「フンフン……フンフンフン」ノヴァフレイムは鼻歌混じりにナイフを操り、低温調理したマグロの柵を分厚めに切り分けていく。外側はベージュ、内側はほんのり赤く、いい具合に仕上がっている。
「フンフン……フンフフン」低温調理マグロとスライストマト、モッツァレラチーズを交互に重ね、オーガニック・オリーブオイルをかけたら、マグロ・カプレーゼの完成だ。匂いを嗅ぐと、まずオリーブが華やかに香り、ついでマグロの脂が鼻腔をくすぐった。
ノヴァフレイムは冷蔵庫から白ワインのボトル、食器棚からグラスを出し、マグロ・カプレーゼの皿とともにトレイに載せてリビングへと運んだ。リビングには、裸の女が2人いた。2人とも床に手をつき、四つん這いになっている。
一方の女の背中にトレイを置き、他方の女の背中の上に座る。「ウッ……」座られた女が重みに苦しんで声を漏らした。ノヴァフレイムがリモコンで大型液晶テレビの電源を入れると、バラエティ番組が映った。時刻は午後7時、ゴールデンタイムだ。
『さあどうだ!ノコータ!ノコータ!』『ウォーッ!』『ウォーッ!』中年男性タレントが2人、マワシ1つになってスモウをしている。本職のスモトリではないので当然、お互いブザマな動きの泥試合だ。「ハハハ、バカバカしい」ノヴァフレイムは嗤う。「このタレントどもも40年や50年生きてるだろうに、こんな汚れ仕事で恥を晒さねば食っていけんとはなあ」
ここは彼が所有するマンションだ。地上31階の角部屋の2LDK、オートロック等の警備システム完備だ。食洗機、乾燥機、埋め込み式のエアコン等も備え付けられたカチグミ向け物件である。しかし彼はこの住処もあくまで通過点に過ぎないと考えていた。
(((俺はもっと出世する)))ノヴァフレイムはカプレーゼを食べる。高級オーガニック食材が口中でとろけた。(((世の中は無能で怠惰な連中ばかりだ。自分の尊厳を切り売りしながら、いたずらに老いていく……だが俺は違う。俺はニンジャであり、その中でも特に優秀であり、努力も惜しまない。俺はいずれザイバツ・グランドマスターになり、そしてさらにその上へも……!)))
ノヴァフレイムは野心を昂らせ、自らの黄金の未来を空想しつつ、ワインを楽しんだ。「ウウ……」トレイを乗せられた方の女が小さくうめいた。彼女の膝は長時間同じ姿勢を取り続けたため紫色に変色していた。体が震え、その上に乗ったトレイがカタカタと揺れ始める。
「オイ」ノヴァフレイムは彼女の腹を容赦なく蹴りつけた。「ウグーッ!」女が苦悶!「お前テーブルだろ?テーブルのくせにプルプル震えてんじゃねえよ。乗せたもん落としたりしたら殺すからな」「ウウ……」女は頷く。その口からポタポタと血が溢れた。
その時、不意にテレビのバラエティ番組が中断し、神妙な顔をしたオイランキャスターが映った。『シツレイいたします。ニュース速報ドスエ』「ン?」ノヴァフレイムはほろ酔いで目を向ける。どこかのハイウェイを映す空中撮影映像が流れる。
『現在、ウェスト・シュトコーで武装集団が一般車両を攻撃しながら暴走中アリンス。視聴者の皆様におかれましてはウェスト・シュトコーのご利用は絶対におやめくださいドスエ。また現在そちらを走行中の方は最寄りのインターチェンジで降りるか、SAへ退避を……』
説明がなされる間に、空中撮影映像はハイウェイを走行するバイク集団にズームインしていく。これが件の武装集団なのであろう。彼らはたしかに、何かしらの重火器を持ち、それを周囲に乱射しながら走行しているようである。「ゾックにしては高そうなオモチャを持ってやがるな……ン?」
ノヴァフレイムは目を細めた。「あれは……」バイク武装集団の先頭にいる男は、どうやらニンジャ装束を纏い、メンポをつけているようである。ニンジャであろう。そしてその佇まいにはどこかで見覚えがある。「……ロードゴースト=サン?まさか」
先頭の男がやにわ振り返り、カメラ目線になった。空中撮影している報道ヘリコプターに気づいたのであろう。そしてその腕が霞み……次の瞬間、カメラが激しく揺れたかと思うと、映像は砂嵐になった。『ナムアミダブツ、我々のヘリが武装集団から対空砲火を受けたと思われアリンス』オイランキャスターは鎮痛な面持ちだ。
ノヴァフレイムは唸った。彼の上司ロードゴーストは、1週間ほど前から連絡がつかない状態になっていた。ザイバツは彼がどこかで人知れず野垂れ死んだと考えているようだ。敵対組織ソウカイヤに抱き込まれてヌケニンした可能性も考えられないではないが、ロードゴーストのような末端構成員を引き抜いたところで特段のメリットはないはずだ。ノヴァフレイム自身もそう考えていたのだが……
BEEP!BEEP!不意に、IRCトーカーがコール音を鳴らす。「ハイ、ノヴァフレイムです!」ノヴァフレイムはサッと立ち上がり、気をつけの姿勢で応答した。『ドーモ、ノヴァフレイム=サン。カブキハウス司令部のアイアンセンチネルです。オフ中にすまんが、今、手は空いているかね?』
「空いております!いつでも出動できます。もしや、ウェスト・シュトコーの件でしょうか?」『耳が早いな。まさにその件だ……ウェスト・シュトコーは我々の重点支配インフラの1つ。ソウカイヤか、どこかパトロンのついた暴走クランかは知らないが、とにかくあんなバカ騒ぎは放置できん』
「ハイ!ハイ……承知しました。シツレイします!」ノヴァフレイムはその後しばらく話した後、通話を切った。自分の頬をピシャピシャと叩く。「酔い覚ましが要るな……オイ!」「ハ、ハイ」テーブルになっていた女を立たせ、風呂場に連れて行くと、「イヤーッ!」「アバーッ!?」
ナ、ナムアミダブツ!ノヴァフレイムはあっさりと、あまりにもあっさりと、チョップで女の首を刎ねて殺害した!SPLAAASH!!!女の死体はガクリと膝をつき、首の断面から大量の血が噴水のごとく噴出!
「フーッ……ハーッ」ノヴァフレイムは深呼吸しつつ、降り注ぐ血を自分の手に溜めて、邪教の儀式めいて自分の顔にべっとりと塗りつけた。血の温かみ、凝固が始まりヌルヌルとした感触、そして鉄の匂いが、彼の殺人者としての意識を鮮明に呼び起こした。ワインの酔いが醒めた!
「オイ、風呂場を片付けとけ!死体処理はいつもの業者だ」「ヨ、ヨロコンデー!」もう1人の女が震えながらドゲザするのを尻目に、ノヴァフレイムは部屋を飛び出す。
(((バカなゾックどもめ、皆殺しだ!そして俺の手柄、俺の昇進!俺の黄金の未来!)))ノヴァフレイムが奮い立つと、体からカトンの炎がボウボウとほとばしった。色付きの風と化してネオサイタマの夜の街を駆けていく彼を、ドクロめいた月が雲の切れ目から冷然と見下ろしていた。
【Avenger in love】
「ネー、おばあちゃんはモチヤッコ知ってるかな?」後部座席から、ミッコが尋ねる。彼女はシートベルトの上からモチヤッコの人形を抱えている。「知らないかもね。ミッコが教えてあげたら?」助手席から母のホホミが応える。
「エーッ、でも、私もよく知らないし」「知ってるじゃない。よくお母さんに教えてくれるし」「ネットにはもっと詳しい人いるもん」「おばあちゃんはネット見ないから大丈夫よ。ミッコが教えてあげたら喜ぶよ」「エーッ、そうかな?」ミッコは照れ臭さそうに人形を抱きしめた。
「ホホミ、次のインターチェンジで一旦降りるぞ」運転席で父のバンジが言った。「エッ、何で?」「武装集団がこのウェスト・シュトコーを逆走してるらしい」バンジは車載テレビのニュースをチラチラと見ていた。「お義母さんのところに着くのは夜遅くになるけど、何かあってからじゃ遅いし……ン?」
バンジは訝しんだ。……パラリラパラリラ……ポク、ポク、ポク、ポク……。聞き間違いではない。前方から、何かやかましい騒音が近づいてくる。「何の音?」ミッコが尋ねる。「ゾックかしら?嫌ねえ、早く通り過ぎましょ」ホホミが言う。バンジは眉間に皺を寄せた。「……まさか、武装集団ってのは」
騒音源はさらに接近し、ついに姿を現した。『パラリラパラリラパラリラパラリラ!』『ナムミョホレンゲキョ!ポク!ポク!ポク!ポク!』「イヤーホー!」「アーポウ!」それは大音量の音楽を撒き散らしながら逆走してくる、中年ゾックたちの大集団である!全員、明らかに危険そうな重火器で武装している!
「アイエエエエエ!?」バンジは恐怖に戦慄しながらも、家族を守るためにここからとりうる行動を模索しようとした。しかしその努力は無駄だった。「邪魔だーッ!」キャドゥーム!ゾックの1人がバンジたちの車へ向けてレールガンを発射!CABOOOM!!「「「アバーッ!」」」一家は車ごと爆破されてソクシ!ナムアミダブツ!
バンジたちの車は炎上しながら蛇行暴走するが、「イヤーホー!」「アーポウ!」ゾックたちはそれを軽やかに避けて駆け抜けていく。彼らの多くはバイク運転はゴブサタだったが、インテリジェンス・モーターサイクルの高度な運転アシスト機構がそれを助けていた。
「お前も邪魔!俺たちのスピードの邪魔ーッ!」キャドゥーム!CABOOOM!!「アバーッ!」また1台が砲撃されて吹き飛ぶ!ナムアミダブツ!
(((ああ、俺は"生き返った"!)))ゾックたちの中の1人、キリング・ジャックことジャクシマは、時速100km超のスピードと野放図な破壊活動の中でこの上ない解放感を覚えていた。オオガタ社で底辺サラリマンをやっていた頃の記憶はもはや朧げだ。(((モンド=サンの言う通りだ。あの頃の俺は死んでいた。しかしこのオーボンの夜、俺は不自由なジゴクから自由な現世へと蘇った……!)))
ジャクシマは中央分離帯の向こうの対向車線、自分たちと並行して走っている車にレールガンを撃ち込む!キャドゥーム!CABOOOM!!「アバーッ!」爆発!(((こんなことをしても、説教してくる上司も、嫌味を言ってくる同僚もいない……!自由、最高だ!)))恍惚として、さらにアクセルを入れる。真夏であってもこのスピードならば風で涼しく、快適だ。
しかし、ゾックたちの進撃が無限に続くかと思われたその時、家紋タクシーとヤクザベンツの一団が対向車線に合流してきた。揃って車体に「罪」「罰」のエンブレムを刻んでいる。ザイバツの車両部隊だ!
「なんだありゃあ!?」1人のゾックが叫んだ直後、車両部隊は一斉に窓を開け、「「「ザッケンナコラーッ!」」」そこからチャカやアサルトライフルを構えたクローンヤクザたちが身を乗り出し、引き金を引いた!
BLATATATATATA!!BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMN!!「グワーッ!?」「アバーッ!」最初の一斉射撃でゾックが20人死んだ!さらにその死体はバイクから振り落とされて路上に転がる障害物となり、「グワーッ!?」「アイエエエ!」後続のゾックが衝突事故を起こして被害が拡大!追加で10人死亡!
「ウオオーッ!?ダッテメコラーッ!」ジャクシマは激怒し、レールガンを連射した!「誰だテメエら!俺たちのスピードの邪魔をすんじゃねえーッ!」キャドゥーム!キャドゥーム!キャドゥーム!
CABOOOM!!「「「グワーッ!」」」CABOOOM!!「「「グワーッ!」」」CABOOOM!!「「「グワーッ!」」」ザイバツ車両が次々に爆発炎上し、後方へ取り残されていく!「やるな、ジャック!」"不死身のマックス"ことマクサが賞賛!
その時、ザイバツ車両部隊の後方から罪罰紋の大型トラックが追い上げてきて、ゾックたちの真横につけた。ウィーン!貨物室側面のウィングドアが開くと、その中にはアサルトライフルを構えたクローンヤクザが戦列歩兵のごとくずらりと並んでいた!
「「「スッゾコラーッ!」」」BLATATATATATATA!!!ゾックたちを横殴りの銃撃の嵐が襲う!「グワーッ!」「アバーッ!」ゾックたちが30人死亡!
「グワーッ!ち、畜生ーッ!」ジャクシマも被弾し、バランスを崩して落車!「アバーッ!」路面を転がって体を削られた後、後続のバイクに轢かれて死亡!「ジャクシマーッ!」マクサが絶叫!
混乱するゾックたちを尻目に、トラック貨物室内のクローンヤクザたちはアサルトライフルをリロードし始める。しかし彼らは第二射撃を行うことはできなかった。なぜなら、「イヤーッ!」先頭にいたゾックが中央分離帯に乗り上げてジャンプし、バイクごと貨物室に飛び込んできたからである。ロードゴーストだ!
「イイイイイヤアアアアーーーッ!!!」ギャギャギャギャッ!「「「グワーッ!」」」ナ、ナムアミダブツ!ロードゴーストは貨物室内でバイクをターンさせ、高速回転する後輪を振り回して、そこに居並ぶクローンヤクザたちを一息にすり潰した!緑色のバイオ血液が大量に噴出し、貨物室内を塗りつぶす!なんたるゴアか!
「「「ウォーッ!」」」中央分離帯の向こうで、ゾックたちがそれを見て勢いづく!「「「モンド!モンド!モンド!モンド!」」」「イヤーッ!」ロードゴーストはバイクをジャンプさせ、貨物室内から路面へ降りる。そしてカタナを抜き、周囲のザイバツ車両を破壊しようとした。
しかしその時、「イヤーッ!」近くの家紋タクシーのルーフが開き、白いニンジャが回転ジャンプで飛び出した!「イニャーッ!」さらに他の車両から豹柄の女ニンジャが飛び出す!「イヤーッ!」さらに他の車両から鮮やかな赤色のニンジャが!合計3人!
「コーッ、シュコーッ!ドーモ、ザイバツ・シャドーギルドのフロストストームです」白いニンジャが家紋タクシーのルーフ上でアイサツした。呼吸器をサイバネ改造しているらしく、話すたびに吸排気音が漏れた。背中には何かの機械を背負っている。「ゾックどもめ、ここがザイバツの重点テリトリーの知っての狼藉か?コーッ!シュコーッ!」
「ニャオラー!ドーモ、アタイはジャングルチャンプ=サンだにゃあ!」豹柄の女ニンジャが続く。実際豹めいて筋肉質な体つきで、大きな機械棍棒を担いでいた。「まあ知ってよーと知ってまいと関係ないにゃあ!縄張りを荒らす奴は、ぶっ潰す!アタイのこの素晴らしい棍棒でにゃ!」機械棍棒を素振り!ブオン!風圧!
残る1人は、ロードゴーストがよく知るニンジャだった。キザな茶色の長髪、スカーレット色の装束……!「ドーモ、ロードゴースト=サン。ノヴァフレイムです」ノヴァフレイムは奥ゆかしくオジギした後、一転、嘲笑に顔を歪めた。「おやおや、センパイ!生きてらっしゃったんですかァ?連絡がつかなくなったんで、どこかで野垂れ死んだもんだと思っておりましたよ!」
「ノヴァフレイム=サン、こいつを知っているのか?」フロストストームが口を挟む。「知っていますとも!なにせこいつは我々と同じザイバツニンジャ、私の上官ですよ!……いや」ノヴァフレイムはロードゴーストが身につけている鉢金を見た。ザイバツ紋の上から一文字に傷がつけられている。「元ザイバツニンジャ、元上官ですかな」
「コーッ!シュコーッ!ヌケニンか。"黒い北斗七星"にでもあやかったつもりか?」フロストストームが眉根を寄せる。「組織を無責任に脱退した上、今こうして古巣に後足で砂をかけるとは。度し難い愚かしさよ」
「愚かなのがこの人らしさなのかもしれませんなァ」ノヴァフレイムが笑う。「オロカってどういう意味にゃ?」ジャングルチャンプが首を傾げた。「うーむ、こっちにも愚か者がいたか。シュコーッ!」
「……ドーモ、ザイバツの皆さん。ジゴクダイヤモンド・ディヴィジョン総長、ロードゴーストです」ロードゴーストは粗野な所作でアイサツを返し、敵ニンジャ3人を順繰りにねめつけた。「ザイバツの犬どもが、よくもまあ自分たちの価値観で好き勝手言いやがる……俺たちの自由を邪魔するなら、死ねーッ!」
ロードゴーストはカタナを構え、ノヴァフレイムめがけ飛びかかった!2人のニンジャが衝突!「イヤーッ!」「グワーッ!?」吹き飛ばされたのは……ロードゴーストだ!ノヴァフレイムの迎撃回し蹴りを受けたのである!
おお、まさしくいつぞやのロードゴーストの危惧の通り、カラテもノヴァフレイムの方が強いのだ。なんたる格差社会か!「アハハハハ!粋がってんじゃねえよ、サンシタオジサンがよ!」ノヴァフレイムはついに上辺の敬語までも捨てて嘲笑!
「クソッ!畜生!」ロードゴーストはなんとか近くにいたヤクザベンツのルーフ上に着地し、路面への転落を流れた。「コリ・ジツ!イヤーッ!」フロストストームが跳躍し、両手で複雑なニンジャサインを組んだ。SPLAAASH!!!とたんに彼の背中の機械から、大量の白い気体が噴出す!
ロードゴーストはこの真夏でありながら、寒さを感じて身を震わせた。あの白い気体は氷点下の冷気なのだ。視界が晴れると……フロストストームは背中から1対の氷の翼を生やし、それを打ち振って空を飛んでいた。さながら冬を司る天使のごとき神々しき姿!
「コーッ!シュコーッ!貴様は若き日のノスタルジーに逃避した結果その暴走行為に出たものと見たぞ、ロードゴースト=サン。くだらぬ!」フロストストームが両手を空に掲げると、彼の周囲の大気中の水分がパキパキと音を立てて氷結し、何本もの太いツララを形成した。「傍迷惑な夢1つのために現実の全てに唾した罪、その命をもって償うがいい!」
ロードゴーストは怯んだ。(((ノヴァフレイムは俺より強い。フロストストームはおそらく、それよりもさらに強い。ジャングルチャンプも奴らについてきたからには並の実力じゃねえだろう……とても勝てねえ。俺は降伏した方がいいのか?ドゲザして、ゴメンナサイ、命だけはって……)))
その選択肢を、拒絶して、捨てる。「……そんなのは、自由じゃねえ」『自由が欲しいんでしょ?足掻きなさい、ロードゴースト=サン。希望はある』黄金義手から口が生えて、囁く。『アタシが力をあげる!』義手の右腕に青い炎が灯る!
「コリ・ツララ・ミサイル!イヤーッ!」フロストストームが両手を振り下ろすと、空中に浮遊していたツララ群がロードゴーストめがけ射出された!「「イヤーッ!」」同時に、ノヴァフレイムとジャングルチャンプが飛ぶ!「カトン・パンチ!イヤーッ!」ロードゴーストは燃える右拳を振るって迎え撃つ!
【続く】