ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空 作:それがダメなら走っていこう
待たせてしまってすまんの。
【Location:宇宙戦艦・ウトナピシュティムの本船】
虚妄のサンクトゥムタワーをプレイヤ先生と生徒達とへし折らねばならないのだが……
やることが、やることが多い……!!
あまりにもやることが多いために脳内と神経で叫んでしまった。
「何とか間に合ったか……色彩ペロロジラ対策にミレニアムで作らせたKAITEN FX MK.0……」
カイテンロボの改修はエンジニア部が一晩でやってくれました。
「予定よりサイズが小さいが……後はこれを……」
十メートルはある巨大ロボのKAITEN FX MK.0だが、それでも色彩化ペロロジラと比べると小さい。
足りない分のサイズのフォローはプレイヤ先生とヒマリに任せるしかないか……
「体格差の不利を補うため大人のカードを使わせることになりそうですまないが……」
(◠ڼ◠)
"……奇跡の切り時ってやつでしょ、任せてよマフティー"
「……すまないな、プレナパテスも、私も……
もうほんのちょっとしか可能性は残っていない。
石にすると一万にも満たんな」
(◠ڼ◠;)
"……サラッと言ってるけど色んな意味でヤバいよ!擦り切れかけじゃないか!"
「本来私たちはキヴォトスに在るのが不自然なのだ。
プレ先も私も無理をして留まる敗者にすぎん……」
「マフティーとして言いたい事が……ある……虫のいい話だが……
プレイヤ先生にお願いがある。
もしも万が一持たなかったら私に構わずループを断て……
キヴォトスと生徒達の未来を……頼む」
(◠ڼ◠#)
"嫌だ!そんな無責任なお願いは聞けないね!!
同僚を見捨てる先生が何処の世界に居るんだよ!
マフティーの弱気に反省を促してやる!君も理事としての責任を果たすんだ!"
「プレイヤ先生……すまない、弱気に取り憑かれてナイーブになってしまっているな……」
(◠ڼ◠;)
"……生徒の前ではそういうこと絶対言わないほうがいいよ。
僕から見ても君が死んだらやらかす危険水域のコいるし……"
(◠ڼ◠)
"他の子にも言ったけどさ「責任を負う」というのは、苦行を背負うことじゃないよ。
嫌なことを引き受ける事でも――
――間違った行動に対する、罰でもない。
「責任を負う」というのは、自分の行動に後悔がないように――
心の荷を解く、楽しいことじゃないとね。"
「自分の心に嘘をつかない、後悔をしない選択の『責任』を負う……か……
教師として、大人として子供を守る責任はマフティーの清廉さと高潔さにかけて精一杯果たすつもりだが……
何故か漢としての責任を取らされそうになってる。
……おかしいだろ、おかしいよな、おかしい」
(◠ڼ◠;)
"……言うな、マフティー、その件は僕も直視したくない。
目の前のキヴォトスの危機をなんとかしよう、そうしよう"
「ああ……そうだな!」
"とりあえずカイテンジャーを呼ぼう"
プレイヤ先生がシッテムの箱を操作すると程なく五人組の寿司モチーフのヒーローっぽい奴らが現れる。
「アンタイセーイ!!」
「心を燃やせ……まだだ、まだ回れる!!」
「回り続けるレールはやがて…正義の未来へつながる!」
「回転スシが回ってこない! 私達は昨日理由を知った!」
「板前の近くの奴が!スシを食べ過ぎる!」
「何がトリクルダウンだふざけるな!上級国民で資金がプールされるだけじゃないか!」
「スシを食べすぎるな!」「スシを食べすぎるな!」「スシを、食べすぎるな!」
なんか他の世界線の電波もカイテンジャーに混入している気がする……
因みにカイテンジャーはヒーローっぽい恰好をしているけれど正義的な活動は一切行っておらず、カイテンロボを作るための資金や技術を得るために色々やらかして指名手配されている。
「無限回転寿司戦隊・カイテンジャー!参上!」
「先生にはゲヘナの食糧危機の際にはお世話になりました!!」
「寿司の為に冷凍エビを分けてもらったご恩は忘れません!」
「カイテン休出のグリーン!レイサは友達!!レイサの為にやる気を出します!」
「いつの間にカイテンジャー達と仲良くなってたのプレイヤ先生!?」
(◠ڼ◠;)
"普段はテロ行為を反省させる間柄だけどさ、カイテンジャー達とは拳と拳で解りあったからね……"
「声が見える、レイサ、お前の隣に居るのは……」
セイアやカズサ、カイテングリーン……
レイサの友達カイテングリーン説……
「そうか……レイサ……お前にも……友人が出来たか……」
思わずどこぞの飼い犬に縛られる飼い主めいたことを呟いてしまう。
レイサがカズサやカイテングリーンの中の人と仲良くしている……
その光景だけでなんだか涙が出そうだ……
「なんか儚いんですよマフティー!ふっと閃光と共に消えてしまいそうで!」
いつの間にかささっとやってきたミクパイセンに怒られてしまった……
「そんなに!?」
「ええ、儚かったですね……あとそれと……」
あれ……なんだか急に体感温度が下がって湿気が増えてきたような……カボチャマスクがカビてしまうかもしれん……
にっこにこしているミカ、そしてアツコ。
震えながらも不敵な笑みを浮かべ、二人を真っ直ぐ見つめ返す河駒風ラブ。
ミクパイセンは満面の笑みを浮かべた。
「キヴォトスの危機が全部が終わったら……
色々とお話がありますから、楽しみにしていてくださいね?」
ヤバい、何かわからんがとにかくヤバい……
ミクパイセンとミカとアツコとラブと目が合わせられない……
(◠ڼ◠;)
"ヒエッ……四人ともヒナちゃんみたいな眼してない……?"
プレイヤ先生が引きつった声で囁いた。
おかしいだろ、おかしいよな、おかしい。
アトラハシースの爆発オチが恋しくなってきたぞぉ……
……なんとかプレ先を助けた後行方を眩ますべきでは?
面白いかどうかとか原作再現は置いてきた!書きたいものを書く!