黒龍を討ち損ねたリンク(厄災)が、ダンまち世界に出現したようです。   作:さぬきのみやつこ

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クノッソス編辺りなので真面目モード続きます。
独自設定はあるので、無理な人はブラウザバックよろしくです、
約3300文字 誤字脱字 後で修正します。


昔話をしましょう。

➖ロキ・ファミリアホーム

「フィン、傷の具合はどうだ?」

 

「ああ、もう大丈夫だ。・・・今回の戦い、ラウル達には随分助けられた。」

 

「じゃな。あれだけ手酷くやられたにも関わらず、これだけの被害で済んだのは、あやつらのおがげじゃろうて。」

 

「だが、犠牲が0だったわけではない。」

 

「わかってるさ・・・僕たちの失態だ。」

 

先日行われた、人造迷宮の攻略戦は失敗に終わった。

できる限りの準備と備えをして挑んだ戦いであったが、闇派閥の勢力がそれを大きく上回った。

更なる強化を遂げた怪人、食人花、死を恐れぬタナトスの眷属たち、カースウェポン、マジックアイテムで制御された扉、その他厄介なモンスター達、ひとつひとつならば対処は簡単でも、情報がない中で量で攻められれば攻略はおろか、護りに入るのも難しい。

 

「すまない、責めているわけではないんだ・・・ただ、この時ばかりはどうしても慣れなくてな・・・」

 

犠牲になってしまったファミリアのメンバーを想い、リヴァリアは顔を俯かせる。

 

「言い訳にしかならないが、地の利は完全に向こうにあった・・・だが、このままでは終わらない。そのためにも」

 

だが彼らは止まることができない、来たる滅びに抗うため、先に進まなければならない。

 

「人造迷宮の攻略、じゃな!」

 

「差し当たっては“地図”そして“鍵”の入手か・・・アテはあるのか?」

 

「鍵はおおよそ見当がついている。地図は、彼女の話を聞くのが早いだろう・・・そういえば、リンクはどこに行ったんだ?」

 

 

 

➖オラリア共同墓地 リンクside

人造迷宮での騒動が一時的な落ち着きを見せ早数日、リンクは墓地へと足を向けていた。

そこは、ロキ・ファミリアが中小勢力であった頃からの、仲間達が眠る場所。

墓石をひとつひとつ丁寧に磨き、花を添え祈りを込める。

 

「お前達の犠牲には無駄にはしない。闇派閥は必ず潰す。」

 

この世界に来て十数年、色々な死を見てきたリンクだが、仲間の死だけは堪えるものがあった。

だからこそ、自身の感情にケジメをつけるため、改めて覚悟を決めるためにこの場所を訪れていた。

 

「色々終わったら、また来るよ。」

 

新たに刻まれた名前を撫でてそう呟くと、墓地を後にした。

 

『終わりましたか?』

 

「ミネル・・・その状態でも話せるんだな。」

 

『ええ、プルアに頼んで改造してもらいましたから・・・足跡機能がなくなっていますが、些事でしょう?』

 

ミネルは今、プルアパッドの中にいる。

依代となっていたゴーレムの身体は、先の戦いで本人では修復が困難な程破壊されてしまい、ヘファイストスの眷属により修理を受けている。

 

『ゴーレムを治せる程の者がいるというのは、さすがあらゆる文化の神々が降臨した時代なだけありますが・・・私の身体を持っていったあの者、大丈夫でしょうか?』

 

ゴーレムの修理を請け負ったのは、椿だ。

腕は確かだが、たまにとんでもない作品を作ることがある鍛冶の狂人としても知られいる。

そんな彼女に対して不穏な空気を感じとったミネルは、不安を口にするが

 

「大丈夫だ、腕は確かだ・・・・・・多分」

 

と答える事しかできなかった。

 

『・・・今ので少し不安になりましたが・・・まあ、いいでしょう。』

 

そういってパッドの中で優雅にお茶を飲むミネル、これもプルアに頼んだ追加機能らしい・・・本人曰く、長く生きるための心の栄養だとか。

 

(魂が入った後に、その魂が中で生活できるように機能を詰め込むとは・・・さすがです。プルア様)

 

故プルア「10徹させられました。」

 

画面の中のミネルは改めて一息つくと、画面越しにこちらをじっと見つめる。

 

『リンク・・・昔話をしましょう?』

 

プルアパッドの画面がウツシエのアルバムに切り替わる。

1枚目に写ったのは、ハイラル城の地底だろうか?

黒く、そして丸い物体が浮かんでいる。

 

『それは、再封印を施された魔王の慣れの果てです。』

 

龍の姿ですらない、どういうことだろうか?

 

『リンク、あなたは魔王を、黒龍を討ち損ねた。そう思って過ごしてきたはずです。・・・あなたと、そしてゼルダは確かに黒龍の秘石を打ち砕いたのです。ですがガノンは想像を超えるほど生き意地が汚かった。』

 

ウツシエは変わる。

写っていたのは、より禍々しさを増した“ファントムガノン”のような物

 

『ガノンは正気を取り戻した一瞬で、黒龍が消滅する時に漏れ出た瘴気で依代を作ったのでしょう。またすぐ次の戦いが始まりました。』

 

ウツシエは変わる。

5人の賢者達が膝をつきながら、なんとかガノンを押さえ込んでいる。

・・・今更なんだけど、誰が撮ったんだろう?

 

『ですが、リンクを失ったのが戦力的に厳しかった・・・5人の賢者と秘石の力を用いても、ガノンを打ち滅ぼすには至らなかったのです。・・・あ、一部ウツシエは私の手書きです。』

 

ウツシエは変わる。

白龍が、ガノンを抱え込んでいる。

 

『苦戦していた私たちを見ていられなかったのか、あるいは勝てぬと悟ったのか、白龍はガノンを抱え城の地底・・・封印の間にて、その身と共にガノンの残滓を封印したのです。』

 

ウツシエは変わる。

回生の祠だ。

 

『戦いが終わった後、女神ハイリアより啓示がありました。

“ガノンは再び目覚める。来たる決戦に向け、勇者を回生の祠へと”

その命に従い、あなたの身体は回生の祠に納められました。』

 

ウツシエは変わる。

瘴気により、全身焼けただれた青年の身体から“ポゥ”のような物が出ている。

 

『身体は修復を始めましたが、魂まではそうは行かなかったのです。

貴方の魂は、女神ハイリアの想定以上に深刻なダメージを受けていました。』

 

ウツシエは変わる。

忘れ去られた神殿の隠し部屋だ。

 

『貴方の魂を修復するには、長い時間が必要でした。

女神ハイリアは少しでも修復を早めるため、異世界の神々と交渉の末、貴方の魂を一時的に転生させたのです。』

 

ウツシエは変わる。

ハイラル城の謁見の間だ。ミネルゴーレムが横たわっている。

 

『一時の平和でしたが、魔物の脅威もなく4人の賢者達が老衰するのを見送り、私も再び眠りについたのです。・・・貴方が再び転生を果たし、この世に舞い戻った暁には、ゼルダに代わり貴方を導くために』

 

ウツシエは終わり、ミネルの画面に戻る。

 

『プルアを始め様々な方たちが、貴方を、そしてゼルダを想い、たくさんの物を残していきました。・・・悪魔像とは、もう会いましたか?彼は過去と未来を繋ぎ、物資を運ぶ中継役として残ってくれているはずです。』

 

ぼったくられてます。

 

『ガノンは今、ハイラル城の跡地・・・経度、緯度的にはダンジョンがそうでしょう。そこで封印されているはずです。』

 

プルアパッドの画面がマップに切り替わる。・・・地下って事しかわからない。

 

『無論、封印はすぐには解けないでしょう。・・・地盤固めは大事です。

オラリアの滅亡を企む闇派閥との戦い、微力にはなりますが私も力を貸しましょう。』

 

画面の中のミネルが、ゴーレムの姿になる・・・モドシテ(╹◡╹)

 

『やる事は山積みですね?まずは貴方のファミリアで自己紹介からでしょうか?・・・重い空気を出したばかりですが、年甲斐もなく、ワクワクしてしまいますね。』

 

ミネル様は存外、かわいい方なのかもしれない。

 

 

➖ロキside

 

「女神ハイリア、どっかで聞いたことあると思うたけどそういう事やったか。・・・魂の転生の転生、あいつも中々無茶苦茶しとったんやな、どうりでリンクの魂と身体にあやふやな部分があったわけや。」

 

たまたま居合わせた墓地で盗み聞きをし、1人納得をしている残念女神がそこにいた。・・・護衛をつけろ。

 

 

 

➖プチ設定集

・亡国 ハイラル王國

様々な部族が共存し繁栄をしていたが、最後の王族“ゼルダ姫”が行方不明になってから徐々に衰退していった。その後、ガノンが封印された深穴がダンジョン化したため、現在ではその栄華の痕跡すら残っていない。経年による地形の変動も要因である。

 

・ミネル

遠い過去より、リンクのサポートをするために目覚めた“魂の賢者”

ゴーレムの依代は経年の劣化に重ね、バッテリーが足りぬ中ダンジョンを単身攻略していたため、現在“ヘファイストス・ファミリア”にて修理・改修が行われている。

過去に、プルアに頼み込んでプルアパッドの中に居住空間を作成・間借りをしている。

 

 

 

 




読んでくれてありがとうございます。
矛盾?2次創作なんで・・・ご勘弁(>人<;)

予告
次回、ふざけます。
ベートの出番はない。
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