…
「ご馳走様でした。」
「「「ご馳走様でした(っぽい)!」」」
結局、扶桑と山城が行った後は特に誰も俺らの席に来なかった。俺らの方に来たそうにこっちをチラチラ見る艦娘は何人もいたが、皆気を利かせてか、来ることはなかった。
で、食後だが本当なら色々回って見たいが矢矧と大淀たちが俺の代わりに執務を頑張っているそうだからそのまま執務室に戻ることにした。
「…美味かったな。」
「そうですね。司令官。」
「そうだね提督。ボクもついついいつもよりたくさん食べちゃったよ。」
「夕立も今日はたくさん食べたっぽい!」
「あっ!しれぇ!」
「おう提督!もう身体は大丈夫なのか?!」
「提督ー大丈夫ー?」オォゥ
「しれー大丈夫そー?」
「おう、もう大丈夫だ。ありがとな雪風、長波、島風、時津風。」
「そっか、ならいいんだけどよ。提督、くれぐれも体には気をつけてくれよな。」
「しれぇ!この後空いてます?」
「うーん、どうだろう。執務の量によるかな。何でだ?雪風?」
「しれぇの都合が良さそうなら私たちの演習を観に来て欲しいなぁーって!」
「そうか。俺としては行きたいが…なぁ、吹雪こういう演習に俺が足を運ぶのってどうなんだ?」
「えっとですね…基本的にはその演習の責任者に話をすれば基本的には大丈夫です。」
「そっか。雪風、君たちの演習の責任者は誰だい?」
「うーんと、誰だっけ?時津風?」
「えーわかんないのー?雪風ー。金剛さんだよー。」
「おいおい、時津風何言ってんだ?それは一昨日までの予定だろ?」
「へ?」
「昨日、責任者が変わって武蔵さんに変わったじゃねぇか。」
「もーしっかりしなよ時津風。」
「ブー島風には言われたくないもんー。」
「フフン私は変わった瞬間に確認してるもん!正に早きこと島風の如しです!」
「ぐぬぬ…」
「だってしれぇ!」
「あぁわかった。頑張ってみるよ。演習は因みに何時からだ?」
「一五三〇からです!」
「あー!時津風が言いたかったのにー!」
「分かった。まぁあまり期待せず待っていてくれ。」
「「「「はーい」」」」
「じゃあ提督あとでねー」シュタッ
「あー島風はやっいー!じゃあしれぇあとでね!」
「雪風ーちょっと置いてかないでー。」
「おいおい、じゃあ提督まぁ頑張ってな。」
「おう。ありがとな長波。」
「…///」ドキッ
「…?どうした長波?」
「な、何でもねーよ!じゃあな提督!」
「お、おう。じゃあな。」
あの子たちも中々に元気だったな…そう言えば天津風がいなかったが、どうしたんだ?
あのメンツなら一緒にいると思っていたが…。
コンコン
どうぞ
「ただいま。」
「あっ、提督お帰りなさい。お身体は大丈夫ですか?」
「提督、お帰りなさい。身体の方はもう大丈夫なのかしら?」
「大淀、矢矧ただいま。もう大丈夫だ。ありがとな。」
「いえ!提督が元気になられてよかったです!」
「そうよ。提督のためならこれぐらい、なんてことないわ。」
「じゃあ提督ボクと夕立はそろそろ行くね。」
「おう、ありがとな、時雨。」
「提督さんが元気になってよかったっぽい〜。」
「夕立もありがとな。」
「ぽい〜」
「提督、また一緒にご飯を食べてもいいかな?」
「あぁ、また一緒にご飯食べような。」
「フフ…楽しみにしてるね。」
「じゃあね。提督お仕事頑張ってね。」
「提督お仕事頑張ってっぽい!」
「あぁ、ありがとな。二人も頑張ってな。」
「「はーい(っぽい)」」
ガチャバタン
「さて、報告か?大淀?」
「はい。」
…
「なるほど、何か緊急の事案はなかったか?」
「はい。ありませんでした。」
「うむ。矢矧、大淀。ありがとう、とても助かったよ。」
「いえ、艦娘にとって当然のことです。」
「私も大淀と同感よ。」
「それでもだ。二人とも自分のやることがある中で俺の代わりをしてくれたんだろ?ありがとな。今すぐ渡せるものがあまりないが、間宮のスイーツ券を仲がいい子達で行ってくるといい。」
「「提督、ありがとうございます!」」
「じゃあ、二人とも下がってくれて構わない。ありがとな。」
「はい、提督失礼します。」
「提督失礼するわね。」
ガチャバタン
…
「…さて、執務を始めるか…」
「はい!司令官!ですが、秘書艦を待たなくて良いのですか?」
「ん?秘書艦?」
「はい。」
「えっ?吹雪なんじゃないのか?」
確かゲームでは第一艦隊旗艦が秘書艦だったはず…
「いえ、私はあくまで司令官の補佐なので…秘書艦は別にいらっしゃいますね。」
「…そうか…」
やはり、色々ゲームとは違うな…
「因みに今日の秘書艦は誰なんだ?」
「はい、司令官が不在のうちは秘書艦に着任できないと言ってました軽巡の…」
コンコン
「あっ丁度来たようです。」
一体軽巡の誰なんだ?
「失礼するぜ!おう提督!大丈夫か!?」
「失礼するわね〜。」
天龍と龍田だった。
「龍田さんもご一緒ですか?」
「そうなの〜天龍ちゃんったら、提督が目を覚ましたって聞いてからソワソワし出しちゃって〜お昼もいつもより速く食べちゃってたわ〜。」
「おい!龍田ー!んなこと言うんじゃねー!」
「あらあら〜。」
「龍田さんも天龍さんと秘書艦の任務しますか?」
「あら〜とても魅力的な提案だけど〜私がいると天龍ちゃんが素直にならないから〜私は遠慮しておくわ〜。」
「そうか。」
「じゃあ私はそろそろ行くわね〜。提督、お身体には気をつけてくださいね〜。あまり天龍ちゃんに心配かけさせるとあの子すぐ影響出ちゃうから〜。」
「あぁ、気をつけるよ。ありがとな龍田。」
「フフフ…どういたしまして〜。天龍ちゃん〜。」
「な、何だよ龍田。」
「ちゃんと言いたいことがあるならちゃんと伝えないとダメよ〜。」
「お、おいっ!龍田ー!」///
「あらあら〜。」
仲良いな…これが天龍、龍田か…
「さて〜提督失礼するわね〜。無理しない程度に頑張ってね〜。」
「おう、ありがとな龍田。」
「フフフ…」//
ガチャバタン
「…えっと…じゃあ天龍、」
「お、おう。なんだ?」
「秘書艦頼んだ。」
「お、おう!任せておけ!」
「おう、頼んだ。」
「あ、あと、提督よー。」
「なんだ?」
「もう身体の方は大丈夫なのかよ?」
「あぁ、もう大丈夫だ。心配かけたな。」
「べ、別に俺は心配してねーけどな!ただ龍田のやつがすげぇ心配してただけだ!」
「そ、そうか…。」
「(あれ?天龍さん、すごい心配していたって聞いたんですけど…あっ!)」
「…」ミミマッカ
「(そう言うことなんですね。)」
カキカキ…
……
「んーはーぁー。司令官、そろそろ休憩にしませんか?」
「ん?今何時だ?」
「一四一五だぜ。」
「ありがとう天龍。」
「お茶淹れますね!」
「あぁ、頼む。」
「あ、あぁ吹雪俺が淹れるぜ。」
「天龍さんが?」
「おう!(誰にも言うんじゃねぇぞ。実は鳳翔に特訓してもらったから安心しな。)」ヒソヒソ
「わ、わかりました!では、吹雪はお茶菓子を取りに行ってきますね!」
ガチャバタン
…
「なぁ、提督、さっきはその…俺は心配してねぇって言ったろ?」
「あ、あぁ言われたな。」
「あれはその…嘘だ。…本当はすげぇ心配した…だから…」
「天龍…」
「あー!もー俺らしくねぇ!とにかく俺はお前のことは認めてる!だからそう簡単にくたばるんじゃねぇぞ!」
「あぁありがとう天龍。」
「つっ」///
コンコンガチャ
「司令官お待たせしました〜。」
「やっほー提督!来ちゃった!」
「ちょっと飛龍!あっ、提督こんにちは!」
「お、おう。また人数が増えたな…えっと、吹雪?」
「はい、司令官。実はお菓子を取りに行ったところ途中でお菓子を持った飛龍さんと蒼龍さんに会いまして…」
「私たちは鳳翔さんに『そろそろ提督も休憩を取るでしょうからお菓子を持っていってくれる?』って言われて執務室に向かう途中だったんだー。」
「そうそう。そしたら、その途中で丁度お菓子を取りに行く吹雪と会って一緒に来たってわけ。」
「そうか…」
何鳳翔さんってエスパーか何かなの?
何でそんなことわかるんだ?
「んー。私たちにもよくわからないかな〜。」
「そうだよね〜。」
君たちも何で俺の考えが分かった…
「私たちも疑問に思ったからきっと提督もそう思うかなーって。」
うーん。練度が高くなると相手の考えも読めるようになるのか?
「で、鳳翔さんが何で分かるかって話だけど…強いて言うなら、鳳翔さんだから?」
そんなアバウトな…
「うん。そうとしか言いようがないかな…」
吹雪は?
「…」チラッ
「私も飛龍さんと蒼龍さんと同じ考えです。鳳翔さんだから分かるのではないかとしか…」
そんなもんか…
「で、何で天龍ちゃんは赤くなってるの?」
「う、うるせえ!何でもねぇよ!」
「あー提督になんか言ったなぁー?!」
「なっ、!?」
「あっ!当たった!」
「うるせえ!うるせえ!」
「あー、飛龍揶揄うのもその辺にしておけ。」
「はーい、提督ー。」
「それよりお菓子はなんだ?」
「あっ、はい。カステラみたいですね。」
「そうか。人数分ありそうか?」
「はい!人数分以上あります!」
「じゃあみんなでお茶にしようか。」
「「「「はーい!!(おう)」」」」
コンコン
誰だ?
「どうぞ。」
ガチャ
「テートク?私たちとティータイムにしませんか?」
「うーん…」
「oh?これは皆さんこれから丁度ティータイムだったのネ?!」
「はい、金剛さん。」
「なら、ミーたちもご一緒するネ!テートクちょっと待ってるネ!」
ガチャバタン!
タッタッタッタ…
…ガヤガヤ
コンコンガチャ!
「テートク!待たせたネ!!」
「司令!お邪魔します!」
「提督。失礼します。」
「お邪魔しますね、司令。」
…随分と賑やかな休憩になったな…
「提督、はいカステラ。どうぞ。」
「もー飛龍ったら、フォーク忘れてるわよ。はい、提督フォーク。」
「ヘイテートク!スコーンをどうぞネ!」
「て、提督…俺が淹れたお茶だ…よかったら飲んでくれ…(小声)」
「司令!その後はお姉様が淹れた紅茶をどうぞ!」
…何だかいいな…
こうやってみんなで楽しく過ごす。これの延長線にある…いやこれこそが平和の姿なのかもしれない…
「ヘイ!それはテートクのteaネ!」
「えー、細かいこといいじゃんー。」
「よくないデース!蒼龍も何とか言ってくだサイ!」
「蒼龍…流石にそれはダメだよ…」
「えー!そんな〜蒼龍〜!」
「ってあー!それ提督の分だったのに!比叡さん!!」
「えっ!?これ司令の分だったのですか!?それは失礼しました!」
「失礼しましたじゃないよー!」
「まぁまぁ、飛龍も同じことしたんだし、お相こだよ。」
「え〜!」
…
……
「ではテートク!お邪魔したネ!」
「お姉様待ってくださーい!あっ、司令お邪魔しました!」
「あの…提督お邪魔しました。」
「お邪魔しました司令。」
ガチャバタン
「さて、提督はこれから執務?」
「うーん…吹雪今何時だ?」
「ん?何で時間、吹雪に聞いてるの?」
「はい、司令官。只今一五一〇です。」
「ありがとう吹雪。」
「ねぇ、何でー?」
「ちょっと飛龍っ!」
「天龍。」
「な、何だよ?」
「これからちょっと席を外したいんだがいいか?」
「あ、あぁ構わねぇぜ。」
「司令官、本日分の執務でしたら、全て終わってますので、ゆっくり見てきても大丈夫ですよ。」
「ありがとう吹雪。」
「ねぇ提督ー。」
「あぁ、すまん飛龍、実はさっき雪風たちに今日の演習見にきて欲しいって言われててな、余裕があれば行くって言ってあるんだ。」
「あ〜なるほどね〜。」
「…そう言うことなら私たちと一緒に行く?提督?」
「いいのか?」
「うん、丁度私たちも演習場の方に用事あるし。ねぇ飛龍?」
「?そんな用事あったっけ?」
「もう!飛龍忘れたのっ?!鳳翔さんが特別に見てくれるって言ってたのに!」
「…あっ!!そうだった…!」
「本当に忘れてたんだ…。」
「ごめん蒼龍ー。」
「ってことだが…」
「司令官、私執務室に残っているので、天龍さんと一緒に行って来てはいかがですか?」
「えっ?ふ、吹雪?」
「俺は構わないが…吹雪はそれでいいのか?」
「はい!どちらにしても執務室に誰かしら残ってないといけませんし。」
「…そうだな。…ってことだいいか?天龍?」
「お、おう!いいぜ!」
「じゃあ決定だね!さぁ行こう!」
「ちょっと飛龍っ!」
「あはは…じゃあ吹雪、行ってくる。」
「はい。何かありましたら放送で呼びますね。」
「あぁ、頼んだ。」
ガチャバタン!
最後までお読みくださりありがとうございます!
次回もたくさん艦娘が登場する予定です!
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