とあるリーマン提督の艦これライフ   作:筒沢吹雪

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こんにちは!筒沢吹雪です!
本話はたくさんの艦娘が登場する予定です!
また、本話は演習の描写がありますが、筆者自身ただのミリオタですので、細かいところ(もしかしたら大きく)違う点があるかもしれません。
そのあたりも温かい目で読んでくださると幸いです。




第8話 泊地歩けば艦娘に会う

…

 

ワイワイガヤガヤ

 

って何でこんなくっついてるんだ?

 

右に飛龍、左に蒼龍、そして天龍は遠慮がちに俺の左後ろで左腕の袖掴んでるし…

 

うん、何だこれ?

 

「おっ?提督ったら〜両手に花じゃないですか〜。いや、この場合は両手に龍かな〜?」

「それはいいな。じゃあ僕たちがあの中に入れば中秋の名月になるかな?」

「二人とも変なこと言ってないの。」

「提督、こんにちは!」ピシッ

「提督、こんにちは。あの…皆さんとどちらへ?」

「そりゃ決まってるだろう涼、これから提督たちは残りの龍を見つけに行くんだろう。」

 

「おう、秋雲に秋月、照月、初月、冬月、涼月こんにちは。あと冬月、これから俺たちは演習場に行くところだ。別にこれから他の龍を探しに行くわけじゃない。」

「なんだ、そうなのか。」

 

…と言うか、このメンバー結構珍しくない?

秋月型に秋雲がいる…本当にどう言う組み合わせ?

「お?提督〜何でこの秋雲さんがこの中に混ざっているか気になるって顔してるねぇ〜。」

 

「あ、あぁ。」

「それはだね〜この人たちをモデルにした絵を描こうと思ってね〜。」

「うむ。」

 

「でも、ポーズ決めた姿描いてもなんかつまらないじゃん〜?だから秋雲さんはできるだけ自然体の彼女たちの姿を描くためにこうして一緒にいるってわけさ〜。」

「なるほど。」

「でも秋雲さんったらもう2日もくっついているんですよ。」

「嫌なのか?秋月?」

「いえ。ただ、疲れないのかなと…」

「と?」

「私たちでいいのでしょうか?」

「うーん、秋雲が君たちをモデルにしたいって言うのならいいんじゃないか?」

「提督…」

「もちろん、嫌なら止めてもらえばいい。」

「…」

 

「他の4人はどうだ?モデルになるのは嫌か?」

 

「いや、僕も正直秋月姉さんと同じ気持ちだ。」

「私もです!」

「私も秋月姉さんと同じ気持ちです。」

「私も秋月姉さんと涼と同じ気持ちだ。」

 

「だそうだ。」

「私は…本当に私たちでいいのでしょうか?妹たちはもちろんかわいいですが、私以外にもモデルに相応しい子は沢山いらっしゃると思いますし…。」

「秋月さん…」

「それは違うぞ秋月。」

「提督?」

 

「俺はつくづく思ってるが、艦娘全員かわいいと思っている。誰が1番だとかない。」

 

「秋月には秋月だけの魅力がある。君も妹たちそれぞれに魅力があること知っているだろ?」

「…はい提督…!」

「そう、君ほどじゃないが俺も知っている。」

 

「ちょっ、提督…秋月姉さん…」///

「提督…秋月姉さん…」///

「お、お冬さんど、どうしましょう…?」///

「す、涼、これは私にも分からない…」///

「おっ?いい表情ですね〜スケッチスケッチ…」

 

「…秋雲頼むからこの顔は描かないでくれ…」///

 

「コホン。つまり俺は君たち姉妹ほどじゃないが、全員の魅力はわかっているつもりだ。」

 

「だから、もっと自信を持ってくれ秋月。君の魅力は俺が保証する。」

「提督…!」

「それに…みんなのこと魅力的だと思ってないとあんなこと言わないだろ?」

「そうですね提督…はい!提督!ありがとうございます!」

 

「え〜っと?秋月さん?秋雲はこれからも描いても大丈夫そ?」

「はい!秋雲さんよろしくお願いします!」

「秋雲さんに任せておいて〜!」

 

「…にしても提督もやるねぇ〜」

「本当よ。」

「ん?何だ?」

「…うーうん何でもない〜」

「?」

 

「(これでライバルが増えるのも嫌だしね〜秋月が気づかないならそれで…)」

「よかったなぁ秋月姉さん!」//

「はい!提督のお陰で自信が持てました!」

 

「ねぇ、涼月?冬月?(小声)」

「ん?何だ照月姉さん?」

「何かしら?」

 

チョイチョイ

 

「秋月姉さんにこれ伝えた方がいいと思う?(小声)」

「何をですか?(小声)」

「もしかして、提督のことか?(小声)」

「はい…(小声)」

 

「「あ〜」」

 

「…いいんじゃないでしょうか?(小声)」

「うむ。私も涼の意見に賛成だ。(小声)」

「わかりました…秋月姉さん気付くかな…?(小声)」

「いずれは気付くんじゃないでしょうか。」

「そうだな涼。私たちは温かく見守ろう。」

 

「ほら三人とも行くよー!」

「「「はーい(今行く)」」」

「じゃあね提督!」

「おう、じゃあな。」

 

 

…

 

「じゃあ提督、私たちはこっちだから〜。」

「おう、飛龍、蒼龍、ありがとな。」

「エヘヘ〜…そうだ!提督もし余裕あれば帰りに弓道場寄ってよ!」

「ちょっと飛龍?!提督だって忙しいんだからあまり無理言ってはダメでしょ?!」

「俺は良いが、いいのか?行っても?」

「提督なら大丈夫だよ!ねっ、蒼龍?」

「私たちは別に大丈夫ですけど…提督は本当に大丈夫なんですか?」

「あぁ、多分大丈夫だ。今日の執務は全部終わってるしな。」

「じゃあ決定!提督待ってるね!」

「もう!飛龍っ!…提督、無理はしないでくださいね!」

「あぁ、分かった。」

「では失礼します。」

 

…

 

「そこもっと腰を落として撃て!!」

 

…すごいな…

 

 

…

 

「大和!改二だからと言ってその力、使いこなさないと何の意味もないぞ!」

「はい!」

「雪風!」

「はい!」

「お前のその幸運は誰しもが認めてるが、攻撃も回避も運だけでなく、自分の実力で当てて、避けて見せろ!」

「はい!」

「他の者たちも大和と雪風頼りにしてはダメだ!二人の出番がないくらいにしろ!」

 

「「「「はい!!!」」」」

 

「ん?」

「お邪魔するぞ。」

「あっ!しれぇ!」

「提督。」ピシッ

 

ピシッ「精が出るな。」

「あぁ相棒よ。みな今日は一段と張り切っているぞ。」

 

「武蔵。」

「ん?何だ?相棒。」

「演習の解説を頼む。」

「おう、任せておけ。」

 

「まず、演習相手いや、訓練相手かな。どちらのチームもこの泊地の艦娘だからな。」

「ふむ。」

 

…えっ?演習相手じゃないんだ…なら必然的に相手チームはうちの艦娘たちになるな…

 

「良いか?」

「あぁ、続けてくれ。」

「了解した。相手チームの編成は戦艦2、空母3、重巡1、軽巡1、駆逐3、潜水艦2だ。」

 

「お、おう…」

すごい編成だ…

 

「細かい編成は戦艦ワシントン、サウスダコタ。空母アークロイヤル、ラングレー、赤城。重巡摩耶。軽巡阿武隈。駆逐艦綾波、天津風、ジャービス。潜水艦伊168、伊201となっている。」

 

「ほ、ほぅ。」

何だこの編成は…戦艦は2隻とも長門並みのいや、それ以上の火力と防御力を持っているワシントンとサウスダコタ。空母もうちの海外空母の中では1番練度が高いアークロイヤル、そして全空母の中でも高練度の赤城、軽空母でも高速護衛空母のラングレー。

 

水雷部隊は摩耶が防空を担い、夜戦に強い阿武隈、綾波、ジャービス。

 

そして天津風はこちらの艦隊にいる駆逐艦娘の島風、雪風、時津風と仲が良い。つまりこの三人の癖もよく分かっている…。

 

そして、潜水艦伊168と伊201はうちの潜水艦娘の中で最も練度が高い…。

 

「で、こちらの艦隊の編成は戦艦1、軽巡1、駆逐4だ。」

「お、おぅ。」

この時点で相手取るにはキツイ未来が見える…

 

「細かい編成は戦艦大和、軽巡矢矧、駆逐艦雪風、長波、島風、時津風、以上だ。」

 

うん、勝てる未来が見えない…

いくら大和、矢矧、長波、雪風が改二だって言っても、この戦力差は…

しかも向こうも夜戦火力かなり強化されてる編成だし…。

 

「なぁ、武蔵。」

「何だ?」

「この編成で勝てるのか?」

「何だ?相棒自分の艦娘を信じないのか?」

「いや、そうじゃない。信じているからこそ、いや相手艦隊をしているからこそ厳しい戦いになると思ったんだ。」

「ふふふ…流石我が相棒だ。無論厳しい戦いになるだろう。」

 

「しかしだ、この相手を粉砕できんようじゃ、ここの最大戦力とは言えん。」

「…」

「まぁ安心しろ相棒。大和は、我が姉はこの程度の相手、捻り潰してくるさ。」

 

「…そうか…因みにだが、向こうの艦隊にも武蔵みたいな指導係がいるのか?」

「あぁいるぞ。」

 

「それはだれ…」

「ちょっとあなた達!何なのその動きは!」

「ほら、あそこにいるぞ相棒よ。」

 

俺は相手艦隊の。声のした方を見た。そこにいたのは長門型戦艦2番艦、陸奥姿があった。

 

「ワシントン!ダコタ!あなた達はこの艦隊の主力なのよ!なのにその主力同士が言い争って!しかも二人とも同じ艦を狙ったり、挙句の果てには獲物を横取りしたって喧嘩して!しかも戦闘中に!あなた達が乱れると他の下に着いている子達が動けなくなるのよ!!」

「sorry、ムツ。でもあれはあいつが…」

「何?」ギロッ

「な、何でもない…」

 

「そしてラングレーさん!」

「み、ミーか?」

「あなたは元が軽巡だと思うけど、他の水雷部隊の子達と突撃しようとしない!」

「で、でもアカギだって…」

「もちろん、赤城にも同じことを言います。ですがあなたも今は軽空母だって自覚を持って行動しなさい!」

「お、OK…」

 

「そして、ジャービス!綾波!」

「「は、はい!」」

「あなた達の上官は誰かしら?」

「はい、阿武隈さんです。」

「アブクーマです」

 

「で、あなた達はその阿武隈の指示を聞いてたかしら?」

「き、聞いてないです…」

「聞いてない…」

 

「それは艦隊としてどうなのかしら?」

「い、いけないと思います…」

「いけないデス…」

「なら、私の言いたいこと分かるわよね?」

「「はい…」」

 

「それに、阿武隈は何て言ってた?」

「えっと…わからないデス…」

「えっと…天津風の指示を聞いて回避するようにって…」

「そうよね。それは何故だか分かるかしら?」

「…相手艦隊に雪風さんや島風さんがいるから?」

 

「そうよ。彼女と仲のいい艦娘が相手艦隊にいるから、癖も読みやすく、回避もしやすい。それが目的なのよ。」

 

「「はい…」」

「もう、これ以上言わなくても分かるわね?」

「「はい!!」」

「なら、いいわ。次から気をつけなさい。」

 

「摩耶。」

「お、おう。何だ陸奥さん?」

「あなたの防空は見事だけど、もう少し頑張れるわよね?」

「おう!摩耶様の対空はあんなもんじゃねぇぜ!」

「ふふふ…頑張りなさい。」

 

「みんな準備はいいわね!?相手はこちらの半分の規模、今度は損害なしで撃破しなさい。この艦隊で負けるようじゃ、誰も守れないわよ!」

 

「「「「はい!!!!!」」」」

 

流石陸奥だ…。あれが世界のビッグセブンか…

 

「あら?提督。こんにちは。」

「おう、陸奥。流石陸奥だな、見事な指導だ。」

「あら〜褒めても何も出ないわよ〜。」

「あはは…で、陸奥から見てどうだ?どちらの艦隊も。」

「そうね。向こうの艦隊は大和がいるとはいえ、かなり厳しいでしょうね。」

「うむ。」

「逆にこっちはかなり本気の編成だから形だけ見ればこちらの圧勝だけど、連携にまだ難ありってところで、どこかが崩れれば負ける可能性は十分ある。」

「そうか…」

 

「提督はどう思う?」

「そうだな…俺も正直陸奥と同じ意見だ。」

「へぇ〜。」

「俺も艦隊の様子を陸奥叱責で聞かなかったら、連合艦隊側の勝利を疑わなかっただろう…でも、あの様子を見るとどこかでボロが出そう。いや出ると思う。」

 

「ふ〜ん。」

「な、何だ?」

「なら、提督が考えるこの訓練のシナリオはどうなると思う?」

「えっ、えっと…」

「おう、それは私も気になるな。」

 

くっ、誤魔化しが効かなくなった…

 

うーん

 

「俺は…ギリギリで大和達が勝つと思う。」

「ほう、その根拠は?」

「根拠らしい根拠はない。が、駆逐艦と軽巡をどれだけ夜戦まで生存させるかにかかっていると思う。」

「ふむふむ。」

「だから大和はきっとその脅威になる相手を先に相手取り、夜戦を優位に進めるんじゃないかと思う。具体的にどんな作戦を取るかは分からんが…」

 

「ふ〜ん。」

「な、何かあるか?」

「いいえないわ〜。まぁしっかり見届けましょう。」

 

「相棒よ皆位置に着いたようだ。良いか?」

「あぁ。」

「では、訓練開始!!」

 

 

「索敵機発艦!」

まず赤城が索敵機を発艦させた。

セオリー通り相手艦隊を発見次第攻撃機隊を発艦させ、アウトレンジ攻撃をするのだろう。

 

「続いて攻撃機隊発艦始め!」

「Now let’s get going!攻撃隊発艦!」

「Ark Royal攻撃隊!発艦、始めなさい!」

 

えっ?まさか赤城、索敵と攻撃を同時に行うつもりか!?

 

「ほう…流石赤城だな。そうくるか…」

「えぇ、これは案外いい作戦かもしれないわね。」

 

確かにいい判断かもしれんが…五月雨式に目標艦隊に攻撃隊が到達しても、効果が薄くなる可能性が…

 

ハッまさか赤城…大和上空を空母部隊の艦載機で抑え、大和の弾着観測機を自艦隊に接触させないようにしている?

 

確かに…これなら大和が発艦させることができる艦載機の数もかなり減る。それに、夜間触接機の発艦も困難になるか…

 

「あら?」

「ん?どうした陸奥?」

「ねぇ、あんなに流星って巡航速度遅かったかしら?」

「確かに妙だな…」

「うーん…もしかして…」

「何だ相棒、思い当たる節でもあるのか?」

「あ、あぁ恐らくだが、赤城の流星隊は魚雷を2本積んでる。」

「なるほど。それならあのスピードなのも頷けるな。」

 




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