とあるリーマン提督の艦これライフ   作:筒沢吹雪

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第97話 肝試しの会場の決定

 

「…君が明石たちと一緒に来るのは珍しいな、朝日。」

「そうでしょうか。」

「違うのか?」

「いぇ、確かにそうかもしれませんね。」

「何か理由でも?」

「えっと…実は明石ちゃんに連れてこられまして…」

「そうだったか…大丈夫か?」

「はい、大丈夫です。提督、お気遣いありがとうございます。」

「ならいいが。何かあったら遠慮なく言ってくれよ。」

「はい。ありがとうございます、提督。」

 

「2人とも〜何話してるんですか〜?」

「いや、何でもないさ明石。」

「そうですかー。」

「それより、どうしたんだ?もう着いたのか?」

「あっ、はい!着きましたよ、提督!こことか如何でしょう!」

 

大きいな…こんなに大きい建物がこの泊地内にあったのか…

 

「なぁ、大淀。ここは一体…?」

「えっと…ここはですね…海外艦のための研修所兼倉庫となってますね。」

「研修所?」

「はい。今でこそあまり使われなくなりましたが、以前はここで新規着任した海外艦のみなさんに日本の文化などを学んでもらう施設でした。」

「なるほど。今は?」

「今はですね。人数も増えたことで、寮や工廠等に近い場所に施設の機能は移しました。」

「なるほど。ということはここは全然使ってないのか…」

「はい、提督。それでですね…提督、実は最近、海軍省の方から各基地で使われてない施設がないか、あれば早急に有効活用するようにとお達しが来てまして…」

「ほう…」

「ですので、私としてもこちらの施設、どう有効活用すれば良いか、頭を悩ませておりまして…」

「そうか。となると、よっぽどの問題がない限りは使用する方向でいかないといけないわけだな。」

「はい。ですが…問題は遊戯場としてでは、本部からの理解と補助は難しいかと…」

「うーん…」

 

「ねぇ、司令官取り敢えず、中を確認してみたらどうかしら?中の状態を確認しないとどうしようもできないわけだし。」

「そうだな、霞。取り敢えず、まずは確認だな。」

 

 

なるほど、思ったよりは綺麗だし、痛みも少ないな。

 

「なぁ、大淀。」

「はい、提督。」

「ここは一応使われなくなってどのくらいだ?」

「はい、少々お待ちくださいね。」パラパラ

 

「えっとですね…半年ほどでしょうか。」

「半年か…その割には綺麗だな。誰か今も使っているのか?」

「いえ、私の方には誰も…」

 

「…あっ」

「ん?どうかしたか?霞」

「い、いえ。その…少し前に卯月と皐月、島風と佐渡、あとは…サミュエルBロバーツだったかしら、がここを秘密基地にして遊んでいたって聞いたわ。」

「あっ、司令官それなら、私も聞いたことがあります。」

「そうだったか。…卯月達は今も使っているのか?」

「いえ、最近は使っていないって聞いたわ。」

「そうなのか?なぜか、理由は聞いているか?」

「えっと、確か…」

 

~~~~~~~~~~~~

 

「やっぱり、秘密基地は最高だぴょん!」ポップク~

「だね~!ボクもここ気に入っているよ!」

「それに、ここならいたずらしても気が付かれないしな~」

 

「ね~卯月、変な場所あったんだけど、ちょっと来てくれる~?」

「ぴょん?それはどこぴょん?島風~。」

「あっ、ボクも一応ついていくよ。」

「サムも~」

「佐渡様も付いていくぜ~」

 

 

「ここなんだけどね~」

「う~ん、暗くてよく見えないぴょん…」

「ウヅキ、電気あったよ~!」

「おっ、気が利くぴょん!スイッチオンだぴょん!」

 

「「「「「…えっ?」」」」」

 

「これって…もしかして…艤装?」オゥッ?!

「しかも、この形…ニッポンの…?」

「それに…佐渡様の艤装より大きい…?」

「こ、この形…もしかして…」ピョン…

 

「ね、ねぇ…卯月…あ、あれ…」

「ぴょん?あ、あぁ…」ガタガタ

「な、何でこんなにたくさん…」オゥッ?!

 

ガタッ

 

「「「「「うわぁ!(ぴょーん!)」」」」」

 

~~~~~~~~~~~~

 

「ってことがあってから、卯月たちは近づいていないそうよ。」

「そうか…それにしても一体誰の艤装なんだ…明石、夕張何か知っているか?」

 

「えっ?!い、いや~、それだけじゃ何もわかりませんね…ねっ?ゆ、夕張?」

「えっ、えぇ!私たちはし、知らないわね…」

「そうか…見つけたら、誰の艤装か調べてくれ。」

「は、は~い…」

 

「(ね、ねぇ!夕張!あれ、もしかしてばれちゃた?!)」

「(そ、そんなことはないはず!それに、しっかり隠しているから大丈夫よ!…多分!だから、落ち着きましょう!)」

「(そ、そうね…!冷静になろう…隠してあるんだから、見つかるはずない…)」

 

「提督、こちらから少し油のようなものが垂れたような跡が…」

「おっそうか、どこだ?朝日。」

 

「「(あっ、終わったかも…)」」

 

「これが、さっきの話に出た艤装か…」

「一体誰のでしょう…記録には全艤装、工廠にあるのですが…」

「そうなのか?大淀。」

「はい。ちゃんと工廠に全艦娘の艤装があるんですが…」

「あれ?これってなんだか、神通さんの艤装に似てますね…」

「本当か?吹雪。」

「は、はい。でも、少し神通さんのとは違うような…」

 

「うーん…取り敢えず、明石、夕張、朝日。」

「はい、何でしょうか提督。」

「「な、な、なんでしょうか?」」

「この艤装は全部回収して誰に艤装で、それぞれに艤装がどんな状態か確認をしてくれ。」

「承知いたしました。」

「「わかりました!」」

 

 

建物全体を見てみたが、その艤装が置かれていた以外は特に大きな問題はなかったから、肝試し大会の会場はここに決めた。

 

確かにあの艤装は気にはなるが、明石たちに頼んだから一旦は保留で

 

まずは誰の艤装かわからないと始まらないしな

 

「それじゃあ、後は頼んだぞ。」

「「「はい!お任せください!」」」

 

「「「「「「「(!)」」」」」」」ピシッ

 

おぅ、工廠の妖精たちも随分とやる気の様だ。

 

「さて、俺たちは戻るか。」

「「「はい!」」」




最後まで読んでくださりありがとうございます!

皆さん、まだまだ猛暑が続きそうです
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