ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

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よーし、今日も与太話系ブルアカ二次創作をやってイクゾー!!

ミレニアムに向かう道中が膨らんでしまったから畜生!


千年王国ダンスフェス・開幕

 

助手席にミクパイセンを乗せ

黒塗りの防弾車両でミレニアムに向かって

クルマをぶっ飛ばしていく。

 

ミレニアムに向かう途中の道路で……

 

このまま何事もなく無事に……着け、つけ……

 

「へいへいへーい!

臨時料金所の時間だコラァ!!

ここ通りたきゃ金出しなロボットのオッサン!

ゆっくり走ろうキヴォトス、テレビで言ってるぜ!?」

 

「アイエエエ……クレジットないです……」

 

前を走っていただけの

哀れな一般通過乗用車の運転席に向けて

ガムをクチャラせながら

気楽にサブマシンガンを突き付けるチンピラA!

通りすがりのロボットや犬猫の市民が

道路妨害&カツアゲに合うマッポー的光景!

 

(つけるわけがなかった、キヴォトスいい加減にしろよ……)

 

真っ黒なマスクに改造制服、特攻服を彩る漢字は

「羅武羅武鬼憂云」(らぶらぶきゅん)

「我絶死覇火我異威々」(わたしはかわいいい)

「慰血冴悪異珠苦李無」(いちごあいすくりむ)

 

威圧的なショドー!カワイイ!

行いは全くカワイクナイ!

 

「払えねぇだあ!構うこたぁねえぶっ壊しちまえ!」

 

「いっぺんこんな事やって見たかった!イヤッホー!!」

 

「爆走ヘルメット団心得!エンジョイ&エキサイティング!」

 

「何人たりともアタシラの前は走らせねえ!超エキサイティン!」

 

金がないと見るや壊される前の車!

他のヘルメット団もまた

無軌道な暴走行為と破壊行為に明け暮れる!!

此れもまたキヴォトスの倫理透き通るマッポーの一側面か!

 

前方の車両を破壊し終えた後、当然こっちにも向かってくる。

親の顔より見たヘルメット団にチンピラAにチンピラB!

 

「大人がえっらそうに高級車乗り回しやがって!」

 

「どうせ薄汚いマネーで手に入れたんだろ!

殺すぞ。ムカつくんじゃ!」

 

「おら出てこいコノヤロー!!」

 

サブマシンガンの銃撃のアイサツだ!

他のヘルメット団もドッカンバッキンと

容赦なく乗っている車を囲んで鉄パイプで叩く!!

クレジットをかけて防弾仕様にし

ゲマトリアのオーパーツで強化した

車両は簡単には壊れない……が……

 

「悲しい、悲しいなぁ……神経が苛立つ……」

 

今は迷わず進むのみ。拡声器を取り出す。

 

「初めまして」

 

「ヘルメット団各位の諸君に申し上げる、私はマフティー・エリンだ!

無軌道な破壊活動に明け暮れるヘルメット団に何度でも反省を促したい!」

 

 

「いけぇ、ミクゥ!!マフティーの道を開いてくれ!!」

サンルーフのパワースライドスイッチを押し込む。

クルマの上部が展開する。

 

「はい、初音ミク!行っきまぁあぁぁす!」

宇宙世紀の天パの出撃セリフと同じ、勢いをつけたイントネーション。

飛び出し、クルマの上部に着地する

 

「此処からが地獄だぞ!」

 

景気を付け、自らを鼓舞するため音楽を流す。

Z.O.Eシリーズ『アヌビス』の主題歌『Beyond the Bounds』

歌詞に思いを巡らせる時間はない。

 

ミクが武装を取り出す。

武器種GL、ライブ用Tシャツキャノン――否

 

「ル・ヌ・ペレト・エム・ヘル」(死者の書)

 

「気づいたんです、護ってるだけじゃ勝てないって……

戦いたくなんかないのに、寝て暮らしたいのに、貴女達が邪魔をするから――!!」

 

 

可愛らしくしたパピルス、カノプス壺

オタクグッズのビーム砲と揶揄される丸めたポスターを足して割ったような外見

武器種がグレネードランチャーなのは共通だが……

問題はその威力だ。

 

「ギャー!!」

「グワーッ!!」

「アバッ……アバッ……」

一発でなんか見えない衝撃波に吹っ飛ばされて

ヘルメット団が車田ぶっ飛びして地面にたたきつけられて

ヘイローがチッカチッカ点滅してるんですどぉ!!?

 

「おい、お前回復はどうした!?Tシャツキャノンじゃねえのそれ!?」

 

「はい、これ圧縮空気砲弾をぶっぱなすエアロブラスターです!

ゴルコンダ&デカルコマニーさんに武器が欲しいって言ったらくれました!」

 

「あいつらぁ!?仕様書貰ってない!?見せてくんない!?」

 

「あ、これです、説明書」

 

なになに……テクストをふんだんに盛り込み……

非殺傷の「マアト」から最大出力ヘイロー破壊級「アメミット」まで

出力調整可能……

アメミットの場合圧縮空気砲弾が着弾時に解放され超音波を発生。

物体の固有振動数に共振、共鳴して破壊超音波をバラまいて……

物体の強度にかかわらず全てのものを砂に還すオシリスの審判……

冥府の女王の持物に相応しい一品に仕上がったと自負しております……

 

「何やってんだゴルコンダ&デカルコマニー!!

無駄に洗練された無駄のない超破壊兵器開発者に反省を促してぇ!!

子供にガチでヤバい武器をもたせるんじゃあない!?」

 

「大丈夫です!ちゃんと非殺傷の出力最小で撃ちました!

私だってその辺りはわかってます!」

 

えへんぷい、とご立派な胸部装甲を逸らして得意げなミクパイセン。

 

「うん、ずっと最小出力のマアトで頼む。

無駄な暴力も殺生もマフティー性に反する。

反省を促したいだけで断じて殺したいわけではないのだ」

 

「わかりました!懲らしめるだけで殺さない、マフティー性がなんだか

私にも伝わってきました……とってもいい考えだと思います!」

 

「思わぬ足止めを食ってしまった……

とにかく、ミレニアムへの道を突貫するぞ!

必要以上に痛めつける必要は全くない!

このまま車を進める、進路を妨害するやつだけ蹴散らして反省を促せ!」

 

「はいっ!!」

 

マフティーを乗せた黒塗りの防弾車両が走り去っていく……

 

ヘルメット団を蹴散らしながら進んでいくと

セイントネフティスの武装リムジンが対向車線から走ってくる!

ヘルメット団がリムジンにも銃撃や爆発物を投げるが

無情、小動もせぬ!大企業の車両は掛かっているマネーと技術が違うのだ!

アクセルを緩めること無いその無慈悲な速度で

道路を妨害していたヘルメット団やそのバリケードを蹴散らしていく!

「グワーッ!!」「ヤラレター!」

……ハデに吹っ飛んで気絶しただけで全然平気そうだ……

 

「轢かれても大したことないのホントキヴォトス人はさぁ……

そんなんだから破壊に躊躇が無いのか……」

 

「毎日がハリウッド映画かなんかなの……?

このキヴォトスの治安にも倫理にも反省を促したい……」

 

リムジンと正面衝突する趣味はないので回避行動を取り……

 

一瞬だけスローモーションになる世界。

 

ミクに負けず劣らず胸部装甲がでかい緑のヘイローの子。

ベージュのロングヘアー、ワンサイドアップの髪に

黄色のパーカーを羽織る娘が

緑の瞳をまん丸に見開いて

リムジンの窓に両掌をついて信じられないものを見た、という顔をしていた。

 

交錯は一瞬。こちらもあちらもかなりの速度を出していたし

あっという間にすれ違い、マフティーの目には

ミレニアムの入り口が見えてきた。

 

 

残されたヘルメット団がのろのろと起き上がる。

多少の擦り傷はあれど気絶以上の怪我をしている者はいない。

後遺症もなく、何の異常もない……

キヴォトスではほとんど無視できる苦痛だ。

「う、うわわ……わああん……」

なのに彼女たちは全員ぽろぽろと涙を流していた。

「確かに、負けたけどさあ……いつもの事だろ、こんなん……」

チンピラAも泣いていた。

「わかんない、負けたのが悔しいのかわかんない、けどそれ以上に……」

「こんなことしてていいのかなぁってなって……」

「私は……私たちは……何か素晴らしいものに見放されてしまった……」

「そんな気がしてならないの……」

「バッカ、気のせいに決まってるだろ……かすり傷だろしゃんとしやがれ……

ガッコでもどうせ上にいけねえし、神秘のつええやつにも大人にも勝てねえ。

今更、暴れる以外に人生どうしたらいいかわっかんねえよ……」

「そういうアンタも泣いてんじゃん……」

啜り泣きはしばらく続いていた。

 

 

 

「やっとこさ……ミレニアムについた……

クルマを走らせるだけでハリウッド張りの銃撃戦があるとか

絶対おかしいよな、おかしい!でもこれがキヴォトス!

これがキヴォトスだから畜生……!」

 

ミレニアム入り口で警備員のロボットに止められた。

 

「ミレニアムプライスの準備の真っ最中ですし、基本的にミレニアム生徒区画には出入りの業者か保護者、生徒の子、関係者以外の立ち入りを制限させて貰っています」

 

 

 

なん……だと?

 

「産業スパイに暗躍されても困りますので……

何か身分の証明できるものや関係者のコネがあれば話は変わるのですが……」

 

「困りましたねマフティー。強行突破するわけにも行きませんし……」

「あー、大丈夫だ、一応、セミナーの早瀬ユウカにはコネがある、今連絡する……」

 

「ミレニアムのセミナーの子に縁があるなんてどういうことです?」

 

ちょっとミクパイセンにジト目で見られたが……

 

「組織の仕事……投資絡みで縁があったってだけだ……

アビドスの債権絡みのクソ面倒な仕事のやり取り、聞きたいのか?

ぺら、回してもいいが……」

 

「ほっ、なーんだ……組織のお仕事がらみ

そういうのだったらいいです、経済のお勉強は結構です」

 

ミクは面倒そうな話に眠そうな顔をした。こいつ……

 

「ユウカに頼んでミクの分の手続きやら……

私の分の株主証明などもしてもらわねばならないか……」

 

アビドスの方の車線に走り去っていたリムジンを思い出す。

 

(企みたいことは一杯あるが長居はしたくないな……)

 




面白いかどうかなどわからん!
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