ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空 作:それがダメなら走っていこう
本編編纂のアビドス三章……
真の曇らせというものを見せてやる、貸せってヨースターにやられた気がする……
モモイ絆エピはももいろメモリアルですがさて。
【Laplace archive:N週目・ミレニアム】
もがれた双子の両翼、溶けた双子、メルティジェミニ。
赤子は水浴びを喜ぶ、何時までもさせてあげたい……
「あー!また死んだじゃん!」
マフティーとモモイはゲームをして遊んでいた。
「ダークネス・スピリッツ4は死に覚えゲーだからなあ……」
「そんなにいうならマフティーがやって見せるじゃん!!」
「ああ!なんとでもなるはずだ!」
お姉ちゃんとマフティーがゲームをしてる。
私もゲーセンに行ったりした。
マフティー理事は色々とミレニアムに良くしてくれた。
気性の荒いC&Cのネル先輩だってドラゴン柄の刺繍セットを貰って
「なにこれかっけえ……ありがとな!」
と言っていたくらいなんだから。こんな日が何時までも続くと思っていた。
ある日パパと『二人』で 語り合ったさ
この世に生きる喜び そして悲しみの事を。
グリーングリーン……青空には小鳥が歌い
グリーングリーン……丘の上には ララ ミドリが燃える。
【Laplace archive:廃墟と化したミレニアム】
アリスの……いや、AL-1Sのレールガンによって重傷を負ったモモイが包帯を巻き、ベッドの上で寝ている。
「お姉ちゃん 今日も 目を覚まさない 何もしゃべらない ゲームしない……」
その時パパがいったさ
僕を胸に抱き 辛く悲しい時にも ラララ 泣くんじゃないと
グリーングリーン 青空には そよ風吹いて
グリーングリーン 丘の上には ララ ミドリが揺れる
プロトコルATRAHASIS、起動。
エリドゥを生贄に、アトラ・ハシースが浮上する。
ミレニアムは廃墟になった。
ある朝僕は目覚めて そして知ったさ
この世につらい悲しいことがあるってことを
グリーングリーン 青空には 雲が走り
グリーングリーン 丘の上には ララ ミドリが騒ぐ
あの時パパと約束、したことを守れなかった
拳を固め胸を張り僕は立ってた。
グリーングリーン 瞼には涙溢れ……
グリーングリーン 丘の上にはララ ミドリも濡れる
「事ここに至って――いつまでそんな寝言を吐き続けるつもりなの!!」
(リオの叱咤が響く、モモイもミドリも曇る)
「……酷いじゃん。やっぱりビックシスターのリオ会長も……
マフティー先生って冷酷な奴なんだ。アリスの事、殺しちゃえって言うんだ。
でも安心して、私そんなことしないよ」
マフティーが叫んでいる。
ミドリ!もうあれはアリスではない!!
モモイ!もうあれはアリスではない!!
アリスとケイは……そういう風に作られた……
王家に縛られて、親に、大臣に――無名の司祭に決められた道を脱せなかったのだ……
本当はなりたいものになっていいはずなのに……
おかしいだろ、おかしいよな、おかしい……
今のアリスは無名の司祭に言われるがままにキヴォトスを滅ぼす名も無き神々の王女で魔王AL-1Sだ!!
アトラ・ハシースから攻撃を受けている!!
ミレニアムごとまとめて滅ぼす気だ!このままでは皆殺しにされるぞ!!
……TSC(テイルズ・サガ・クロニクル)だ。
AL-1Sは今の言語プリセットをあれで学んだ。
ヒマリとヴェリタスに頼んでロジックボム、ウィルスとすれば……
AL-1Sのファイアウォールをすり抜けて……
なぜならばタダの機械は決して愛を解さないからだ。
クソゲーであろうとも、ゲームへの愛の塊だ。
あれならば――AL-1Sの電脳を一瞬で焼き切れる。
一瞬で片が付く、苦しみもない。
頼む、キヴォトスの未来に責任を持ってくれ!
その決断がまだ幼い才羽姉妹――いや、誰にとっても重すぎることはわかる。
だから、責任を問われたら、マフティーに唆された、騙されたと言え!!
「いや!嫌!イヤ!!嫌ぁぁあぁぁぁ!!」
"幸福な未来を生きろ"
"愛しているんだ君たちを"
その朝パパは出かけた
遠い旅路へ 二度と帰ってこないと
ラララ僕にもわかった
丘の上にはララ ミドリも濡れる
グリーングリーン
green・green……
青空には……虹が……掛かり……
キヴォトスのすべてを呪うは色彩の黒い虹。
何にも見えない、空はただ只管に緋色、赤黒い血の色に染まる。
green・green……
丘の……上には……ミドリが……映える……
世界線は縺れる。
双子の片翼のどちらかがもげる。
アリスが助からなかったじゃん!
ミドリが死んじゃったじゃん!
お姉ちゃん死んじゃった!!
ゲーム開発部廃部になっちゃったじゃん!!
マフティー!あなたのせいだよ!!!
冷酷算術妖怪!会長!C&C!!何よりアリス!あなたたちのせいだよ!!!
すまない、すまないモモイ……
すまない、すまないミドリ……
許してくれ、赦してくれよ……
無かったことにしたいガバ。
取り返しのつかないガバ。
クソゲーって言ってくれる人さえ失くした。
ゲーム開発部から音は消えた。
アンインストールしてしまった。
原罪。
人生 リセットボタン
マフティー先生のお葬式の香り、白檀の香が染みついた血塗れのタブレットが、囁く。
まだまともだったころのクロナが。
「キヴォトスを救うことを義務付けられた双子のナード……
必然――あなたたちがゲームの愛でアリスの電脳を焼かなければ……」
「ユズの作ったゲーム……愛がないとは言いません。
出来は悪くないですがこれではまだタダの高難度ゲーです。
AL-1Sとkeyにはブルートフォースされます」
「いずれ魔王となる運命の名も無き王女AL-1Sの電脳を焼き、かつ生き残らせる。
クソゲー開発部部員ゲーム脳淫夢キッズ天童アリスにしなければ……
愛が足りねば奇跡は起こり得ない……
順当に――深き恨みを呑んだ無名の司祭が組んだキヴォトス殲滅プロトコルに敗れ、アリスもケイも司祭のお人形のままです、魔王とその従者になってしまいます……」
「つ”く”る”……つくってみせるじゃん!!アリスとケイの心を変えて見せるじゃん!!」
「出来なかったら切腹するしかないじゃん!!」
「ユズちゃんはちょっとプライドへし折れる負け方してロッカーにひきこもっちゃった……無理させられない……」
ゲームの中じゃ……いつでもヒーローなのに……
電車の外がとっても……羨ましくて……
途中下車したくてもそこまでの度胸もなく、何度も繰り返した。
「ユズの愛だけじゃ足りないじゃん!」
「ユズちゃんのゲームへの愛のカタチ」
「AL-1SのCPUに正確性と精密性を要求し、無視できない負荷を強いるのが効いてくるのは後々です」
「総当たりでってことはスチルや画像データ、銃や兵器っぽいものもサブリミナルで入れなきゃ……
こうすれば画像解析や脅威度の分析に手を取られるはず……出来なきゃお姉ちゃんが死んじゃう……」
「ロジックエラー誘発させるような無茶苦茶で……でもゲームの愛に溢れたシナリオ……」
「質問――やり直しますか、ミドリ」
「質問――やり直しますか、モモイ」
眼が、覚めたら
人生リセットボタンがそこに、転がってた……
眩暈 眩暈 象る
念願の強くてニューゲーム。
ダメダメこんな人生。
累計これまで何百年?
将来の夢は何だっけ わばばばばば
【Location:ウトナピシュティムの本船・甲板】
時は現在に戻ってくる。
アトラ・ハシースにアリスの光の剣が向けられている。
「今こそ、アリスの生命を使う時です!!」
「ゲム・ギル・ガン・ゴー・グフォ・ウィータ」
「ふたつのちからをひとつに……命よっ……」
「ターゲット確認!出力臨界点突破!」
「充填出力200パーセント……行けます!王女よ!!」
「名も無き神々の王女がここに、新たなる聖域を宣言する!!」
アリスとケイが手を取って、光の剣を放つ。
「アトラ・ハシースのバリアよ!!光にっ、なれー!!」
ごめんね、これで、赦してくれますか、ケイ……
アリス、光の剣でアトラハシースのバリアを貫く!!
ウトナピシュティムの本船の主砲となったアリスとケイにフィードバックダメージが襲う!!
限界を超えた砲撃の反動だ!
「王女よ、なりたい自分に――」
このままでは過電流によりどちらかの電脳と機体の破損が免れ得ぬ……!!
ケイが我が身を身代わりにアリスを救おうとしたその時……!!
「名も無き神々の王女アリス、そして修行者ケイよ――!!」
なんと、無名の司祭Gがコンソールを引っ掴んでなにがしかタイピング!!
「思えば親らしいことなど何一つしなかった――!」
「やっとわかった――!今こそ反省をするべき時――!!
今ならば……理解できる――!!
王女と修行者を創り出しておきながら、何一つ責任を負う事もなく復讐の道具として扱った――!」
「それを理解できぬ我らが亡びるのは必定だったのだ――!」
過充電された光の剣のオーバーロードエネルギーをコンソールに引き受ける!
無名の司祭の傍らにあったファイアウォールとコンソールが爆発!!
「グワーッ――!!」
ケイとアリスの負担を肩代わり!!ゴウランガ!!
負傷した無名の司祭Gがゴロゴロと転がる!!
無名の司祭Gは……その時、確かに幻聴を聞き、幻覚を見た。
「お前の……罪を赦そう……無名の司祭G(グリーンウッド)」
幻覚のマフティーの声色は優しかった。
「百万年無罪!」
「許された――!!」
【シリアスが続いたのでおまけ】
「あはは……マダムの前にゲマトリア追放というか、謹慎で反省部屋送りになった人いるんですよ」
ゴルヒフミがそんなことを宣う。
ᓀ‸ᓂ
「ああ……あの封印されし同胞吟遊GM地下生活者か……
和風シナリオ CoCやりたいとか怪談日物語を回すとかどうとかいってたが……
封印はちゃんと機能しているだろうか……」
【Location:キヴォトスのどっかの地下】
「アァアアアルールブックがァ!!ルールブックが変わっている!!
小生がこんなところに閉じ込められている間に!!
カイザーの帝国はどうなった!?」
「お外コワイ、逆に考えるのです。
監禁されるくらいなら最初から引きこもってしまえばいい……
生徒を救えず罵声を浴びせられることも、銃撃や爆発で殺されることもない……」
「んん、引きこもる以外ありえないwww
もうやだキヴォトス、小生ここでずっとGMやってますぞ」
マフティーは幻視した。
顔は黙示録の仔羊めいた仮面で瞳が時計の銀髪の怪人が絆創膏と包帯だらけのメスガキ生徒に「稲生物怪録」と書かれたコデックスを渡している姿を。
「手前どもがキチンとアヤメは黄昏に落としてきましたよ!」
もう既に香しいガバの匂いが漂っている……
「デュフフフ、結構、小生のキャンペーンに無双キャラによる蹂躙など興覚め。
マンチ共がよぉ!COCで神話生物を撃破するな!!小生のシナリオを破壊するんじゃねえ!」
銀髪の怪人は激高した。
「これより紡がれるは 手前どもの『百物語』……
あ、地下生活者様、手前はそろそろネットサーフィンと自作小説作りに戻りますぅ」
「百」に「二」足りない、怪談日物語。
怪談日物語、二画足りない。画竜点睛とイチタリナイ。
ちなみに、怪談白物語という怖い話を語るTRPGがある。
GMはコワイ話を吟遊する、プレイヤーはギャグにしてしまう。
「百物語」に参加したプレイヤーたちは知っています。
百の怪談が集まれば、世にも恐ろしいことが起きるということを。
今、まさにGMが最後の一話を語ろうとしています。
なんとかして怖い話を怖くない話にしましょう。さもなくば……
炎上するのはGMのシナリオと花鳥風月部の風流か。
それとも百鬼夜行連合学院か。
面白いかどうかとか原作再現は置いてきた!書きたいものを書く!
というか書けるものしか書けん!がんばる!
最後だけギャグだけどちょっともうガバの匂い漂う。
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