ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空   作:それがダメなら走っていこう

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今日もブルアカ怪文書&与太話を製造してイクゾー!


アロナの原罪

 

なんだかよくわからないが猛烈に嫌な予感がしてきた。

 

 

 

大切なことなので重ねて言うが、教師や先生として教え子を護り導く責任を取るのはわかるよ。

大人として次代に自然環境を受け継ぎ、世界を護るのも大事なことだ。

当たり前の事が当たり前に出来ないからこうなっている。

 

今だけ金だけ自分だけは高潔でも清廉でもない。

恥ずべき発想で反省を促されなければならない。

 

医療従事者たち救護騎士団なんかが記憶をもし思い出すと……

どうなってしまうのだろうか……

マフティーはそんな未来をちょっと予想してみた。

 

「いつでもどこでも先生を死なせないためにつきっきりで看護しないと……」

セリナ!

                 

「敵味方入り乱れるエデン条約では『救護(鎮圧)』してからじゃないと間に合いません」

ミネ団長!

 

 

「……もう先生を死なせないために浮気性とかを根本的に治療するには麻酔(物理)とか……危ない所に行かないよう……

まずは切断して緊急手術、するしかないんじゃ……」

ハイライトのないグルグル目でチェーンソーを思い詰めたように見つめるハナエ!

 

……マフティーはその辺で神経に受信した未来予想図を打ち切った……

ハイライトが卒業して瞳は曇り切っているけどテラー化はしていない!

 

絶望で曇ったりメンタルが悪化したり湿気たりしただけではテラーには成らないのだな……

 

よく考えるとエデン条約のミカとかセイアとかナギサとか、十分曇り切って絶望と苦しみを受けているのにテラー化していない。

なにか反転するきっかけが居るのだ……

テラー化を加速させ、生徒の神秘に干渉する触媒や酵素の様な物が必要なのだろう。

例えばそう、『色彩』という触媒が……

 

あとさぁ、男の責任とか認知とかいうパワーワードが飛び交うのはもう許してくれよ!

 

 

【Location:氷海】

 

白ロリ三人組はエイミによって捕縛されている。

憎悪の籠った瞳で先生の持っているシッテムの箱を睨みつけている。

 

「許すのですか?」

 

「流石にペラ回しでは誤魔化せんか 生徒を裁きたくなどなかったから。

……真面目にアロナの『原罪』の量刑を言い渡すと死ななければならないからな」

 

目には目を歯には歯を、古の報復律。

受けた被害と同じくらいで無ければ平等ではない。

 

「全部上げます、愛を上げます、か……そこにアビドスも含まれていたのか?」

マフティーは少し考えて訂正した。

 

「いや……アビドスの砂も無名の司祭の遺産も いがみ合うゲヘナとトリニティも、大人の都合に振り回されるSRTとヴァルキューレも……

災厄と希望、超法規的特権も責任もまぜこぜにアロナは先生に渡したのだ」

 

「……私のミスでした」

アロナは言い訳はしなかった。

 

(◠ڼ◠;)

"待ってくれマフティー!流石にアロナを死刑にさせるわけにはいかないよ!!"

 

「……ならば、プレナパテス先生のようにアロナの罪を背負うというのか、プレイヤ先生。

何を言っているのか分かっているのか?

人の世界では文句を垂れる被害者をやっつけてしまえば罰など無かったコトに出来る。

真偽善悪を置いておいて、往々にして裁きとは一方的に下されるものだから。

そも、法の統治や理屈は色々あるが裁きとは国家権力に許された職掌。

他のものが私刑を行い職掌を犯せば社会がタコ殴りにしてくる。

神の世界は知らないが、社会のシステムはそうやって回っている」

(◠ڼ◠;)

"それが解っていてなぜ……"

 

₍₍(ง  ;)ว⁾⁾

「法は! 法律や校則はどうなってるんだとは私、マフティー・エリンも思う。

アロナの罪は多分『原罪』だから裁判所にも連邦生徒会にも裁けんよ、けしてな。

絶対に間違えない独裁者を裁く法も校則もキヴォトスの何処にもない。

だが、これを放置し続けたことが深すぎる仕組みを生み出しているかもしれない」

 

 

 

「だがそれでも生徒の責任を背負うというのなら――

プレナパテス先生はやったぞ、さあ、どうする……?」

 

"マフティーをボコってアロナの罪を有耶無耶にする"

プレイヤ先生は、生徒の好感度を買うつまらない「凡夫」の選択を拒絶した。

(◠ڼ◠;)

"……ボクもアロナの原罪の罪を背負う!"

"そうすれば、アロナの命を全部取らないで済むだろ!"

 

マフティーの神経の耳朶に、プレナパテスの声、聖霊めいた幻聴が聞こえた。

 

『子供が絶望と悲しみの内に死ななくてはならないのならば――それはその世界の責任者のせいであって、子どもが抱えるものじゃない。

世界の責任を負うものが抱えるものだよ』

 

『たとえ罪を犯したとしても、赦されないことをしたとしても――

子どもが責任を負う世界なんて、あってはならないんだよ』

 

マフティーは天を仰いだ。

真っ赤な空、アトラ・ハシースの方角を見つめて。

 

「フフッ、ハハハ、ウヒャハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!

アーッハハハハハハハハハハハハハハハハ!!

全く……ズルいぞ畜生。プレイヤ先生のやり方、正しいよ」

 

 

キヴォトスの時間は狂っている。

ミレニアムの廃墟を筆頭にキヴォトスの廃墟はどうも新し過ぎる。

数千年経過していればコンクリートなどすべてが瓦礫になっていてもおかしくない。

まるで、そう、おおよそ三年くらい放置したような壊れ具合だ。

 

「忘れられた神々と呼ばれる者たちに“世界”を与えるためには――」

 

「それしか方法がなかったのだろう、アロナ」

 

「企業の帝国と無名の司祭はいつの間にか寝そべるようになっていた。

いつの間にか暴走を始めていったとしてもいい。

プラナと私には政策能力はあっても軍権、制圧能力はなかった」

 

「人を裁くな。裁かれないためである。

人に過ぎないものが神に変わって人を裁くなど傲慢」

 

「マフティーのガバが許されるのならば、アロナだって許されるのだろう。

我々はしょうがないのだ」

 

「たまたま罪を犯さずに生きてこれただけの人間が選んで殺すのが、そんなに上等かね?」

 

 

古王めいたことを言うマフティー。

 

「だが何らかのケジメが無ければ示しがつかないというのであれば……」

 

「罪を水に流すという言葉があるが……禊……」

マフティーは何かオリチャーを思いついたようだ。

「本来できるはずなのだ……!

本当にすまないという気持ちで………胸がいっぱいなら……!

どこであれ土下座ができる……!たとえそれが……!

身凍えさせ、骨まで寒気が沁みる、氷海の中でも……っ!!」

 

「アロナ!詫びビキニ冷やしドゲザ!アロナの原罪に反省を促す!

プレイヤ先生も一緒に入水するなら時間は大目に見てやろう!」

 

"アッハイ……"

「む、無茶です!私はともかく先生は……!心臓麻痺を起こしてしまうかもしれません!」

「あ、そうなんだ、で、それが何か問題?」

マフティーの声の波動は冷ややかだった。

                            

「禊も無し、霊的に生まれ変わること無くして反省(贖罪)が完成するはずもない」

 

 

「マフティー・ナビーユ・エリンの名において……

アロナとプレイヤの罪を無かったコトにする!」

「そぉい!」

 

マフティーは小児洗礼あるいはバプテスマめいて

アロナとプレイヤ先生を氷海に放り投げた。

 

 

(◠ڼ◠;)

"グワーッ!!"

「さ、さ、さぶい!!これ神秘を帯びた寒気が箱に流入してます!!

バリアで防げません!!寒いです!!凍えちゃいます!!」

シッテムの箱は防水加工済みだがアロナまで寒そうである!!

 

「上空75000mはこんなもんじゃないだろ」

 

アロナとプレイヤ先生を氷海に漬けるマフティーの図。

 

暫くして、プレイヤ先生とアロナは氷海から引き上げられた。

白いタオルに包まれてガタガタ震えているが命に別状はない。

 

「アロナ――お前の罪を赦そう。

アイン、ソフ、オウル……これで勘弁してやってくれないか?」

 

「アロナの――罪など、どうっ…でもっ……いいのですが……」

アイン・ソフ・オウル達のその表情は不承不承といった風情だ。

「良かったですね、赦されて……司祭勢力は滅茶苦茶に恨んでますからね……

先生とマフティーの執り成しが無ければ赦してませんから」

「深くて暗い氷海の底で 原子力電池に繋いで沈めて永遠の青春を一人で味わってもらう――ところでした」

 

 

「ヒエッ」

アロナはシッテムの箱の中で震え上がった。

 

 

 

「そういえばプレイヤ先生……先生に着任した時シャーレの地下に行っただろう?

……その時、シッテムの箱は何処にあった?」

(◠ڼ◠;)

"えっ? それは……クラフトチェンバーの上に……あっ"

「アロナは自分を先生の「贈り物」にしたのだろうなあ……」

 

「ああ、プレイヤ先生、全てが終わったらシッテムの箱をクラフトチェンバーに放り込め」

 

「アロナも不満を感じて居るものの一人だ」

 

「いい加減に、アロナを箱から解放してやるべきだろう」

(◠ڼ◠;)

"うん……そうだね……それは構わないんだけど、あとマフティー"

「どうしたプレイヤ先生」

 

(◠ڼ◠;)

"眠っている力が引き出されたっていうか"

"今の私APが噴き出してきた、すっげー!って感じなんだけど……"

よく見るとプレイヤ先生から青いオーラが出ている気がする……幻覚かな?

「何それ知らん、こわ……」

 

「マフティー理事、この超天才清楚系美少女にやることがありますよね?」

着込んでもこもこヒマリがジト目で睨んでくる。

「命がけでアリスのナノマシンをハッキングしたこの高嶺の花の病弱美少女に何か一言」

 

「すまないヒマリ、本当にすまない……」

 

あと、マフティーもヒマリに氷海の冷たい氷床でドゲザさせられることになった。

半ば自発的にドゲザはした、ヒマリの命を危険にさらしたのは事実だし。 

運命の槍とエレナの釘がマフティーのアサルトライフルに装備されました。

 

「ンアーッ!どう考えてもマフティーの未来は真っ暗です!」

「暴れんなよ……暴れんなよ……」

「お前の事が好きだったんだよ!」

「二人は幸せなキスをして終了 こうなるってハッキリわかんだね!」

「止めなさいアリス!!」

 

 

【カヤ左遷ルート】

 

アロナが自分の周回について語っている……

 

「カヤ左遷ルートで一年生のころからアビドスの緑化とビナー対策を命じると

ホシノやアビドスとカヤの関係は良化しますけれど……

……このチャート、カルバノグ編でカンナとカヤ、FOX小隊の

ヘイローが壊れる可能性が高くて」

 

₍₍(ง  ;)ว⁾⁾

「カヤ左遷ルートなんてあったの!?」

 

「ホシノと仲良くなったカヤがカイザーを死なば諸共で道連れに……

正義はなされますがあまりにも代償が大きくて……」

 

「幾度繰り返しても……ユメ先輩とプレナパテス、この二人だけはどうしても助けられませんでした」

 

「アロナのやり方……正しくないよ……」

マフティーは絞り出すように言った。

「……私のミスでした」

雰囲気がしんみりしてしまった……

 

「だが……プレイヤ先生も私も生きている、生きているのならやり直せるだろう。

……あと、募集の確率を絞ったのは、これ以上プレイヤ先生の嫁候補増やしたくないとかないよなアロナ……?」

 

アロナは目を逸らした。

「アロナ!?」

 

【運命の槍】

 

無名の司祭Gはセナに雑に治療され、三角巾を巻いた状態で医務室のベッドに横たわっている。

氷海ドゲザをヒマリに敢行した結果手がしもやけになってしまった……

マフティーは運命の槍とエレナの釘……銃剣と弾倉を司祭Gに見せた。

 

「……そういえばアリスのナノマシンをフォーマットしたらこんなになったんだが……」

「理解できぬ、アイン、ソフ、オウルの助けも無しに良くキヴォトスの技術で行えたものだ――」

 

「他の人にアリスのナノマシンを投与するとどうなるんだ?」

「元々あれは無名の司祭勢力のマシンに使うコト以外想定しておらぬ――

デカグラマトンやオーパーツなら修復されるが……

普通のオートマタや犬猫市民に投与すれば浸食され、無名の守護者になりはてるのがオチであろう――」

「ですよねー」

「理解できぬ、しかし仮説だが生体に投与すれば浸食、遺伝情報を書き換えられ……

王女や修行者のスペアボディになる可能性がある――」

 

プレ先にそのままアリスのナノマシンを輸血した場合ケイになっちゃったガバを幻視した。

無論、ブチ切れた強火クロコに撃たれて再走可能性が神経によぎった。

 

「やっべ、フォーマットして運命の槍にして正解だったな……

あとさあ、アイン・ソフ・オウルに認知しろって迫られているんだけど、どういうことなの無名の司祭G?」

 

「マフティーは子供たちを愛しているとおっしゃられていたので――!

あとそれと神への捧げものや巫女は無垢なる少女と相場が決まっておりますゆえ――!!」

 

「そういうことじゃないんだよぉ!!マフティーはロリコンじゃないんだよ!

大人として子供たちに真っ当な教育と愛情とよりよい環境を渡したいだけで、性的に好きなわけじゃないんだよなぁ!!」

 

 

「解釈を理解できず申し訳ありませんでした――!」

「許すけどさぁ……ほんともう勘弁してくれよキヴォトス……」

 

 

【デカグラマトンのエンジニア・白ロリ三人とのコミュ】

 

マフティーはかつて語った。

粗末にされたり、乱暴に扱われた道具は付喪神になって祟るとも言われる。

メンテナンスを怠った機械はある日突然裏切る、バグり散らかすのは当たり前だと。

アイン・ソフ・オウルはそれを忠実に実行した。

デカグラマトンはAI反乱のテクストを含んでいる。

こんな扱いをするなら何故作った、自然を破壊してまで。

疑問は怨念となり、そしてヘイローを携え生まれ戻った。

AI反乱のテクストと、付喪神の神秘と恐怖を乗せて。

 

存在意義を問われたコーヒーの自販機に導かれて。

 

廃墟水没地区に打ち捨てられた多脚戦車。

最もきらびやかに輝く至高の王冠。

お払い箱となり遺棄されたアビドス鉄道の車両。

違いを痛感する静観の理解者。

ディビジョンと呼ばれる廃棄された兵器生産工場。

慈悲深き苦痛を持って断罪する裁定者。

ミレニアムのハブ。

輝きに証明されし栄光。

極地無尽探査機とクスィーの残渣。

合理を超えた勇猛な仲裁者、全てを焼き尽くす黒い鳥の如き峻厳。

 

型落ちになった歌唱用アンドロイド。

喜びの歌に満ちた王国。

 

そんなことをアイン、ソフ、オウルの白ロリ三人組から聞いた。

因みにちゃんとパンツ……じゃなくて白レオタードと白スク水を着ている。

パッと見はいてない様に見えるのは変わんないのな。

 

「というわけなんです」

₍₍(ง  ;)ว⁾⁾

「……なるほどなあ……デカグラマトンはAI反乱というわけか……

ビナーなんかお払い箱にされたアビドス鉄道の廃棄車両かよ……」

 

「あとクロノス報道部の飛行船をダアトにする予定でした」

「知恵の足りない偏向報道と広告に使われるのも癪だと思って……」

 

₍₍(ง  ;)ว⁾⁾

「ヘイロー付きの飛行船ってそういうわけかよ!!やめなさい!!」




面白いかどうかとか原作再現は置いてきた!書きたいものを書く!
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