とあるリーマン提督の艦これライフ   作:筒沢吹雪

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艦これは只今夏イベの真っ最中ですが、皆さんはどこまで攻略進みましたか?自分はまだE3-1で輸送中です…
今回初乙難易度でE 3海域を攻略してますが、意外と難しいですね…

艦娘のドロップと話の流れが合致すれば、今イベでの新艦娘をさせる…かもしれません。

あ、10話目の投稿で言うことではないかもしれませんが、このシリーズに登場する艦娘は全て自分のところに着任している艦娘だけなので、自分のところにいない艦娘は登場しません。ご注意ください。


本話の一部分がこちらの編集ミスで同じ文章が2回繰り返されてました。お詫び申し上げます。該当箇所を既に編集しました。時間と話のネタができましたら、加筆する予定です。(23年10月14日)



第10話 空母艦娘が集う訓練場

…後で武蔵から聞いたが、3対3になった夜戦は雪風が全ての連合艦隊側の攻撃を一身に受けた。その結果雪風は撃沈判定は免れたが大破してしまった。

しかし、攻撃が雪風に集中したお陰で長波、島風はほぼ無傷で攻撃することができ、ジャービスを中破、サウスダコタを撃沈判定にまで持っていくことができた。

 

これだけの戦力差がありながら艦隊全員の創意工夫、高度な連携、そして高練度が成せた訓練であった。

 

これが幾多の作戦で本泊地に勝利をもたらしてきた第一線級の練度を持つ艦娘達だった。

 

無論、連合艦隊も敗れたものの、連携が難しい多国籍艦隊だったことに加え、更に連携が難しい潜水艦娘との連携を短時間ではあったが見事に果たしたのだ。

 

潜水艦娘との連携が難しい理由、それは速力にある。潜水艦娘に限らず、一般的に潜水艦は水上艦に比べ速度が遅いのだ。

 

言うなれば、スポーツカーやトラックの中に原チャリが混ざっている状態だ。

 

そんな連携が難しい編成をまとめ上げた連合艦隊もまた高練度の艦娘達による技量の成せる技であった。

 

雪風達に誘われた演習訓練を終えた俺と天龍は演習場を後にした。

途中雪風達に引き止められるかと思ったら皆、先の訓練の反省会を真面目に取り組んでいたため、引き止められることはなかった。

 

「なぁ、提督。さっきのあれ、本心か?」

「ん?さっきのあれって挨拶のことか?」

「あぁ。」

「あぁ本心だ。」

「ふーん…でもお前負けると不機嫌になるよな。」

「うっ。」

「あれはどう言うことだ?俺たちが上手く立ち回れなくて不機嫌になるのか?」

「あれはなぁ、敵の攻撃が的確なことに対する不機嫌だ。決して君たちに向けたものじゃない。」

「ふーん…」

「自分の中で最適だと思う編成、装備を載せ、自信を持って送り出した艦隊がボス。いや、敵の主力部隊と交戦する前に撤退を余儀なくされると対抗心?っていうのが芽生えるんだ。」

「ふーん…つまり俺たちの不甲斐なさに怒っているわけじゃねぇんだな?」

「もちろんだ。もし怒っているとしたら、俺が考えた編成、搭載装備が上手く君たちの力を引き出すことができなかった俺に対してだ。」

 

「…そうか…ならいいんだけどよぉ。もし俺たちのせいなら遠慮なく言ってくれよな。期待に応えられるかわからねぇけど、俺たち頑張るからさぁ。」

「ありがとう天龍。」

 

 

「っとここだ提督。」

「ん?あぁ、ありがとう。」

 

着いたのは弓道場だ。

 

弓道場といっても実際の弓道場とは違って的が海の上だったり、色々と違う。

 

まぁ俺自身弓道なんてやったことないから実際の弓道場なんて全く知らないがな。

 

ガラガラ

「邪魔するぞ。」

「あっ提督!来てくれたんだ!上がって上がって!」

「邪魔するなら帰ってちょうだい。」

「「えっ?」」

「ふっ、冗談よ提督。上がって。」

 

「…なぁ天龍、飛龍。」

「なに?」

「何だ?」

「加賀ってあんなこという艦娘だったか?」

「うーん…あんまり聞かないかな〜。」

「俺もあまり聞いたことねぇな。」

「うーん…」

「多分提督相手だからだと思うよ。」

「ん?どういうことだ?」

「うーん、多分提督相手に少し心を許しているからああいうことを言うんじゃないかな?」

「そうなのか…?」

「多分だよ、多分。だって私加賀さんじゃないし〜。」

「そうだな…ありがとう飛龍。」

 

「どうかした?」

「いや、何でもない…」

「そう…」

 

バシュッ

 

「今のどうだ?ホーショー。」

「そうですね。大分よくなりましたが、まだ少し姿勢が不安定ですね。」

「oh…」

「でも、この調子なら上達は早いですよ。頑張ってくださいね、ヴィクトリアスさん。」

「あぁthank youホーショー」

「どういたしまして。…あら?提督、こんにちは。」

 

「What?提督?珍しいわね。お前がここに来るなんて。」

 

「おう、邪魔するぞ。鳳翔、ヴィクトリアス。」

「はい。」

 

「ん?」

「提督どうかしましたか?」

「ここにいるのはこれだけか?」

「いえ、今神鷹ちゃんと雲鷹ちゃんが大鷹ちゃんに弓の手入れを教えてますよ。」

 

「そうか…蒼龍は?」

「蒼龍ちゃんは…」

 

「あっ、確か蒼龍は…」

 

「鳳翔さん〜!上がったよ〜!って…ええっ!?何で提督がここにいるの!?」

「何でってそりゃさっき、よかったら来てくれって言われたから…」

「あぁー!こっち見ないで!天龍!飛龍頼んだ!」///

「お、おう!」

「はいはい…」

 

バタン!

 

「…ふぅ…提督見た?」

「何をだ?」

「その…」

「提督。こっちを見てください。」

「何ですか?鳳翔さん。」

 

「…」ジー

「えっと…鳳翔さん…?」

「…大丈夫ですね。」

 

「鳳翔さん?」

「安心してください。本当に提督は何も見てないですよ。」

「そっか…なら安心!」

 

 

 

「えっと…提督先程は失礼しました。」ミミマッカ

「えっと…その…」

 

こういう時って何て声かければいいんだー!

気が利いて、尚且つ見られたと思わせない、そして…セクハラにならないような返答は…!

 

「俺の方も急に来て悪かったな。」

「いえ!元はと言えば私が忘れてたばかりに…」

「そうだよね〜蒼龍って意外と忘れっぽいよね〜。」

「ちょっ!?飛龍!」

「そうだな〜、ソーリュー。確かに急に来た提督、お前も悪いが。今回ばかりはソーリューの方に問題があったな。」

「ちょっと!ヴィクトリアスさんまで!」

「そうね。あなた普段はあんなにしっかりしてるのに、特定の人のこととなると急にポンコツになるわね。」

「ちょっ!?加賀さん!?そんなことないですよ!私はいつもこんな感じです!」

「そうかしら?あなたがいつもヘマする時誰かのこと考えてるんじゃないかしら?」

「…」

「ほら、今意識したでしょ?その人よ」

「か、加賀さん…!」カァ///

 

「あらあら。」

「ほ、鳳翔さんも何かいってくださいよ!」///

 

「あら?貴方はその方のこと好きではないの?」

「っ…す、好きです…」///

「なら、その気持ちに正直でいいと思うわよ。」

「うぅ…」///

 

ガラガラ

「あら、提督、こんばんは。」

「あ、提督、guten Tag…いえ、こんにちは。」

「提督、こんにちは。」

 

「おう、雲鷹、神鷹、大鷹。邪魔してるぞ。」

 

「…で、大鷹どうだ?ここの生活には慣れたか?」

「提督、はい、皆さん良くしてくださっているお陰で少しですが、慣れました。もちろん、妹達もですよ。」

 

「そうか…それはよかった。何か困ったことがあったら遠慮なく言ってくれよ。」

「はい、提督。ありがとうございます…」

「そうよ。遠慮なく提督に言いなさい。この人、大抵のことなら何とかしてくれるから。」

「そうですか…わかりました。」

「ただ、この人とケッコンカッコカリをしたいというのは少し時間が掛かるわよ。」

「えっと…か、加賀さん…?」

「ねぇ、みんなもそう思うでしょ?」

「か、加賀さん…?」

「だってそうでしょ?最高練度になった子が二人もいるのに未だ吹雪としかケッコンしていないのだから。」

「うっ。」

「それに、もう少しで最高練度になる子は何人もいるのでしょ?それなのに書類は一つもまだ用意していないのでしょ?」

「ゔっ、す、すみません…」

 

「加賀さん、言い過ぎ!って言いたいところだけど、これは加賀さんに同意するわ。」

「そうねー。提督、確かに戦力強化は大事だけど、もう少し私たちの…」カァ///

 

「蒼龍…飛龍…」

「そうだな。私もお前のそういうところは直した方がいいと思うぞ。」

「ヴィ、ヴィクトリアスまで…」

 

「なぁ提督、実はチビ達も含めて遠征の奴らみんな同じこと思ってるぞ。」

「そ、そうか…」

ほ、鳳翔さん…

チラ

「提督、すみません。こればかりは私も同じ気持ちです。」

 

「…だそうよ。わかったかしら?」

「ぜ、善処します…」

 

 

 

それから空母の子達と少し話をして、実際にいつもやっているという、鍛錬を見せてもらった。

 

皆、凄かった。

 

まず、飛龍と蒼龍は二人とも姉妹じゃないが、見事なシンクロだった…

 

蒼龍は安定感のあるゆったりとした発艦、飛龍は血気盛んだがどっしりとした発艦だった。

 

そしてヴィクトリアスはまだ少し不安定な発艦だが、その姿はうちの主力を彷彿とさせる堂々とした佇まいで発艦させていた。

 

そして、加賀は安定感抜群の発艦を見せてくれた。流石は元戦艦として計画された艦娘だと思った。

 

次に見せてくれたのは護衛空母の大鷹、神鷹、雲鷹だった。3人とも小柄な身体ながら、一生懸命に発艦させていた。神鷹と雲鷹は慣れた手つきで発艦させていたが、この3人の中で1番着任が遅かった大鷹は少し不安定で作業がゆっくりだった。が、彼女が懸命に妹達に追いつこうとしている気概が感じられた。

 

最後に見せてくれたのは鳳翔さんだった。鳳翔さんの発艦は見ていて、安心感と誰であっても見惚れる何かがあった。加賀や蒼龍、飛龍のような安定感とも、神鷹や雲鷹、大鷹のような少しどこか危なげのある感じでもない。

例えるなら、母のような安心感が鳳翔さんの発艦にはあった。

 

「…はい、提督。こんな感じでしたが如何でしたか?」

「うん、みんなの個性が発艦一つを取ってもあってとても良かった。」

「ふふふ。だそうですよ、皆さん。」

 

「…にしても、提督。鳳翔さんの発艦はすごかったね〜。」

「あら?そうでしたか?蒼龍さん。」

「そうですよ!鳳翔さんの発艦は何というか…」

「見ていて安心したな。」

「そうそれ!私もそれが言いたかったの!提督!」

「あら、そんなことないと思うけど…」

 

「私も何というか、流石全ての空母の母って感じた!」

「もう!飛龍さんまで!」

「…流石鳳翔さんでした。」

 

「うぅ…ここまで言われると少し恥ずかしいですね…」///

「それだけ鳳翔さんの発艦が素晴らしかったということですよ。」

「もう提督…!」///

 

「ねぇ、提督もやってみない!?」

「や、やるって何をだ?飛龍?」

「そんなの決まってるじゃん!私たちがやってたこれよ、これ!」

「いや…俺は、艦娘じゃないから艦載機の発艦なんてできないぞ…。」

 

「そんなの知ってるよ〜!ほら、提督は普通に弓道をさ。」

「えっと…」

 

「ダメよ飛龍。提督は忙しいのよ。そんなことしている時間ないわよ。」

「えぇ〜そんなこと言わないでよ蒼龍〜!」

 

「そうね。あまり、提督を酷使する様なことは控えた方がいいわね。」

「加賀さんまで〜」

 

「提督は、どうお考えなのですか?」

 

「そうだよ!みんながダメでも、提督が大丈夫ならいいでしょ!」

 

「まぁ、それはそうだけど…」

「なら!」

「飛龍、まずは提督のお考えを聞いてから、でしょ?」

「あっ、は〜い。すみません、加賀さん。っで提督どう?!」

 

「えっと…正直言うと…俺は弓道なんて、一度もやったことがないから、君たちと一緒にはできないかな…悪いが…。」

 

「そっか…」シュン…

 

どうしよう…飛龍がすごい落ち込んでしまった…

 

「だそうよ。こればかりは仕方がないわ。」

「そうよ、飛龍諦めて。」

 

…そう言う、加賀も蒼龍もあまり表情に出してはないが、明らかに落ち込んでる…

 

「えっと…つまりだな…」

 

「…俺に弓道を教えてくれないか?」

 

「…え?」

 

「その…あくまで一緒に出来ないってだけで…みんなが教えてくれれば嬉しいなって…思ってな。」

 

「提督…!」パァ

 

「じゃ、じゃあ!提督!私が教えてあげる!」

「ちょっと、飛龍だけずるいわよ!提督、私も教えてあげますから!」

 

「…私も教えてあげるわ。」

 

「ふふふ、提督、私も教えて差し上げますね。」

 

「あ、あぁまぁ、そう言うわけだから、よろしく頼む。」

 

「提督…わかりました!じゃあ、早速…!」

「い、今からか?」

「えっ?」

「飛龍さん、また今度落ち着いて教えたらどうですか?今日はもう終わりの時間よ。」

「えっ!もうそんな時間ですか?!」

「もうっ飛龍ったらせっかちなんだから〜」

 

 

「で、提督どうだったよ?こうして色々見てみてよぉ。」

「うん、よかったよ。みんながそれぞれで一生懸命頑張って次の戦いに備えていることがわかって、俺ももっと頑張らないとって思ったよ。」

「そっか…でも提督、無理だけはするんじゃねぇぞ。」

「ん?あぁ」

「無理して、お前が倒れたら俺ら多分作戦どころじゃなくなっちまうからさ。」

「…」

「だから…提督、マジで無理だけはしないでくれよな。俺たちのためにも頼んだぜ。」

「お、おう!任せておけ!」

 




最後まで読んでくださりありがとうございます!

皆様のおかげで本話で10話目の投稿になります!

お気に入り登録してくださったkanasan9311様、ワダ様、Tetsu001s様、その他お気に入り登録してくださった皆様本当にありがとうございます!皆様の応援が励みになります!

作品を投稿するのが今シリーズが初めてですので、読みずらい点も多々あるかと思いますが、頑張ってこれからも投稿していこうと思いますので、応援よろしくお願いします!

次回の投稿は来週の水曜日を予定してます!お楽しみに!
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