ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

30 / 84
今日もブルアカ怪文書&与太話を書いてイクゾー!


いつも麻婆とワインを提供しとるから代金代わりに
偶には☆9とか☆10をくれてもええんやで。

あ、ここからが地獄だから。


アビドスに舞う砂塵が止んだ日・中編

 

 

【Location:アビドス高等学校】

 

 

(ほんっと、ガバッちゃったかもしれませんマフティー)

 

 

「うあ~……うへへ~こんなに幸せで良いのかな~

みんなキラキラ浮かれてて……おじさんもだけど……

いいよねぇ、きっと……うん、悪くない……んじゃいこっかぁ」

 

私は今絶賛ホシノにひっつかれながらお部屋に案内されています。

 

 

ピンクの髪のホシノって子、なんというかキャラが……

キャラが違います。

「あれぇ……そう、ホシノちゃんってもっとこう……

髪もショートでキレたナイフみたいな子だったような気が……」

 

戦闘中のブチ切れ暁のホルスの印象しかありません。

あとそうですね。

アビドスを助けない連邦生徒会なんかぶっ潰してやる!とか、大人なんか信じても騙されるだけですとか。

そんなこと言ってました、たぶん。

 

 

「うへぇ~……ユメ先輩、一、二年の頃の話はやめてよぉ~

おじさんにもいろいろあって丸くなったんだぁ……」

 

ホシノちゃんは指で赤くなった頬を掻いてますね。

照れています。

 

 

「あんなにお世話したのに不信の塊でぜんっぜん懐かなかったじゃないですか。

連邦生徒会も汚い大人も皆潰してやるとか、デレたのなんかほんっと最後の最後の方で……」

 

 

懐かしさに身を委ねるとそんな言葉がふっと口を衝いて出る。

 

「うあ~うへぇ~……過去が……

おじさんもし戻れるなら過去の私のヘイローを撃ち抜きたいよぉ~」

 

頭を抱えてオッドアイの瞳を><に顰めて悶えるホシノ。 

 

「こ~ら、冗談でもそんなこと言っちゃダメですよ」

 

「うへぇ~ごめんね先輩~、あ!そうだ!

ユメ先輩の荷物とかも全部、全部あの時のままなんだよ~」

 

「おじさん全然踏ん切りがつけられなくってさぁ……

大事に大事に取っておいて……本当に良かったよぉ~」

 

「もう、ずっと涙ぐみっぱなしじゃない……ほら……」

ハンカチを取り出して涙を拭いたりティッシュを渡したりした。

 

「うへぇ……うんっ……うへへ……このやりとり、

最高だねぇ……えへへ……」

 

パッとオッドアイの瞳に喜びのハイライトが強く輝きます。

 

ドアを開けると昔の私らしき人と……

ショートヘアに目つきわっるいホシノちゃんの写真。

そしてビリビリに破かれたアビドス砂祭りのポスター。

ポスターは丁寧に修復されています。

それにどこか懐かしい荷物が丁寧に……執拗に……

チリひとつなく、砂一粒もなく保管されています。

此処アビドスですよ!?砂ひとつないなんて!

 

(重っっっっっもっ!!)

 

なんだこれ、なんだこれ。

 

滅茶苦茶重っ苦しい湿度と超重力を感じますよ!

いや、私もだいぶだいぶ重たい感情を持った女の子って自覚有りますけど!

それゆえにわかります、この子、重いっ……!

いや、これメンタルヘルス案件じゃ?

 

ホシノちゃんの目がビリビリのポスター見た時

「ぐっ……うへぇ……あの、ユメ先輩……

あれはその……そんなつもりじゃなかったんだけど……」

 

一瞬でハイライトが全消えして罪悪感に塗り潰されましたよ!!

 

(マフティー……私を導いてください……!!)

 

(あなたならどう舌を回しますかマフティー!)

 

(教えてください、反省を促す方法を……!)

 

私は一瞬の閃きに全てを賭けることにしました。

 

修復されたアビドス砂祭りのポスターの額を取り外します。

 

「私も、ホシノちゃんに謝らなければいけない事があります。

私が馬鹿でしっかりしてなかったせいで……

大人の世界の陰謀に絡めとられちゃったね……

こんなんだからマフティーにも契約書は読めと言われて……」

 

「あいつの名前は出さないでユメ先輩」

「アッハイ」

 

ヤバい、一瞬で暁のホルスになった、マフティーの名前とかアジトでの出来事は話さないほうがよさそう……!

 

「話、続けて良いかな……?私、バカだったから……

ちゃんと契約書とか読まなくて……私のガバでアビドスの後輩たちにしなくてもいい苦労させちゃった、と思う……」

 

 

こういう時は頭を下げる。ちゃんと謝るべし。

 

「ごめんなさい、あの時ホシノちゃんが怒ったのも当然だと思う。

結果的に大人の陰謀に絡めとられちゃったし……

もしこのことで罪悪感を感じてるのなら……」

 

「ごめんなさいユメ先輩、こんなつもりじゃなかったんだけど……」

 

ホシノの額に軽くデコピンした。

 

「これで、ポスターの件については、終わり!

あと、私も思いっきりぶってくれてもいいからね!

私後輩たちからボッコボコにされても仕方ないやらかししたし!」

 

「うへ、うわ、うわあああああああああああん!」

ホシノちゃんを抱きしめて慰める。

 

「よしよし……私も……出来る限り……

「責任」と「負債」は連れてくから……

そのために……戻ってきたんだから……」

 

殴られるどころかギャン泣きされました……

これ、パーフェクトコミュニケーションで良いんですか!?

むしろバッドコミュニケーションなのでは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【Location:ゲマトリアアジト】

 

 

 

マフティーはパソコンの画面に神経を尖らせ株価を操作している。

 

 

グラフとにらめっこしながらブルアカと宇宙世紀の類似点に思いを馳せる。

 

 

個人的な見解だが、ブルーアーカイブは極めて痛烈な皮肉と社会風刺に満ちている。

 

よーするにだ、「現実には頼れる大人も先生も殆どいねーから教育の行き届かない悪童で満ちてんだよ!」

 

 

ま、いいけどね、生きるのにいっぱいいっぱいで正論なんか誰も聞きたくないよね。

 

 

ヘイローは無敵の少年法に守られた未成年ともとれる。

あるいは天使の輪を浮かべた死者とも……

 

ガンダムとの類似性。

宇宙世紀でニュータイプは結局のところ戦争の道具でしかなかった。

キヴォトスで生徒の神秘も結局のところ悪い大人のおもちゃか道具だった。

 

因みに、初代ガンダムのブライトノアだって19歳の新兵やぞ?

 

未成年で 透き通ってて 少女で……

……エイジズムとルッキズムとジェンダーバイアスの塊では?

 

コユキとかオスガキだったら死んどらへん?

カイザー辺りだと下手すると『そのまま死ね』と吐き捨てられとるで。

いや、これこそジェンダーバイアスに満ちた考えか、おのれに反省を促さないとな。

 

まったく、マフティー性の欠片もない世界だよ。

 

コーヒーを含む。

 

コユキからのモモトークに返信する。

「なんでー!!素直に謝ったのにー!」

「許されるために殴られる必要があったんだよ……矯正局行きよりましだろう」

 

コユキからのモモトークに因果を噛んで含ませる。

ごめんね、あの時はやり過ぎて……

 

ゴルヒフミとデカペロロからモモトークが来た。

 

「あはは……マダムがミカ様に取り込まれてしまいました……

助けてくださいマフティー」

「そういうこったペロ!」

 

神経が苛立ちを通り越して一瞬麻痺した。

啜ったコーヒーが全部口から出た。

 

「うそだろ!どういうこったよ」

「そういうこったペロ!」

 

 

「おいィィィィィィィ!!?お前らは今の言葉聞こえたか?」

「聞こえてない」「何か言ったの?」「私のログには何もないな」

ホドとケセドの軍勢だけがモモトークで乗ってくれた。

 

「舌踊らせてる場合じゃないですよ真面目に聞いてください!」

「そういうこったペロ!」

 

 

「あはは、写真を送ります。あはは、笑うしかないですよ!!こんなの!!」

「そういうこったペロ!」

 

ゴルヒフミはさっきからドン引きの乾いた笑いしかしてない。

 

ゴルヒフミから衝撃の映像が送られる。

 

あのピンクの髪のトリニティが誇る確定クリティカルメテオゴリラが……

覚悟礼装キメて金のお目目のハイライトは失踪済み。

翼についた赤い目はずっと泣いてる。

 

 

( ゚д゚) ・・・

 

(つд⊂)ゴシゴシ

 

(;゚д゚) ・・・ (つд⊂)ゴシゴシゴシ

  _, ._

(;゚ Д゚) …ベアミカ……だとっ!?

 

 

 

「ミカがなんか覚悟キメた上で翼に赤い目がついてるうううううう!!!

いくらなんでもなんとでもなるかこんなん!」

 

 

ベアおばはもう駄目だ、ミカに食われた、ご臨終だ……

 

 

「あれッ!急に目にゴミが入った!

見えないぞッ 聖園ミカなのかよくわからないぞッ!!

 

「ユスティナ聖徒会の覚悟礼装キメたミカなんて見ていない!」

 

「翼に赤い目を付けたミカなんて私は見てないぞ

ミカ*テラーなんてなあーんにも見てないッ!」

 

思わずミカ*テラー呼ばわりしてしまったが、辛うじてピンクの銀河ヘイローはまだ黒くなってない。

 

 

「エグイ角度の黒ハイレグで覚悟キメて片っ端から隕石降らす彗星の魔女だよあんなん!」

 

 

「ふざけるな!!ふざけるなっ!!馬鹿野郎!!!うわぁーーーーー!!!!」

 

「おかしいよな、おかしいだろ、絶対おかしい!!」

 

 

 

「あはは……しかもセイアさんを入院させた下手人を探し回って、ミカ様が怪しい人たちを片っ端から冥福を祈るね☆して骨を折るね☆して回ってるんですよ!!」

「そういうこったペロ!」

 

 

「いくらなんでもそうはならんやろ!!」

 

「そういうこったペロ!!!!!!」(ヤケクソ気味)

 

デカペロロにも怒鳴り返されるこの始末。

 

 

「壊れてないで対応してくださいマフティー!

私もなんか補習授業部に放り込まれたり不安定になったナギサ様を慰めたりするので忙しいんです!!

なるべく早く来てくださいね!!!」

 

「そういうこったペロ!!!!!!」

 

無慈悲に通話が切断された……

 

 

「おい、やめろ馬鹿!!このキヴォトスは早くも終了ですね!!」

 

「ゲマトリアで良かった……先生だったら耐えきれてない……」

 

「もしも先生だったらギブアーーップ……!!再走、無言の再走……っ!」

 

「俺はマフティーでゲマトリアだから我慢できたけど、先生だったら多分我慢できなかった……!」

 

 

ぶっこわれたエデン条約編始まっちゃったー!!!

 

なんかミクパイセン帰ってこねえんだけどぉ!?

 

もう許してくれ、もう許してほしい!

 

もう嫌だよキヴォトス!! 助けてプレナパテス先生!!




面白いかどうかなど保証対象外です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。