

 

時雨「僕たちの提督は特別な力を持っているんだよ。僕も提督に助けられたことがあるんだ。」

 

矢矧の疑問に答えるように時雨は自分の提督について話した。

 

矢矧(たしかこの鎮守府の提督に関する情報は資料にはなかったはず・・・)

 

新井鎮守府は強化深海棲艦を倒したことで他の鎮守府では噂になっているがそれはなにも強化深海棲艦を倒したためだけではないのである。この鎮守府の提督の情報はまったくないのである。強化深海棲艦を倒したとなればその提督は何かしらの情報が他の鎮守府に上がるだろう。しかしそういったことは全くなく新井鎮守府の提督は謎に包まれているのだ。矢矧は自分を助けたというその提督について知りたいと思った。

 

矢矧「その特別な力ってなにかしら?それにあなたも助けられたれたと言ったけどこの鎮守府の提督は前線にまででてきているの?」

 

自分をこの鎮守府まで運んだとなると船か何かで海に出ていることになる。しかし深海棲艦が出現してからは迂闊に船を出すことはできない。深海棲艦に見つかればあっけなく沈められてしまうからだ。そのため現在船を出すには海域を制圧し艦娘の護衛がなければ船は出せない。矢矧が所属していたショートランド泊地は本土から離れた場所だ。ここからショートランドまでどのくらいの距離があるかわからないが少なくても制圧できていない海域は通っているだろう。普通ならば自殺行為だ。

 

時雨「驚くと思うよ。提督はね凄く強くて深海棲艦なんてあっという間に倒せるんだよ。それに空も飛べるんだよ。」

 

矢矧「え・・・えっ!?」

 

矢矧は時雨の言っていることが理解できなかった。

 

時雨「僕はあの強化深海棲艦に沈められそうになった時に提督に助けてもらったんだ。あの強化深海棲艦も提督があっという間に倒しちゃったんだよ。」

 

矢矧「・・・時雨、それって何かの冗談よね?」

 

ありえない。そう思い時雨に聞いてみたが・・・

 

時雨「いや、全部本当のことだよ」

 

時雨曰くマジだそうだ

 

矢矧(ありえない!艦娘ではない人間が深海棲艦を倒すなんて・・・)

 

そこまで考えたところ矢矧は思い出した。自分を今の状態にし、ショートランドを破壊した男の存在を。

 

矢矧「時雨・・・その提督は本当に信用できるの?」

 

もしあの男、ターレスと同じような力を持った人間が提督ならば信用できるか確かめなければならない。もしその提督がその力をターレスと同じように振るわないかどうかを。

 

時雨「・・・矢矧、君に何が起きたのかは僕にはわからない。でもこれだけは言える。提督は決して僕たちを見捨てたり傷つけたりはしない。提督は優しい人だよ。」

 

時雨はそう断言した。その眼はとても真剣な眼差しをしていた。

 

時雨「僕の言葉だけじゃ判断できないなら直接話してみるといいよ。ちょうどここに来たみたいから」

 

するとドアが開いた。そうすると白髪の若い男性が入ってきた。しかし男は軍服ではなく胴着のようなもの着ている。

 

???「目が覚めたようだね。具合はどうだい?」

 

矢矧「あなたは・・・?」

 

アルス「俺はアルス。この鎮守府の提督だ」

 

この男がこの鎮守府の提督であった。

 

 

 




また期間が空いてすいません。実を言うと最近艦これのモチベーションが下がっておりこのssを書く意欲も下がっておりまして・・・次投稿するのもいつになるか分かりません。もしかしたら他のssも書き始めるかもしれませんがこのssも続けるつもりではあるのでもしもこんなssを気にいってくれたのならば気長にお持ちください。身勝手で申し訳ございません。
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