リユニオン#1/4
「センパイ、進路ってもう決めてるんですか?」ミフデ・シュノンは軽い口調で尋ねた。「まだ1年半ぐらいありますけど」
スズリガ・タグルは少し眉根を寄せた。両親や担任教師と散々重々しく話した、嫌な話題だ。「……そりゃあ、進学するよ」
「それはそうでしょうけど。どこの高校狙ってるんですか?」後輩は制服のリボンを指で弄びながら、重ねて尋ねる。「『サンコー』くらいですか?ちょっと頑張って『ニコー』とか?」
「……『イチコー』だよ」苦々しく答える。蛍光墨を擦りながら。「ウソ!大丈夫なんですか?」ミフデはくすくす笑う。「センパイ、そんなに成績良くなかったでしょ」
「いつの話だよ。最近はテストの時、毎回教室に名前張り出されてるんだぞ」「赤点だからですか?」「バカ、成績優秀者としてだよ」「マジですか?」「マジだ」「マジかあ……」
ミフデは机に突っ伏した。しばらくして、言う。「すごいですね。普通にカッコいいと思います」「おう、そうだろ」「私も勉強しなきゃなあ」
スズリガは一旦黙って、ショドーする。半紙に記したのは「青春」の二文字。「……別に勉強しなくてもいいぞ」筆を置いて、返事する。ニヤリと笑って。「競争相手にならないバカと話す方が気楽だからな」
「えー、何ですかそれ!ひどくないですか」ミフデはけらけら笑う。「そんなこと言ってもダメです。私、勉強しますから」「マジメくんに目覚めたか」「いや。センパイと同じ高校に行きたいので」
スズリガは目を逸らした。後輩がこちらを見ている気がした。ショドー部室の窓の外はいつもと同じ、夕日も見えない灰色の曇天と、マルノウチの摩天楼だ。
「……この流れで、俺が落ちてお前だけ受かったら面白いな」冗談めかして言う。「縁起でもない!もっと自信持ってくださいよ」「ていうか、お前も早く課題ショドーやれよ。センセイにどやされるぞ」……
……ワイヤープラーは目を覚ました。暗闇の中、いつもと変わらぬ自宅の天井。時計を見る。午前3時。
緩慢にフートンから起き上がり、暗闇の中を洗面所へ。蛍光灯をつけて、水を一杯飲む。鏡を見る。
連日の不眠に疲れ切った、ニンジャらしからぬ弱々しい顔が浮かび上がった。20代のスズリガ・タグルの顔が。「……ブッダファック」
【Avenger in love】
「不眠だあ?」チェミ婆はサイバーサングラスを上げ、怪訝そうに聞き返した。「ニンジャなのに精神病になるのかい」「ああ。最近急にな……」ワイヤープラーは口に出したら疲労感が酷くなった気がして、眉間のあたりをこすった。
ズンズンズンズズポーウ、ズンズンズンズズポーウ。UNIXのデュアルモニタとゲーミングキーボードだけが輝く薄暗い部屋に、アップテンポなサイバーテクノが鳴り響く。この部屋……ハイツ・ハルカナル4404号室の主は、チェミ婆だ。彼女はロックな趣味の持ち主だった。
「多分、シウンテイパー=サンに何かされたんだと思う」先日チェミ婆とともに始末したニンジャの名を上げる。「奴のガスを吸ったのかい?」「いや。しかし夢を見るんだ」「悪夢か。ブッダデーモンに追い回されるとか?」「いや……」
ワイヤープラーは逡巡した。(いちおう、このババアも年長者だ。相談してもいいかもしれない)そう考えて、口を開く。「子供の頃の……ジュニアハイスクール生の頃の夢だ。決まって、ミフデ=サンというその頃の後輩が出てくる」
「ガールフレンドだね」チェミ婆は断定した。ニンジャは目を泳がせる。「……違う」「でも女だろ?」「女だが」「仲が良かったんだろ?」「それは定義によるが」「2人だけで遊びに行ったことは?」「何回か」
「クックック……じゃあガールフレンドだろ」老婆は肩を揺すって笑いながら、椅子をクルクル回転させた。「で、あんた今独身だろ。未練があるんだよ……みっともない!」「そんなことは……」
「いつも言ってるだろ。この社会でフリーランスをやるなら自分の感情もロジカルに考えろ、クールになれって」「……」「アタシは息子をザイバツに殺されたけど、今は知っての通りザイバツが大口顧客さ」「クソ!もういい!」
ワイヤープラーは憮然として立ち上がった。「その子供の話はもう10回は聞いたぞ。いつも相手のことを好き勝手決めつけて、話題を自分の話したいことに持っていきやがって!ウンザリだ!」「でもガールフレンドだろ」「死ね!クソババア!」
ニンジャは暴言を吐いて席を立つ。「じゃあ、例のザイバツからの案件はアタシ1人でやって構わないね?」チェミ婆が脈絡なく尋ねる。ワイヤープラーは立ち止まり、感情を抑えて答えた。「……ああ。とにかく最近コンディションが悪いのは本当だ。万が一のことがある」
「報酬もアタシ1人だ」「構わない」「オーケー」老ハッカーはサムズアップしてみせる。「あんたのそういう、どんな時でもビズの話は誠実にできるところ好きだよ……ところでもう一つ、ビズの話が」
「何だ。早く言え」「アタシの推しのバンドが新盤出したんだけど聴かない?貸すからさ」「豚にでも聴かせてろ!」ワイヤープラーは扉を叩きつけるように閉めて退出した。
【Avenger in love】
スズリガはいつものようにショドー部室へ入り、コートを脱いで壁際のハンガーに引っ掛けた。そして振り返ると、ミフデが机にうつ伏せに突っ伏していた。
「どうした。ミフデ=サン」答えはない。彼女のポニーテルの髪が横に流れて、うなじが露わになっていた。血色のいい滑らかな肌。スズリガは強いて目を逸らし、自分の席に座った。
彼女は突然口を開いた。「話してましたよね」「は?」「女子のセンパイと。今日。昼休みに」彼女の言葉はロボットのように断片的だ。「仲良さそうに」
自分の昼休みの記憶を辿り、思い至る。「ああ、ハナマチ=サンのことか?あの人とはジクが一緒なんだ。一緒にジクの先生の悪口を言ってたのさ……しかし、よく見てたな?」
「センセイに……2年の何組かにガリバンを届けるように言われて……」ミフデはそこまで言って、また黙る。スズリガは居心地が悪かった。
彼は後輩が何を考えているのかわからなかった。否。感覚的にはわかるが、深く考えたくなかった。クラスのヤンクたちは、この類のことをもう少し軽く考えているのかもしれない。
しかしスズリガ・タグルという少年はマジメだった。そして、すでに受験勉強に多くの思考リソースを割かれ、少なくないストレスを受けていた。
「……センパイ」ミフデが顔を上げる。まっすぐな目。「ちょっと、大切な話してもいいですか」「……よせよ。おでこ赤くなってんぞ」曖昧に誤魔化して、目を逸らす。
「センパイ」ミフデが彼の手を握った。滑らかで柔らかく、温かい手。「……突然ですみません。驚きますよね。でも、前から考えてたことなんです。ずっと前から」
……ワイヤープラーは目を覚ました。ピンク色の明かりの中、退廃ホテルの天井。時計を見る。午前0時。
「アラー、早寝だから、朝までグッスリかと思ったワ」化粧台で髪をすいていたオイランが振り返る。全裸のままだ。「ネエ、さっきはすごかったワ。あなた」
ワイヤープラーはその顔を見た。値段相応ではあると思っていたはずが、今では不細工に見えた。目を逸らす。「……悪いが、そろそろ帰ってくれ」
【Avenger in love】
「サンタ、サンタ、サンタが来ます」「素晴らしいプレゼントに。ボッチャン・ジョウチャン向けオムラピストル」「ヒートリー、コマキタネー……ミスージノー、イトニー……」クリスマスソングに、クリスマス商戦アナウンス。マルノウチでも聖夜の気配が濃厚となっていた。
どの店もオイランめいて華やかなポップでショーウィンドウを彩る。街ゆく人々はみなそれを眺めて、連れ合いと楽しげに話し、時折手近な店に入ってゆく。日頃の鬱屈を忘れようとするかのように。
「クリスマスにもニンジャを殺せますね?」「みんなの聖夜をニンジャから守ろう」「ニンジャコロスベシ!コロスベシ!」マルノウチ・スゴイタカイビルはその喧騒の大首領めいてそびえ立ち、光と騒音を撒き散らしている。しかしその宣伝内容は一般商業のものではなく、ビルの大部分を賃貸する奇妙なブディズム系カルト宗教団体「カヌラ教団」のものだ。
10年前のクリスマス、ネオサイタマ各所で同時多発的にヤクザの抗争が発生し、スゴイタカイビルはその激戦地となった。その巻き添えで多くのテナントショップが壊滅し、数百人の来場客が犠牲となった。その後、この不吉な場所に新たに入居しようとするテナントは現れず、賃貸料は暴落。それまで地下フロアを間借りしていたカヌラ教団が地上施設へまでも進出する結果となったのだ。
……実のところ、ヤクザの大抗争というのは情報操作され偽装された歴史に過ぎない。あの夜、実際に争ったのは、ネオサイタマの二大ニンジャ組織である「ソウカイヤ」と「ザイバツ」に他ならない。両者が主戦場となったこのビルに各々数十人のニンジャを送り込み、空前絶後の激戦を繰り広げた結果、ビルは蹂躙され尽くし、カルト宗教の巣窟として歪な余生を送ることになったのだ。
ズギュム!ズギューム!「ヤ!ラ!レ!ターッ!」ホログラムのニンジャが悶え苦しみ、派手に爆発四散した。「キャー!ヤッター!」「爆発しちゃったァ!」2人のゲイシャパンクス女子高生はビームライフルを持ったままはしゃぐ。ゲーム筐体上にはニンジャの映像に代わって「ゲームクリアー」の文字と、スコアらしき数字が表示された。
「2人ともスゴイ!こんなハイスコアは実際珍しいです。素質がありますよ」銀色の制服を着た女性係員が女子高生たちを称賛する。「この後2階で座談会があるんですがお越しになりませんか?」「エー?なんかアヤシイ」「アヤシイじゃないですよ。参加特典でクーポンがもらえますよ」「ホント?」
女子高生2人は係員に先導されてフロアの奥へ姿を消した。周囲では多くの人々が彼女たちと同じようにニンジャを倒すゲームに興じ、あるいはプロジェクターで放映されるニンジャハンター映画に見入っている。
スゴイタカイビル1階はこの通り、教団の誘引施設となっていた。東・西・南側には大きな入口があり、派手に装飾され、通行人を引き込みやすくなっている。では北側は?
……北側には石畳敷きの広場があり、マルノウチ抗争の犠牲者のための慰霊碑があった。スゴイタカイビルとその周辺が教団の手で明るく賑やかに演出されている中で、そこだけは薄暗く陰気な雰囲気だ。コモリ老人が経営するプレハブ建ての店はそこにあった。
「いらっしゃい」コモリは今日初めての客を無愛想に迎える。現れたのは、長身の若い男である。20代半ばか。「センコを。一番安いやつでいい」
若い客は珍しい。10年前のあの日、若者の家族も年寄りの家族も等しく死んだはずだが、若者はすぐに人生の次の目標や楽しみを見つける。弔う気持ちは無くならずとも、わざわざここへ出向くことまではしなくなるのだろう。
男はモノリスめいた慰霊碑を前にして、ずいぶん長い間手を合わせていた。コモリは他に対応すべき客もおらず、それをずっと眺めていた。(あの歳であそこまで思い詰めるとは。親か兄弟でも亡くなったのか)シツレイとは思いつつ、そう推測する。
コモリ自身はあの抗争で妻を亡くした。そのくらいの因縁が無ければ、この店の店員を長く続けることなどできない……弔問客だけでなく市からの補助金も毎年減少しており、ほとんど儲けが出ないからだ。コモリが死ねば、この店は誰にも継がれずに消滅するだろう。
やがて男は黙祷をやめ、立ち去ろうとした。「ちょっとあんた」コモリがそれを呼び止めた。「よければ、これ書かないか」ペンと、1冊のノートを差し出す。表紙には「あなたへの言葉」とある。
男は受け取り、コモリを見返した。「これは?」「手紙みたいなもんだ、亡くなった方への。今年は表に出してなかったもんでな……もちろん、無理にはいいが」「……いえ。ぜひ」コモリがテーブルを案内する。男はノートを開いた。
そこには、他の遺族が書いた文章が並んでいた。「どうか安らかに」「天国でまた一緒にサケを」「ホシは必ず捕まえます」「いつか私を迎えに来て」……
男は……ワイヤープラーは、気圧されてノートを閉じた。自分は今までどれだけミフデのことを考えた?今回の悪夢を見るようになるまで、今更ナンセンスだからと考えないようにしていた……本当か?忘れていたんじゃないのか。自分がここに書き込む資格はあるのか?
それに、自分はニンジャだ。金をもらって人を殺すのが仕事であり、ここにあるような嘆きの声を日常的に作り出しているといえる。そして、当のミフデ=サンを殺したザイバツが大口顧客の1人だ……自分がここに書き込む権利はあるのか?
結局、ワイヤープラーは何も書けないまま、ノートをコモリに返した。かの老人の好意を完全に無にするのは憚られ、「来年、書きにきてもいいですか」と言った。老人は頷き、「仕事頑張れよ、若いの」と言って、彼の背中を叩いた。
ワイヤープラーは踵を返す。出口近くまで来たところで、植え込みのバイオヤナギの木が微かに揺れた。足を止める。「……」手の内側にクナイ・ダートを構え、シビアな目つきで周囲を見渡す。「誰だ」
「オット、気づかれちまったか!オイラもまだまだだな」不意に、近くの灯篭の影から人影が現れた。灰色の装束に、犬めいたメンポ……ニンジャである。胸にはダイヤ型の内側に「罪」「罰」のカンジを刻んだエンブレムを戴いていた。
「ドーモ、ワイヤープラー=サン。ラーチャーです」ニンジャがアイサツする。「……ドーモ。ワイヤープラーです」ワイヤープラーは渋々アイサツを返した。ラーチャーはザイバツのニンジャであり、以前ザイバツに雇われたときに共闘したことがあった。「なぜ俺だとわかった?」
「忘れたか?オイラは鼻が利くんだぜ」ラーチャーは大げさに鼻を鳴らしてみせた。「まして相棒のことなら、メンポも装束も着けてなくたって嗅ぎ分けられるさ!」「だから相棒になった覚えはないと何度も……」ワイヤープラーはうんざりしつつクナイをしまった。「なぜお前がここにいる。慰霊碑にセンコでも上げに来たか」
「まさか!このビル、わかるだろ?ここのカルト団体!」ラーチャーは首を巡らせてスゴイタカイビルを見上げた。「ザイバツとケツモチ契約してんのよ。ソウカイヤ対策だろうな。でも、奴らも自分で多少ニンジャ抱えてんのか生意気でよ。オイラたちザイバツを建物の上の方に入れやがらねえんだよな」
「秘密主義なクライアントを監視してるってわけか」「奴らの秘密主義っぷりは度を越してるぜ、マジでよ!」ラーチャーは顔を寄せて耳打ちしてくる。「教団の関係者以外じゃ、このビルの上層に入って生きて帰った奴はいねえんだ。どっかよそのニンジャも何人か忍び込んだみてえだが、全員死んだ。全員だ。まさにカルトの魔窟、伏魔殿だよな」
「そうか。で、その情報を外部の人間である俺に話してしまってよかったのか」「え?アッ」ラーチャーは目を泳がせた後、ワイヤープラーの肩を叩く。「今の話、他のやつにバラしてくれるなよ?信用してるぜ、相棒!」「お前に出世の目はなさそうだな」
「そんなことより……あんたの方はマジでセンコ上げに来たみてえだな、エエッ?」ラーチャーの目が笑った。「見てたぜ、だいぶシリアスなアトモスフィアだったじゃねえか。悲しき過去でもあんのか?」「お前には関係ないだろう」ワイヤープラーは舌打ちした。「用がないなら俺は行くぞ」
「オイオイ、そりゃねえだろ!オイラにばっか喋らせておいてよ!」「魔窟云々はお前が勝手に喋っただけだろう」溜め息を吐く。しかし……ラーチャーの言い分を爪の先ほどだけ認めたものか、あるいは話し相手を求めていたものか……ワイヤープラーはぼそりと言った。「死んだんだ。中学の後輩が、10年前のあの抗争でな」
「フーン、そうか。その後輩はニンジャなのか?」「違う。俺がニンジャになる前の知り合いだ」「そいつのためにわざわざここまで出向いてセンコを上げたわけか。敬虔なもんだな」「敬虔なもんか!」ワイヤープラーは不意に声を荒げた。「俺は今じゃ人殺しのニンジャだ。しかもよりによって、仇であるお前らザイバツとチンチン・カモカモなんだぞ。最悪だ!」
「なんだよ、急に熱くなんなよ!ご機嫌斜め30度か?」ラーチャーは飄々とした態度だった。「相棒よお、あんた難しく考えすぎなんだよ。オイラたちゃニンジャだぞ?カラテ!そして金!何でも手に入るぜ。モータルだった頃のモータルの知り合い?そんなこと忘れてよ、未来に生きようじゃねえか」
「……フッ」ワイヤープラーは今度は急激に落ち着きを取り戻し、自嘲するように笑った。「違うやつにも同じようなことを言われた」「誰だよ?」「リアルニンジャだ。神話の時代から生きてるらしい」「は?何バカなこと言ってんだ。変な電波受信したんじゃねえのか?」
「「ラーチャー=サン」」その時、ヤクザが2人彼らのところに駆け寄ってきた。2人揃ってダークスーツを着込み、胸元にはザイバツ紋のバッジ。顔は双子のように瓜二つだ……クローンヤクザである。「「そろそろ、監視ポジションに戻りませんと」」
「らしいぞ。俺は帰る。仕事の邪魔をして悪かったな」ワイヤープラーは冷淡に言い捨て、早々に歩き出した。「オイ!言っとくがあんた、ハタから見て様子がヘンだぞ」ラーチャーはその背中に言葉を投げた。「自我科で人生経験豊富なドクターにカウンセリングしてもらった方がいいんじゃねえのか?それか、気晴らしにマブなオイランでも紹介してやろうか?」
「どっちも間に合ってるよ」ワイヤープラーはぞんざいに手を振って、姿を消した。ラーチャーは腕組みして唸った。「やれやれ、クソ真面目すぎて頭おかしくなってやがるな。あんな状態じゃこの業界で長生きできねえぞ」「「ラーチャー=サン、監視に戻りませんと」」「わかってるよ!ウルッセーナ!」
【続く】