公安所属の性格反転半天狗のヒーローアカデミア 作:入魂ロフス
事の始まりは中国 軽慶市
"発光する赤子"が生まれたというニュースだった!
以降各地で「超常」は発見され
原因も判然としないまま時は流れる
いつしか「超常」は「日常」に…
「架空」は「現実」に!!!
世界総人口の約八割がなんらかの
"特異体質"である超人社会となった現在!
混乱渦巻く世の中で!
かつて誰もが空想し憧れた一つの職業が
脚光を浴びていた!!
"超常"に伴い爆発的に増加した犯罪件数
法の抜本的改正に国がもたつく間
勇気ある人々がコミックさながらにヒーロー活動を始めた
"超常"への警備!
悪意からの防衛!
たちまち市民権を得たヒーローは
世論に押される形で公的職務に定められる
彼らは活躍に応じて与えられるんだ……
国から収入を!!
人々から名声を!!
…まあ、それだけで平和が維持できてるわけじゃない。
闇に潜む組織化された敵、政治絡みの敵、汚職をするヒーロー、警察や表のヒーローだけではどうにもならないものだっていくらでもある。
それを「摘発」、「始末」するのが秘匿された公安所属のヒーローたちの1人、俺のヒーロー!2倍ヒーロー「トゥワイス」さ!
俺の名前は分倍河原隆鬼、俺が生まれた時は家はなかなかに複雑な関係だったらしい。
何せ新婚夫婦の下に両親を亡くした甥の中学生がやってきたのだ、しかも即グレたらしい。
俺の両親は義理の息子との微妙な距離感のまま不安を抱きながら俺を産んだが…。
なんか俺が生まれてすぐグレるのやめてヒーローになる!って言い出したらしい、俺は親からこれ聞いてずっこけた。
もっと長々と解決までの道のりが語られると思ったのにあっさり更生しやがった、チョロすぎだろ、チョロインかよ。
まあ俺の家族構成を言うと、個性:鬼の肝っ玉母さん、個性:複製の立場弱めの父さん、個性:二倍の義理の兄の仁さんだ。
俺と仁さんはそれこそ赤ちゃんの時におしめを変えてもらったほどの仲で個性が発現せずに悩んでた時もたくさん慰めてくれた恩人だ。
この時にはもう仁さんはプロヒーローとして活躍していて、学生時代に偉い人からスカウト?されているから給料もかなり安定しているらしく、おもちゃや本をたくさん買ってくれたマジでいい兄ちゃんだ。
俺は7歳になるまで個性の詳細が判明しなくて落ち込んでいた。
そうは言っても近所に住むトガヒミコって言う一才歳上のねーちゃんが励ましてくれたら一発で忘れて機嫌が治る程度のものだ。
ヒミコちゃんとは俺が5才の時からよく遊んでいた。
遊び始めてすぐ怪我した時に血を飲まれたけど特に嫌じゃなかったので許したらめっちゃくっついてくるようになった。
ヒミコちゃんの両親はすごいキモい目で見てくるのですぐに無視するようになった。
そんなある日ヒミコちゃんが自転車に轢かれそうになった。
ヒミコちゃんは自転車に気づいていなかった。咄嗟に体が動いた。
ドン!ゴッ!
ヒミコちゃんを突き飛ばして代わりに轢かれた。コンクリートに頭を打って走馬灯的なやつが流れて、子供心に自分は死ぬんだと思った。
その時何かに弾かれるように体が縦に真っ二つに分かれた。
横を見ると自分がいた、もう1人の自分だ、と直感でわかった。
死にかけた恐怖と助かった嬉しさでめちゃくちゃ泣きじゃくった。
ヒミコちゃんは泣きながらよかったねぇありがとうって言って俺の額の傷を舐めてた。
今思えばめっちゃエロかった。
死ぬかと思ったけど、これで俺もヒーローになれるんだという安心感みたいなものでいっぱいになった。
それから11歳の時に敵の人質になった時も倍に増えた。
どうやら俺は倍に増える時にその場から弾き出されるようで、すぐにヒーローの仁さんが助けてくれた。
この時はマジで怖かったけど、仁さんみたいなヒーローになりたいと思う気持ちがさらに強くなった。
中学生になってから、仁さんの職場の公安ってとこからスカウトを受けた、仁さんはやめた方がいいって言ったけど殴り合って喧嘩したら許してくれた。
公安での修行の日々はとても有意義だった。
個性の解釈が広がり、今のヒーロー社会の歪さもわからされた、今の俺はこれまでの俺とは違う、確かな志を持った。
被身子ちゃんにヒーローになるって言ったら私もなるって言って一足先に士傑高校に進学してしまった。
被身子ちゃんには負けてられない。
「ヒーローになって仁さんみたいに親を亡くす子供を無くしたい。」
これが俺の、原点だ。
これまでセリフの前にキャラの名前を書いていたのですがめちゃくちゃめんどくさい事に気がついたのでやめます。