黒龍を討ち損ねたリンク(厄災)が、ダンまち世界に出現したようです。 作:さぬきのみやつこ
読んで!
➖ロキ・ファミリアホーム
会議室では、ロキ、フィン、ミネル(プルアパッド)で話合いが行われていた。
「そっかー、ミネルたんもこのタペストリーについては、わからんかー」
『申し訳ありません。神ロキ・・・たん?』
甚大な被害を出したクノッソス攻略
エニュオの狙いに繋がる唯一の手がかりとして残された、タペストリーの絵
ロキ・ファミリアは現在、その手がかりの調査に躍起になっていた。
「あまり時間もない。気になることや思い出したことがあれば、いつでも話してくれ。」
『わかりました。・・・赤い月』
「ミネルたん、月が気になるんか?」
『いえ、たまたまだと思うのですが・・・“赤い月”はハイラルにとって、魔物の復活を示します。・・・ただそれも、“厄災”の封印を最後に観測されていなかったはず・・・』
この絵が示す赤い月が、果たしてどういったものなのか確証が得られず、ミネルからは歯切れの悪い返答が出る。
「赤い月・・・気になりはするが、やはり情報が足りないね。」
「うち、下界に降りてきて1回も見たことないで、赤い月なんか」
『リンクにも確認してみますが、恐らく知らないでしょう。』
わかったことは、古の英雄譚“邪竜 ニーズホッグ”ということだけ、その文献も原典と呼べるものが残っておらず、調査は難航していた。
「そういえば、リンクは?」
『アイズ殿とラウル殿、ついでにベート殿に頼まれて、乱取りしてまいますよ。』
「・・・怪我だけは、しないでほしいね」
➖修練場
「ッオラァァァァァア!!」
「ッ‼︎」
「スクラビルド」
ホームの修練場では、一級冒険者3人を相手取る化け物がいた。
フハハハハハハハハ(╹◡╹)
「ックソガァ‼︎このイカれジジぃ!ふざけんなぁっ‼︎」
「ベートさん!左っす!」「テンペスト‼︎」
ッチ(・∀・)
あともう少しで当たるはずだった攻撃を、アイズの風に防がれ、リンクは舌打ちをする。
舌打ちをしたいのは、ラウル達も同じだった。
「ラウル!もっと前出ろ‼︎あのジジイ、汗1つかいてねぇぞ!」
「やってるっすけど早すぎるんすよ!追いつくだけで、精一杯っす!」
「・・・・・・2人とも、来るっ!!」
「「ッ!!」」
ステイタスの差があるのはわかっているが、それ以上の何かを感じざるおえない。
手加減のためか、木製のブーメランで戦うリンクに手も足も出ていないのだ、無理もない。
なんとか防いでいるものの、連携を取ろうとすれば邪魔するように間に入り込み、無視をすれば背後を突かれる。
そして何より
「ッ!またかよっ!」
なんとか届いた攻撃も、鍋の蓋1つで防がれてしまうのだ。
悪態の1つや2つ仕方がないのかもしれない。
リンクとしては、ステイタスの差を考慮した装備であるが、
・・・ジジイ?(・∀・)
多分、他意はない。
そこから数十分、リンクが3人の脳天に同時にブーメランを叩き込んで、乱取りは終了した。
「失礼しますっ!!」
「どうした?」
丁度終わった頃に、別の団員がリンクを呼びにきた。
「ヘファイストス・ファミリアの団長殿より伝言です。注文の品が出来たから、取りに来てほしいと!」
マジーー⁉︎(≧∀≦)
スグ、イクワε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
「お気をつけて!」
倒された3人は、そのまま放置された。
➖ヘファイストス・ファミリア
ヤッホー!キタヨー!(・∀・)
「おお!少し早かったな!依頼品はこちらだ!」
リンクがヘファイストス・ファミリアの団長の椿のもとに着くと、すぐに案内される。
『椿殿、この度は難しい依頼を受けていただき、感謝します。』
「ミネル殿も来ていたか!なに、某もよい経験をさせていただいた!とても珍しい鉱石も譲っていただいたしな!」
案内されたのは、椿の工房に大きく布がかけられた包の前
依頼していたのは、大きく破損したミネルの依代“ミネルゴーレム”である。
恐らくこれがそうなのだろう。
「初めて扱う代物だったからな!主神殿と色々相談しながらの作業になったが、なんとか形にはなっているはずだ!」
『ええ、本当に感謝していま・・・』
改めて、お礼の言葉を口にしようとしたミネルは、変わり果てた自身の依代を見て絶句した。
「ふっふっふ!驚いて声も出まい!ならば先に説明しよう。」
「・・・・・・」
「修理依頼は破損した駆動部の補修と、内蔵バッテリーの修理ということだったが少し興が乗ってしまってな!
肩とくるぶしの部分にも、ゾナウギア用の接続部を追加させてもらった。
肩に大砲をつければ破壊力も上がる、扇風機やロケットならば機動力も上がるだろう。
足の接続部には、タイヤなどをつければ地上での機動力増強につながる。こちらにも扇風機をつければ、肩とあわせて空中での戦闘もできよう。
外見に関しても少しいじらせてもらったぞ!
あの大きい体では、ダンジョン内での行動に制限がかかると思ってな。
どうしようか?と悩んだ末、今の貴殿の姿を参考に作り替えさせてもらった。
だいぶ小さくなってしまったが、耐久と力をそのままにバッテリーの効率が跳ね上がった感じだ・・・以上だ‼︎」
「な、なるほど・・・ありがとう・・・ございます。」
ミネルは、生前の自分と似た姿のゴーレムに、複雑な気分になったようだが、なんとか飲み込んだ。
「そうだな、敢えて名付けるとしたら!“ゾナウゲリ」
ソレ、モウヤッタ(╹◡╹)
「なら“ミネルゴーレム改メ”にしておこう。」ガックリ
ミネルゴーレム、大幅改修の末に復活!ヤッタネ!
➖プチ設定集
・ミネルゴーレム改メ
一度は大破したものの、ヘファイストス・ファミリアの椿の手で復活を果たしたミネルゴーレムの新しい姿。
機能、外見は前述の通り(勝手に想像して)バッテリー効率も上がっており、後継機としては相応しい出来となっている。
脆くなりやすい関節部には、オリハルコンやアダマンタイトの合金が使用されており、滅多なことがない限り破損のリスクが減っている。
色々あるが、ミネル様もニッコリ!(大嘘)
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
あと、評価より感想が欲しいです。←今更
メンタル弱いので、酷評はオブラートに包んでください。
待ってます。