恋する復讐者◆暗黒の7日間   作:ボブ・ニンジャ

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コブラ・ガール・ダンシング#2/5

 

「……俺はもう、10年前のスズリガ・タグルじゃないんだ」ワイヤープラーは長い沈黙の後、やっとそれだけ言った。ミフデが真顔でこっちを見ている……10年前と何も変わらない顔で。目を逸らす。

 

「ニンジャなんだ。人を殺したんだよ。金のために、何人もだ」少し逡巡して、言う。「お前のご家族のことは調べさせてもらった。ニンジャにやられたんだろ……俺はそのニンジャと同じなんだよ。嫌いだろ」

 

ワイヤープラーの脳裏に焼き付いているものがある……昨日見たニンジャスレイヤーの姿だ。ニンジャだからという理由でハーデンベルギアも自分も殺そうとした凶暴ぶり。彼はナラク・ニンジャについて知らなかったものの、何かしらニンジャソウルの暴走に類するものであろうとは理解していた。

 

そして、ミフデは自分の顔を見たことで、かかる暴走状態から脱した……逆に言えば、それまでは強いて暴走を止めようとはせず、ニンジャに対する無差別殺戮を少なくとも消極的に許容していたのではないか……彼女本人もまた、ニンジャ全てを殺したいのではないか?

 

(無理もないことだ)ワイヤープラーは考える。理性の未発達な少女が、唐突に降って湧いた超常存在に家族を目の前で皆殺しにされたとき……その存在に類するもの全てを憎むというのは、さほど不自然ではなかろう。ましてこの後輩は愛の深い性分のようだから、その反動も……「センパイ」

 

ワイヤープラーの顔が、くい、と正面に向けさせられた。ミフデがチャブの上に身を乗り出し、彼の顔に右手を添えたのだ。「私のことたくさん考えてくれて、ありがとうございます。家族のことも調べてくれて」

 

少女は穏やかに笑う。ワイヤープラーはこの時、再会してから初めて彼女の顔を直視した。やはり10年前と変わらない顔立ち……いや、瞳の色が、ルビーのような真紅に変じている。ニンジャ化の影響なのか?彼女のその瞬間は悲劇であったはずなのに、その産物たるこの瞳の……吸い込まれるような美しさはどうだ。

 

「でも、俺のこと嫌いだろ、とか。勝手に決めないでほしいです」ミフデは大袈裟に眉をひそめた。「私はちゃんとここにいるんだから、私がセンパイのことをどう思ってるか、ちゃんと私に聞いてください……ほら」そう言って、こちらの言葉を待つ。

 

(何だ?この話の流れは)ワイヤープラーのニューロンのどこかで、冷静な自分が困惑している。(ミフデは10年間も、よくわからないが眠ったような状態だったらしい……じゃあ、彼女は俺より実質的に11歳も歳下の子供のはずだろ?何で俺がたしなめられている……)

 

「……ミフデ=サンは……」ワイヤープラーは目を逸らせぬまま、ぎこちない口調で問う。「俺のことを、どう思ってるんだ?」「知りたいですか?」「知りたい」……彼は、さっきまで自分はミフデに嫌われるべきだと考えていたのに、真逆の答えを望んでいる自分に気づいた。

 

彼女はその問いに満足したのか、また表情を綻ばせて、「大好きですよ。愛してます」……そう言った。ワイヤープラーはクラッとした。「背、高くなりましたね。イケメンです。今はちょっとおヒゲが伸びてますけどね」「……ナンデ」「え?」「ナンデだ。俺は……人殺しなんだよ。カートゥーンの話じゃないんだ。意味わかるだろ」

 

ミフデは少し困ったような顔をする。家族のことを思い出させてしまったか。言わない方が良かったか。「……わかりますけど。でも、きっと仕方なかったんですよね。本当に悪い人は、自分が悪いだなんて言いませんから」ワイヤープラーの顔を離し、チャブの向かいに座り直す。

 

「ねえ、センパイ。私、10年も眠っちゃってたんですよね。きっと、色んなことがありましたよね……ネオサイタマにも、センパイにも」「……それは、まあ」ワイヤープラーは自分の右手小指を見下ろす。一見普通だが、実のところそれはサイバネだ。

 

「話してくれませんか。何時間でも聞きますから。センパイがやったことに、センパイが言うみたいな良い悪いがあるとしても……ちゃんと全部聞いてから判断しますから。何があっても、突き放したりしませんから」

 

そう言って彼女は、赤ん坊に安心させようとするように、また笑って見せるのだ。ワイヤープラーは……スズリガ・タグルは……おお、もう、何も言えぬ。ハイスクール期にニンジャとなって以来社会の闇を這いずってきた彼に、ミフデの愛は眩しすぎる。

 

この少女はなぜこの歳でここまで聡明なのか?あの頃の自分はなぜ彼女にここまで深く愛されたのか?愛された要因は今でも自分の中に残っているのか?ニンジャ思考力が答えのなさそうなことにフル回転し……不意に、時計が目に入った。午前10時。

 

「アッ!ババアが!」ワイヤープラーは素っ頓狂な声を上げた。「ババア!?」ミフデが表情を歪めた。「い、いやお前じゃない!チェミ婆が……そういう仕事仲間がいるんだ!」

 

ワイヤープラーはチャブを立ち、「イヤーッ!」安マンションの一室の中を回転ジャンプで飛んで、ダイニングのデスクトップUNIXの前に戻った。

 

(クソッ!どういう話の流れでミフデ=サンとあんなに話し込んじまったんだったか)焦燥しつつ、もう一度UNIXのデスクトップとデータストレージを見返す……しかしやはり、チェミが取り組んでいたザイバツからの案件や、その中で危険に陥った原因、今どんな状況にあるかの手がかりは見当たらない。

 

このマンションはワイヤープラーとチェミの共同のサブ拠点であり、シェルターである。2人の間には、有事の際には原則的にここで合流するという共通認識があった。ゆえにワイヤープラーは闇医者を早々に出て、まずここを目指した。

 

(あのババアはタフだ)ワイヤープラーは部屋を見渡す。(いくら緊急時でも、タスケテ・コールを飛ばすからには、多少なり助けてもらえるアテがどこかに……おそらくはここに……)

 

ダイニングテーブル。キャビネット。そこに置かれたマネキネコ。(マネキネコだと?)あれは自分が以前に来た時はなかったはずだ。ワイヤープラーがそれを手に取り、よく調べてみると……

 

ブルズアイ!腹の部分が開いて液晶画面が現れ、地図が映し出される。その一点を示す「イマココ」という表示!明らかにチェミの位置情報だ。そして今新たにポップアップしたのは、彼女のバイタル情報!かなり弱りながらも生存を示す!

 

(クソッ!あのババア、ホーレンソーって概念を知らねえのか!)ワイヤープラーは内心で毒づいた。このマネキネコの存在を事前に知らせておいてもらえれば、ずっと早く助けに行けたものを。今から向かうしかない。今チェミはどんな状況だ?かろうじて生きてはいるようだが、今から行ってどうにかなるものか?

 

「何かあったんですか?」ミフデが背後から覗き込んでくる。「うわっ、なんですかそのマネキネコ?どこの地図ですかそれ」「悪いが話は後だ!」ワイヤープラーはマネキネコをバッグに放り込み、その他この場所に保管されていたニンジャ消耗品の数々をかき集め、出発の用意を始める。

 

「エッ?どこか行くんですか?ああもう、そろそろ何を急いでるのか説明してくださいよ!」ミフデが膨れる。「病院を出る時からずっと聞いてるのに後で後でって!」「ミフデ=サン、これは俺たちのビズに関わる話なんだ。人から恨みを買うヤバいビズのな」

 

ワイヤープラーは強いて毅然とした態度を保って言う。「ちょっとしたことを知るだけでも、口封じに殺されるリスクがある。知らないことが安全なんだ」

 

「なんか距離感があるような……でもまあ、私のことを考えてくれてのことなら」ミフデは不承不承引き下がった。「では俺は行くが、お前はこの部屋で待っていてくれ。今日中には戻るようにする」

 

ニンジャはそう言いながら素早くメモに何か走り書きして、あるいは部屋の隠し金庫を開き、誰かの連絡先が書かれたメモといくつかの札束をテーブルの上に置いた。

 

ミフデが目を丸くする。「エッ!なんですかこれ」「戸籍の売人の連絡先と、その代金および当座の生活費だ。俺が今日中に戻らなかった場合」「どういう意味ですかそれ」彼女の表情にさっと陰が差した。「どういう意味ですかそれ?」

 

ワイヤープラーは胸を締め付けるような罪悪感を覚えた。あるいはチェミを見捨て、2人でザイバツから逃亡……(仮にも相棒であるあのババアを見捨てるのか?)軟弱な考えを振り払う。

 

(俺はタフなフリーランス・ニンジャだ。今までチェミ婆とのタッグでニンジャだって何人も殺してきた。ザイバツに少し睨まれる程度なんだ!)後輩との会話で10年前に引き戻されていた感性を、無理矢理現代へ引き戻す。

 

「……ミフデ=サン。今、カラテはできるのか?」ワイヤープラーは冷たい声で問う。「昨日俺をボコしたようなカラテだ」「エット……多分無理です」「じゃあ、これも持っておけ。肌身離さずな」

 

ワイヤープラーは工具箱から取り出したものをテーブルの上に置く。ゴトリ。冷たい鉄の重量。……それはチャカ・ガンである。「ここの安全装置を外して引き金を引けば弾は出る。当てられなくてもいい、相手をビビらせて逃げるために使え」

 

ミフデはキョトンとした顔でそれを見て、一言。「これ、センパイからのクリスマスプレゼントってことになるんですか?」「はあ!?何言ってんだ!?」「だってあの日、センパイから誘ってもらったのに、結局プレゼントもらってないですよね」

 

この少女は驚くべきことに、チャカをもらったとの一事でたちまち機嫌を回復していた。無骨なそれを眺めたり持ち上げたりする。「私、ピストルの扱いはカートゥーンで勉強したんですよ!」

 

ワイヤープラーは肩の力が抜けて、その後、男として情けなくなった。「……暴発には気をつけろよ。プレゼントは……あとで別のを買ってやるから」「本当ですか!ヤリー!」「とにかく、言った通りにしろよ!」

 

ニンジャは荷物を抱えて玄関へ向かう。「センパイ!」背後から声がかけられる。振り返ると、真紅の瞳が気遣わしげにこちらを見ている。「……ちゃんと、帰ってきてくださいね。ケガしちゃダメですよ」

 

スズリガ・タグルはサムズアップしてみせ、「当たり前だ。俺が優等生だったのを忘れたか?」そう答えて、部屋から駆け出した。

 

【Avenger in love】

 

「では第19問!」トキシーはマイクを手に上機嫌だ。「ブッダはトキシーちゃんに溢れんばかりの歌とダンスの才能を与えました。ナンデ?」

 

3人並んだザイバツ・クローンヤクザのうち1人が挙手し、答える。「トキシー=サンは世界一カワイイだからです」「正解!」ニンジャは大喜びでそれを讃える。「3号=サン、これで7点目だね!」

 

「では第20問!」トキシーはマイクを手に上機嫌だ。「ブッダはトキシーちゃんに溢れんばかりのカラテとジツの才能を与えました。ナンデ?」

 

3人並んだザイバツ・クローンヤクザのうち1人が挙手し、答える。「トキシー=サンは世界一カワイイだからです」「正解!」ニンジャは大喜びでそれを讃える。「4号=サンもこれで7点だ!」

 

(何やってんだあいつら……)ハンザワは内心でそのやりとりを訝しんだ。彼はすでに毒ガスの麻痺からは脱しているが、四肢を頑丈なニンジャロープで縛られ、猿轡もかまされて、ヤクザ・チャブの上に下拵え中のチャーシューめいて転がされたまま身動き一つできぬ。

 

身をよじって周囲を見回し、ロープの切断に使えそうなドス・ダガーや窓ガラスの破片を探すも、見当たらない。思えば麻痺している最中、クローンヤクザたちが散乱する武器を拾い集めたり、事務所の清掃用具を持ち出してガラスの破片を片付けていたりしていたような気がする。

 

(危険物は管理するってわけか。すっかり自分のアジト扱いしやがって)ヤクザはもはや睨むことしかできぬ。組織間の提携関係を唐突に裏切り、仲間を皆殺しにした外道のニンジャを相手に……。

 

「さあこれで20問終了!……なんだけど、3号=サンと4号=サンが同点になっちゃったね?」トキシーは首を捻る。「ではサドンデス、第21問!3号=サンと4号=サンのタイマンだ!5号=サンは残念だけどここで脱落ね!」

 

5号と呼ばれたクローンヤクザが頭をかきむしる。「クヤシイ!」「また次回ね!……では問題!」トキシーは事務所内、ヤクザソファの方を見やった。チェミ婆がぐったりと項垂れ、涎を垂らしている。その両目は……おお、ナムサン……瞼と周囲の皮膚が赤黒く盛り上がり、焼け爛れている。

 

「……ブッダはトキシーちゃんに溢れんばかりの拷問の才能を与えました。ナンデ?」3号と呼ばれたクローンヤクザが挙手し、答える。「トキシー=サンは世界一カワイイだからです」「正解!」ニンジャは大喜びでそれを讃えた。

 

「それでは、第3182回トキシーカルト・ゼンモントーは……3号君の優勝だ!」トキシーは3号ヤクザを促し、残る2人の前に立たせた。「3号=サン、感想は?」「ウレシイです」4号ヤクザと5号ヤクザが拍手を送る。

 

「では優勝商品の進呈だ!」トキシーは袖を捲り、手首にいくつか巻いていたカラフルなジュズ・ブレスレットの1つを外して、3号ヤクザの手首に巻いてやった。「トキシーちゃんのホヤホヤの私物!これは実際かなり貴重です!」「アリガト・ゴザイマス」3号ヤクザがオジギする。

 

ところで、彼らの近くにはヤクザデスクがあり、色とりどりのステッカーで装飾されたラップトップUNIXが置いてある。トキシーたちが持ち込んだものだ。そしてそのUNIXの側面には、現在、何か小さなものが接続されている……

 

おお、どういうことか?接続されているのは人間の手の小指である。それも関節部に皺を畳んだ老人の小指だ。ケジメされたそれの切断面をUNIXに押し付けるような形である。……しかしその指は実のところ、単に押し付けられているばかりではなく、今まさに内部のメモリーからデータをUNIXへ供給しており……

 

パワリオワー!UNIXが何らかのクリティカルSEを発する。「おっ、終わったかな!」トキシーが軽い足取りでヤクザたちの元を離れ、その画面に向かう。「解読君」「解読完了」「データ照合:99%以上一致な」の表示。

 

「これ!まさにこのデータだよ!」トキシーはバイザーの裏で目を輝かせた。そしてソファでうなだれるチェミ婆を見やった。「まったく、チェミー=サン!これ一つのためにずいぶん手間取らせてくれちゃったよね!」

 

読者の皆さんには、チェミの左手小指をご覧いただきたい。その指はこれまで健在に見えていたが、今は根本から欠けているのが明らかである……一昔前にケジメしたのだ。そしてサイバネ化して、内部に秘密の電子記録媒体を仕込んでいた。

 

しかしその秘密は今やトキシーに暴かれてしまった。チェミはついに彼女の拷問に屈してしまったのだ!そしてザイバツが求めていたデータはチェミの元を離れ、かの邪悪ニンジャの手に渡った!

 

「いや、手間取らせてくれたどころか、私のマスターなんか多分死んじゃったよ?あのハーデンベルギア=サンがだよ!」トキシーはツカツカと近づき、目を焼け爛れさせた老婆の顔を覗き込む。「マスターは最後の連絡であなたの仲間のニンジャを追ってるって言ってたけど、それっきりだもんなあ。返り討ちに遭ったのかな。あなたそんなに強いニンジャとユニット組んでたわけ?」

 

トキシーは返事を待たずに喋り、首を捻る。「私たちのジムショとしては、チェミー=サンのことは、案件ごとに他の傭兵ニンジャと手を組んでるんだろうくらいに認識してたんだけど。あなたのイメージ戦略ハッキングに騙されちゃってたのかな……聞いてる?おーい!」チェミはとうに拷問に疲れ果てて気絶しており、返事ができぬ。

 

「まあいいや。たしかコピープロテクトがかかってたから、バックアップはないよね」そしてトキシーはごくリラックスした仕草で、チョップを振りかぶった。チェミの首を切り落とすチョップを。「じゃあ、オヤスミ!チェミー=サン!」

 

ハンザワはその一幕を横から見ていて、チョップが振り下ろされる瞬間、痛ましさに目を瞑った……しかしその一瞬に、事務所の扉が勢いよく押し開かれ、新たなニンジャが砲弾のごとき速度で飛び込んできたのだ!

 

「イヤーッ!」「ンアーッ!?」乱入ニンジャがトキシーにトビゲリを叩き込む!トキシーはキリモミ回転しながら事務所内を吹っ飛び、CRAAASH!!突き当たりのヤクザキャビネットに激突!収められていた債務者ファイルやコケシ、ダルマが雪崩めいて崩落する!

 

「「「ザッケンナコラーッ!」」」ゼンモントーに参加していた3号〜5号ヤクザが反応!立ち上がり、アサルトライフルで乱入ニンジャへ猛然と銃撃する!BRATATATATATA!!たちまち銃声とマズルフラッシュが事務所を埋め尽くす!(アイエエエ!?)ハンザワは事態をまったく把握できず、チャブの上で1人混乱!

 

ニンジャ乱入者はこれを予期していたらしく、すでに回避行動に入っている!「イヤーッ!」トビゲリの反動で斜め後方へ跳び、さらに壁に飾られたバイオウシガエル頭部剥製を蹴って跳び、事務所内を縦横無尽に跳ね回って銃撃を振り切る!それはかつてトキシーがブルフロッグ・ヤクザたちの攻撃を回避した方法と同じだ!

 

「イヤーッ!」さらに空中で逆立ちになりつつ、両手でクナイ・ダートを投擲!「「グワーッ!」」4号ヤクザと5号ヤクザが眉間にクナイを受けてソクシ!3号ヤクザも弾切れ!

 

乱入ニンジャがヤクザチャブの近くに着地する。ハンザワはこの時初めてそのニンジャの姿を直視した。長身な男性ニンジャだ。銀色のミラーめいた装束。何やら大ぶりなメンポ。

 

「もお〜!なんで今日はみんなトキシーちゃんのこと蹴るわけぇ!?」ヤクザキャビネットの方から声がした。崩落物の中から、オレンジ色の影が立ち上がる。「アピールが熱烈すぎて、ヤケドしちゃいそうじゃん!」

 

トキシー。無傷だ。乱入ニンジャは小さく舌打ちして、彼女にアイサツする。「ドーモ、はじめまして。ワイヤープラーです」

 

【続く】

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