公安所属の性格反転半天狗のヒーローアカデミア 作:入魂ロフス
都内某所ーー…
バシャッビチャ…
何もない所から黒い泥が溢れ出し、死柄木と黒霧が飛び出した。
「クソッ…!手下どもは瞬殺…脳無も殺したはずの子供にやられてオールマイトの足止めすら出来なかった…!
平和の象徴は健在だった…!話が違うぞ先生…!」
『違わないよ。ただ見通しが甘かったね。』
『うむ…舐めすぎたな。敵連合なんちうチープな団体名で良かったわい…。
それで?わしと先生の共作脳無は?回収してないのかい?』
「吹き飛ばされました。私もすぐにオールマイトに気絶させられたので位置座標を把握する時間も取れなかった…」
『せっかくオールマイト並みのパワーにしたのに…』
『まぁ…よっぽど相性の悪い個性持ちがいたんだね…仕方ないか…残念』
「そうだ先生…分身する複数個性持ちの子供がいた…オールマイトのリスナーにも殴られた…最悪だ…」
『…………へえ』
「分身の子供の邪魔さえなければ少なくとも教師は殺せた…!ガキがっ…ガキ…!」
『悔やんでも仕方ない!今回だって決して無駄ではなかったハズだ、精鋭を集めよう!じっくり時間をかけて!
我々は自由に動けない!だから君のような"シンボル"が必要なんだ死柄木弔!!次こそ君という恐怖を世に知らしめろ!』
雄英高校1-Aーー…
「体育祭…!」「クソ学校っぽいの来たぁぁ!!」「待って待って!敵に侵入されたばっかなのに大丈夫なんですか!?」
芦戸の質問に相澤先生が答える。
「逆に開催することで雄英の危機管理体制が盤石だと示す…って考えらしい。警備は例年の五倍に強化するそうだ。
何より雄英の体育祭は……最大のチャンス。
敵ごときで中止していい催しじゃねえ」
「いやそこは中止しよう?体育の祭りだよ…」「峰田くん…雄英体育祭見たことないの!?」「あるに決まってんだろそういうことじゃなくてよー…」
峰田の意見に緑谷がズレた驚き方しててウケる。
「ウチの体育祭は日本のビックイベントの一つ!!
かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。
今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した…
そして日本に於いて今「かつてのオリンピック」に代わるのが雄英体育祭だ!!」
「当然全国のトップヒーローも観ますのよ、スカウト目的でね!」
「知ってるってば…」
「資格修得後はプロ事務所にサイドキック入りが定石だもんな」「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴あんたそーなりそうアホだし」「くっ!!」
上鳴が耳郎の言葉に崩れ落ちる。カワイソ。
「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限、プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。
年に一回…計三回だけのチャンス、ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ!」
四限目 現代文終了 昼休みーー…
「あんなことはあったけど…なんだかんだテンション上がるなオイ!!活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩を踏み出せる!」
ワイワイワイ…
みんなが盛り上がり始める中俺も近くにいた障子と葉隠と尾白に話しかける。
「いやー楽しみだな体育祭!」
「…分倍河原か。あれだけひどい怪我で後遺症はなかったのか」
「そうだよ!私達が集まった時には大量の血しか残ってなかったからめちゃくちゃ心配したんだよ!?」
「いんや。腹にでけえ傷跡が残ったけど内臓は無事だぜ!」
「本当によくそれだけで済んだな…!」
「俺はお前が引き裂かれるのを見ていることしか出来なかった…、本当に無事でよかったよ…」
「おう!心配してくれてありがたいけど俺はもう大丈夫!むしろ前より調子が良いくらいなんだよ!」
「…?なんでだ?」
「分身が増えて食べる量は二倍になったけどそのぶん筋力も体力も倍になってよ!
今朝高い目覚まし時計ぶっ壊しちまったんだよ!調整必須だな!」
「…なんだそりゃ!つくづく出鱈目な個性だな…。」
「そうだ!俺複数の個性を同時に使ってるから他のやつより個性について詳しい自信があるからよ、四人で必殺技とか色々考えてみようぜ
!」
三人とそれぞれの個性の活用法について盛り上がってると突然麗日が叫んだ。
「皆!!私!!頑張る!」
「おおーーーーー!けどどうしたキャラがフワフワしてんぞ!!」
麗日ずいぶん気合い入ってんな。すげえ。
放課後ーー…
ザワザワザワ…ザワザワ…ザワザワザワザワザワ…
「うおおお…何ごとだあ!!!?」
放課後になった途端に1-Aの教室前に沢山の生徒が集まって覗いたり写真撮ったりしてきた。
「出れねーじゃん!何しに来たんだよ」「敵情視察だろザコ」
震える峰田に緑谷かあれがニュートラルなのと教えていた。爆豪前からあれなのか。ウケる。
「敵の襲撃を耐え抜いた連中だもんな、体育祭の前に見ときてぇんだろ。
意味ねえからどけモブ共」
なっ!?とんでもねえ発言しやがったコイツ!?
素でやってんならすげえぞあいつ!?
「知らない人の事とりあえずモブって言うのやめなよ!!」
「…どんなもんかと見に来たがずいぶん偉そうだなぁ、ヒーロー科に在籍する奴は皆こんななのかい?」
「ああ!?」
「こういうの見ちゃうとちょっと幻滅するなぁ。
普通科とか他の科ってヒーロー科落ちたから入ったって奴けっこういるんだ、知ってた?」
「?」
「体育祭のリザルトによっちゃヒーロー科編入も検討してくれるんだって。その逆もまた然りらしいよ………。
敵情視察?少なくともおれは調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー宣戦布告しに来たつもり」
「隣のB組のモンだけどよう!!
敵と戦ったっつうから話聞こうと思ってたんだがよぅ!!
エラく調子づいちゃってんなオイ!!!
本番で恥ずかしい事んなっぞ!!」
もしかして他の科の奴ら俺らが楽々切り抜けたと思ってるな?
ちょっと誤解は解いとくか…。
「ちょっと良いか?」
「「「?」」」
「俺らが敵の襲撃を楽々切り抜けたと思ったら大間違いだぞ」
「「っ!」」
「先生は二人とも骨折に裂傷、敵に人質に取られて殺されそうになった奴もいる、何より俺は…」
ペラッ
制服をめくって腹の傷跡を見せる。
「「「っ!!!?」」」
「…俺は腹をぶち抜かれた。
治療に適した個性のヒーローが駆けつけなかったら俺は出血多量で死んでいた。
…こんなんじゃ調子に乗れねえよ。残念だったな。」
俺の言葉に廊下と教室が静まりかえる。
「…デリカシーない事言ってすまなかった。でも…俺は勝つぞ」
「…悪いこと言った!ごめん!今度話聞かせてくれよ!」
「おう!お互い優勝目指して頑張ろうな!」
「…ケッ」
爆豪が無言で教室を出ようとする。
「待てコラ爆豪!オメーのせいでヘイト集まったんだぞどうにかしろ!」
「…関係ねえよ……俺は上に上がるだけだ」
爆豪はそう言って人混みを掻き分けて帰っていった。
ー参加種目の決定、それに伴う個々人の準備、二週間はあっという間に過ぎー
雄英体育祭。本番当日!!!ーー…
「皆準備は出来てるか!?もうじき入場だ!!」
「コスチューム着たかったなー」
「公平を期す為着用不可なんだよ」
「俺の体操服は放送事故対策で特別製なんだ」
「緑谷」「轟くん……何?」「!」
緑谷に轟が話しかける。なんだ?あの二人になんか因縁あったか?
「客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う」
「へ!?うっうん…」
「おまえオールマイトに目ぇかけられてるよな。
別にそこ詮索するつもりはねえが…おまえには勝つぞ」
あ〜オールマイトねー!!轟の親父はNo.2ヒーローのエンデヴァーだから対抗心でもあるんだろーな!
「おお!?轟が宣戦布告!!?」
「急にケンカ腰でどうした!?直前にやめろって…」
「仲良しごっこじゃねえんだ。何だって良いだろ」
「轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのか…は、わかんないけど…。
そりゃ君の方が上だよ…実力なんて大半の人に敵わないと思う…客観的に見ても…」
「緑谷もそーゆーネガティブな事言わねぇ方が「でも…!!」
「皆…他の科の人も本気でトップを狙ってるんだ!
僕だって…遅れを取るわけにはいかないんだ!
…僕も本気で獲りに行く!」
「………おお」
「……っ!おい!鬼ヤロー!」
!?ここでおれ!?なんだ爆豪!?
「…お前に勝って一位になるぞ!」
「っおう!かかってこいや!」
「おおおおお!?なんかすごい感じになってきたな!?」
「1年ステージ!生徒の入場だ!!」
『雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る年に一度の大バトル!!
どうせてめーらアレだろこいつらだろ!!?
敵の襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!
ヒーロー科!!1年!!!A組だろぉぉ!!?』
ヒロイン誰にする?
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光堕ちレディナガン
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光堕ちトガヒミコ
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葉隠透