黒龍を討ち損ねたリンク(厄災)が、ダンまち世界に出現したようです。   作:さぬきのみやつこ

15 / 25
書きたかった話!
読んで!



ミネルゴーレム改メ

➖ロキ・ファミリアホーム

会議室では、ロキ、フィン、ミネル(プルアパッド)で話合いが行われていた。

 

「そっかー、ミネルたんもこのタペストリーについては、わからんかー」

 

『申し訳ありません。神ロキ・・・たん?』

 

甚大な被害を出したクノッソス攻略

エニュオの狙いに繋がる唯一の手がかりとして残された、タペストリーの絵

ロキ・ファミリアは現在、その手がかりの調査に躍起になっていた。

 

「あまり時間もない。気になることや思い出したことがあれば、いつでも話してくれ。」

 

『わかりました。・・・赤い月』

 

「ミネルたん、月が気になるんか?」

 

『いえ、たまたまだと思うのですが・・・“赤い月”はハイラルにとって、魔物の復活を示します。・・・ただそれも、“厄災”の封印を最後に観測されていなかったはず・・・』

 

この絵が示す赤い月が、果たしてどういったものなのか確証が得られず、ミネルからは歯切れの悪い返答が出る。

 

「赤い月・・・気になりはするが、やはり情報が足りないね。」

 

「うち、下界に降りてきて1回も見たことないで、赤い月なんか」

 

『リンクにも確認してみますが、恐らく知らないでしょう。』

 

わかったことは、古の英雄譚“邪竜 ニーズホッグ”ということだけ、その文献も原典と呼べるものが残っておらず、調査は難航していた。

 

「そういえば、リンクは?」

 

『アイズ殿とラウル殿、ついでにベート殿に頼まれて、乱取りしてまいますよ。』

 

「・・・怪我だけは、しないでほしいね」

 

 

➖修練場

 

「ッオラァァァァァア!!」

「ッ‼︎」

「スクラビルド」

 

ホームの修練場では、一級冒険者3人を相手取る化け物がいた。

 

フハハハハハハハハ(╹◡╹)

 

「ックソガァ‼︎このイカれジジぃ!ふざけんなぁっ‼︎」

 

「ベートさん!左っす!」「テンペスト‼︎」

 

ッチ(・∀・)

 

あともう少しで当たるはずだった攻撃を、アイズの風に防がれ、リンクは舌打ちをする。

舌打ちをしたいのは、ラウル達も同じだった。

 

「ラウル!もっと前出ろ‼︎あのジジイ、汗1つかいてねぇぞ!」

 

「やってるっすけど早すぎるんすよ!追いつくだけで、精一杯っす!」

 

「・・・・・・2人とも、来るっ!!」

 

「「ッ!!」」

 

ステイタスの差があるのはわかっているが、それ以上の何かを感じざるおえない。

手加減のためか、木製のブーメランで戦うリンクに手も足も出ていないのだ、無理もない。

なんとか防いでいるものの、連携を取ろうとすれば邪魔するように間に入り込み、無視をすれば背後を突かれる。

そして何より

 

「ッ!またかよっ!」

 

なんとか届いた攻撃も、鍋の蓋1つで防がれてしまうのだ。

悪態の1つや2つ仕方がないのかもしれない。

リンクとしては、ステイタスの差を考慮した装備であるが、

 

・・・ジジイ?(・∀・)

 

多分、他意はない。

 

 

 

そこから数十分、リンクが3人の脳天に同時にブーメランを叩き込んで、乱取りは終了した。

 

「失礼しますっ!!」

 

「どうした?」

 

丁度終わった頃に、別の団員がリンクを呼びにきた。

 

「ヘファイストス・ファミリアの団長殿より伝言です。注文の品が出来たから、取りに来てほしいと!」

 

マジーー⁉︎(≧∀≦)

スグ、イクワε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘

 

「お気をつけて!」

 

倒された3人は、そのまま放置された。

 

 

➖ヘファイストス・ファミリア

 

ヤッホー!キタヨー!(・∀・)

 

「おお!少し早かったな!依頼品はこちらだ!」

 

リンクがヘファイストス・ファミリアの団長の椿のもとに着くと、すぐに案内される。

 

『椿殿、この度は難しい依頼を受けていただき、感謝します。』

 

「ミネル殿も来ていたか!なに、某もよい経験をさせていただいた!とても珍しい鉱石も譲っていただいたしな!」

 

案内されたのは、椿の工房に大きく布がかけられた包の前

依頼していたのは、大きく破損したミネルの依代“ミネルゴーレム”である。

恐らくこれがそうなのだろう。

 

「初めて扱う代物だったからな!主神殿と色々相談しながらの作業になったが、なんとか形にはなっているはずだ!」

 

『ええ、本当に感謝していま・・・』

 

改めて、お礼の言葉を口にしようとしたミネルは、変わり果てた自身の依代を見て絶句した。

 

「ふっふっふ!驚いて声も出まい!ならば先に説明しよう。」

 

「・・・・・・」

 

「修理依頼は破損した駆動部の補修と、内蔵バッテリーの修理ということだったが少し興が乗ってしまってな!

肩とくるぶしの部分にも、ゾナウギア用の接続部を追加させてもらった。

肩に大砲をつければ破壊力も上がる、扇風機やロケットならば機動力も上がるだろう。

足の接続部には、タイヤなどをつければ地上での機動力増強につながる。こちらにも扇風機をつければ、肩とあわせて空中での戦闘もできよう。

外見に関しても少しいじらせてもらったぞ!

あの大きい体では、ダンジョン内での行動に制限がかかると思ってな。

どうしようか?と悩んだ末、今の貴殿の姿を参考に作り替えさせてもらった。

だいぶ小さくなってしまったが、耐久と力をそのままにバッテリーの効率が跳ね上がった感じだ・・・以上だ‼︎」

 

「な、なるほど・・・ありがとう・・・ございます。」

 

ミネルは、生前の自分と似た姿のゴーレムに、複雑な気分になったようだが、なんとか飲み込んだ。

 

「そうだな、敢えて名付けるとしたら!“ゾナウゲリ」

 

ソレ、モウヤッタ(╹◡╹)

 

「なら“ミネルゴーレム改メ”にしておこう。」ガックリ

 

 

ミネルゴーレム、大幅改修の末に復活!ヤッタネ!

 

➖プチ設定集

・ミネルゴーレム改メ

一度は大破したものの、ヘファイストス・ファミリアの椿の手で復活を果たしたミネルゴーレムの新しい姿。

機能、外見は前述の通り(勝手に想像して)バッテリー効率も上がっており、後継機としては相応しい出来となっている。

脆くなりやすい関節部には、オリハルコンやアダマンタイトの合金が使用されており、滅多なことがない限り破損のリスクが減っている。

色々あるが、ミネル様もニッコリ!(大嘘)

 




最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
あと、評価より感想が欲しいです。←今更
メンタル弱いので、酷評はオブラートに包んでください。
待ってます。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。