ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

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今日もブルアカ怪文書&与太話を製造してイクゾー!

トリニティ&アリウスの後始末編。


少女たちの為のワルツとセラピー

【Location:トリニティ別棟・補習授業部部室】

 

まだまだこの忙しさは終わらないようだ。

 

「おかしいよな、おかしい、こんなことまで理事の仕事だっけ?」

「あはは……まあ……一人だと突っ込み疲れちゃうんで……」

 

今、マフティーは補習授業部の助っ人に来ている。

 

「まあ……ハナコはいいや……本気出せばなんとでもなるだろ……」

 

性癖開放しておのれの中のトリカスを煩悩で押しつぶしてるんだろうし……

 

 

「うふふっ……放置プレイですね理事?そんなに私の全部が見たいのですか?」

 

相変わらずのハナコクオリティーである。

眩暈がしてきそうだ。

 

「本当に酷い……ハナコはそういう子だから言動も大目に見るけどさぁ……

茶番をやる意味がなくなった以上コハルとアズサに勉強の方法を教えてやれよ……」

 

✿◡ ‿ ◡)

「うふふっ……仕方ありませんね、賢者モードという奴ですね?」

 

「もうそれでいいや何とでもなるはずだ……

はい、コハルぅ!この英文を訳してくださいね!

Please let me go to school.」

 

꒰ (⸝⸝ↀ ↀ⸝⸝)໒꒱

「えっと……どうか私をい……かせてください……エッチなのダメ!死刑!!」

 

「コハルの透き通る過ちは、マフティーが粛清する!」

マフティーのハリセンが唸る!

 

「きゃあ!あううう……」

 

「おバカ!!耳年増!!頭コハル!!

スクールって書いてあんだろお!??!

どうか私を学校に行かせてくださいだろぉおお!?」

 

「あはは……アズサちゃん、そこの計算間違ってます」

(ᓀ‸ᓂ)

「力不足だった……ばにたす、ばにたーたむ……」

 

アズサの面倒はゴルヒフミが見ている。

 

「アズサはアリウスの軍事教育のせいで勉強が遅れてるだけだから何とでもなるとして……」

 

問題は純粋に頭が透き通る煩悩に満たされたコハルだ。

 

「もうヤダ!なんでこんなことしなきゃいけないのよ!」

 

教科書とシャーペンを放り投げるコハル。

ここは勉強をやる意味と意義を教えてやらねば……

 

「いいかコハルぅ!勉強もしなければ真の正義を見誤るからだ!

バカは悪人に騙されて不正会計とかされても見破れない!

それに出来なければ退学することになる!

清廉さ、高潔さ……心静かに……正義、友情、絆を思い出せ!

真の正実エリートになっていけ……なんとでもなるはずだ!」

 

 

マフティーに座禅をさせられたりプールで繰り返し頭を冷やさせられたりするうちに……

コハルの様子に変化が訪れた。

 

「な、なに……この気分は……ヒフミ……アズサ……ハナコ……

なにもかも全部過ぎていく……もうエッチなこと考えてる場合じゃない……

あるのは目の前の問題……友情……まだみんなと一緒に居たい!

補習授業部の絆を護りたい――!!」

 

コハルの眼が光った。

 

「はっ……!見えたわ、正義のひとかけら!!」

 

「この問題、何度も何度も見たことある……

頭が冴えていく……解ける、解けるわ!

こ、これが私の100%の実力よ!!」

 

バリバリと問題集を解き始めたコハル。

「やはりやればできる子じゃないか……」

 

ボロボロのトリニティ校舎で行われた補習授業部再テスト――

 

 

ヒフミ 100点

アズサ 100点

コハル 100点

ハナコ 100点

 

たいへんよくできました。

ヨシ、なんとでもなったな!!

 

あ、因みにコハルの明鏡止水モードならぬ正実エリートモードは長続きしなかった。

が、しかし、少しは勉強しないと邪悪を見破れないというのは少し琴線に触れたようで、多少教科書を開くようになった。

 

 

 

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【Location:トリニティ運動場】

 

「命令してくれ、理事、そのために私はここにいる」

 

「トリニティやアリウスを厳しくも高潔で清廉な――

ちゃんとしたミッション系お嬢様学校にしたい。

サオリ、いじめをしていたようなトリカス共にはアリウスの一番温いと思う軍事プログラムを叩き込んでやれ、外面だけでなく、高潔で清廉な淑女として振舞えるよう反省を促す。教育してやれ」

 

 

 

「ああ、了解だ」

「皆等しく消耗品……それでも、小隊は家族、小隊は姉妹……

お互い助け合えない、庇い合えない、連携できないような人たちは……

アリウスでは生きていけません……」

 

アツコのセリフからアリウスの闇を感じるなあ……!!

 

 

「トリカスのしょうもない陰湿さと苛め根性を虚しくしてやれ、クタクタに疲れ果てればつまらんことも考えなくなる。

これから反省するまでトリカスの食事はレーション、娯楽はTSCだ」

 

そして始まったトリカス矯正プログラム。

 

「アイエエエ!!!」

「アイエエエ!!!」

 

重たい背嚢を背負わされたトリカスの悲鳴がトリニティ運動場の澄み切った空に木霊する!!

 

 

 

「えへへ……まだ軽くランニングさせてるだけですよぉ……

そんなんじゃ……どれだけの苦しみが待っていることでしょうか……えへへ……

ジークマフティー……ペロロジラ様カワイイヤッター……」

 

 

ヒヨリがスナイパーライフルで走るのが遅れているトリカスの足元の地面を撃って強制ランニング!

 

「……根性のない連中。軽く走らされただけでもう泣いて謝ってる……拒否権はない」

 

 

ミサキのロケランに追い回されるトリカス、インガオホー!

死にたいと思っても死ねないので――トリカスは考えるのを止めた。

 

 

過酷なアリウスの軍事プログラムで肉体を極限まで酷使し、テイルズ・サガ・クロニクルのプレイで精神と神経を酷使する!

 

過酷な矯正プログラムによりトリカスの自我、研修!

 

 

 

「頑張っているようだな、将兵の士気を保つための一環として少ないが軍票……クレジット及び嗜好品を支給し、アリウス自治区内に設置した酒保を利用して良いものとする。

合理的であれば意見具申も認めるし、ゆくゆくはスクワッドの連中にはアリウス生徒会として頑張ってほしいな……」

 

 

 

サオリに教本やらダジャレ集やら。

アツコには植物図鑑や園芸用品。

ミサキには飴やら。

ヒヨリには雑誌やら。

後ゲマアジトに仕舞い切れないペロロ様ぬいぐるみなどを押し付けておいた。

 

ゴルヒフミに貰ったというか押し付けられたというか布教されたモモフレンズOVAがアリウス自治区でヘビーローテで流されていたりする。

 

あとは過酷すぎる訓練の代わりにトリニティのお嬢様教育……讃美歌だの礼節だの社交ダンスだの礼法や教養などの授業や情操教育に差し替えておいた。

 

アリウスとトリニティの授業内容があべこべになっている気がするな……

 

「シャーレ並みの厚遇とはいかなくてすまないな」

 

 

「いや……理不尽に殴られたり怒鳴られたりしないし補給がなされるだけでも十分ありがたい……

それにトリニティの授業は殆ど待機や非番に等しい……軟弱になりそうだ……

理事にはいろいろと世話になった、これからもよろしく頼む……」

 

 

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【Location:トリニティ・牢獄】

 

気が重たいがミカに対するカウンセリングもせねばならない。

 

 

窓には鉄格子が嵌っているが、調度品はちゃんとしている。

トリカスやパテル派などに私刑をされてもたまらない。

正実やシスターフッドに身の回りの世話を任せている。

三食ロールケーキらしいが……

 

「体は大丈夫なのか?」

「全然大したことなかったね、ちょっと寝違えたくらいかな☆」

「すげえよミカは……」

頭から落下しておいて、ダメージはその程度だったらしい。

流石ミカと言わざるを得ない……

ミカはちゃんと覚悟衣装じゃなくて白を基調としたトリニティ制服を着ている。

 

 

「へへ……でもなにもかも終わりじゃんね……」

 

 

空元気はすぐに消え、ミカの瞳は絶望に濁っている……

 

 

「若さゆえの過ちを悔やむのは仕方がないがまだ起こっていない事を……

前世の記憶や経験が今生きているミカを操ってはいけない。

気に病み過ぎ――いや、気に病むべきところがずれているんだよ、ミカは」

 

「直接にクーデターやらエデン条約中にやらかすよりはマシだ。

まだトリニティの内紛で収まるし、情状酌量の余地もある」

 

「それでも私は……私はずっとみんなに謝りたかった!

セイアちゃんに、ナギちゃんに、アリウスに、皆に!」

 

「罰を受けるところが少しずれている気もするがな……」

 

ミカは自罰的なところもある。

やらかしてメンタルが弱っているとトリカスに黙って殴られたりもするしな……

 

 

「……私、魔女になったのに……みんなを巻き込んで……

誰が裁いてくれるの……この深い罪を……」

 

「罪を犯したなら償えばいい、償えるよう反省を促そう。

一番どうしようもない不良生徒で、不器用なお姫様だよ、お前は」

 

ミカの事をヤバすぎるメンヘラゴリラの魔女と言ったら多分ミカはそうなってしまう。

メンタルケアをして立ち直らせる必要がある。

 

「だから、立ち止まることが必要なんだ、ゆっくりと記憶と現状をすり合わせていけ……」

 

「大体ベアおばが悪い、今ならまだ間に合う。

戦うことしかできないのだとしても、人々の為に戦うことが建設的だ。

まだ誰も死んでいないのだからな……」

 

「……セイアちゃんにナギちゃんに……アリウスに……赦されるのかな……」

 

「みんな生きているのだからなんとでもなるはずだ!

やって見せろよミカ!」

 

勇気づけたり発破をかける必要もあるし……

 

「みっともなく灰と罪に塗れようともな……

心を整理するために何もしないのも大事だが……

手持ち無沙汰で気鬱に走ってもいかん。

さあ……セイアの回復を祈って折り鶴を折ったり……

キリエを歌ったり……祈ったりしようじゃないか……」

 

「……………………」

 

黙ってミカが折り鶴を折ったり、祈りを捧げたり……

キリエを歌うのが響いたり……

 

音楽療法によるセラピーや祈りと懺悔によるカウンセリング。

 

 

「良い子であらなきゃ、とかお姫様という形に囚われ過ぎるな……

不良生徒として、生きて抗って見せろ……」

 

ポツリポツリとセラピーとカウンセリングの合間に励ましを入れる。

 

決死の間合いに踏み込んだ以上、ガチのカウンセリングや思いつく限りのセラピーを行う必要がある。

 

 

「おかしいじゃんね……今更過ぎるでしょ……灰と罪に塗れて……」

 

「舞踏会もお話も何もかも終わってから……」

 

「いくらなんでも来るのが遅すぎるじゃんね、カボチャの馬車が来るのが……」

 

金の瞳にハイライトが少しだけ戻り。

ミカはさめざめと泣いた。




面白いかどうかとか原作再現とかは置いてきた!書きたいものを書く!

多分これでエデン条約編が一区切り、かな?
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