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「ふぅ、これで…よし!曙、これでいいか?」
「確認するわね…うん、問題ないわ。」
「ありがとう。これで最後かな?」
「えぇ、今ので最後よ。お疲れ様。」
「おぅ、曙もお疲れ様。遅くまでありがとな。」
「いいのよ。」
…
「…さて、片付けも済んだし、私たちはもう行くわよ?」
「提督、お先に失礼しますね。」
「あぁ、お疲れ様。曙、大淀、ゆっくり休めよ。」
「えぇ。あんたも早く休みなさい?いいわね?」
「おぅ、そうするよ。」
「言ったわね?明日、隈を作ってたら承知しないわよ?」
「あ、あぁ、作らないようにするよ…」
「なら、いいわ。じゃ、行くわね。おやすみクソ提督。」
「提督、おやすみなさい。」
「あぁ、おやすみ。」
ガチャバタン
…
ふぅ、さて俺もそろそろ…って今日はあの日か…
あれからもう今日で3年、時が過ぎるのはあっという間だな。
コンコンコン
ん?こんな時間に一体、誰だ?
「どうぞ。」
ガチャ
「司令官、失礼します。」
「吹雪か、どうした?何かあったか?」
「いえ。ただ、司令官にお会いしたくなりまして。」
「そうか…」
「?司令官、どうかされましたか?」
「あっ、いや、何でも…ない。」
「司令官、もしかして…昔のことを考えてましたか?」
「えっ?」
「あっ、いえ!正確には、あれからもう、何年になるのかって感じです!」アタフタ
な、何でわかった…
「あ、あの…司令官?ち、違いましたか…?」
「いや…逆に全くその通りのことを考えていたから…何でわかった?」
「何年一緒にいると思っているんですか?それぐらいわかりますよ!」
「そうか。それもそう…かな?」
「はい!」
「それにしても…こっちに来始めてからもう、3年になるのか…長いようであっという間だな。」
「そうですね。あれから色々ありましたね〜。」
「あぁ、そうだな。あの頃だったか?近隣の住民たちから特産品の差し入れ?があったのは。」
「はい。あの頃ですね。あの後みなさんで食べたのはいい思い出です!」
「だな。…そういえば、あれから特に特産品の差し入れ?は聞かないが、あれっきりなのか?」
「いえ。大淀さんの話によると、あれからも定期的に差し入れがあるみたいです。」
「そうだったか…(大淀が全部内々で処理してくれているのか?)」
「そのすぐ後ぐらいだったか?空母の集いに顔を出したのは。」
「そうですね!あれは中々に濃い時間でした〜。私もいい勉強になりました!」
「だな。…やっぱり、あれも定期的に今もやっているのか?」
「どうなんでしょう…私もちょっとわからないです…」
「そうだよな。すまん。」
「いえ!ただ…この間、赤城さんがグローリアスさんを何処かに連れて行ってたので、恐らくは…」
「そうか。まぁ、あの時の様子からあれ以降もきっと定期的にやってるんだろうな。他の艦種もやってたらちょっと参加してみたいな…」
「司令官、それでしたら是非、駆逐艦の集いもいいですよ!」
「駆逐艦の集い?」
「はい!」
「そうだな…それは面白そうだ。…うん、今度是非、顔を出させてもらうよ。」
「はい!お待ちしてます!」
…
「それからすぐクリスマスやら、新年の準備やらで泊地も大分忙しかったよな?」
「はい!でも、すごく盛り上がってました!」
「そうか、それならいいんだ。うん、楽しかったか?」
「はい!」
「そうか。なら頑張った甲斐があるよ。」
…
「…にしても、うちの泊地は何というか…イベント少しやり過ぎか?」
「そうですかね?」
「うーん…多分。」
「何やってましたっけ?」
「例えば…歓迎会とか、納涼会、クリスマス会、ボーリング大会とか…」
「あと、肝試し大会もです!」
「あぁ、そうだったな。とかか?」
「そうですね…あとはドッチボールに参加したりとかですかね?」
「あー、そんなこともあったな。」
「…やっぱり、多いか?」
「いえ!いいと思います!」
「そうか?」
「はい!」
「まぁ、この話をしたからって別にイベントを減らそうとは思ってないんだがな。」
「ただ、俺だけが楽しんでいてもしょうがないなって思ってな。」
「司令官、それはないです!」
「そうか?」
「はい!みなさん、どのイベントもとっても楽しそうにしてますし、イベントの後もみんな口々に楽しかったって言ってました!」
「そうか。それならよかった。…吹雪は何かやって欲しいイベントとかってあるか?」
「そうですね…あっ!あれとかはどうですか?」
「ん?何だい?」
「誕生日会とか!」
「誕生日会か…!確かに、あんまり大手を振ってやるったことなかったな…やってみるか?」
「はい!是非!…あっでも…毎月やるのは流石に大変ですよね…?」
「あー、まぁ、それは確かに少し…でも、それで開催を自粛はダメだぞ?」
「あっ、はい!もちろんです!」
「それで…あの…司令官。」
「ん?」
「司令官はこちらに来てからどうですか?」
「どうって言うと?」
「その…私を含めた全艦娘の印象です。その…想像通りでしたか?」
「そうだな…そんなことはなかったな。」
「そうですか…やっぱり、ゲームの方が良かったですよね…」
「いや、想像以上だって意味だ。」
「想像以上…ですか…?」
「あぁ。ゲームでは見ることができない、みんなの笑顔や交流を見ることができた。これは、俺にとって…なんて言うかな。掛け替えのないもの、守っていかないといけないもの、俺が大切にしていくべきもの、俺の全てだって思った。」
「し、司令官の全て…」
「あぁ、そうだ。だから改めて、吹雪。」
「は、はい!」
「まだまだ未熟な俺をこれからも良かったら支えてくれるか?」
「司令官…!はい!もちろんです!」
これからも、色々なことがあるだろう
きっと楽しいことだけじゃなく、大変なこと何かもあるだろう
だからこそ、うちにいる全艦娘たち全員との掛け替えのない日常を大切にしてかないとな。
それに…俺がいる以上、うちの艦娘たちには絶対悲しい顔はさせん!
…あっ、そうだ
「なぁ、吹雪。」
「はい、何でしょうか?司令官。」
「今度、一緒に何処か旅行に行くか?」
「えっ?りょ、旅行ですか?」
「あぁ。…嫌だったか?」
「いえ!ただ…嬉しくて…!ありがとうございます!司令官!」
うん、良かった。断られたらどうしようかと…
「…そうだ!あの司令官、宜しければ…赤城さんや加賀さんたち、ケッコンしたみんなで行きませんか?」
「赤城たちとか?」
「はい!」
そうだな…確かにいいかもな
「そうだな。そうしよう。みんなで行こうな。」
「はい!絶対に行きましょうね!司令官!」
「あぁ。」
「改めて、吹雪これからもよろしくな。」
「はい!こちらこそ、改めてよろしくお願いします!司令官!」
『司令官が泊地に着任しました!これより艦隊の指揮に入ります!』
最後まで読んでくださりありがとうございます!
本話は120話投稿&シリーズ3周年記念になります!
みなさんのおかげでここまで続けることができました!
これからも続けていきますので、よろしくお願いします!
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