公安所属の性格反転半天狗のヒーローアカデミア   作:入魂ロフス

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難産でした。


18話

「しっかり手加減してるとはいえ…あんたら人に個性向ける自覚を持ちなさいよ!

 爆豪!全身の裂傷と打撲に火傷!殺す気かね!やりすぎだよ!

 分倍河原!鼓膜の破裂と脳震盪!下手したら聴力に障害が残ってたからね!?やりすぎ!」

 

「「……ウッス」」

 

 準決勝終了後…モグモグ爆豪と俺はリカバリーガールモグモグ先生に説教されていた…。

 

「「「分倍爆かっ河原豪ちゃくんん!!」」」

 

 緑谷と麗日と切島と常闇がモグモグ見舞いに来た。オールマイトが聖徳太子ィ〜とか言ってた訳がモグモグわかった気がする。

 

「んだコラデク来てんじゃねえ死ね!」「ヒドイ!…でもかっちゃんも分倍河原くんも元気そうで良かった!」

 

 爆豪と緑谷がまたDVカップルみてーなモグモグやりとりしてら。ウケる。

 

「…さっきから分倍河原は何食ってんだ?」「…うず高く積み上げられたそれはなんだ分倍河原」

 

「モグ?ごっくん…ああ!これはランチラッシュ特製どら焼きさ!

 カロリー補給して良いか聞いたらオッケーもらえたから急遽作ってもらったんだ!美味いぞこれ!緑谷、麗日ほれやるよ」

 

 俺の好物のどら焼きを緑谷たちが物欲しそうに見てたので二つ分けてやった。20個以上あるからこれくらいやるよ。

 

「わっ!もぐ…っ!!?甘っっっま!?何これ甘すぎない!?」

「あっ甘〜〜〜!!」

 

「当たり前だろ?カロリー補給のためなんだから糖度MAXあんこメガ盛りで作ってもらったからな」「くっ…!女子の敵…!デクくんこれあげるいらない!」

 

 麗日がカロリーを気にして緑谷にどら焼きを押し付けた。おいまてそれは…!

 

「モグっ!?あ、ありがとう…!」「おいそれ間接キスじゃないのか?」

 

「「!!?」」

 

「やっぱなしデクくん!!モグモグ」「間接キス返し…」

 

「あ!!……イヤァァァーー!!」

 

 麗日が顔を真っ赤にして悲鳴を上げて走っていった。

 

「…怪我人の近くで騒いでんじゃねえ!さっさと帰れクソデク!」

 

「ポーー……っ!ごっごめんかっちゃん分倍河原くん!」

 

 緑谷が走って出ていった。

 

「青春だねえ…」「…あいつらもう付き合えよ」

 

 緑谷と麗日のイチャイチャに皆で呆れていると切島が話しかけてきた。

 

「分倍河原、次は轟との決勝戦だぞ。あとどれくらいでいけそうだ?」

 

「ああ!このどら焼きの山食い終わったら行けるぜ!」

 

 そう言って俺はどら焼きを食べるペースを早めた。

 

「深淵の如き胃袋…!」

 

「俺最低8人分は食わないと痩せちまうんだよ、俺の個性は高燃費なんだ!」

 

「分倍河原も無敵って訳じゃないんだな…!」

 

 なんて話している間にどら焼きの山を食べ終わった俺は立ち上がる。

 

「んじゃ爆豪!勝ってくるぜ!」

 

「……ケッ!クソ舐めプ野郎に負けたらブッ殺すぞクソ鬼!」

 

「おお!爆豪がデレた!?」「んだとクソ髪!」

 

 ははっ爆豪ウケる。

 

 

控室前ーー…

 

「来ないな……」

 

 エンデヴァーは分倍河原が控室に来るのを待ち続ける。隆鬼は保健室から直接会場に向かっていた…。

 

 

ーー隆鬼視点ーー

 

『さァいよいよラスト!!雄英一年の頂点がここで決まる!!決勝戦轟対分倍河原!!!』

 

 準備の時間が有れば負ける気はないがよーいドンで戦うとなると轟は……キツイな。

 

『今!!スターーート!!!!』

 

 分裂分裂合t…!!

 

 

ーー緑谷視点ーー

 

 

ズアッッ!!!

 

『いきなりかましたあ!!早速優勝者決定か!?』

 

『分倍河原との正面戦闘を嫌がったな。

 分倍河原をどうにかするには体制を整える前に一撃で仕留めるのが最適解…』

 

 開始の合図と同時に分裂を始めた分倍河原くんを轟くんの氷結が飲み込んだ。

 瀬呂君戦ほどの規模じゃない!

 一撃を狙いつつ…次を警戒した!

 

…バゴォ…バゴォン…バゴォン!……ドガァァァン!!!

 

 っ!あれは分倍河原君の憎珀天!

 

 

ーー隆鬼視点ーー

 

 あっぶねええええええ……!

 最初の氷結がいっちゃんやばかった!!

 

 一回目の分裂の時点で2号の斥風撃っといてよかった……!

 あれがなかったら挽回できずに瞬殺だったぜ…!

 

 無理矢理作った4人がギリ存在できるスペースで憎珀天に合体!全力の斥風でブチ抜く!

 

「オラァ!!やってやったぜ最難関!!あとは消化試合だコラ轟ィ!!」

 

(((テンション上がって爆豪みたいになってる!!)))

 

「オイコラクソ鬼当てつけかコラァ!!?」

 

「ハッハァゴメンなぁ!!テンションアガってんだわ!!」

 

 上がりまくったテンションで観客席の爆豪と話が弾む。

 

「…オイ。俺を無視してコントしてんじゃねえ!」

 

バキバキバキバキバキバキ!!

 

 結果的に蚊帳の外になってしまっていた轟がキレて最大規模の氷結を放ってきた。

 咄嗟に斥風とタカの個性で跳び上がるが下半身を氷結で覆われてしまった。

 

「クソっ!…無視してごめん轟!今から全力でお前を倒す!」

 

バキバキッ!!!バゴォン!!スパパンッ!!

 

「っ!!?一瞬で…!」

 

 轟が氷結を放ち俺を完全に氷結で覆おうとするが俺は憎珀天と愛剋天に分裂しその反発で氷結を脱出。

 斥風に触手刀とそれぞれの方法で氷結を打ち破った。

 

「今度はこっちの番だ轟ィ!!」

 

 愛剋天が轟が繰り出す氷結を切り裂きながら接近し、背後では憎珀天が6体の木龍を作り出し技の溜めに入る。

 

「っ!やば」

 

「「いくぞ!」」「雷網!!」

 

バリバリバリバリッ!!!

 

「ガッ!!?」

 

 細かい電撃がリングを埋め尽くし確実に轟を硬直させる。

 身動きが取れない轟に愛剋天の触手が絡みつく。

 

「轟!全力のお前と戦える時を待ってるぞ!ふんぬっ!!」

 

 そう言って愛剋天は轟を投げ飛ばした。

 

ヒュンッ!ドサッ!

 

「ッ!!ゴホッゴホッ…!ここはっ…!」

 

『轟くん場外!!よって……分倍河原くんの勝ち!!』

 

『以上で全ての競技が終了!!今年度雄英体育祭1年優勝は……A組分倍河原隆鬼!!!!』

 

 ……勝った!勝ったぞ!!

 

「いよっしゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

『それではこれより!!表彰式に移ります!』

 

 ミッドナイト先生が表彰式の開始を宣言する。

 それにしても爆豪……

 

「何アレ…」「うわぁ…」「もはや悪鬼羅刹」

 

「表彰式の詳細知らされてからずっと暴れてんだと。しっかしまーー…締まんねー表彰式だな」

 

「んん〜〜〜〜!!ん〜!!」

 

 爆豪は表彰台を見てからブチギレて暴れ始めて表彰台でコンクリの柱に縛り付けられて手にゴツい拘束具つけられて拘束されている。

 なにやら一位になってないやつが表彰台に立つ価値ねえんだとか云々かんぬん言ってた。

 

 それにしてもすごい拘束具だな…鎖太すぎだと思う。

 

『3位には爆豪くんともう一人飯田くんがいるんだけど…。ちょっとお家の事情で早退になっちゃったのでご了承下さいな』

 

「メディア意識…!」「飯田ちゃんハリキってたのに残念ね」

 

 飯田居ないなとは思っていたが早退してたのか。なんかあったのかな…。

 

『メダル授与よ!!

 今年メダルを贈呈するのはもちろんこの人!!』

 

『私が!!』

 

 っ!オールマイト!

 

『メダルを持って来『我らがヒーローオールマイトォ!!』

 

 オールマイトの声とミッドナイトの掛け声が完全に被った。打ち合わせとかしてなかったのかこの人たち。

 

「やあ!爆豪少年!!っとこりゃあんまりだ…」

 

ガポッ

 

 オールマイトが爆豪の口の拘束具を取り外す。

 

「オールマイトォ!3位とかなんの価値もねぇんだよ……!!世間が認めても俺が認めてなきゃゴミなんだよ!!」

 

((顔すげえ))

 

 オールマイトと心の声が一致した気がする。

 にしても爆豪すごい顔になってんな。戻らなくなったらどうすんだ?

 

「うむ!相対評価に晒され続けるこの世界で不変の絶対評価を持ち続けられる人間はそう多くない!

 受け取っとけよ!"傷"として!忘れぬよう!」

 

「要らねっつってんだろが!!」「まァまァ…セイッ」

 

 抵抗する爆豪の口にオールマイトが無理矢理メダルをかけた。

 あ、爆豪大人しくなった。抵抗を諦めたな。

 

「轟少年。おめでとう」

 

 轟は普通にメダルを首にかけた。……一瞬特殊な掛け方を期待した俺が悪かったのだろうか。

 

「決勝で左側を出さなかったのはワケがあるのかな?」

 

「…緑谷戦でキッカケをもらって……わからなくなってしまいました。

 あなたが奴を気にかけるのも…少しわかった気がします。

 俺もあなたのようなヒーローになりたかった。

 ただ…俺だけが吹っ切れてそれで終わりじゃ駄目だと思った。

 精算しなきゃならないモノがまだある」

 

 …全部吹っ切れた轟と戦えるのが楽しみだな…。

 

「……顔が以前と全然違う。

 深くは聞くまいよ。今の君ならきっと精算できる」

 

 オールマイトが轟を抱きしめて背中を叩いた。

 

 っと次は俺の番か!

 

「さて!分倍河原少年!!宣言通りの一位おめでとう!!」

 

「…うっす」

 

 ちょっと引っ掛かるとこはあるけど俺は爆豪みたいに抵抗はせずにメダルをかけられた。

 

「終始素晴らしい成績だったね!

 毎回油断して一撃喰らうのが玉に傷だけどな!」

 

「ヴッ!…今回は流石に考えさせられましたよ…。油断大敵ですね…精進します」

 

「ヨシ!反省会終了!まずは喜んどけよ!」

 

 オールマイトに肩を叩かれる。ズシンとくるな…!

 

「さァ!!今回は彼らだった!!しかし皆さん!この場の誰にもここに立つ可能性はあった!!

 ご覧いただいた通りだ!競い!高め合い!さらに先へと登っていくその姿!!

 次代のヒーローは確実にその芽を伸ばしている!!

 皆さんご唱和下さい!!

 せーーの!!」

 

 これは…プルスウルトラチャンスだ!

 

「「「プルスウル「おつかれさまでした!!!」えっそこはプルスウルトラでしょオールマイト!!」」」

 

「ああいや…疲れたろうなと思って……」

 

 ………締まらねーな。

 

 

1-A教室ーー…

 

「おつかれっつうことで明日明後日は休校だ」

 

「「「!!」」」

 

「プロからの指名等をこっちでまとめて休み明けに発表する。ドキドキしながらしっかり休んでおけ」

 

「「「はーい」」」

 

 俺らをとりまく環境はここから少しずつ変化を見せ始める……。

 

 

保須総合病院ーー…

 

……飯田視点……

 

 そんな…!兄さんが敵にやられるなんて嘘に決まってる…!嘘だ…!嘘だ…!

 

「兄さん!!!!」「こら天哉静かに…」

 

 母さんと共にいつもはしないような乱暴な開け方で入った病室で待っていたのは……

 

「……っ!!」

 

 兄さんの遺影だった。




※鬱展開ではありません

職場体験どこ行く?

  • ラビットヒーローミルコ
  • ウィングヒーローホークス
  • シールドヒーロークラスト
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