ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

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今日も頑張ってブルアカ与太話&怪文書を書いてイクゾー!
総力戦って書いてあるけど戦闘シーンが薄くて
マフティーがほぼペラ回して歌ってるいるだけなのごめんね!!

「屋内戦・黄泉の女王オシリス」
地形:屋内戦 防御タイプ:軽装備 攻撃タイプ:神秘/振動 Insane/Torment
参加条件 M.N.E 前哨戦 「グラン・ギニョール前奏曲」をクリアしている事
戦闘時間4分

M.N.E
硬化テクタイト壁×3
黄泉の女王オシリス

ル・ヌ・ペレト・エム・ヘル
ペレト・エム・ヘルゥ
マア・ケルウ
マアト・ケルウト
アメミット/全滅確定攻撃/硬化テクタイト壁&M.N.Eの撃破で使用してくる。

戦闘前の会話をスルーしてギミックヒントを見逃し
気持ちよく殴り過ぎてアメミットを
食らって全滅した先生も結構いるとか。
想定されているBGMはZ.O.E.2 ANUBIS Beyond the boundsですが
マフティーの脳内では違うBGMが流れているようです……


千年王国ダンスフェス・終幕・総力戦

 

ゲマトリアー!!!!

ゴルコンダ&デカルコマニー!!

はやくきてくれーっ!!!! 早く迎えに来てー;;

硬化テクタイト壁も暁のホルスの前では頼りないし

「はやくきて~はやくきて~」と心の中で泣き叫んでいる!

マフティーはずっと泣いてるよ!!

 

暁のホルスが茫然として脳破壊喰らった顔してるじゃん!!

 

「ホシノ嬢以外は初めましてか。アビドス対策委員会各位に申し上げる。

わたしは、ゲマトリアの道化マフティー・エリンだ」

「えっと、初めまして?アビドスの後輩になるのかな?初音ミクです」

 

「だって、だって先輩は、あの時、あそこに居たユメ先輩は……

これっ、盾と手しか……生きてたんですか!?

何で姿を現してくれなかったんですか!?思い出してください!!」

暁のホルスが涙目になって問い詰める。

 

「生きて……?」

「奴らに…奴らに一体何を……?」

「洗脳……されちゃってる……?それとも偽物なの……?」

 

「……やってくれたな、良くもやってくれたなマフティー!!」

 

「ん! やっちゃいなよ、そんな偽物なんか!」

こらーシロコー!!よくわかってないのにテキトーなこというな!

「こちらを惑わそうとしているだけです!」

 

ほらー!記憶がないからって本物じゃないって

勝手に勘違いして攻撃性がむき出しになるぅ!

 

 

「偽物呼ばわりとは酷いことを言う、きっと彼女に記憶があったら傷つくだろう

つい最近死の淵から蘇ったばかりなのに。

致し方ない無理からぬやむを得ないことか。

彼女を死の淵から拾い上げた事実には敬意を払ってほしいところだが……

人は結局のところ見たい真実しか見ない」

 

ほらー!もー!現在進行形でメンドクサイことになってんだよぉ!

こっからどうペラ回せばいいんだよぉ!

マフティーもうわかんないってぇ!!

 

「奴らに何を? えっ、怖っ……ユメ先輩……?」

ほらーもーミクパイセンも困惑してるじゃないかあ!!

 

「ミク、奴らの声には応えてはいけない、少しだけ口をつぐんでいてくれ。

話がこじれる――私にとっては既に極めて面倒くさいことになったが……

知りたいであろうことを簡潔に述べる。

今ここで私を殺めたらお前の知るユメ先輩は二度と戻らんぞ」

 

「返せっ、戻せよ!!」

 

「記憶を封じてある、暗示や洗脳してある……と。

キミたちには見えているはずだ、認識していると私は考えている。

複雑な洗脳や暗示の類がショックや気つけ程度で戻れば苦労はせん。

暗示をかけた術師の死は対象の精神崩壊の危険さえあるのだ。

暴力で確かめてみるか?おススメはせんよ、悪党の最後っ屁は侮るものではない」

 

「ぐっ……」

「卑怯よ!!」

 

ペラ回しなんだけどな!!

ミクがアイコンタクトでそんなことしてたんです?

みたいなきょとんとした顔してるけど

ペラだよ!

 

「そもそもの状況が極めて難解で複雑な話なのだ。

魂と記憶などは君たちが考えるより遥かに複雑な神秘の領域で――

ラビ(律法学者・神秘思想家)を失ったゴーレムが暴走するなどちょっと考えれば……これは知るわけもないか」

 

 

「ゴーレムの作り方には額にエメス(真理)と書かれた札を張り付ける

あるいはセムと呼ばれる印を口の中に入れるなど諸説あるが……」

 

もう何言ってんだか分かんなくなってきた。

 

「あ、いつの間にかついてたこれってそんなんだったんですか?」

 

なんかミクパイセンに舌ピアスが付いてるんですけど……

こんなもん付けた覚えないんですけどぉ!?

ペラ回してたらなんかまた知らんことがぁ!?

 

「……アイドルになろうって誓った先輩が悪い男に引っかかって……

脳が破壊されていくような感覚です~

……覚悟してくださいねー」

 

ノノミのガトリングガンがめっちゃ硬化テクタイトの遮蔽に当たってる!!

 

ヤバいって!ヤバいってこれ!!

なんか罅入り始めてるし!!

ミクが盾になると乱射は止んだ。

 

「ええい!酷いことをする!!話を聞いていたのか!?」

「待って待って待って不味い不味い!」

「先輩が人質に取られてる!!」

 

「はあ……君たちにとってのユメ先輩、私にとっての初音ミクは今

失った命を仮初にゲマトリアの秘術で補って繋いでいる。

それはゲマトリアから供給されている。

つまり初音ミクは、マフティーとの契約を破りゲマトリアから降りたら死ぬ……

青輝石やオーパーツに戻ってしまう可能性がある、試そうとは思わんが」

 

「卑劣です!ユメ先輩の記憶と命を盾に取るなんて許せません!!」

 

そんな可能性あったんですか?みたいなことをミクがアイコンタクトする

その辺わかんねーからゆっくり調べたかったんだよ本当は!!

 

 

「今すぐ洗脳を解いて、記憶を返せ――

要求はそんなところだろう。

語弊を恐れず例えるなら、盗まれた物を取り返そうと金庫の番人を殺して開けたら罠が解けずドカン」

 

 

 

「ん……普通に最悪」

 

「これは女児向けのアニメじゃない

友情パワーで蘇ってーなんてオチはない。

ゲマトリアの残酷恐怖劇だぞ?

ゲマトリアにとっては奇跡、君たちにとっては悪夢だろう」

 

「ああ、嫁にいけないような真似はしていない

マフティーの悪の美学、清廉さ、高潔さに反する。

不安定極まりない神秘だ、そんな下らん下種なことに使ってどうする。

歌姫の歌はもっと崇高な目的――新しい世界を虜にする為にある。

女の背に護られる情けない奴、卑劣漢、腰抜けのアホ……

その手の侮辱は甘んじて受けるがね

歌姫に手を付けるような、ちょっかいをかけるような道化はファンに嬲り殺されても文句はいえんよ」

 

 

道化に徹するさ。

父親は娘に悪い虫が付くと烈火のごとく怒るが……

たいていの父親は自分こそ救いようのない悪い虫であった過去を忘れているのである。

 

 

「………………」

ミクパイセンはスンってなった。

「真顔」 何の感情もない、一切の「無」の表情を浮かべた。

 

「うへぇ~ちょっとだけ安心したよ。

……今すぐユメ先輩を元に戻せば全殺しから九分殺しで勘弁してやる」

 

ドスの利いた声で暁のホルスが脅してくる。

俺だって記憶が戻ればアビドスに戻すべきだって解ってるよぉ!!

 

「もし仮に元に戻す……とするのならば。

しかるべき手順、機材、薬品……儀式に秘術を逆順で丁寧に……

此処ではできんな。

今の所構想とノウハウは私の頭の中にしかないな」

 

記憶を戻すなんてゆっくりやるべきだろぉおおお!?

 

「先生との交渉が折り合えば、条件次第ではアビドスに戻してもいいとは思うが……

一存では決められんな、何しろゲマトリアでも初めての神秘の希少な事例だ

マエストロやゴルコンダとの合作でもある、奴らも許すまい」

 

「彼女の身柄を望むなら

蘇生……復活に関わったマエストロとゴルコンダにも土を付ける必要もあるだろう」

 

 

「私は個人的には弱い洗脳と教育は似ていると思っている。

先生と教育論について交わせないのは残念だが」

 

「うへぇ~……長々とくっちゃべっているけど……

お前の目的はなんなのさ!!ユメ先輩をどうするつもりだ!!」

 

「キヴォトスに反省を促し支配するとでも言っておけば納得するのかね?

更地のはげ山の王になっても仕方ない。

キヴォトスを襲う滅びの一端を見ただろう?ビナーという形で」

 

「!!」

アビドス対策委員会の面々は驚いた顔をした。

 

「キヴォトスにはあの手の古代の遺産による破滅がゴロゴロしている」

 

「先生とはキヴォトスに破滅を齎す敵を

叩き出すのに一時的には共闘できるが

最終的には決着をつける必要があると考えている

先生から降伏を引き出すのが望ましいが……

目的の為に手段を選ばぬ、という一点で先生とは相容れぬだろう。

彼の行動基準とはどうも生徒が最優先らしいからな」

 

「これでもゲマトリアの大義には忠実なつもりだ

キヴォトスには多少の管理と反省を促すことが必要だと考えている

そのための第一歩として、彼女には護衛をやってもらっている」

 

「先生ならばともかく、奇跡を目の当たりにして頭に血が上ったキミたちとは交渉相手足り得んよ」

 

 

「たとえばだが――全ての嘆き、キヴォトスを滅ぼすような脅威をすべて打ち払った後

改めてキヴォトスの覇権をかけて先生と争い

その結果如何によっては、例えば私が敗れたら……

初音ミク嬢……のアビドスの編入を検討し記憶を戻すことに尽力する。

……妥協、譲歩するならこんなところか」

 

「で、君たちと折り合わぬ以上最適解は私とミクは逃げることで……

君たちは私を拘束、先生の到着を待つ……のが最適解か」

 

 

 

「うへぇ~ 本当に話が長いよ!!

最初っからそういえばいいんだ!!」

 

「ん、話がシンプルになった。

マフティーをボコってユメ先輩を元に戻させる」

 

「結局、交渉や折り合わぬ以上こうなる、と

戦わせたくはなかったのだがな……

ミク、ゴルコンダの到着まで時間を稼げ」

 

ほんっと戦いたくなかったんだけどなあ!!

 

「はーい」

 

「いままでの長話は全部時間稼ぎだったの!?」

 

「清廉さの欠片も無くてすまないね、

これでも肉体強度はゲマトリア最弱なのだ。

銃弾一発で致命傷になりかねない虚弱体質……

まあ、だが……」

 

「はい、初音ミク!行っきまぁあぁぁす!

ル・ヌ・ペレト・エム・ヘル!!」

 

「ゲマトリアの神秘としての現状の最高傑作はそうでもないかもしれん」

音楽ホールの大気が渦を巻く。

 

黒金でヒエログリフ象形文字が刻まれたカノプス壺めいたデザインのエアロブラスターが圧縮空気砲弾を吐き出す。

 

 

「マフティーに手をかけようというのなら後輩でも容赦はしません!!」

 

「みんな、盾だよっ!!集まって!!」

暁のホルスがシールドで受け止める。

 

「うへぇ……うへぇ……うへぇ……

全身くまなくハンマーでぶっ叩かれたみたいだよぉ……うへぇ……

おじさん以外がもらったら倒れちゃうよぉ……腕がプルプルするぅ……

そんなことでしっかりしてほしくなかったなぁ……」

 

「滅茶苦茶強くない!?」

 

「ん、装甲相性を差し引いても火力が頭おかしい」

 

目まぐるしく変化する戦場と

スーパーキヴォトス人によるドッカンバトルが始まった。

 

ちょくちょく流れ弾で硬化テクタイト壁に罅入るのヤメロォ!!

ゲームならば指揮をとれるが……

ミクの動きはなんか目に追えないくらいのハイスピードアクションだし、もうちょっと小声で歌って踊るくらいしか出来ねえよ!

 

 

 

 

 

脳内BGM:カミサマネジマキ

歌:マフティー・ナビーユ・エリン

 

「お前のせいだよ カタストロフィ」

「天才学者は閃いた 人類全ての願いを」 

「消化する装置を作れば 平和な世界になるのでは?」

 

天秤のポーズのマフティーダンスポーズ。

 

「ボイコット状態全知全能 果実の香りにつられて

機械仕掛けのカミサマ はめ込んで出来上がり」

「ほらほら見てみて大発明 願いを全部叶える新商品

欲望全開 争奪戦 むき出しの現実 迫る群衆」

 

わりかし鬼気迫る表情で戦闘するアビドス対策委員会の皆様。

 

「あれあれこんなはずじゃ」

 

ホントにどうしてこうなっただよぉ!!

 

「ぐにゃりカミサマネジマキ 果実が甘すぎたようで

堰を切って溢れた願いは正直 あらあら何とまあ」

「ねえ 『こんな筈じゃ』なんて絶対 泣きついたって聞いちゃくれない!」

 

「退っ引きならない お前のせいだよ カタストロフィ」

「欲望 願望 塗れで 泥沼這いずるミラクル」

 

消したり(記憶を) 透けたり(セクハラ) 予知したり(原作知識) リセット(再走)したりのルンパッパ(罪を犯す)

 

『ルンパッパ』はグジャラート語で罪を犯す・実行する。

 

「『責任転嫁でカタ付けよう』 伝播 伝播 対処法

やり玉に上がる役は当然 開発者のこの僕だ」

「ほらほら見てみて大悪党 奇跡で人を狂わす冒涜者

大衆心理の総力戦(そうりきせん) 貧血の憧憬 迫る群衆

あれあれこんなはずじゃ」

「ぐにゃりカミサマネジマキ 果実が甘すぎたようで

こぼれ切って掬ってまた注いで 何がしたいんだか」

 

心象風景はぐにゃってるよ、福本漫画みたいにな!

 

「ねえ『信じてたのに』なんて 信じやしないでしょう

退っ引きならない

僕のせいですか カタストロフィ」

 

「やり直せるならそうするさ いなくなれるものならそうするさ

こんな事になるなんて分かってりゃ

何も無い世界もきっと 今よりずっと尊くて 愛しいのに」

 

「ぐにゃりカミサマネジマキ 世界の餌になる前に

機械仕掛けのその手で 僕を殺して」

「ただ もっと素敵な三次元を

夢見ただけなのに 届かない」

 

「カミサマネジマキ 果実が甘すぎたようで

僕は付き合いきれない 皆様どうかお元気で」

 

「また 未来の標的 少年(先生)

冗談と甘い汁は ほどほどに」

 

「それではさよなら またいつか」

 

曲の終わりと共に、

音楽ホールの屋根が派手に吹っ飛ばされ

武装ヘリコプターが降下してくる。

 

【ゲマトリアの至宝は無事ですかマフティー!】

【そういうこったぁ!!】

 

「お前ら私の心配もしろ!!回収頼んだ!!

というか不思議ワープや回収シーケンスとかの空間転移は!?」

 

【オーパーツ類はミク嬢の武装強化に使ってしまいまして……】

【そういうこったぁ!!】

 

「お前らぁ!!まあいい、さっさと引き上げてくれ!!」

 

ゲマトリアの武装ヘリから投げ渡されるタラップが

ブッダが垂らした金色の救いの糸に見えるよ!!

(やっとついたのか!)(おそい!)

(きた!迎えきた!)(メインヘリきた!)(これで勝つる!)

 

「ミク、制圧射撃ののち撤収!!!」

 

「マフティー!!逃げるな、逃げるなぁああああ!!!」

 

逃げるよ、逃げるわこんなん!!

 

アビドスの皆が追い縋ってくるのを尻目に

俺たちはヘリに乗ってゲマトリアのアジトへ帰投するのであった……

 

 

……早速カボチャマスクを防弾仕様にしておいてよかった……

めっちゃ流れ弾飛んできてたし……




面白いかどうかわからねー!! 好きに怪文書を書く!
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