とあるリーマン提督の艦これライフ   作:筒沢吹雪

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吹雪改三!めでたい!

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第114話 泊地の案内⑤

…

 

さて、次は…

 

あっ、めちゃくちゃ大事な施設、まだ案内してなかったわ…

 

…って、あれは…

 

「おや司令官、Привет(こんにちは)。」

「あっ、提督。Hallo(こんにちは)!」

「あら、提督じゃない。Hallo(こんにちは)。」

 

「おぅ、こんにちは。ヴェールヌイ、レーベ、マックス。珍しいな、どこか行くところか?」

「あぁ、3人でこれから工廠に行こうと思ってね。」

「そうか。どこか、艤装に不具合が?」

「いや、特に問題はないさ。ただ…」

「僕とマックスの艤装の調整だよ。ほら、最近は特に僕たちも日本の主砲を装備することが増えたからさ。」

「あー、なるほど。そう言うことか。確かにそうだな、大事だ。」

 

「それで、司令官はどこへ行くつもりだったんだい?それと、後ろの人たちは?」

「あぁ、えっとだな、後ろにいる娘たちは今回新しく着任した艦娘たちだ。それで今はこの泊地を案内しているところなんだ。」

「司令官自らが案内かい?珍しいね。」

「まぁ、そうかもな。特に今日中に終わらせないといけない仕事もないしな。偶には、な。」

「なるほどね…。」

 

「あの…司令官。一応、紹介されたらどうでしょう?」

「確かに、そうだな、吹雪。」

 

「コホン あー、ヴェールヌイ、レーベ、マックス。紹介するよ。こっちから、グローリアス、ワスプ、ジャベリン、ノルゲ、有明、野崎、デイスだ。みんな、右から暁型のヴェールヌイだ。」

「ヴェールヌイだよ。ロシア語で信頼できるって意味の名なんだ。」

 

「「「「「「「よろしくお願いします。」」」」」」」

 

「ヘイ!テートク、一応何で響がヴェールヌイって名前なのか、説明した方がいいんじゃないですカー?」

「そうだな、金剛。えっとだな…ヴェールヌイって名前はだな、終戦時にロシア、当時のソ連だな、に賠償艦として引き渡されて、現地の名前がつけられたって感じだ。」

「「「「「「「なるほど…」」」」」」」

 

「えーと、それでこっちがレーベ。ドイツの駆逐艦だ。」

「レーベレヒト・マースです。よろしくお願いします。」

 

「それで、その隣が同じくドイツの駆逐艦、マックスだ。」

「マックス・シュルツよ。よろしく。」

 

「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」

 

「それで提督、提督たちはこれからどこへ行く予定なの?」

「ん?あれ?言ってなかったか?レーベ。」

「うん。」

「そうね、あなたまだどこに行く予定か言ってないわよ。」

「そうか、失礼した。実は…俺たちもこれから工廠に行こうと思っていてな。」

「なるほどね。じゃあ、司令官たちも一緒に行くかい?」

「そうだな、迷惑じゃなければ、よろしく頼むよ。」

「私は大丈夫だよ。レーベとマックスは?」

「私は大丈夫よ。」

「僕も大丈夫よ!」

「…だそうだ。それじゃあ、司令官一緒に行こうか?」

「あぁ。」

 

…

 

さて、着いたな

 

入るか…

 

「邪魔するぞ…」

 

「ねぇ、もうちょっとここ、こうできないかしら?」

「そうですね…期待に添えるかわからないですが…やってみます。」

「ごめんなさいね、よろしくお願いするわ。」

「北上さん!ここ、こうするのはどうです?!」

「う〜ん、そうね〜。確かにそれもありっちゃありだよね〜。」

「北上さん!流されないでください!それ、前に似た調整をして大変だったじゃないですか!」

「まぁまぁ、大井さん、落ち着いて…」

「あなたは黙っていなさい。」

「は、はい…」

 

「あー、邪魔するぞ。」

「んー?あー、提督じゃん。ヤッホー。」

「あっ、提督!こんにちは!」

「あら、提督。こんにちは。」

「提督、お疲れ様です。」

「おう、北上、夕張、大井、朝日。邪魔するな。」

「はいよ〜。それで、どうしたのさ?提督。ここに来るなんて、珍しいじゃん。」

「実はだな…」

「あら?提督、後ろにいらっしゃる方たちは…新規着任された方たちですか?」

「あぁ、その通りだ大井。この娘たちにこの泊地を案内しているところなんだ。」

「ふーん、なるほどね〜。提督も大変だね〜。」

「ありがとう、北上。そうだ、紹介がまだだったな。こっちから、グローリアス、ワスプ、ジャベリン、ノルゲ、有明、野崎、デイスだ。」

 

「「「「「「「よろしくお願いいたします!」」」」」」」

 

「おー、元気だね〜。こちらこそ、よろしくねー。」

 

「それで、こっちは球磨型の北上。」

「北上さまだよ〜。」

「それで、その隣が同じく球磨型の大井。」

「は〜い、大井です。よろしくお願いするわね。」

「それで、その隣が夕張型の夕張。一応艦種は軽巡だ。」

「夕張です!よろしくね。実は私、実験軽巡の側面があるから提督の言った通り、一応軽巡よ。それもあって、ここでよく明石さんの手伝いをしているの。みんなも艤装で何か聞きたいことがあったら遠慮なく聞いてね!」

「それで、その隣が工作艦朝日。うちのベテランだ。」

「着任は結構最近なんですけどね…あっ、はい工作艦、朝日です。皆さん、よろしくお願いします。」

 

「ん?あれ?誰か、明石がどこにいるか知らないか?」

「明石さんならあっちにいますよ!提督。」

「ん?あっ、本当だ。ありがとう、夕張。」

「どういたしまして!それで…響ちゃんはどうしたの?」

「夕張さん、用があるのは私じゃなくて、レーベとマックスの方さ。私は付き添いさ。」

「そうなのね。それで、どうしたの?レーベちゃん、マックスちゃん。」

「実は…」

 

…

 

明石はこっちにいるらしいが…おっ、いたいた。

「おーい…」

 

「だから…!Зенитное оборудование(対空装備)より、огневая мощь(火力)だと!」

「えっと、あの…その…」

 

何だか、すごいことになってるな…

 

「おーい、明石。」

「あっ、提督!ちょうどいいところに!ちょっと助けてください!」

「色々聞こえてきていたが、どうしたんだ?」

「それが、今ガングートさんの艤装の調整をしているのですが…」

「アカーシ!огневая мощь(火力)が1番だ!それ以外は認めん!」

「…とこんな感じで、怒っているのはわかるのですが…」

「そういう事か…おーい、ガングート。」

「む?何だ、貴様か。どうした?こんなところで。」

「いやな、最近着任した艦娘たちに泊地を案内していたんだ。」

「ほぉ、貴様自らか。…よくやるな。で、その後ろの者たちがその新入りとやらか。」

「あぁ、そうだ。こっちからグローリアス、ワスプ、ジャベリン、ノルゲ、有明、野崎、デイスだ。みんな、こっちはガングート級戦艦のガングートだ。」

 

「「「「「「「よろしくお願いします!」」」」」」」

 

「うむ。私がガングート級戦艦、1番艦のガングートだ。貴様らの着任、歓迎する。」

 

「それで、ガングートはなぜ工廠に?」

「あぁ、私は艤装の修理とついでに改修を施してもらおうと思ってな。」

「修理…?どうかしたのか?」

「いや、大した事じゃない。ただ砲塔の旋回に違和感を感じただけだ。」

「そうか。大したことがないならいいが…それで、あとは改修だっけ?何だか、明石と揉めていたようだが…」

「あぁ。貴様からもアカーシに言ってくれ、私はогневая мощь(火力)を重視しているとな。」

 

あー、ガングートには悪いが…俺もロシア語はほとんど出来ないんだよな…

 

「提督!何とかしてくださいよ!」

「あぁ、わかっている、明石。」

 

うーん…

 

…あっ、そういえばさっき一緒に…

 

「すまん、二人ともちょっと待っててくれ。」

 

…

 

「…すまん、待たせたな、二人とも。」

「うむ。問題はないが…」

 

「司令官、それで私はこの二人の通訳をすればいいのかい?」

「あぁ、すまないが頼まれてくれるか?」

「あぁ、了解した。司令官。やぁ、ガングート。」

「む?どうした、同志ちっこいの。」

「司令官から君と明石さんの通訳を頼まれたんだ。司令官もロシア語は得意じゃないからね。」

「…そうか。では、同志ちっこいの頼むぞ。」

「うん。それで?ガングートは何を明石さんに言いたかったんだい?」

「私はだな、огневая мощь(火力)重視で改修してくれとアカーシにずっと言っておるのだ。Зенитное оборудование(対空装備)ではなくな。」

「なるほど。」

「ねぇ、響ちゃん、ガングートさんはなんて…?」

「対空装備より、火力が欲しいと言っているね。」

 

なるほど…確かにうちの大和や長門、アイオワを見れば火力が欲しくなるのは当然だな…

 

だが、俺としては火力も勿論だが、対空も気にかけて欲しいのだが…

 

「ガングートさん、もちろんそちらの改修も可能なのですが…」

「なんだ?」

「念の為、提督の考えも聞いてからでないと…」

「ほぅ…そうか。なら貴様、огневая мощь(火力)を強化しても良いだろ?」

「うーん…もちろんだけど火力も大事だが、それと同じぐらい対空も重視して欲しいんだが…」

「だが…!」

「ヘーイ!話は聞かせてもらいマシター!テートク、ここはミーに任せるネ!」

「お、おぅ…わかった、頼むよ金剛。」

「任されたネー!さっ、ガングートちょっとこっちに来るデース!」

「な、何だ?コンゴー…?」

 

…

 

「テートク!待たせたネ!」

「おぅ、おかえり。ガングートは…」

「同志。」

「おぅ、ガングート。」

「その…すまない。貴様の言う通り、対空は大事だ。アカーシ。」

「は、はい!何でしょうか?」

「Зенитное оборудование(対空装備)の強化を頼む。」ミミアカイ

「は、はい!わかりました!」

 

…一体、金剛は中で何を話したんだ…?」

 

「(テートク。)」ヒソヒソ

「(ん?どうした?金剛。)」ヒソヒソ

「(彼女も私たちと同じで、テートクのお役に立ちたかったから、ああ言ってたネ。だから、あまり彼女のことを責めないで欲しいデース。)」ヒソヒソ

「(そうか…わかった。ありがとう金剛。元より責める気はなかったから安心して欲しい。)」ヒソヒソ

「(thank youネ、テートク。)」ヒソヒソ

 

…そうか、なら俺も考えないとな…

 

「あー、明石。」

「はい!何でしょうか?提督。」

「ガングートの改修だが、彼女の意見も反映させてやってくれ。」ヒソヒソ

「よろしいのですか?」ヒソヒソ

「あぁ、俺が許可する。」ヒソヒソ

「わかりました。お任せください!」ヒソヒソ

「頼んだ。」ヒソヒソ

 

「金剛さん、あの…ちょっと聞いてもいいですか?」

「んー?どうしたネー?ブッキー。」

「金剛さんはガングートさんと何を話されたのですか?」

「それはデスネ…内緒ネ!でも…『テートクはきっとみんなに無事に戻ってきて欲しいからああ言ったと思うネ!』とは話したネ!」

「そうですか…」

 

「(ガングートも口調はちょーっとだけ乱暴デスガ、可愛らしい乙女ネ)」




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