ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空 作:それがダメなら走っていこう
あ、今回だいぶだいぶ編纂本編からはズレてくので注意な。
与太時空でミクパイセンが実装されるのならこの時期かなあ。
【Location:トリニティ・第三小会議室】
マフティーとはなんて苦しい立場なのだろうか。
厳しい顔でこちらを見つめるホシおじとノノミ。
困った雰囲気のミクパイセン。
走者として犯したガバとのリカバリーは自分でせねばならぬ。
いっそのこと洗いざらいなんか踊ってたらプラナに封筒叩きつけられて募集できるはずもないというか脱法募集でミクボディにパイセンインストールされましたなんて喋りたくなったが辞めた。
いや、辞めよう、暁のホルス再誕、恐ろしいことになるか再走コースしか見えない。
「今更逃げも隠れもせんよ、まずはその物騒なものをしまって掛けたまえ」
会議室の椅子に座るように促す。
「ホシノちゃんもノノミちゃんも、落ち着いて、ね。座ってほしいな。
セリカちゃんとアヤネちゃんはまだ負傷の治療中だっけ?お大事にね」
湿度の下がったミクパイセンがフォローを入れてくれる。
ありがてぇ……
「うぁ~……ユメ先輩が言うならそうするけどさぁ……」
「……はい、分かりました~」
一応、ショットガンとミニガンをしまいつつ二人は着席してくれた。
これはもう神経を尖らせつつなんとかオリチャーを走らねば……
「そちらの……アビドス側の要求は分かっている。
今度こそ、ユメ先輩……ミクの一件について先生を交えて話をしようじゃないか、そちらも、その方が安心できるだろう?」
「うへぇ~……先生には世話を掛けるけど、絶対会話に混ざってくれた方が、安心できるかもね……」
「私たちだけだとはぐらかされるかもですし……」
「決まりだな、今はシャーレとのホットラインもあるしな……」
端末を操作し、先生との通話ラインを呼び出す。
用件はアビドスとユメ先輩について話がしたいと。
返信も通話も早かった。
デバイスから先生のホログラフが映し出されると、明確にホシおじとノノミの雰囲気が緩む。
「ああ、いらっしゃ~い。いろいろマフティーから話を聞き出したいから……
来てくれて本当に助かるよぉ~」
「うんうん~!先生。いらっしゃるのを待ってました~!」
やっぱり先生は信頼されてるなあ……
(◠ڼ◠;)
"……流石にアビドスとユメ先輩の一件は重大だからね"
"……それで、勿論説明はしてくれるんだろうねマフティー"
「無論だ、今は、先生との停戦と協力中だしな……」
ホシおじとノノミに向かって一礼する。
「まずはすまなかったな。アビドス対策委員会の諸君。
そして、節を曲げて助けに来てくれたことを感謝しよう」
「うへぇ~……まあ……ユメ先輩を返してくれるなら……
流石に今すぐどうこうしようなんて思わないけどさぁ……
黒服にも謝ってもらったわけじゃないしまだ完全に許したわけじゃないから」
「何だか戦うって空気じゃないですし……オシオキの気持ちは呑み込みます~」
粛清ゲージは下がったようだ……
「危うくベアトリーチェの粛清にしくじってあべこべにアリウス共々処刑されかかったところを助けられておいて何もなし、何て言うのが通らないのはわかるさ。
マフティーの清廉さと高潔さにも反するしな……」
つらつらと事後処理の方について語る。
「アビドスやシャーレがトリニティ、アリウス内紛に介入したなど問題だろう。
あくまで、覆面水着団とファウストの仕業……ということにしておいた方が無難か」
(◠ڼ◠;)
"……真相を深掘りするとロクなことにならないよね……"
"操られていたミカって子やアリウスの子達も気になるけど"
"その子たちに全責任を押し付けたりはしないよね?"
「アリウスはただ命じられていただけでエデン条約へのテロは未遂に終わり、最終的には謎の巨大怪獣の撃退に協力し、ミカは情状酌量してパテル派として統制しようとしていただけにするのが丸いだろう。
ティーパーティの権威は幾らか減ずるだろうが……
ベアトリーチェに責を着せるというかあいつがだいたい全部悪い。
先生に異論がなければ、だが」
"後始末はその方向でいこうか"
「だな、アーマゲドンを起こしてキヴォトス戦国時代に突入するわけにも行かん。
あくまでトリニティ、アリウスの内紛の規模で済ませねば……」
編纂本編でもよくよく考えるとヤバい事件が有耶無耶になったりするし……
多少はね……
"アビドスの子達の言うユメ先輩をゲマトリアから取り戻して!"
"ってお願いされてる件についてなんだけど……"
思いついた言い訳をしてみるしかないだろうな……
「細かい神秘の説明は時間がかかり過ぎる故に省くが……」
KIAは誤認、ゲマトリア系列の病院で意識不明の大怪我をしていたことにすると説明する。
「記憶を自力で取り戻したのはまさしくアビドスの絆が生んだ奇跡という奴だな……」
(◠ڼ◠)
"そうなると、アビドスに籍が残ってることにならないかな?"
「シャーレと停戦中に揉めごとを起こす気はないよ。
ちょうどいい譲歩の建前もある、特別活動……これは元生徒会長だったが故に多分やらなくてもいいが……卒業するにはテストや追試が居るだろう?」
"追試は生徒だからどうしても要るね、出来ればシャーレ記録下で30時間分"
"アビドス対策委員会として活動してもらえばなお文句ないよ"
話の流れを聞いていたホシおじとノノミの顔はパッと明るくなるが、ミクパイセンは焦ってインターセプトしてきた。
「ちょ、ちょっと待ってください他の二人がうんと言うか……」
「それじゃ、二人にも聞いてみるとしよう」
ゴルヒフミとマエストロにモモトークを送る。
ゴルヒフミ曰く……
あはは、ミクさん私もテストの追試やったんですから……
……デカペロロ様の逆襲。
プロット大炎上を根に持ってなんてないですって!
マエストロの返信では………
グレゴリオ・エウカリストとヒエロニムス・コムニオンを先生の指揮の元退けた以上、先生の実力は拝見させていただきました。
ゲマトリアの至宝を一時的に預かることに実力の不足は見受けられません。
次の作品の品評、再び相まみえることを楽しみにしています……
要約するとこんな感じになるか。
「だそうだ」
「あー!!二人とも見捨てないでー!!テストいやー!
私あんまり頭良くないんですよぉ~!!
マフティーとの契約はどうなるんですかぁぁ~!」
頭を抱えるミクパイセン。
「うへぇ~……契約って何さ?」
ホシおじの眼が光った。
これは良くない、このあたりも誤解を解いておかねば……
「生き返らせた対価……いや、治療代として護衛をする代わりに出来る範囲でアビドスに栄光を齎すと契約してしまったからな……」
「言いましたよねアビドスに千年の栄光を齎す代わりに護衛するって!」
「うへぇ、うへ……アビドスに千年の栄光を……
えっ……なにさ……要するに……ユメ先輩に助けられてたってこと……?
洗脳とかされたわけじゃなくて自分の意志で……?
うへぇ~うわぁあ~!
おじさんの頭も心ももうぐちゃぐちゃだよぉ~!」
><の眼になって床に手を突くホシおじ。
「うう……身売りじゃないですかこんなの……!!」
ノノミは額に手を当て椅子から崩れ落ちそうになった。
「うへ、うあ……ユメ先輩ごめん……ごめん……」
「ごめんなさい……ごめんなさい……」
ホシおじとノノミが脳を左右に揺さぶられ過ぎてごめんなさいBOTになってしまった……
「ホシノちゃんもノノミちゃんも私の方こそごめんなさい……私がしっかりしてなかったから……!」
ミクパイセンも二人を慰めながら謝り倒すように……
「うへ……あと……マフティーも、なんか……ごめん……」
「うう……これ流石に謝らないと……ごめんなさい……」
誤解が解けたようだし、暁のホルスになって粛清されなければそれでいいかなって……
「いや……分かってもらえれば……命を狙わねば水に流すさ……
ミク、契約も重要だが学生の建前も重要だ……
ミクの勉強の面倒をみてくれればそれでいい」
(◠ڼ◠;)
"……ええと、一応、話はついたのかなこれ……"
「だな……アビドスで追試を行う権限は私にはないしな……
その辺りは先生にお任せするよ……
建前も大事だ、ミクもちゃんと勉強してくるべきだ……」
"――それじゃあ……ホシノもノノミもその子を……"
「うへ、へへ……細かいことはまあいいや……いこっかユメ先輩……
あ、もうこれダメなのかな、ミクってよんだほうがいいのかな。情緒がおかしくなるよぉ~」
「うん、うん、とにかく……テストが待ってますから……」
「そんなぁ~!まだ話終ってないのにぃいい!?
私のいない間清廉さと高潔さで他の子の脳を焼いちゃダメですよマフティー!
私は必ず戻ってきますからねぇアイル・ビー・バッァァク!!」
脳を左右に揺さぶられて少し怪しい感じになったホシおじとノノミに連行され、ミクパイセンは連れていかれてしまった……
ミクパイセンが此処で抜けるのも痛いが背に腹は代えられない。
護衛はアリウスの子達にやってもらうしかないか……
セリカとアヤネはミカテラー戦の負傷治療中とのことだが……
シロコ……は何処に行ったのだろう。
プレ先はあの後どうなった?
(◠ڼ◠;)
"……そうだ、ラプラスの匣についても……"
「おっと……レイサがいまだに失踪中だしな……」
具現化したラプラスの匣を抱えたレイサや……
ティーパーティの面子、特にミカも気がかりだし……
やることが、やることが多すぎる……!
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【Location:至聖所】
真っ黒な、忌まわしき虹に染め上げられた場所。
キヴォトスを滅ぼすのが自分の「本質(いし)」であり、自身の役割である。
「理解できぬ――!!」
「脅すな──!!⠀」
「助けて──!!⠀」
仮面をつけた無名の司祭たちがわちゃわちゃしている。
そんなことはどうでもいい。
重要なことじゃない。
瞳孔ガン開きクロコ。
その手には微かに震えるデスマスクが握られている。
「――ん、わかってる、やっと見つけた、やっとみつけたの」
「わかってるよ、プレナパテス先生、自由に動ける身体がいるよね」
「ごめんね、なかなか、あなたに合う身体が見つからないの。
あなたは、キヴォトスに名を馳せる『先生』になるのだから。
それまでは、仮初の包帯だらけの木乃伊の前の体で我慢してね」
デスマスクは違うと言わんばかりにカタカタと震えた。
それを瞳孔ガン開きのクロコは愛おしそうに撫でた。
「ん――!!ンン――!!」
涙目猿轡で首をプルプル振る砂狼シロコ。
銃器は取り上げられ、司祭Aと司祭Bに拘束されている、シロコ、脱出不能!!
シロコは激しく抵抗するも謎オーパーツの鎖がほどけない!
瞳孔ガン開き、黒いドレスに身を包んだ大人のクロコが、砂狼シロコの額に額を合わせた。
黒い虹に染め上げられたヘイローがシロコの青いヘイローに重なった。
「禁断の『色彩』に、腑の底まで浸って――
やっと、到達した歪み捩れ切った煉獄の終着点」
「この輪廻では私が――貴女になろう!!」
「ん――!!やめ…………」
砂狼シロコの視界は、暗転した。
面白いかどうかとか原作再現とかは置いてきた!書きたいものを書く!
プレ先やら強火クロコあたりは
編纂本編の流れからはだいぶだいぶキャラも展開も変わっておりますので
悪しからずご了承ください……このブルアカ怪文書は与太時空故……