ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

47 / 84
今日もブルアカ怪文書&与太話を製造してイクゾー!

独自設定マシマシなんで注意な。



驕ってる夜が気に入らない――!!

 

【Location:???????】

 

「睨むな──!」

 

瞳孔ガン開きまん丸お目眼が

無名の司祭ABCDEFを見渡す。

 

「ん、ひとり たりない どこへいった?

さがすのは、あとでいいか……

ん……さみしいのは、イヤ、だから……

あなたのいないせかいに もうたえられないから……」

 

強火クロコはデスマスクに頬ずりをしていた。

まん丸のハイライトゼロのお目眼で、満面のいい笑顔で。

デスマスクはカタカタと震え、脂汗めいた水滴が浮かんでいた……

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

【Location:所確幸アジト】

 

 

武装ホームレスが空薬莢を直接手で触れず、ブロワーで回収して真鍮スクラップ資源に変えている。

1キロ当たり800クレジットになるのだ。

貴重な現金収入だ。ホームレスはゴミ処理もお手の物!

所確幸に鋭い金属ゴミを素手で触るウカツなものは無し!ワザマエ!

なぜか気分を悪くするものも居るが、酒を掻きこんで忘れてしまう!

惨劇の残滓がまさかこのような形で消えるとは!皮肉!

「所有せずとも確かな幸せを探す集いに新たな仲間が加わりましたな!」

 

デカルトは上機嫌だ。

デカルト、所確幸リーダー、物を持たないと言いつつ贅沢に固執する恰好がヒッピー崩れの俗物ロボットだ。

 

 

「この組織──『所有せずとも確かな幸せを探す集い』通称所確幸!

私はこの澄んだ目で多くの価値を見極めることが出来るのです!

その結果、多くの同志たちが集まりましたな!」

 

「──理解できぬ」

 

白装束の仮面と帽子の男──

スン・・・となっている無名の司祭G。

 

「まあまあ、無名G君の手先の器用さには助かっております!

壊れたブロワーをあっという間に修理して空き缶集めや空薬莢拾いも捗りましたしな!」

 

 

デカルトの演説は続く。

 

「生存に必要な最低限のもの以外すべてを手放し、無為自然の在り方を維持する──

それでこそ、真の幸福にたどり着けるのです」

「──理解できる」

 

自然というキーワードが無名の司祭Gの琴線に触れたようだ。

 

「さあさあ、功労者の無名G君、ぶどう酒と焼肉弁当で一杯やろうじゃありませんか!」

 

デカルトが無名の司祭Gにぶどう酒を勧める。

 

 

「ぐふふ、無名G君がスクラップから強力な武器を再生していけば……

あのにっくき子ウサギ公園のメスガキホームレス共との仁義なき廃棄弁当争奪戦を制し、エンジェル24から出る廃棄弁当利権を独占することも夢ではありませんなあ……!働きたくないでござる!

絶対に働きたくないでござる!!」

 

 

デカルトは澄んだ目で俗物の極みの様なことを言っている。

 

 

「ウィー、ヒック──理解できぬ」

 

酔いが回ってきた無名の司祭G。

そしてブツブツと独り言を言い始める。

 

「驕っているキヴォトスが気に入らぬ──!」

 

「なるほどなるほど……大変だったんですなあ……」

適当に相槌を打つデカルト!

 

「我々は崇める故に神秘や恐怖、崇高を所有できるなどと……──驕っていた──!!」

 

「アヌビス、死の神はもはや……我らにとっても絶対恐怖となってしまった──!!」

 

「神秘であり 恐怖であり 崇高であり 黒き光であり 絶対者」

 

「色彩を利用するつもりが──

完全なる色彩が降臨してしまった──!!」

 

「我々の想定通り、目論見通り連なる全ての世界の忘れられた神々を滅ぼしにかかった。

──理解できるのはそこまでだ」

 

「死の神は、色彩は。絶対者は。神秘も恐怖も崇高も持たぬ、偽りの先生を選んだ。

今ではあの選択を後悔している、今も後悔している」

 

「修行者は封じられ、無名の王女はなぜか汚い語録を使い遊興に明け暮れる始末──!

ふざけるなー!!ふざけるなバカヤローー!!

汚すな──!!」

 

 

「こんなところまで落ちてくるからにはいろいろあるでしょう」

適当に相槌を打つデカルト!さらに無名の司祭Gに酒を勧める!

勧められるがままにグビグビと紙パック入り安ワインを空けて

飲んだくれて管を巻く無名の司祭G!

 

 

「デカグラマトンの預言者たちはなぜか踊り狂う始末──!!

踊るな──!!」

 

「ああ……無名の王女がこの世界をアーカイブ化してしまえば見つかるはずなのに──!」

 

顔を覆う無名の司祭G。

 

「キヴォトスに我が物顔で居座る憎たらしい忘れられた神々!!

光輪もつクソガキどもを粛清し──!」

 

「そもそもにキヴォトスは名も無き神の為の戯れの場所なり──!」

 

「偽りの先生が現れたせいですべてが狂ってしまった──!赦せぬ──!!」

 

「我らの祈りと祈りと祈りの果てに、名も無き神が降臨するはず──」

 

プレイヤー(player)

プレイヤーとは、プレイ(Play)する人を指す。

「遊ぶ人」「演奏者」「選手」「興じる人」などの意味。

そしてそれには名前はない。

 

プレイヤー(prayer)

こちらのプレイヤーは、Pray(祈り)する人を指す。

つまり、「祈祷者」「祈り人」「念じる人」の事。

そしてこちらにも名前はない。

 

「名も無き神を観測するため我らが作り上げた恵みの座(エミュレーター)──!」

 

「我らの祈りの果てに、その上に名も無き神が現れるはず──!」

 

「忘れられた神々に奪われた慈悲の座(マーシー・シート)! 

ミゼリコード!贖いの蓋!慈悲の玉座(カポレット)いずこに在りや──!!」

 

「忘れられた神々のクソガキ共──!罪を償え──!!」

激昂する無名の司祭G!

「クソガキ共は確かに小憎らしいですなあ

キヴォトスは粛清されるべき、なんてのもわからなくもないですわ」

適当に相槌を打つデカルト!

 

 

「ああ、我々の最高傑作、名も無き神が座る黒き『恵の座(マーシー・シート)』はいずこに在りや──!!」

 

「我らの崇高のオーパーツ!甘くて苦い巻物、死海文書、ミゼリコード!

あらゆる苦役、あらゆる哀しみ、あらゆる悲劇を一掃して──

キヴォトスに豊かな自然を取り戻し、我らを救ってくださるはずなのに──!!」

 

更にグビグビと紙パック入り安ワインを空ける!

飲んだくれて管を巻く無名の司祭G!

 

「なるほどなるほど……大変だったんですなあ……」

完全に聞き流し、適当に相槌を打つデカルト!

 

 

「無名G君は酒が入るとうるさいのが玉に瑕ですな……」

デカルトは呑気に焼肉弁当を食べて寝そべっていた。俗物!!




面白いかどうかとか原作再現は置いてきた!書きたいものを書く!

なんだか無名の司祭も面白くなってきちゃったぞ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。