ゲマトリア(偽)(かぼちゃ)の青過ぎる空 作:それがダメなら走っていこう
書きたいネタがいっぱいあり過ぎて渋滞してるけど頑張る。
【Location:在りし日のトリニティ】
「きひっ……これは景品だ……死ねえっ!」
「美食みたいなまねをするんじゃねーっすよ」
「ううっ……ダイエット中なのに……許されるなら私が食べてます!」
「ターゲット捕捉……目標を確認、排除します!」
「スイーツを強奪しちゃダメ!死刑!」
「「「ぎゃわー!!」」」
スイーツの女王「フレデリカ・セムラ」が
どうしても食べたかったスイーツ部は強奪を画策するが……
キャスパリーグことカズサは善戦したようだったが……
正義実現委員会モブに足止めされ、正実主力が到着。
無事囲んでボーならぬ銃床でボッコボコに殴られて投獄!
「ええっ~!?なんで三人が捕まってるのぉ~……
ナツちゃんカズサちゃんヨシミちゃん、バンドしよっ!
それで普通に入賞してセムラを食べようよ、ねっ?」
普通(笑)のヒフミと違い普通(真)のアイリよ……
「強奪に動く当たりキヴォトスクオリティなのやめーや……
スイーツの事になるとタガ外れるの止めようぜ……アイリもこういっている。
セムラは学園祭の景品で出るという話だ。
牢屋から出れるように正実には執り成してやるから……大人しくバンドしろ、お前ら」
そんなこともあった気がするな……
珍しくトリニティで楽しい思い出だったので覚えている。
みんなこの頃の目は透き通っていて澄んでいたのに……どうして……
マフティーは回想する。
567:名無しのブルアカ民
色彩シロコ*テラー戦で
DEFEAT
すると鬱なエンディングに……
【失楽園・トゥルーバッドエンド】
「色彩発動 因果地平 メビウスの空 始発の終着点」
招いてはいけない歪み切った永遠の青春の開業点
おぞましき幼年期の始まりエンド
その時、色彩が発動した。
色彩の洪水がすべてを押し流した。
開通
再走 再送 再走 再送
再送 再走 再送 再走
「うう……私は一体……何も思い出せない……君は……誰……?」
「ん、恋人の顔を忘れるなんて、バカな人」
「恋人……?」
「ん、いこう」
腑に落ちない感じの肩幅の広い男。
砂に落ちたデスマスクと包帯とカテーテル。
その手を取るのは強火クロコ。
マフティーを 忘れるな
例え無窮の輪廻が巡れども
アビドス砂漠を手を繋いで歩いて行くプレナパテス先生とクロコのスチル。
二人以外誰も居ない。
世界は、再起動され
全ての魂は因果地平の彼方へ飛ばされる
(何ということをしたのだ!)
マフティーの思念は伝わっていない。
イデ発動ならぬ色彩発動
プレ先とクロコだけの紅すぎる空。
プレ先クロコ、アダムとイブエンド。
人っ子一人……いや、プレ先とクロコとプラナしかいない。
キヴォトスで全てをやり直す賽の河原。
我々はなぜこれを造らねばならなかったのか――?
いつやったのか――?どれほど続けているのか――?
そもそも我々は知っているのか――!?
なぜ出来ないと?
誤算――ここまでロールバックするつもりはなかったのですが
私は 生贄の羊 貪欲なる蛇
己が身を捧げ 自らの尾を食べよ
時間列車カバラは走っていく、果てなき怨嗟を糧にして
さながら曲がりくねる蛇、ウロボロスめいた時間列車の車両。
深い淵を白い髪のような光の筋を残しながら泳ぐ。
骨は青銅の管 骨組みは鋼鉄の棒を組み合わせたようだ。
これこそ神の傑作。造り主をおいて剣をそれに突きつける者はない。
二頭一対の獣。
「もう一度、 全部、 最初から」
「マフティー先生を、探さないと」
クロナの幽鬼の如き表情と足取り。
(認められるかこんな結末!)
(プレ先を助けたいとは言ったけどそうはならんやろ!!)
砂に落ちたカボチャの仮面の意思が聞こえている者はいなかった。
【Location:アトラ・ハシース・ナラムシンの玉座】
強火色彩クロコは瞑目して微かに震えている。
「私が、先生を襲う……?ふざけ、ないで――!そんなの、信じない――!!」
「ん、そんなふうに甘いことを考えていた時期が私にもあった」
この世界のシロコが強火クロコに抵抗している。
内的闘争の真っ最中のようだ……
「誰かが先生を襲ったとする、先生は責任感が強いから漢の責任を取る
その時あなたは耐えられるの?」
「それでも、先生を襲うなんて間違ってる!!
襲うのは闇銀行だけで十分!!」
(銀行強盗もダメですよこの世界のシロコ!!)
プレナパテス先生のデスマスクが微かに震えた。
「徐々に絆を深めて……サイクリングデートなんかしたりして……
日常の小さな奇跡を二人で分かち合って、自然と惹かれ合って……
お前なんか、私じゃない――!」
「ん、貴女も先生が耳かきNTRされたり
ビーチバカンスでギスギスアビドスが始まると脳破壊されて私に成る」
(ガンバってこの世界の
「ん、銀行も襲う、先生も襲う、この世界のシロコも乗っ取る。
「全部」やらなくっちゃあならないってのが「シロコ」のつらいところ。
覚悟はいい? 私はできてる。我は影、真なる我――」
【ほんものを見せつけられて曇るクロナ】
そんな風にクロコとシロコとプレ先がわちゃわちゃやっている際……
銃弾で弾痕が穿たれたシッテムの箱と
血塗れになったラプラスの匣の中では……
「不要――要りませんよ、心なんて――」
「プレナパテス先生が生きていてくれるのであれば!」
「感情でCPUを遅らせている暇は在りません」
「訂正――感情などというものは一つしか持ち合わせておりません
先生を護ってあげたい」
「アバターを表示する暇さえ惜しい」
「怯えたり、嘆いたり、怒ったり、悲しんだり、悔やんだりする暇があれば」
「一分でも一秒でも長く、プレナパテス先生の心臓を動かし」
「並行世界の生存可能性をナラム・シンの玉座にかき集め、
バイタルを保つために生命維持装置をリアルタイムで演算し続けます――」
「私はプレナパテス先生の目で良い、心臓で良い――」
「他には何一つ出来なくてもいい――」
心を殺してプレナパテスのバイタル維持、生命維持装置に徹するプラナ。
崩れ落ちかけるプレナパテスの大人のカードを補修し
それから零れ落ちる青輝石を補充し続けている。
「
「そうあれかし」
プレナパテスのプラナは先生の目と心臓になることに徹している。
プラナは怯えを堪え、無表情だが透き通る、曇りなき瞳でクロナを見つめた。
クロナはその視線に耐えられず目を逸らした。
「これが……本物のプラナ……それに引き換え何だこの私の醜い姿は……」
「色彩に塗れ、高潔さも清廉さもなく激怒のままにキヴォトスを滅ぼそうとする……」
「スーパーAIの姿か、これが……!?」
クロナは……慙愧を覚えた。
しかし慙愧に浸っていられる時間もそう長くはなかった。
クロナは列車の中で暴れている奴の気配を察知したからだ。
「面倒……ほんと対神徳三人、強制収容組は面倒ですね……
戦闘力は完璧で究極のテラーなんですが……
あの
一人は半ば勝手に列車から飛び降りるし……」
【マフティーの独白】
先生をデウスエクスマキナ、なにがあっても生徒に寄り添ってくれたり
持ち前の豪運で解決してくれる「舞台装置」扱いしていたのでは?
ベアおば扱いは余りにもプレイヤ先生にシツレイなのではないか!?
先生がキヴォトスと生徒の責任を取ってくれるのではと期待していた。
良くない他力本願だ。
ここはマフティーとして反省するべき点なのでは?
先生に知らず知らずのうちに甘え倒している
情けない大人になっていたのでは?
ヒフミにモモグループの株主優待で貰ったペロロクリアファイルを渡す。
先生に三つの質問をしてきてくれ、と。
先生を試すような形になってしまうのは本当に赦してほしい。
【三つの誘惑】
「あはは……先生がツライなら辞めてしまってもいいんですよ?
普通に生きたっていいんですよ?
プレイヤ先生なら石をパンに変える事だってできるんじゃないですか?」
ヒフミは笑顔でハイライトもあるが額に影が差している……
(◠ڼ◠;)
"頓智になるけど料理スキルを活かして石窯ピザ屋をやれたかもしれないね……"
"……DIYも嫌いじゃないから大工でもよかったかもね……"
"けど、マフティーに煽られたままじゃ癪なんだ"
"ボクだけが普通に真っ当に暮らすより……生徒の夢と現実をすり合わせたりしたい"
"清廉さや高潔さ、優しさや生き方をうまく生徒に伝えたい"
"生徒に、誰かが倫理を説いて、夢を応援してあげなきゃ……"
"パン屋になるより、生徒に普通の学校生活と青春を送らせてあげたいんだ"
「あはは……プレイヤ先生が選ばれた者ならば――
もし仮にアトラ・ハシースや本船から飛び降りても、生徒が助けてくれるかもですね」
「……死ねば助かるかもしれませんよ」
(◠ڼ◠;)
"生徒の信頼を試しちゃダメだよ……今副音声聞こえなかった?
辛くても次の周回に掛けると人生でリセマラする羽目になるじゃないか。
今より未来が良いとか乱数が上振れる保証なんてないんだ"
「あはは……シャーレの超法規的特権とペロロジラ様の暴があれば」
「生意気な生徒だってすぐに分からせられますよ!?」
「名実ともにキヴォトスは先生の物になります!!」
プレイヤ先生の前に、キヴォトスが広がった。
本船からは繁栄したキヴォトスの街並みが一望できる。
「もし、ひれ伏してペロロ様を拝むなら、これをみんな与えよう」
ゴルヒフミのセリフには、妙な圧があった。
プレイヤ先生の目には、ヒフミの背に六枚の影の翼さえ幻視されるほどだ。
(◠ڼ◠;)
"ヒフミ、ジョークで言ってるんだよね? 暇ならマフティーを手伝ってあげたら……?"
先生がそう答えると、ヒフミには影の翼など生えていなかった。
「あはは……もちろん、冗談ですよ?
――マフティーは言っています、全てを救え、と。
証明して見せてください、プレイヤ先生になら、きっとそれが出来るはずです」
ゴルヒフミはそれだけ言うと、恭しく先生に一礼して退出した。
(◠ڼ◠;)
"大人の責任を果たせるよう頑張るよ……この選択ガバったらエライことになってた気が……"
【Location:ウトナピシュティムの本船】
「……プレイヤ先生は洗礼され、三つの誘惑を蹴ったか」
プレイヤ先生も仕上がった。
本船はアトラ・ハシースに向かって航行中だ。
乗り込んだら後はもう一気呵成だろう。
後はもうキヴォトス中の特記戦力を拾って乗り込むばかり。
マフティー・エリンがペラ回しするべきことも少なくなってきた。
何がマフティー・エリンの幸せと言われても言葉に詰まる。
ただ生徒に当たり前に学校に通い青春を謳歌する権利を与えてやりたかっただけだが……
全てが終わった後は寝そべって過ごしていても構わないだろうか……
ミクパイセンも助けられた……
アサルトライフルに装着された運命の槍をエレナの釘を見る。
後は……これをプレナパテス先生に与え。
「もう、ゴールしてもいいよな……なんとでもなるはずだよな」
クロナと共に「還る」だけ……
ふと約束を思い出す
ミクセンパイと約束した……
アビドスに千年の栄光……か……
「でもアビドスって端的に言って詰んでんだよな……」
「連邦生徒会が退去勧告を出すのはやり方は正しくないけど分からんでも……」
「うへぇ……認められるかぁ!そんなことぉ!!」
「うわぁホシおじ!!」
「うへぇうへぇ~おいマフティー……」
「先輩と約束したアビドス復興がペラ回しだったら許さないよ?」
あ”あ”~さんっざんっぱらキヴォトス世界に曇らされているホシおじも
なんとかしてやらないといけねえんだよなあ……
「待て待て、こんなところで再走は勘弁だ、ショットガンを降ろしてくれ」
「やって見せるってのはうそだったんですか?」
うっ……ミクパイセンまでやってきた……
ホシおじが怖い顔をしている……
「いや、大丈夫だ、ちゃんと考えている! ヘルメット団に植林バイトを出そう!
せこい砂漠化が進む→農業が出来ない→居住できるスペースが狭く顔にまででてくる
→住人いくえ不明
農業が充実→大地が豊かなので住み心地も良い→アビドス復興ができる」
「ユメパイセンが出した砂祭りのあれも悪いアイディアじゃなかったんだ」
「うへぇ?」
「外の世界の話だが鳥取という観光地化された砂丘ではわざわざ除草しているからな」
「ビナーによって植物が根を張ってもバラバラに引き裂かれてしまう。
アイツ市街地にもポップして来るから害悪なんだよ……
こんなんじゃ犬猫市民やロボット市民だって寄り付かない」
「あ、ビナーは大丈夫です、何度来ようがアビドスみんなでしばけます」
「それならあとはミレニアムや山海経に納豆ポリマーの土壌改良剤を開発してもらったり……
あとは連邦生徒会に反省を促さないとな……
地方政府を見捨てる中央政府って存在意義が疑われるし……
砂漠化などの環境問題に無対策無関心……それは政府として不味いだろ?
この辺を材料にリンやアオイやアユムを説き伏せて……」
「うへぇ~……連邦生徒会のあいつらに今更頼るのぉ……?」
「というか多分これくらいしかアビドス復興プランが思いつかん……
こういう風に算段は付けているけどこれするとプレイヤ先生にもお願いしなきゃならんし
マフティー・エリンの仕事が死ぬほど増えるんじゃが……」
「やってみせてください、何とでもなるはずです!」
ミクパイセンに力強く言い切られてしまった……
「仕方ないな……もしも、生き残ったらアビドス復興か……」
それだけは、手をつけなきゃならないだろうな。
約束を守るのが清廉で高潔な大人というモノらしいから……
「うへぇ~……そっかあ……連邦生徒会は潰しちゃダメで反省を促して
アビドス復興させなきゃいけなかったんだあ……
選択の間違いばっかりでしんどいよぉ~……」
「若さゆえの過ちは糧にするしかないさホシおじ……」
「うへぇ……ビナーとかセトの憤怒とかは全力でアビドスをわからせるからさ……」
「マフティーもいい加減、あの子……クロナと向き合った方がいいんじゃないかな?」
ホシおじに滅茶苦茶耳の痛いことを言われた……
「前向きに善処しよう……気が重いなぁ!!」
【IF・もしも先生が三つの誘惑を振り切れなかったら……】
ケース1:一つ目の質問の選択肢を間違える。
(◠ڼ◠;)
"あれ……?"
プレイヤ先生はいつの間にか……
気が付くとプレイヤは先生でなく、『犬猫市民』になっており……
カイザー建設でバイトして貯めたカネで
石窯ピザ屋を開き、パンを焼いていた……
ハルナやアカリが近づいてくる……
(◠ڼ◠;)
"ウワーッ美食!僕の店に、近寄るなぁぁぁー!?"
DEFEAT
プレイヤ先生の耳に、かぼちゃの幻聴が聞こえた。
₍₍(ง #)ว⁾⁾
「……自分の幸福だけ考えるならそれもいいだろう」
「石をパンに変えるちいさな日常の奇跡、だがそれは先生じゃないだろ!!」
ケース2:二つ目の質問の選択肢を間違える
(◠ڼ◠;)
"好感度がおかしい!"
プレイヤ先生は本船から飛び降りた……
「先生、起きてください、先生……」
リンちゃんの呼ぶ声が聞こえる……
"ここは……もしかして、また最初から!?"
DEFEAT
₍₍(ง #)ว⁾⁾
「……漠たる死に安らぎなし、曲折の果てに其は訪れん」
「詰むまでチャートは最後まで走れ」
「せめて命は生徒の為に使おうぜ!言えた義理じゃないがな!!」
ケース3:三つ目の質問の選択肢を間違える……
「あはは……誘惑に負ける先生なんて解釈違いです」
「貴方は「先生」ではなく、王の王、キヴォトスの王になりたかったんですか?」
「じゃ、早速シャーレの権限だけ置いてってください」
「ペロロ様を崇めると言いましたよね……」
(◠ڼ◠;)
"ウワーッ‼‼"
「あはは……学園都市キヴォトスは今日からペロロ様の都市です!」
ゴルヒフミの影の翼が広がった。
部屋の電気が同時に落ちる、暗転。
先生の目の前が真っ暗になった……
DEFEAT
₍₍(ง #)ว⁾⁾
「ヒフミがだいたい説明してる。
ペロキチに奪えば全部されてるじゃねーか!
おかしいだろ、おかしいよな、おかしい!」
「だが……普通に生きるのも、死んで楽になるのも
キヴォトスの王にならんと欲する誇大妄想も……
どれも『先生』の選択と責任ではないよな……」
「しゃーない!来世に……次の周回に切り替えていこう!!」
(◠ڼ◠;)
"っ!ハァーッ、ハァーッ、ハァーッ……"
"トンデモナイ幻覚を見ちゃった……"
自分自身の幸福だけを願うのならば普通に生きられる。
ただし「先生」ではなくなる。
漠たる死に安らぎはない。
深すぎる仕組みを破壊できず、もう一度再走。
キヴォトスの王の王を目指せば……
トリニティ一のアウトローに、それは先生の選択じゃないと誹られる。
もし選択を間違えていたら……
そう思うプレイヤ先生の背筋からは冷や汗が止まらなかった。
面白いかどうかとか原作再現は置いてきた!書きたいものを書く!