ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空 作:それがダメなら走っていこう
新年一発目から怪文書。
Q:プレイヤ先生はイオリ足舐めやったんですか?
(◠ڼ◠;)
"イオリの靴にキスすることで切り抜けたよ"
₍₍(ง )ว⁾⁾
「エレガントだった……」
プレイヤ先生もゲヘナ監禁エンドが見えてきている……
ヤメロー!!私がこの後眠って暮らせなくなるだろうが!
私はこれが終わったらキヴォトス混乱の全ての責任を取り引退して失踪しよう、そうしよう。
(クソ食らえだぜ!もうやめだ!何もかも!コワイ!インガオホー!)
マフティーは大粒の涙をこぼした。
もうヤメだ! なんかこの周回絆ランクがバグってる!
清廉さと高潔さの足りないマフティーの正しくないやり方にヤンデレ生徒を遣わして、試しているのだ。
もう足を洗う。
株式の違法取引もゲマ活もトリニティ理事もプロデューサーもやめだ!
暴言を吐いたり偉そうに説教したりした人達に償います。
だからヤメテ。監禁しないで。もうここには居られない。
そうだ。ヒャッキ・ヤギョだ。
レイサの言うとおりプレナパテス先生を何とか助けたら全財産を恵まれない子供たちに寄付しよう。
そうしたら、影の薄い百鬼夜行連合学院にでも逃げよう。
ヒャッキ・ヤギョでひっそりクロレラでも育てよう。
生き方を変えるんだ!
カボチャマスクを犬猫ヘッドかロボットの被り物、グラサンに変えるのもいいかもしれない!!
もうヤメだ、こんな事は。インガオホー。インガオホー!
【Location:ウトナピシュティムの本船/医務室】
「やっぱりさ、やるモンじゃないね、キャラじゃない事は。
キヴォトスに転生するもんじゃないよねえ、ほんと。
キヴォトスでは当たり前に青春したり友情したりする、まともな学校でまともな教育を受ける権利がないの酷いと思うよ。
本当は青春はそうであるべきなのにさ。
原作編纂からしてキヴォトス世界と物語が生徒を曇らせに掛かる。
シロコとかホシおじとかアリスとかさぁ……
血と硝煙と恩讐で穢れ切った世界で日常の透き通る奇跡を見つける物語。
マフティーはキヴォトスにずっと分からせを受けているよ!
転生者がキヴォトスをオモチャにする処かずっと銃弾に踊らされとるわ!
ホシおじやコユキやミカァ!に殺されかけとるわ!
デカルトと一緒にホームレスやって何とか生きてたらカイザーに殺されたり……
本当はデカルトとホームレスやるのがマフティーの器、関の山だったのでは? マフティーは訝しんだ。
生徒の環境が大体なんかいい感じになった所でマフティーの役目は終わってるだろ。
仮に生徒が助かったとしても……
いや運が良かっただけだし……乱数が上振れただけだから……
マフティーの命と尊厳という安いコストを払ってもキヴォトスの深すぎる仕組みは変わらなかったからな。
よく考えたらカボチャのおっさんの命も尊厳もそんな高値じゃないわ。
安い、実際安いインガオホー。
選択の如何に関わらず生徒を救えず、無責任に死んだことが罪だというのならそうなのだろう。
罪なき者は罪ある者の罪の報いを受けるのか?
もちろんその通り。 それこそが弱者の運命と言うものだ。
そんなことを某邪悪なドラゴンも言ってたし。
いい加減許してくれよ、赦してくれよキヴォトス。
心が折れそうになったので神経の中でイマジナリープレ先に祈りを捧げる。
シロコ*テラーに囚われているだろうし応答してくれるかは分からんが……
「ハァハァ……マフティーちょっと匿ってください……
シロコがウッキウキで結婚情報誌読んでる隙に逃げ……おえっ……」
脇腹を抑え滅茶苦茶疲弊してるプレ先の幻影を神経に受信した。
「プレ先!?自力で脱出を!?」
「今の私は無名の司祭とシロコに言われるままにカードを使う存在に過ぎません。
マフティー、貴方は生徒の幸せの為。子供たちの本当の幸いのため。
大人の責任を果たしていると胸を張って言いきれますか?
命は生徒の為に燃やし尽くすものであって、軽々しく投げ捨てるものではありませんよ、貴方は自分の命を軽んじすぎる」
神経の中で秒でドゲザするマフティー。
「ハイ!ゴメンナサイプレナパテス先生!!出来てません!
真の先生と正しい大人、真の漢に要求されるハードルが高すぎます!!」
ペラ回しぐらいしか……出来てません……
「偉そうに私が言うのも烏滸がましい話ですが……
大人のプライドが邪魔してイオリの足舐めは出来ませんでした」
どこか悲し気な声が神経に響く。
「いや出来なくても仕方ないです!!悪いのはキヴォトスです!
アレが正解ルートなんて良識があれば躊躇して当然ですって!
するはずがないだろうそんなことを!プレナパテス先生が!!」
そうかあ……そこで詰んでしまったかプレ先……!!
数多の教師が居たが
淫行教師(偽預言者)はキモがられた挙句警察(カンナ)のお世話になって死ぬ。
残ったのは三人だけ。
ゲマトリアは上澄みだ。
異形と成り果てながら生徒の恐怖としての教師として、先生の為の物語に残れたのは。
生徒達の頑張りはともかく……
キヴォトス、私のごとき一個人、誤差の範囲。
と思っていた時期が私にもありました。
「プレナパテス先生……心が折れそうです……」
「そんな時は生徒の可愛さやいいところを探してあげるのです……」
「それになんか今回の周回絆ランクに好感度がバグっている!
おかしいだろ、おかしいよな、おかしいですよね!」
「それは私も思います……どうして……こんなことに……」
顔を覆うカボチャとデスマスクの図。
「それと……すまないプレ先、プラナがアトラハシースを呼び出して……」
「私のA.R.O.N.Aであるのならばずっとここに……
……私のキヴォトスが終わったあの日以来このままですが……」
プレ先の持っている『三つの弾痕が穿たれ故障した』シッテムの箱の中で
『紅い』ヘイローに白い髪、黒いセーラー服の少女が気絶している。
包帯だらけの指が画面を撫でるが起きない。
「あ、あれ?じゃああのプラナは一体……!?」
「私たちは先生の優しさに甘え倒した挙句。
果たして何人の先生を使い潰してしまったんだろうね……
そのツケを払う時が来たのかもしれない……
恥ずかしい、消えたい、死にたい」
あれっ?なんか下の方でセイアが曇っている!?
レイサの方もなんか曇ってる!体育座りしとる!!
プレ先とマフティーが謎空間にふわふわ浮いてる状態だが……
「はっ!?行きなさいマフティー、生徒が曇っています!
我が身の為祈ったり嘆いたりしている暇はないようです!!
道化なら道化なりに、ペラでも何でも回してフォローしなさい!
子供が死にたいと思っている世界など許されるわけがありません!!
やって見せなさいマフティー!何とでもなるはずです!」
「ハイヨロコンデ―!!」
「あっ、違うんです止めなさいシロコ、A.R.O.N.Aをつついていたわけでは……」
背後でプレ先がエライことになってる気がするが……!
慌てて神経の中で捧げる祈りを取りやめると現実に戻ってきた。
「どうしたセイア」
「……いや、未来が見えなくなったら急に勘が鋭くなって……
直感的にわかってしまったんだが、永遠のお茶会の中で先生達を使い潰して反省もせず、知識と予知能力を鼻にかけた呑気にお茶を嗜む。
トリカスやっていたと思うと死にたくなって……
シロコ*テラーは私たちに与えられた天罰なのではないかなと……」
「いやいやいやアレはシロコ*テラーがヤンデルだけだから!!」
黙示録のメタファーとか見解を述べるとややこしくなる。
セイアには今ここの世界線に目を向けさせなければ。
「過去の経験に囚われ過ぎるな、落ち着いて現在の状況を振り返ろう。
キヴォトスを良くするため私相当頑張ったよ、悪いやっぱつれえわ。
いやー、これアビドスはシロコが帰って来ればユメ先輩というかミクパイセン生存√だし……
ミレニアムもリオ会長にも反省を促したしアリスがちょっと淫夢キッズになってるけど……
アスナの脳腫瘍は治療されたしヒマリもリハビリすりゃ歩けるようになるだろ……?
ゲヘナはプレイヤ先生がやって見せたおかげでマコトとヒナも、給食も美食も和解したし……
トリニティはトリカスに反省を促し、ミカのクーデターもないからティーパーティの立場を失ってイジメられることもないし。
アリウスもエデン条約調印式が延期され、テロが未然に防がれたからスクワッドが追放されること無くまともなミッション系軍学校として再出発できそうだし……」
上振れしただけとはいえ何とか誰も死んでないな……
「そうだね、こうして改めてマフティーに並べられると夢で見た未来と比較すると大分大分マシな運命なんじゃないか?
どれだけ頓痴気でも狂いきっていてもこれでいいよ……!
誰も死んでいない……
トリニティも空気的にも物理的にも風通し良くなったしね……はは……」
デカペロロジラが文字通り校舎にも陰湿な空気にも風穴開けたからな、トリニティ……
「私たちが傷ついて成長していく中で友情と青春するのは物語としては美しいと思うけどね……
もう既に私たちは十分過ぎるほどに曇ってるよ……
性格悪いお嬢様たちを成績と未来知識でマウント取って統率するのがどれだけの罰ゲームか知りたいのかい?何度トリニティ辞めたいと思ったことか!!
夢に逃げたって致し方ないとは思わないかい!?
私が一番ずっと寝て暮らしたいよ!!」
「おいたわしや、セイア……」
「そういうマフティーももうちょっと何とかならなかったのかい!!
マフティーのやり方正しくないよ!!恐かったんだから!!」
セイアがプリプリと怒っている。鬱より怒気が勝ったようだ。
「すまんな、本当にすまない……」
「感謝してないわけではないんだけどね……
おっと、そうだ、レイサの方もメンタルが……」
「レイサ、ふらついているけど大丈夫か?」
「ありがとう……ございます……
ラプラス争奪戦であんまり眠れなくて……
先生が死んですすり泣くミネさん、セリナさん、ハナエさんの記録……
……お通夜の救護騎士団……うっぷ……」
レイサの声のボリュームが小さい。絶不調だ。
聞くだけで空気が地獄だとわかる。
嫌な記憶を振り払うようにレイサは頭を振った。
「それで物は相談なんですがマフティーさん……
疲労がポンと取れる栄養ドリンクや秘密の妖怪Maxなどお持ちではないでしょうか!?」
「人の事を言えた義理ではないが若いうちから元気の前借りに頼るのは不味い。
ちゃんと寝ないと不味くないか……?」
「へへ……状況が許してくれたならそれでも、よかった、のですが……
酷い目に遭いまくっているので……慰めてほしいです。
私が皆を護るから……誰か私を護ってください……
孤独のヒーローしますから……力と勇気をください……」
ズンムリと曇っているレイサ。
「力……慰め……うーん……気休めにしかならんが……
ちょっと頭ナデナデしてあげてもいいけどさ……
お願いだから訴えたりもしもしカンナしないでねレイサ?
マフティーが死んじゃうから」
「そんなことしませんよ!?」
「いい年した大人が許可もなく触るとその危険性があるんだよ……」
募集してないはずの生徒に触れて大丈夫!?
生徒に
プレ先の言う通り曇った生徒を放っていくわけにも行かん。
そう言うことはおくびにも出さず、清廉さと高潔さと祈りを込めてレイサの頭を手のひらでタップした。
「今まで孤独のヒーローとしてよく頑張ってくれたな……」
……トリニティを駆けずり回って治安維持したり、困ってる人に手を貸すパトロールを自主的に続けるいい子なんだよなレイサ……
「ふおおおお!!!頭がクリアになる!感じが!します!
ぼっちにあまり優しく!しないでください!
勘違いしてしまいます!!」
「セイア!見てくださいよ!
こんな面白い顔してる娘が悪いこと出来るわけないじゃないですか!」
「ああ~、緑色の光……やさしさ……効く……遥かに良いです!
あまりナデナデしすぎないで!ください!
♡FAVOR RANKがバグってしまいます!」
プレ先も生徒の良い所を探してあげてって言ってたし……
「表情がコロコロ変わって可愛いなあ……実に愛嬌がある……」
「マフティー!!なんか緑色の光が出ている!!」
セイアがなんか叫んでる気がする。
レイサの頭を撫でている場所から緑の光を感じる。
レイサのヘイローもなんか強く輝いている気がする!
微妙に命というかAPを吸われているような気がするんだが!
何か吸ったのかな?
何か星の刻まれた神秘のコインがぐるーんっと回転するようなイメージも受信する。
いや、錯覚か気のせいに過ぎないだろう。
「すまない、宇沢がいい子過ぎてすまない……
マフティー涙が出てきそうだよ……
どうしてアル社長やレイサみたいにいい子が少ないのか……」
一瞬だけレイサがフリーズした。
レイサメモロビの様な笑顔で。
神経の遠くで誰かがざわめいてる気がする。
名無しのブルアカ民:
(あれ、このスチルよく見ると……)
(レイサの目は垂れ目の太い糸目だが……)
名無しのブルアカ民:
(お分かりいただけただろうか)
(もう一度ご覧いただこう)
(海苔みたいなユーモラスな宇沢レイサの目が 一ドットだけ開いている薄目に……)
宇沢レイサ ♡FAVOR RANK 5A
「ヘンなことを言うかもしれませんが 気にしないでください!
これで私、宇沢レイサは一日中でも!戦えます!いえ……」
「次の二千年にだって踏み入る準備は整いました。
共に夜明けを見ましょう、マフティー先生……ひひ……」
「クソボケがーっ!!君の頭にはガバでも詰まっているのかい!!」
セイア、手近な瓶を掴んでマフティーを殴りつける!!
渾身のツッコミ&インターセプトである!
「グワーッ!!なにをするセイア!」
「今レイサ反転しかけてたんだ!!めっちゃ危なかった!!一瞬ヘイローが暗かった!!」
「なんとなくわかる!光属性の生徒こそ反転したら最も恐ろしいテラーになる!!」
「イイ子ほど枷が最終的に壊れた後の反動が大きくなるんだ!!」
「はっ!危ない危ない!!ちょっと今ヒーローにあるまじき表情してました!!
ぼっちにあまり優しく!しないでください!勘違いしてしまいますので!!」
レイサは妖怪Maxを纏めて何本か一気飲みすると自分の頬を両手ではたいて勝利のポーズで気合を入れた。
宇沢レイサ ♡FAVOR RANK 5
「いやヤバいですね! プラナの神秘充填に慣れていなかったら……
あっちは赤黒くて芯まで冷え切る冷たい感じでしたが!」
ちょっとだけレイサが艶っとした。
「お気をつけて!ください!触られて分かりました!
……キヴォトスの民は、名も無き神の神秘に!乾いています!
吸いたくて 吸いたくて 仕方ないんです!」
「えっ 知りとうなかった」
ニコポやナデポじゃないんだぞ!!
生徒をタップするだけで強くなったり絆が上がったりする理屈がこれかよ!
タップできない生徒をタップするとどうなるんだ?
セクハラじゃないよね!清廉さや高潔さに反してないよね!!
タップは三時間に一回まで!!
「コホン……とりあえず私も撫でてみたまえ……」
「レイサ程ではないが私も夢に潜り続けて疲弊しているのだよ」
「神秘の補充が出来るのなら好都合、キヴォトスの危機に手段は選んでいられまい」
「セイアまでそんなことを……三時間に一回までにした方がよさそうだな、ホントに……」
とりあえずセイアも軽く頭を
「これはっ……!中々に癖になりそうな形容しがたい感覚だね!
極上の紅茶をキメてほっと一息……そんな感じ。
ヘイローの部分の欠け、欠落が満たされていくというか……
神経がクリアになって感覚が研ぎ澄まされる気がするね」
「APというか本気で命が吸われる感覚がするからこの辺で……」
ちょっとだけセイアが艶っとした。
「なあ、プレイヤ先生のナデナデと激務によるシナシナを繰り返したヒナちゃん……」
「脳がやられてると思います!
私は今までの疲れが全部吹っ飛んで元気!出てきました!」
レイサが断言した。
「神秘の共鳴と共振……神秘が満たされていくという奇妙な感覚の虜になってもおかしくないね」
セイアがしたり顔で解説した。
「ハーブか何かやっておられる!?」
もう嫌だよキヴォトス!!
面白いかどうかとか原作再現は置いてきた!書きたいものを書く!