さて、本話は宴の後の話です。
少しいつもより短いですが、最後まで読んでくださると嬉しいです。
「みんな聞いてくれ!!」
「みなさん!司令官がお話しするみたいです!」
「みんな〜!注目ネ!」
ガヤガヤ…
みなさん司令官のお言葉を聞きましょう!
おう!そうだな!///
ガヤ…
「ありがとう。みんなありがとう!みんなの気持ちはとても嬉しい!俺としてもこんなにかわいい子たちに告白されたら全員にOKを出してしまうぐらいだ!」
嫌だ…かわいいなんて…
「だからこそ俺の目標はこの世界を平和にすることそして、みんなとケッコンカッコカリすることだ!!だからみんな待っていてほしい!!全員必ずケッコンカッコカリする!それまで俺も頑張るからみんなも頑張ってくれ!」
ザワッ!
提督がそんなことを…提督があんなに言ってくれたんだもん、私たちも頑張ろう…!
…ようやく終わった…。いや、ようやくなんて言っちゃダメだな。あっという間の時間だった…。いや、本当にあっという間だった。あの後も吹雪達の歌を聴いて、みんなで宇宙戦艦ヤマトの主題歌歌って。いやーアメリカ艦娘達も歌えたのは驚いたなぁ。アイオワ曰く、「ヤマートがEarthのために一人で宇宙に行く話しでしょ?私が行きたかったけどヤマートなら納得するわ〜。だから私たちは応援するだけね。」らしい。
で、海防艦、駆逐艦、軽巡の子達もいるから少し早めにお開きにして、重巡、戦艦、空母の子達と俺とで片付けをして今帰ってきたと。
あー、吹雪は先にあがった子達をまとめ役で一緒にあがって行った。
コンコン
「司令官!吹雪です!」
お、丁度来たな。
「おう。入っていいぞ。」
「失礼します!司令官、軽巡、駆逐艦、海防艦寮見回り完了です!異常なしです!」
「そうかお疲れさん。吹雪一人で見回ったのか?」
「いえ!睦月ちゃんと夕立ちゃん、朝潮ちゃんが手伝ってくれました!」
「そっか明日にでもその3人にはお礼を言わないとな。」
コンコン
「提督?大和です。」
「おう、入れ。」
「失礼します。」
「どうした大和?」
「はい。提督戦艦、空母、重巡、その他の施設の見回り完了しました。異常ありません。」
「ん、そうかご苦労だった。戻っていいぞ。」
「はい、提督。心遣いありがとうございます。では失礼しますね。」
「おう。ゆっくり休んでな。」
バタン
「吹雪も休んでいいぞ。」
「はい!司令官ありがとうございます!あの…もう少しだけここにいていいでしょうか?」
「おう、構わないぞ。」
「ありがとうございます!」パァ
「…司令官本日はどうでした?」
「どうって?」
「その…私たちは司令官の想像通りだったでしょうか?」
「う〜ん、そうだなぁ…」
「正直言うと…」
「はい…」ドキドキ
「想像以上だった。」
「…えっとそれは…?」
「想像以上にみんな可愛かったってこと。ゲームでは君たちの話はよく聞くけど、会話じゃないからね〜。そう言う意味では君たちと会話ができたからよかった…それにみんないい子だった…。うん控えめに言って今日のこれは神だった。」
「それならよかったです!ですが、司令官みなさんの態度は司令官が真摯に私たち艦娘に向き合ってきてくれた結果でもあるんですよ。」
「そっか…長い間艦これを続けてきて良かった…!」
「はい!司令官!」
「吹雪もありがとな。流石うちの初期艦だ。」
「いえ!司令官、吹雪も貴方のことを一生懸命支えます。なのでいつまでも私たちと一緒にいてください!司令官!!」
「あぁ、俺は自らの意思で引退とかする気はない。俺が君たちの元を去る時は死ぬ時ぐらいだ。だから安心してくれ。無論簡単にくたばる気は毛頭ないがな。」
「司令官…!」ウルウル
「さて、もう夜も遅い明日も執務はあるだろ?今日はもう寝なさい。」
「はい!司令官!司令官もお早くお休みくださいね!」
「おう。」
「それでは司令官、おやすみなさい。」
「おう、おやすみ〜。」
ガチャ バタン
「さて、俺も寝ようかな。えっと俺の寝室は…。」
今日は最初どうなるかと思ったが何とかなったな…。それにしても本当にみんな可愛かったなぁ…。那珂ちゃんはめっちゃアイドルだったし、加賀さんは歌めっちゃうまかったし、重巡の子達はイメージ通りの関係だったし、悪ガキのイメージのある子達はみんな本当はいい子だったし…。
…元の世界の俺はどうなってんだろ…。やっぱり異世界転生みたいに元の世界では死んでんのかな?
まぁいっか…今日はもう疲れた…明日は誰と出会えるかな…。
…ルル…
ルルル…
プルルル!!
うん?何だよ人が折角眠りに入ったって言うのに…こんな夜中に誰だ?
「はいはい。今出ますよ…ってあれ!?」
目を覚ました俺がまず認識したのは見覚えのある景色、そしてベッドではない硬い何か、寝室にしてはえらくどんよりしている部屋、そして、大きな液晶画面。
俺はあまりの衝撃に電話が鳴っていることをすっかり忘れた。
俺は目を疑った。そりゃそうだろ。さっきまで俺は自分用に用意された寝室のベッドで寝てたはずなんだから…。
プルルル!
あー、とりあえず出ないとな…。
「はい。」
「あ、そろそろお時間になりますがどうされます?」
俺は時計を見た。確かにもう予定の時間になっていた。
「あ、大丈夫です。」
「延長なしでよろしいですか?」
「はい。」
…結局歌ってた曲は吹雪だけだった。あれから時が進んでたらしい、俺があの時間どんな状態だったかわからんが、誰も来なくて良かった…。
さて、
「帰るか…。」
ガチャ
「ただいま〜って誰もいないけどな〜。」
「さて、艦これやるか…。」
「ん?」
「おかしいな…。遠征から誰も帰ってきていない…?遠征画面で確認してみるか…。えっと確か…この遠征に…あれ?いない…?」
まさかっ!?
いた、編成画面にいたわ。そっか俺遠征に出していなかったんか…。じゃあ、
「今日の遠征任務未達成か…。じゃあ、デイリー工廠でもやるか〜。」
んっ!?
何で…
「何で遠征任務達成してるんだっ!?」
それに、
「何で補給も終わってる!?」
わからないことだらけだ!極め付けは…
「何でみんなキラキラしてるんだっ!?」
おかしい…昨日までは確かに遠征の子達全員キラキラが剥がれてたはず…。
極め付けは…
「何で第1艦隊旗艦が吹雪になってるんだ?」
確か午前中の演習では旗艦はももちこと第百一号輸送艦だったはず…
うーんきっと疲れてんだわ。さっさと風呂入って寝よ…。
「おやすみなさい〜」
…
…とくさん…
ていとくさん…
提督さん!
「う〜、起きないならこうっぽい!」
ぴょん
ボスン!
「ヴッ!!」
「ちょっと夕立!そんなことしちゃダメじゃないか!危ないでしょ!」
「だって〜提督さん全然起きないっぽいし〜」
「だからってこれはやりすぎだよ!」
な、何が起きた?俺がかろうじて認識できたのは、誰かが俺にダイブしてきたってことだ…。
「うっ、うぅ…。」
「あっ!提督さん!おはようっぽい!」
「提督、おはよう。大丈夫だった?」
「お、おはよう…夕立、時雨…。なぁ…夕立…。」
「なぁ〜に?」
「今度はもう少し抑えてくれ…。」うっ…
「ちょっ!提督っ!?大丈夫!?」
「提督さんっ!?」
「夕立!早く明石さんと吹雪を呼んできて!」
「わ、わかったっぽい!!」
…
「う、うぅ…」パチ
「ここは…?」
「あっ!司令官大丈夫ですか!?」
「あぁ、大丈夫だ吹…雪?」
…おかしい俺は昨日自分の家の布団で寝たはず…。どうなってる…?
うーん、考えても分からんな…それに寝起きで全然頭が働かない…。とりあえず、
「吹雪、何があった?」
「はい、えっとですね…。」
「吹雪、ここは僕が説明した方がいいんじゃないかな?」
「そうだね。じゃあ時雨さんお願い。」
「うん。提督…」
時雨の話を要約すると、夕立と時雨が俺を起こすために部屋にやってきたが、呼んでも中々起きない俺に夕立が俺の腹目掛けてダイブしてきたと。
そして、そのダイブが俺の鳩尾にクリティカルヒットして、気を失ったと。で、その後駆けつけた吹雪と明石、それに偶々近くにいた大淀、矢矧が俺を医務室へ運んでくれたらしい。
で、
「そうか…。ありがとな。…して、大淀と矢矧、夕立は?」
「大淀さんと矢矧さんは司令官の代わりに執務室で業務をしてくださっています。」
「そうか…。夕立は?」
「夕立なら、提督の布団の上にいるよ。」
え?
あっ、本当だ。寝た姿勢からだと丁度見えない位置に夕立がいた。
って、あれ?
「何で、夕立起きてないの?」
「あぁ、それなら、提督が中々目を覚まさなくて、心配で寝ちゃったんだよ。」
「そうか…。」
「ごめん提督。重いよね。すぐ夕立を起こすよ。」
「いや、夕立が自然に目が覚めるまでこのままでいいよ。…なぁ、吹雪。」
「はい。何でしょうか司令官?」
「今何時だ?」
「はい。一一三六です。」
つまり、11時36分ってことか。
…ってことは俺は5時間ぐらい気を失ってたってことか…。
そりゃみんな心配するわ。
「もうそんな時間か…他の子たちは大丈夫か?」
「はい。矢矧さんや金剛さんたちが率先して動いてくださり、目立った混乱はありませんでした。」
「そうか…後で大淀たちにお礼言っておかないとな…。」
「さて、」ヨッコイッセ
「あぁ!司令官お手伝いします!」
「提督。ほらボクの手に捕まって。」
「ありがとう2人とも」
「ぽい〜?」
「おっ。おはよう夕立。」
「あっ、提督さんおはようございます〜。」
「(?)」
ハッ「提督さん!ごめんなさいっぽい!」
「こら夕立。謝る時は真面目に謝りなよ。」
「いいよいいよ。夕立、」
「はい!」
「今度から気をつけるんだぞ。」
「ぽい…」
「よし。じゃあ、少し早いがお昼にするか?折角だ、皆んなで食べるか?」
「良いね。提督。」
「はい!司令官!」
「…」
「夕立もくるか?」
「ぽいっ!!」パァ
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