転生したらニチアサ擬きが混ざった世界だった 作:ロマン
1:名無しの転生者
ということだから助けてくれ
2:名無しの転生者
転生して早々散々だな
3:名無しの転生者
とりま状況を詳しく
4:名無しの転生者
コテハンもよろ
5:推定殺人犯
詳しい状況って言ってもスレタイ通りだけど……
目が覚めたら路地裏に倒れていて周りを見たら死体だらけだったんだ
一応画像貼れるらしいし現場の画像貼っとくわ
【内臓が抉り出た死体や四肢をもぎ取られた死体が無造作に転がってる画像】
6:名無しの転生者
ウギャァァァァァァァァ!!!!!
7:名無しの転生者
なんてもの出してんだお前‼
8:名無しの転生者
おおおおお前らららおおおお落ち着けけけ
9:名無しの転生者
>>8
お前が一番落ち着け
10:名無しの転生者
こんなのテロだろ
11:名無しの転生者
【悲報】ワイ飯食ってるときに流され吐き気を催す
12:名無しの転生者
だめだ、吐いてくる
13:名無しの転生者
オロロロロロ
14:名無しの転生者
なあ画像見てて思ったんだけどさ、画像の下らへんに異形の足映ってない?
15:名無しの転生者
あ、ウーン(気絶)
16:推定殺人犯
それワイの足やで
17:名無しの転生者
ギャアアアアア!!!!!
18:名無しの転生者
唐突に出してくるなァァァ!!!!!
19:名無しの転生者
口元血まみれじゃねーか!!!!
20:名無しの転生者
オロロロロロ
21:名無しの転生者
>>20
お前>>13だろ
22:名無しの転生者
イッチのコテハン名推定じゃないだろ
23:名無しの転生者
犯人はお前定期
24:名無しの転生者
みんな落ち着こう。
イッチの話を聞こうではないか
25:名無しの転生者
そのイッチのせいで落ち着けないんですけどねぇ
26:推定殺人犯
そんなに俺の顔怖いか?
仮面ライダー真みたいでかっこいいだろ?
27:名無しの転生者
真はかっこいいけどイッチは怖い
28:名無しの転生者
よく見たら真に似ているな
29:名無しの転生者
とりあえずイッチはその場から離れろ
30:名無しの転生者
せやな。誰かに見られたら犯人扱いどころじゃない
31:名無しの転生者
ついでにライブ配信もして♡
32:推定殺人犯
>>29>>31
了解した
【LIVE】
『あーあー聞こえてるかー?』
33:名無しの転生者
聞こえてるぞー
34:名無しの転生者
ばっちり
35:名無しの転生者
そんなこと言ってないではよ逃げんか
36:推定殺人犯@LIVE
『わかってますよっと』
37:名無しの転生者
はっや!
38:名無しの転生者
めちゃくちゃ酔うな
39:名無しの転生者
吐きそう
40:推定殺人犯@LIVE
『ここでジャーンプ』
41:名無しの転生者
うわぁ!いきなりジャンプするなぁ!
42:名無しの転生者
頭が……頭が……
43:名無しの転生者
視界がグルグルする
44:名無しの転生者
ビ○クサ○ダーマウ〇テンをVRで体験しているみたい
45:名無しの転生者
ふ、浮遊感が……
46:推定殺人犯@LIVE
『この体で走ったり飛んだりするの楽しいわ』
47:名無しの転生者
お前正気か?
48:名無しの転生者
本人は楽しいかもしれんが……
49:名無しの転生者
ワイらの気持ちを考えろ
50:推定殺人犯@LIVE
『悪かったって……今度からは飛ぶときとかは事前に言うから』
『それで見てほしいものがあるんだけど』
51:名無しの転生者
どうした?
52:名無しの転生者
IQ250の俺が答えてやろう
53:名無しの転生者
>>52
数字からして頭悪そう
54:推定殺人犯@LIVE
『あのテレビを見てくれ』
『今回はスター・オブ・ザ・スターズ・オブ・ザ・スターズの浮世英寿さんに来てくださいました!』
55:名無しの転生者
ファ!英寿様⁉
56:名無しの転生者
どういうこっちゃ⁉
57:名無しの転生者
ここはギーツの世界なのか?
58:推定殺人犯@LIVE
『それも違うらしい。今度はこっちを見てくれ』
『火野映司です!皆さんの清き一票をよろしくお願いします!』
59:名無しの転生者
今度は映司⁉
60:名無しの転生者
しかも議員⁉
61:推定殺人犯@LIVE
『やっぱ、俺の見間違いじゃないよなぁ』
62:名無しの転生者
映司もいるし英寿もいる。どういう世界だ?
63:名無しの転生者
平成フォーエバー的な世界なのだろうか
64:名無しの転生者
イッチ情報集めてきてくれ
65:推定殺人犯@LIVE
『まずは情報を集めたいことには始まらないか。じゃ、情報集めに行ってくるからライブ切るぞ』
66:名無しの転生者
おい待て。そのままの姿で行ったら特殊部隊案件だぞ
67:名無しの転生者
そういえばイッチ、今怪人の姿だった
68:名無しの転生者
イッチ人間の姿に戻れるのか?
69:推定殺人犯@LIVE
『前世を思い出せばいけるかな……お?なんか少し変わってきたぞ』
70:名無しの転生者
おお!段々人の姿になってく!
71:名無しの転生者
ん?でも、このままじゃ……
72:推定殺人犯@LIVE
『出来たはいいけど……裸だな』
73:名無しの転生者
お巡りさんこっちです
74:名無しの転生者
おさわりマンこっちです
75:名無しの転生者
>>74
変態と国家権力を同時召喚するな
76:名無しの転生者
イッチ裸じゃどうすんねん
77:名無しの転生者
どっかに着れるものないか?
78:推定殺人犯@LIVE
『うーん。ん?』
『なんか服置いてある』
79:名無しの転生者
お、ラッキーだな
80:名無しの転生者
それ大丈夫か?
81:名無しの転生者
何の前触れもなくポンと置かれていたな
82:推定殺人犯@LIVE
『よいしょっと、お!ちょうどいいサイズ!』
83:名無しの転生者
うーん。誰かの意志を感じる……
84:名無しの転生者
考えても仕方のないことは気にしなくていいと思うぞ
85:推定殺人犯@LIVE
『とりあえず情報収集しに行ってくる。なんかわかったら書き込んでいくわ』
【LIVEが終了しました】
86:名無しの転生者
イッチの世界ってとんでもない所かもな……
87:名無しの転生者
まあ、あの感じだとライダー全員がいると思うし
88:名無しの転生者
何で映司って議員なんだ?
89:名無しの転生者
親が議員だからじゃね
90:名無しの転生者
映司がいるってことはアンクもいるのかな?
91:名無しの転生者
多分いるだろ
92:名無しの転生者
今どんな状態なのかな?ライダー変身者って
93:名無しの転生者
映司が議員になっていることを考えるとライダーとしての記憶を失っている可能性が高いな
94:名無しの転生者
タイムジャッカー案件か?これ
95:名無しの転生者
いや乾巧の仕業だよ
96:名無しの転生者
何だって!それは本当かい⁉
97:名無しの転生者
いやディケイドのせいです
98:名無しの転生者
おのれぇ!ディケイドォ!
99:名無しの転生者
>>97
割とそうかもしれない……
100:名無しの転生者
え?
101:名無しの転生者
どういうこと?
102:名無しの転生者
>>99
何かわかるのか?
103:>>99
イッチのライブ映像見返してたら、イッチが服に気が付いた時の数秒前にオーロラカーテンがチラッと映ってたんだ
104:名無しの転生者
ホンマやん
105:名無しの転生者
マジだな
106:名無しの転生者
君よく有能って言われない?
107:名無しの転生者
ほぼディケイドが関わっているとみて間違いないな
108:推定殺人犯
みんなただいま
この世界について分かったよ
109:名無しの転生者
早くね?
110:名無しの転生者
ハイパークロックアップでもした?
111:名無しの転生者
アクセルフォームにでもなった?
112:推定殺人犯
いや、一時間かかったけど?
113:名無しの転生者
ん?
114:名無しの転生者
ワイらの体感では二分ぐらいだったんだが……
115:名無しの転生者
掲示板と実際の時間は誤差があるから仕方ない
116:推定殺人犯
とりあえずまとめてくぞ
まずこの世界に仮面ライダーというものは存在していない
ネットとかテレビとかを見てもニュースにも仮面ライダーとかの存在は確認できなかった
117:名無しの転生者
どこかの組織が情報を統制しているとか?
118:名無しの転生者
まあこれは予想通りだな
119:名無しの転生者
映司が旅していないし
120:推定殺人犯
決め手そこなんだ……
それでこの世界にも怪人がいる。そして、仮面ライダーの代わりみたいなのがこの世界にはいるんだ。
121:名無しの転生者
まあ、当然と言ったら当然だな
122:推定殺人犯
仮面ライダーの代わりっぽいのと戦隊モノぽいのとプリキュアみたいなやつらがいる
仮面ライダー擬きの名前は、レイダー
この世界の怪人と人間のハーフが人間のために戦ってるらしい。
男女比驚異の9:1しかも全員美男美女、滅べ
戦隊モノ擬きみたいなやつの名前は、ガーディアンズ
日本が独自に作った組織らしい。
構成人数は5人って公式ホームページに書かれていた。
最後のプリキュア擬きの名前は、精霊戦士
精霊に選ばれた少女たちが怪人と戦うらしい。
みんなカワイイ
123:名無しの転生者
これさあ、イッチいらなくね?
124:名無しの転生者
確かにイッチの入る隙が無い
125:推定殺人犯
?ワイは戦わんぞ
126:名無しの転生者
ファ⁉
127:名無しの転生者
おま!せっかく転生したのに⁉
128:名無しの転生者
もしかしたら美少女と仲良くなれるかもしれないんだぞ⁉
129:名無しの転生者
てか、怪人になればそこら辺の敵なんて一発だろ
130:推定殺人犯
>>128
美少女とフラグ立てたいわけじゃないし……
あと戦ったら討伐対象にされるだろ。
131:名無しの転生者
急に正論ぶっこむのやめてくれます?
132:名無しの転生者
まあイッチの言っていることも一理ある……
133:推定殺人犯
別に俺が戦わなくても他が戦ってくれるしな
じゃ抜けるわ
134:名無しの転生者
イッチそう言うのフラグって言うんだぞ。
***
「さーてとどこ行こっかな~」
スレを抜け街中をぶらつく。
昼を過ぎた頃だからか道が空いており、ストレスなく歩くことができる。
「戦うねぇ……」
スレ内で話していたことが頭を横切る。
スレ民は戦う前提で話を進めていたが俺は戦う気なんてない。
この力で人を傷つける度胸もないし、誰かを助けることなんてできない。
せっかく転生したんだ。
俺は誰にも縛られずに生きていく。
誰かを助けてあんな惨めな思いをするぐらいなら、助けないほうがマシだ。
だから俺は人を助けない。そう決めたんだ。
俺は心の中で改めてそう誓っていると、突如地面が揺れる。
「うぉ⁉」
転ばないように力を入れていると空中からブラックホールのような物が出現し、中からはクモの頭部に背中からクモの足が生えた化け物が出てきた。
「フハハハハハ!我が名はクモ怪人!逃げ惑え人間どもぉ!」
そう言うとクモ怪人の後ろからツギハギが体の至る所にある化け物が大量に姿を現し、周りにいた人々を襲う。
慌てて俺も逃げようとするが、視界の端に老人が襲われているのを発見する。
構わず逃げようと老人に背を向けて走ろうとするが、老人のことが脳裏にこびりついて離れない。
(チッ!)
その舌打ちは、人を助けようとする自分に向けてか老人に対してなのか。
すでに足は老人の方に向かっている。そのまま走っていき、今にも老人に襲い掛かろうとしている怪物に全体重を乗せたタックルをする。
タックルをされた怪物は吹き飛び、近くの停めてあった自動車のボンネットの上に激突する。
「おいじいさん!大丈夫か!」
俺はじいさんをおんぶし、走っていく。
「すまんが若いの。わしは行きたいところがあるんじゃ、連れてってくれ」
唐突に背中の上からそんなことを言うじいさん。
「よくわからないけど分かったよ!」
じいさんの道案内に従って目的地に急ぐ。
無心で走り続けていると、いつの間にか目的地には着いていた。
着いた場所は倉庫のような場所だった。
怪物はもう追ってきてないみたいだ。
じいさんを背中からおろし、目的地に着いたことを知らせる。
「じいさん、ここでいいのか?」
「おお、そうじゃ、そうじゃ。ありがとうな」
「じゃ、俺はここで」
「ちょいと待て、少し付き合え。良いものを見せてやろう」
いつの間にか俺の背後に回っていたじいさんは、そのまま俺の背中を押して倉庫内へと入っていく。
倉庫内に入ると、そこには大量のケーブルに繋がれたベルトがガラスのケースに入れられていた。
「何だこれ?」
「“オリジンドライバー”じゃ」
じいさんは近くの電子パネルに手を置くと、ガラスのショーケースが開きドライバーがむき出しになる。
ドライバーを手に取ったじいさんはポケットからカラフルなスマホを取り出し、ドライバーと共に俺に渡す。
「何だよ?」
「お主こそが仮面ライダーになる資格を持っている人物じゃ」
「何で仮面ライダーのことをあんたが知っているんだ……⁉」
「ある人間が思い出せてくれたんじゃよ。仮面ライダーの存在を」
じいさんはそう言うと、俺にドライバーとスマホを押し付ける。
「わしはドライバーを完成させてからずっと探していた。仮面ライダーになる資格を持った者を」
「だからあの現場に?」
俺がそう言うとじいさんはスマホを指さした。
「そのスマホは使えば敵が現れるワープホールを感知してくれるからな。人は危機に陥った時に本性を現すからのう……現場に行けば見つかりやすいじゃろ?」
「なるほどな……でも俺は仮面ライダーにはならんぞ」
「ほう?なぜじゃ?」
「誰かを助けることに疲れたからな。これからは自分を優先して生きていく」
「そうか……なら仕方ないのう。わしも無理強いは――!」
じいさんは言葉を最後まで言い切る前に、心臓を抑えて床に倒れる。
「おいじいさん!」
俺はじいさんに駆け寄ると、じいさんは苦悶に耐えながら掠れて声で言う。
「やはり人間は歳には勝てんのう」
じいさんは掠れる声で続ける。
「頼む……仮面ライダーになってくれ。このままじゃ世界がめちゃくちゃになる……!」
「一度だけでいい……一度だけ戦ってくれ……」
「………………一度だけだぞ」
なぜこの時、じいさんの頼みを了承したのか分からない。
ただ、俺はどこかで望んでいたのかもしれない。
ヒーローになってみんなを助けることを。
「やはりわしの見立てに間違いない……」
じいさんは満足そうな顔をして目を閉じた。
じいさんを床にやさしく置く。
「後で弔いに行くからな」
俺はベルトを手に取る。
ベルトには左側に何かを差し込むような四角い窪みと、右側にカードを差し込むようなスロットが二つ付いていた。
「そういえば使い方聞いていなかったな……」
とりあえず腰にベルトを押し当てる。するとドライバーから帯が飛び出し、腰に巻きついてベルトを固定する。
巻きつくと同時にガイダンス音声が鳴り装着が完了したことを知らせる。
“オリジンドライバー”
「次はどうするんだ?」
周りに視線を動かしているとベルトが置いてあった机に、四角い箱のようなものを見つける。
「これか?」
その箱を手に取ってみると箱にびっしりとSDカードのようなものが入っていることが分かった。
試しに左側の四角いくぼみに入れてみると、カチという音ともにベルトから音声が鳴った。
『Link・オリジン』
音声と共に俺はカプセルの中に入れられる。
そこから液体が上からかかり、体に沿ってアーマーを生成していく。
アーマーが纏われ変身が完了する。
モニターに反射した俺の姿を見た。
そこには、黒をベースにしたスーツに人間の骨格を模したアーマーが胸部から腹部に備えられ、顔はバッタのような顔になった俺がいた。
「ふぅ……行くか」
スマホを見ると怪人が出現した場所が記されていた。
入口から出ようとすると床が開き、中からバイクが出現した。
俺はバイクにまたがりエンジンを掛ける。
倉庫の扉が開き始める。
倉庫の扉が完全に開いたタイミングで、俺はバイクのエンジンを吹かしスピードを上げ、倉庫を出て怪人の元に向かった。