黒龍を討ち損ねたリンク(厄災)が、ダンまち世界に出現したようです。   作:さぬきのみやつこ

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約2700文字
再掲載です。


例えばこんな転生

2023年5月23日、とある伝説的なゲームが発売された。

“ゼルダの伝説 ティアーズオブキングダム”

このゲームは、前作の“ブレスオブザワイルド”の人気も相まって、開発が発表されてから、かなりの期待が寄せられた作品である。

 

新情報のトレーラーが出れば、考察サイトは憶測や考察で賑わいを見せた。発売日が正式発表されてからは、ゲームと同時に発売される特典、amiibo、限定ハードを求め、転売ヤー(ゴミ)と熾烈な争いを繰り広げたことは記憶に新しいだろう。

無事に発売日にゲームを手に入れたプレイヤー達には、更なる試練が待っていた・・・そう、ネタバレ防止だ。

前作の“ブレスオブザワイルド”を初めてプレイした時のことを思い出して欲しい。あの時の未知への挑戦と興奮を味わうことができるのは、今しかなく、次のチャンスがいつ来るかはわからない。

2日も経てば、情報サイトにはラスボスまでの攻略を載せてくる猛者も現れる。

 

故に3日!一切の情報ツールを断ち、勇者はここに、3日で世界を救ってみせると誓いを建てる。

 

1日目

プルア、でっかっ!・・・あれ?パーヤちゃん?NTRされてません?おのれタウロ!・・・最初に勧められたリトの村、豪雪なんですけど⁉︎・・・ゾーラの里、とーちゃーく!あれ?ミファー像は?あ、移設ですか・・・ならば、よし!

 

2日目

ゴロン族・・・薬中やん、地下広!・・・そういえば、マックス素材は?朽ちた?・・・ムリムリムリムリッ!ゾンビだけは無理なんです!え、ボス?・・・なんとか、辛勝・・・コーガァ、生きとったんかワレェー‼︎・・・ミネル様、エッロ‼︎

 

3日目

泪回収完了!・・・まさか、あの龍がゼルダ様と思わんやん?・・・ガノンさん⁉︎なんか回避ジャストしてくるんですけど⁉︎・・・剣が駄目なら、弓を使えばいいじゃない?(5連弓+ライネルの角とかを添えて)

 

「あー、やっと終わるー・・・さすがにこの龍倒せば最後でしょ?長かったー!」

 

3日目の夜、ほぼ徹夜に近い(1時間の仮眠は何回か取った)状態でのラスボス戦は、いやに長く感じた。ここまで来るのに、妖精の活躍は計り知れない・・・ある意味妖精頼りのラスボス戦だった。

だが、最後の最後に失念していた。黒龍の頭上で悠長にマッソに持ち替えているリンクが瘴気のダメージによりハートを使い切った瞬間、先ほどまで頼りにしていたエフェクトではなく、無情に流れる“ゲームオーバー”の文字だった。

 

(あー、最悪だー、今日はもう無理!明日同僚にネタバレしないよう、釘刺しとかないとな・・・)

 

もう一度、あの長いボス戦をやり直す元気は出てこず・・・コントローラーから手を離し、俺はそのまま、テーブルの上で眠りについた。

 

 

 

目が覚めると、何もない草原に寝っ転がっていた。

 

「・・・ここ、ドコ?」

 

 

 

あれから数時間〜

草原から少し歩き、草のない道のようなもの(車輪の跡があるので多分道)出た俺は、とりあえず木の枝を倒した方に足を進めていた。

歩けども歩けども町は愚か村らしきものも見えない。

ずっと歩いていれば、さすがに夢ではないと気づくし、転移か転生か、それに準ずる何かが起こったのは、容易に想像できた。

この転生?を管轄した神様がいるなら文句言ってやりたい。チュートリアルは愚か、パンイチで放置されてどうしろというのだろうか?

 

「あー、お腹へったー!ゲームしたーい!あの後ゼルダはどうなったー!」

 

ンッ?(╹◡╹)

 

よく見たら腰にポーチついてた。パンイチにウエストポーチでも、充分変態な気がするが気にしない。

カロリーメイトでもないかと中を探してみる・・・結論を言うと、食料はあった。リンゴ×999とかケモノ肉×999とか、食料だけでない見覚えのある素材、剣、盾、弓・・・“ゾナウギア”⁉︎

改めて、自分の状況を確認することに・・・パンイチ、なんでも入るポーチ、よく見たら肌質が違う右腕(最初に気付け!)・・・おれ、リンクに転生した?

 

日も沈んできたので、その日は野宿することにした。

薪に火をつけ、リンゴを焼いていると2人の男女がこちらにやってくるのが見えた。

へ?野宿をしたいので火を一緒に使わせて欲しい?

どーぞどーぞ(・∀・)

フィンさんとロキさんって言うんですね?

どーも私、リンク(厄災)と申します。

ロキさんとお話中・・・

一緒に旅することになりました。

黒龍を一緒に倒してくれるって!

ヤッタネ(≧∀≦)

 

 

 

ロキ視点

まだフィンと出会って間もない頃やった。不思議な少年と出会った。

うちのわがままのせいで、旅程がずれて野宿場所を探しとると、少し行った広場で1人で焚き火をしとる子がおった。フィンが同業者だろうということで交渉をして、夜の見張りをする代わりに一晩を共することになったんや、焼きリンゴが美味かった。

少年の名前は、“リンク”っちゅうらしい・・・らしいっちゅうのは、あの子が名乗るときほんの少しだけ違和感があったからや、でもうそは言うてへんかった。

暇やったうちが根気強く話しかけていると、ポツリ、ポツリとやけど、リンクも口を開くようになった。

 

「救いたかった人(ゼルダ姫)がいたんだ(龍になっとると思わんやん?)。そのために龍(ガノン)を倒さなければならなかったんだ・・・。」

 

“龍”ダンジョンの外でそれを表すなら“黒龍”が真っ先に挙げられるやろう。

もしそうなら、命がいくつあっても足りん、自殺と一緒や。

 

「その、救いたかった人はどうなってん?」

 

聞かんほうがよかったか?後悔より先に答えがきた。

 

「わからない、生きているかもしれない・・・けど、今の俺には何もかも(switchにゲームソフト、電源、贅沢を言えばProコンとゲーミングモニター)が足りない。」

 

それが現実、恩恵のない子どもたちにできることは限界がある。

 

「それでも、(ゲームクリアを)諦めたくないんだっ!」

 

強い意志のこもった言葉やった。その言葉を聞いた瞬間、ウチはこの子を勧誘しとった。

 

「なら自分、ウチの眷属になりぃ!なにを隠そう、うちも神や!

今はフィンしかおらん弱小ファミリアもいいとこやけどな、ウチは遠くないうちに“僕の考えた最強のファミリア”っちゅうやつを作るつもりや!

どれくらいかかるかは、わからんけど・・・自分が“黒龍”と戦う時、これほど頼もしい助っ人はおらんと思わんか?・・・どや?」

 

「不束者だが、よろしく頼む。」

 

2つ返事!おもろい子が入ったで!

 

「よっしゃ!それじゃあ早速、恩恵を授けよか!

ほら!恥ずかしがらんでええから、さっさと脱ぎ・・・や?」

 

「?」

 

今更やけど、この子・・・ずっと全裸やん?

 

 

 

今更だけどこの作品は、ダンまちの世界に転生したオリ主がリンク(厄災)になりきって、色々としでかすお話だ。

見切り発車、行き当たりばったりもいい作品になると思いますが、それでもいいという人は、続きをどうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございます。
消しちゃったんで、書き直してます。
コメント、お気に入りしてくれた人、本当にすみませんでした。
特にイーグルアイさん
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