龍玉これくしょん~タイムパトローラーと艦娘たち~ 作:エルヤ
第二話 出会い
アルス「痛つつつ、何だったんだ?」
あの謎の黒い球体に吸い込まれた後、俺はどうなったんだ?
とにあえず体に異常は無さそうだが...
アルス「ってどこだここ!?」
少し体を動かそうとして立ち上がったら見慣れない場所にいた。
さっきまでいた次元の裂け目の中とはまた違った場所のようだ。
アルス「ここも次元の裂け目の中なのか?」
分からん。さっきの奴らの気も感じない。
こういう時は時の界王神さま達に聞くのがいいだろう。
そう思い通信を開いたが...
「...........」
ダメだ。通信が繋がらない。何か特殊な力が働いているのか?
アルス「しかたない、歩いて捜索するか。」
そうして俺は歩き始めた。
〜15分後〜
歩いて見てわかったことはここは島だということだ。
だが誰もいないし、建物もない。いわゆる無人島だ。
食料は果物があったから何とかなるだろ。しかし水はどうするか。
流石に海水をそのまま飲むわけにはいかない。
どこか飛んでいって町を探すか?
そうやって考えていると
アルス「ん?ここからそう遠くないところに気を感じるな。一つではない、複数の気があるな。」
どこかの町の船か?ならばちょうどいい。その人達に町の場所を聞いてみよう。どっちしろここにいても進展無さそうだしな。
そう決めると俺は気を感じる方向へ飛んでいった。
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???「みんな急いで!」
どうしてこうなったんだろう。
僕は白露型駆逐艦2番艦時雨。
僕は今川内、吹雪、睦月、夕立、白露と共に大本営に向かっているところだ。だが途中で深海棲艦に見つかり攻撃を受けて追いかけられている状態だ。
僕たち艦娘は海から現れる深海棲艦に唯一対抗できる存在だ。
数年前深海棲艦が現れてから海は奴らの手に落ちた。
国々は海を取り戻そうと奴らに戦いを挑んだ。
しかし結果は惨敗。現代兵器では奴らに傷をつけることは出来なかった。
このまま世界は
そんな時現れたのが僕たち艦娘だ。艦娘はかつての軍艦の魂を引きつぐ存在であり深海棲艦に唯一対抗できる存在である。艦娘のおかげで人類は徐々に海を取り返していった。
現在多くの艦娘が確認されている。とくに日本はその数が多い。日本は鎮守府を各地に建て艦娘を建造して提督と呼ばれる人物が指揮を取る。そうして深海棲艦に対抗していった。いつしか日本は自衛隊から海軍と名を変え多くの人物が海軍に入隊した。
僕はとある鎮守府で建造された。当時は小さくて艦娘も少なかったけど次第に大きくなっていった。僕も戦った。最初はうまく戦えず大破も多かったけど次第に強くなっていった。僕の姉の白露や妹の夕立とも出会えて嬉しかった。
僕は改二になり、その後白露や夕立も改二になった。
そうして鎮守府は日本においてもトップレベルの大きさになり多くの艦娘が着任した。鎮守府の仲間たちと一緒に深海棲艦と戦い続けた。
でも一カ月前その均衡は破られた。
突如ものすごく強化された深海棲艦が出現したのだ。
その深海棲艦は紫色のオーラを纏っていて駆逐艦の攻撃でこちらの戦艦を一撃で大破させた。
動きも早くてこちらの攻撃をほぼほぼ躱してしまう。
そんな深海棲艦が現れたことによりジリジリと前線を後退。
大本営もその深海棲艦を何とか倒そうと頭を悩ませていた。
そんな中奴らのが多くの深海棲艦を率いて鎮守府を襲撃するという事態が起きた。そしてその鎮守府は崩壊してしまった。
その後もいくつもの鎮守府が奴らの手によって破壊された。
そして昨日、ついに僕たちの鎮守府にも奴らはやってきた。
必死に抵抗したけど戦力差が違いすぎた。何百という深海棲艦に紫色のオーラを纏う深海棲艦。
多くの艦娘が沈んだ。
そして提督は最後の命令を出した。
提督「生き残ったものは大本営に向かえ!君たちは我が国の希望だ!生きて大本営に辿り着け!そしていつの日か奴らを倒し海を取り返してくれ!」
そう言った。
ある艦娘は提督も一緒に逃げようと言った。
ある艦娘は残って戦い続けると言った。
しかし提督はどれにも頷かなかった。
そして提督は大量の爆弾を乗せた船に乗って奴らに突撃した。
提督は自分を犠牲にして僕たちが逃げるために囮になったんだ。
提督の船は深海棲艦に撃たれた。それでも止まらずに進み、深海棲艦の前で自爆した。もちろんそんな程度では深海棲艦は沈まない。
でもそのおかげで深海棲艦が怯んで隙ができた。その隙に僕たちは大本営へと向かい始めた。
僕たちはいくつかの艦隊に分かれて大本営に向かった。
僕は川内、吹雪、睦月、夕立、白露と共に大本営に向った。
だがその途中で深海棲艦に見つかり攻撃を受けたのだ。
川内「もう!しつこいな!」ドーン
吹雪「川内さん!左!」
リ級「シズメ」ガシャ
夕立「っぽい!」ドーン
リ級「ギィアァァァ」撃沈
川内「サンキュー!夕立!」
夕立「お安いご用意っぽい!」
睦月「川内さん!さらに敵の増援だにゃし〜!」
川内「えぇぇ!まだ増えるの!勘弁してぇぇ!逃げるよ!」
更に敵の増援だ。このままだとまずい。もう弾薬もあまり残ってない。
なんとか大本営まで逃げ切らないと。
敵艦載機<ブーン
時雨「敵の艦載機...」
艦載機が飛んで来たということは空母がいるということだ。
ヲ級「...」
時雨「敵増援艦隊のヲ級を確認!」
川内「空母まで来たの!?」
敵艦載機<ドドドドド
吹雪「きゃあ」
睦月「吹雪ちゃん!」
時雨「くっ...」ドドドド
何とか艦載機を落とさないと...
白露「時雨!危ない!」時雨を突き飛ばす
ドォォーン
時雨「白露!」
どうやら魚雷が来ていたようだ。白露が僕を庇って魚雷に命中した。
時雨「白露!大丈夫かい!」
白露「う、うん。何とかまだ動けるよ...」
川内「時雨、白露!大丈夫!?」
時雨「僕は大丈夫。でも白露が...」
白露「あたしもだ、大丈夫...」
川内「無理しない!こうなったら私が敵に突っ込んで道を作るからその隙にあんたたちは...」
夕立「川内さん!あ、あれ!」
夕立が指先を見ると紫色のオーラを纏ったル級がいた。
川内「嘘...こんなときに...」
ドゴォーーン
川内「くぅぅぅ」
時雨「川内!」
吹雪・睦月「川内さん!」
川内が大破した。敵はまだまだいる。
川内「し、時雨、白露を連れて逃げて...吹雪、睦月、夕立、あんたたちも...」
睦月「でもそうしたら川内さんが!」
川内「わ、私のことはいい...早く逃げて...」
時雨「嫌だ!僕はもう仲間が沈んでいくのを見たくない!」
そうこうしている内に敵艦隊はさらに近づいてくる。
ドォォーン
ドォォーン
ドゴォーーン
睦月「きゃあ」
夕立「ぽ、ぽい〜」
時雨「くぅぅぅ」
今の攻撃でみんな中破以上になった。これじゃ逃げ切ることは不可能。
ここまでかな...ごめんね提督。
提督の命令を守れないことを悔やみつつ僕は目を閉じて最後を向かえようとした...
.......
時雨「あれ?」
いつまで経っても攻撃がこない?
そう思い目を開けてみると...
???「種類は増えたけどやっぱ大したことないな。」
そこには見知らぬ男と倒れている深海棲艦の艦隊があった。
時雨「え?」
???「君たち、大丈夫かい?」
男が振り返りながらそう言ってきた。
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船かなと思いながら気の方向へ飛んでいったら、次元の裂け目で見た正体不明の奴らと6人の女の子が戦闘していた。
女の子たちはみんな怪我してたし、あの黒い連中から嫌な気を感じたからとっさに女の子たちを助けた。
アルス「種類は増えたけどやっぱ大したことないな。」
次元の裂け目で見たタイプの他に何人かいたけどどいつも一発でダウンした。まだ残っている連中に一人、他の連中より強い気を持っているやつがいるけどそいつ以外は雑魚だな。
時雨「あなたは...?」
後ろの少女から声をかけられた。何やら背中に背負っており海に浮かんでいる。他の5人の少女もこちらに困惑したような顔を向けている。
アルス「俺の名前はアルス。ただ道に迷った人間だよ。」
俺がサイヤ人であることやタイムパトローラーであることは伏せておく。話しても信じてもらえないと思うが。
夕立「ただの人間は海には立たないっぽい」
金髪の女の子がそうツッコンでくる。まぁ普通はそうか。
アルス「これは海に立ってるじゃなくて空に浮かんでいるんだよ。」
一応訂正しておく。全員首を傾げていたが。
すると
川内「ッ!危ない!」
他の子たちより幾分か年上そうな女の子が叫ぶ。
俺は振り返り飛んできた数十発の砲弾を全て弾き返す。
深海棲艦「!?」
艦娘たち「!?」
アルス「悪いが話の途中なんだ。一気に終わらさせてもらうぞ!」
俺は飛び上がり連続エネルギー弾を放つ。
アルス「てぇりぁりぁりぁりぁ!」
敵駆逐艦たち「ギィィィィ!?」
リ級「ナンダコレハ!?グワァァァ」
ヲ級「ヨ、ヨケキレナイッ、グワァァァ」
黒い連中は俺のエネルギー弾を避けきれずにどんどん倒れていく。
エネルギー源を放ち終え、様子を見てみると残っているのは少し強い気を持った奴だけだ。そいつもエネルギー弾を避けきれずにダメージを負っているようだ。
ル級「クッ、ナンナンダオマエハ!?」
アルス「さっき言ったろ、人間だって、ちょいと特殊だかな」
ル級「フザケルナ!コロシテヤル!」
奴の気が上がった。紫色のオーラもより激しく揺らめいている。
あの紫色のオーラ、トワの魔術に似ているな...まさかな...
奴はミラに取り込まれてミラとともに消滅したはずだ。ありえない。
ル級「シネェェェェ」ドゴォーーンッ
アルス「さっきよりも威力が上がっているな。砲弾に気を纏わせたか...だが...」スッ
俺は手を出してその飛んできた砲弾をキャッチする。
アルス「その程度じゃ俺を殺すことはできないぜ!」
そしてその砲弾を思いっきり奴の方へ投げ返す。
ル級「バカナ!?」
奴は慌てて回避する。しかし
アルス「これで終いだ!はあああ!」
俺のフルパワーエネルギー波が奴を飲み込んでいく。
ル級「グワァァァァァ」
奴は抵抗も出来ずに消滅した。
吹雪「嘘...」
後ろで見たい黒髪を後ろで纏めている女の子がそう呟く。
見てみると全員信じられないと言った表情でこちらを見ている。
アルス「さて、これでゆっくり話せるな。」
そう言い俺は彼女たちに笑いかけた。
第二話でした。ここから艦娘たちの登場です。
ちなみに今回選出した艦娘は理由は
時雨:趣味(嫁艦)
川内:.趣味
吹雪:趣味
睦月:趣味
夕立:趣味
白露:趣味
です。いやぁやっぱりみんな可愛いですよね。
でも一度多く出しすぎた感を感じます。
誰をどのように喋らせるべきなのか分からなくてなりましたw
また戦闘描写も下手くそです。もう少しうまく書けるようにしていきたいですね。
こんなのでも面白いと感じてくれたなら嬉しいです。
次回もお楽しみにしていてください!