ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

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今日もブルアカ怪文書&与太話を書いてイクゾー!!

マフティーペラ回し回。
展開が遅いのは勘弁してください。
此処からが地獄だぞ……


清楚の仮面の悪役令嬢だらけのマスカレード

トリニティってネームド以外全員悪役令嬢なんじゃない?

あと正実とシスターフッドモブは除外して……

そう考えると大分大分お排泄物だな!

ざまぁしたほうがよいのでは!?

 

 

お清楚の仮面を被った陰湿かついけずで暴力を振るうことも辞さない。

 

ケガ人がゲヘナだからと救急車両を止めたり、メンタルが弱ったミカに集団で暴力を振るったりもしたはず。

 

……良くトリニティ最強聖園ミカをイジメる気になれるな!

命がいらねーのかトリカス共!?

 

 

 

……あれ?そう考えるとアリウスが頭ゲヘナもトリカスもクソ!エデン条約にかこつけてまとめて吹っ飛ばしてやるとテロリスト化してしまったのも手段の正しさはともかく動機はちょっとわからんでも……

 

 

 

もしかしてゲヘナとトリニティがアリウスに行った歴史と経緯を包み隠さず伝えるだけで十分憎悪とかが醸成されるのでは?

 

マフティーは訝しんだ。

 

 

いかんいかん、アリウスの歪んだ洗脳軍事教育とテロ思想、虚無やらを植え付けられ自尊心を奪われたお労しい少女兵士たちをもなんとかせねばならんが……

 

 

『聞こえなかったの!?トリニティ全域は戒厳令発令中よ!』

 

 

まずは目の前の血走った目で全く余裕のないトリニティモブお嬢様門番をどーにかペラを回し、だまくらかしてトリニティに入らねば……

 

 

「トリニティのお嬢様方各位に申し上げる。

わたしは、マフティー・エリンだ。

高貴な息嬢はそれなりの立場を持たぬ下賤の輩と聞く口はないとおっしゃられるかもしれない。

しかし事態は喫緊、急を要するのだ」

 

 

どぱーっと畳みかけるようにそれっぽい言い回しを……

虚を突かれたようにざわめくトリニティお嬢様部。

 

 

「地位、家柄、ステイタス!金銭!

なるほど知的で礼節を弁えた振る舞いが出来るかの一つの物差し、篩に保証と言えるかもしれない。

衣食足りて礼節を知るとも言うしな!」

 

トリニティの価値観に応じて揺さぶるには……

 

 

「故に僭越ながら、どうかお嬢様方は広い度量で成金の道化の見栄と笑って許してくれたまえ。

私、マフティー・ナビーユ・エリンはミレニアムの株主を務めさせていただいている」

 

 

大仰な仕草で一礼する。

 

『ミレニアムの株主……!』

トリニティお嬢様の表情に動揺が走る。

『ヒソヒソ……お金持ちの大人……何の用かしら……』

『ヒソヒソ……実家資産マウント取れる子いる……?』

『……うちもそこそこだけど流石にミレニアムの株主は無理よ……!』

 

うーん、安心のトリカス味……!

 

 

「私の身の証はこのようなものでよろしいか?

身の証を立てた以上、怪しいものではまるでない。

ああ、武装して身を護るのは乙女の嗜みで権利……

お勤めご苦労さま、ですがどうか、その物騒なものは仕舞っていただきたい!

此処でお嬢様方と揉めても株価が下がるばかり、私に何の得もない!

しかも私は虚弱でね……押し通る気はない。

落ち着いて話をいたしましょう!」

 

 

大げさに両手を広げる。

 

『でも……ナギサ様の戒厳令と警備の……』

『ヒソヒソ……おバカ!気軽に撃っていいゲヘナのお猿さん共とはわけが違うのよ』

『ヒソヒソ……相手の立場を見なさい!政治が絡むなら撃ちました、ケガさせましたじゃすまないわよ……!』

 

 

もう既にお嬢様方の銃身がぶれて上げたり下げたりしている。

 

 

「立ち話もなんでしょう。

すまないがマエストロ、ミク、お嬢様方に椅子を。

レディを立たせっぱなしというのも清廉さと高潔さに関わる。

どうぞ、おかけになってください」

 

 

屋外クリケットの観戦に使えそうな5万クレジットくらいの木とコットン布の折りたたみ椅子とフォールディングチェアが用意される。

 

別にパイプ椅子でも良かったんだがな……

 

『え、ええ……どうも……』

躊躇いがちにトリニティのお嬢様達は座った。

「私も掛けてもよろしいかな」

『ど、どうぞ……』

 

 

 

「これでようやく落ち着いて話ができますな。

本来なら、ミレニアムの株主と言えど戒厳令中のトリニティの学区、領土に入るなど、自治権を侵害していると非難されても……と、言いたいところですが政治の事情が変わったのです」

 

 

『三大学園の一つとは言えそんな強引な……』

 

 

「そも、そのトリニティの権威と自治権は元を正せば連邦生徒会によって保障された物。

百合園セイア嬢が事故で入院中の今……

サンクトゥス派の一角が崩れております、これはよろしくない。

トリニティの自治権を主張するなら上の者を呼ぶか正当な代理を立てていただきたい」

 

 

トリカスはとてもズルい、とてもいけず。

政治が分かるし権威主義的だ。

 

故に、だからこそ権威と言葉と礼儀で相手を縛りつけるのが、覿面に効く。

揺さぶる。

ミカの言った誰かに命じられなければ憎む事さえできない。

それはある意味で的を得ているのかもしれない。

 

「それにこれはもう、トリニティの内々の政治では済まない。

端的に言えば、連邦生徒会シャーレ案件です」

 

「連邦生徒会長の失踪した今、キヴォトスの実質的な支配者、権威は先生に有ります」

 

 

「トリニティの中でも意識不明の重体と失踪者を出したシャーレカフェ爆破事件……

今先生はゲヘナの暴徒鎮圧と混乱の収拾にお忙しいですが……

そのうち捜査に来ることでしょう。

ああ、ご安心を、私は巻き込まれただけのトリニティのお嬢様が深く関わっているとは考えておりません」

 

 

 

「エデン条約を控えた今、三大学園のパワーバランスが崩れることは私とて望んでいない。

私、マフティー・エリンにとっても株価が下がるだけで良いことはない」

 

「先生に代わって落穂拾い、つまらぬ雑事を任されました。

トリニティの予備調査、及び事態の収拾。

アリウス生徒会長のベアトリーチェの汚職及び非人道的行為の追求と弾劾、罷免……」

 

 

ベアおばぁ!なんで私がアリウスの後始末せんといかんのじゃ!

マフティーが辛いってレベルじゃねえんだけど!

変なところでゲマトリアポイント溜まりそうだし!!

 

 

「仮の話ですが……その調査の過程で生徒の苛めなどが見つかれば矯正局送りは免れないでしょう」

 

 

トリカスお嬢様部はなんか真っ青になった。

 

『ヒソヒソ……無理、無理、この人は止めらんない!』

『ヒソヒソ……変に止めて責任問われたくないわ!』

『ヒソヒソ……ナギサ様かミカ様か委員長クラスじゃないと……』

 

ペラ回しなんだけどなあ……

 

「シャーレの先生が来るまでの暫定的、便宜的なものです。

私はトリニティの皆様に淑女らしく、清廉に、高潔に振舞っていただきたいだけで……」

 

 

 

陰湿で嫌味なトリカス共に反省を促して高潔で清廉な淑女にするってどうすりゃいいんだよぉ!?

 

「ああ、ナギサ様の出された戒厳令に抵触するのが不安なら……

一度会ったこともありますし、職務に忠実と証言してもいい。

ヒフミ嬢の父上とは面識があり、故あって学費の援助など……

身内判定関係者判定でよろしいのでは?

私は私の仕事をしに来ただけです。

通していただけますか、お嬢様方?」

 

『アッハイ、どうぞお通り下さい』

 

やっと通れるよ……

ペラ回しと説得、めんどくさかった……!

 

ミクパイセンが滅茶苦茶渋い顔をした

 

「マフティー、トリニティって実際滅茶苦茶面倒臭い学校じゃ……」

「お嬢様学校の悪いところが煮詰まっているな……

まともな生徒もいるが、上層部以外は悪役令嬢と考えて差し支えないかもしれん」

「うえええ……何と言うか溜息出ますね……」

 

 

「ナギサ様も補習授業部のテストをゲヘナでやらせようとするな!

先生の手を煩わせ、学園間紛争の火種を撒くなと叱り飛ばさねば……

その件についても一報を入れねば……!!

補習授業部は裏切り者を纏めて退学処分にする箱だからな……」

 

「そんなことするつもりだったんですかあの人!?

悪役令嬢じゃないですかナギサ様!!」

 

 

「言ってやるな……疑心暗鬼の不安定モードになると学校を守らなきゃ……!みたいな感じで暴走するんだあの子……

セイアが倒れ、幼馴染のミカはおかしくなって精神の平衡を欠いて不安定になっているようだな……」

 

 

トリニティの校門をくぐり、見上げる。

匣に捨てたはずの追憶と祈りが神経を苛立たせた。

 

 

「この学校……それを差し置いても好きにはなれんな。

昔、ずっと昔……この学園に通っていたワガママで、都合が悪くなると泣き出す面倒な女だったが……

明るくて真面目で優しいお姫様が死んだ」

 

 

「……好きだったんですか?」

 

ミクパイセンが拗ねるような口調できいた。

 

「さあ、どうだろうな、何しろ時が経ち過ぎてもうわからなくなった。

無惨なことになるほど悪い子でもなかったとは思う。

……何かしてやれなかったことが心残りだったのかもしれん」

 

「……流石に死んじゃった娘は悪く言えませんね……」

 

「そうしてくれると嬉しい、このお嬢様学校は巨大な墓標だ。

明るくて真面目で優しいお姫様のな」

 

「シンデレラならカボチャの馬車が来るところじゃないんですか?」

 

「残念ながら、キヴォトスは童話じゃない。

カボチャの馬車なら舞踏会に間に合わず吹っ飛んだんじゃないかな。

……清廉で高潔な祈りを捧げたいところだよ……」

お姫様とカボチャの馬車の話は……

巡航ミサイルが降ってきて爆発オチになってしまった、気がする。

 

キヴォトス、いい加減にしろよ。




面白いかどうかは多分人による。
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