黒龍を討ち損ねたリンク(厄災)が、ダンまち世界に出現したようです。   作:さぬきのみやつこ

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約2500文字


時は経ち・・・

“地下迷宮(ダンジョン)”世界に唯一のモンスターが湧き出る“未知なる穴”・・・数多の階層に分かれ、その広く深過ぎる“穴”の全容を掴んだ者は、誰1人いない。

“未知なる穴(ダンジョン)”・・・それは未知なる資源と未知なる体験と未知なる危険・・・あらゆる可能性が眠る場所・・・そして、その“未知”に挑む者たちを人々はこう呼んだ・・・“冒険者”と・・・

 

 

 

地下迷宮49階層“大荒野(モイトラ)”

 

ここにまた、未知へと挑む派閥がいた。

 

「盾構えぇーーー‼︎」

 

ダンジョン都市“オラリア”が誇る2大派閥のひとつ

一級冒険者から末端まで、幅広い層の団員を誇る“ロキ・ファミリア”

 

「リンクッ!左翼の守りが薄い!後衛はラウル達に任せて前衛に上がれっ!」

 

そして今、名前を呼ばれたのもその1人

 

「団長っ!緊急事態っす‼︎」

 

ファミリア唯一の“Lv.7”

 

「どうしたっ?ラウル!」

 

その命知らずの破天荒な戦いぶりに、神々より冠された名は“英傑”

 

「リンクさん、新作のゾナウギアの出番だって言って、機体が爆発して吹っ飛んでいきました。」

 

その“英傑”は今、満を持して

 

「そのまま行方不明‼︎所謂、迷子っす‼︎」

 

迷子になっていた。

 

「・・・・・・リーーーーンクッ‼︎(クソデカボイス)」

 

 

少し遡って

狙撃(イケボ)狙撃(イケボ)狙撃(イケボ)・・・あれから十数年経ちました。

私は現在、一生懸命に弓を打っております。

 

「リンクさん、すみません!ラウルっす!」

 

ラウル?どーした?(╹◡╹)

 

「そろそろ矢の補充をお願いします!」

 

あ、もう無くなりそう?(´・ω・`)つ矢×200

 

「どもっす・・・何回見ても不思議なポーチっすよね?それ」

 

うん、俺もそう思う・・・(・ω・`)

駄目だ、やっぱ拉致があかんわ(╹◡╹)

突撃するか?(≧∀≦)

ラウル!あとよろしく(╹◡╹)つオオワシの弓

 

「え、あの、リンクさん?」

 

ゾナウカプセル開封(╹◡╹)

ブループリント起動!(≧∀≦)

 

「ちょっと待ってくださいっす!リンクさん⁉︎」

 

各部固定よしっ!(`・ω・´)

ゾナウゲリオン仮設5号機(╹◡╹)

リフトオフッ!(≧∀≦)

 

「1から4はぁ⁉︎見たことないんすけど‼︎」

 

発進!(・ω・`)

 

 

 

地下迷宮50階層“野営地”

 

「そのまま勢いよく発進したあと、ゾナウゲリオンが空中分解して、吹っ飛んでいきましたっす・・・はい、すみませんっす」

 

「「「・・・・・・・・・・・・」」」

 

3人の視線がちょー痛いっす。

“ゾナウギア”それは、ゾナウ文明とかいう聞いたこともないような遺跡から出土したマジックアイテム、現状まともに使えるのがリンクさんしかいない超便利道具・・・のはずなんすけど、あの人がまともに使ってるの見たことないっす。

 

「はあー、本当にあいつは!アイズ以上に手がかかる‼︎」

 

「ラウルよ、気にする必要はないぞ。むしろ今の今まで、大人しかったほうが奇跡なくらいじゃからな。」

 

同感っす

 

「ラウル、ガレスの言う通り、気にする必要はないよ。リンクは遠征から帰ったら、ゾナウギアを全部没収してやる。」

 

自業自得っすね

 

「ラウルよ、捜索の方はどうなっておる?」

 

「50階層までゾナウギアの破片が点々と落ちていたので、周辺を探してるんですけど・・・全然見つからないです。」

 

「ふむ・・・ラウル、捜索隊に伝えろ。捜索は中止、後の探索に備えて、今日と明日は休養日とする。」

 

「リンクさん、探さないんっすか?」

 

「心配する必要はないぞ、ラウル。あやつは腐ってもLv.7じゃ。1ヶ月、深層に潜ったとしてもピンピンしとるじゃとろうて」

 

それ、人間っすか?と思ったけど言わないでおく。

 

「彼はおそらく51階層にいる。」

 

「51階層ですか?」

 

「ああ、どちらにせよ51階層には、依頼品である“カドモスの泉水”を取りに行く必要がある。捜索はその時に二手に分かれて再開しよう。」

 

落ちたんなら登ればいいのに、なんで51階層?

 

「ラウル、よく覚えておけ。リンクは極度の方向音痴だ。

そして51階層以降は階層をそのまま迷路のようにした作り、今頃同じ場所をぐるぐると彷徨っているころだろう。・・・明日のカドモス戦、もしかしたら楽ができるかもしれんぞ?」

 

・・・リンクさん、南無三っす。

 

 

 

一方その頃、行方不明となったリンクは、

 

「あ、下っちゃ駄目だ、昇らないと・・・ここ、どこだっけ?」

 

フィン達の予想を一切裏切らず、地下迷宮51階層で迷子になっていた。

 

 

 

数時間後・・・

 

「あー、何が駄目だったんだろう・・・ゾナウゲリオン仮設5号機・・・足回りに杭を使ったから、重すぎたのかな?・・・どう思う?」

 

何時間経っても似たようなところグルグルと回り、寂しさ紛らわすために作った小型ゴーレム(ビーム型)に愚痴るこの男に、反省の色はない。

本来ならピンチであるこの状況で、小型ゴーレム(ビーム型)が反応するよりも早く、軽やかに剣を抜きモンスターを屠る姿は、腐ってもLv.7のそれだ。・・・正直、ゾナウギアを使うより生身の方が強い。

 

更に1日・・・

 

ンッ?アレハ!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

そろそろ1人の寂しさが涙腺に来そうになった時、通路のおくに人影が見える。

 

「リーーーーーーーンク‼︎やっと、見つけた!」

 

フィン達だった。

 

「フィーーーーーーン‼︎会いたかった‼︎」

 

再会の抱擁をしようと駆け寄ったが、全力でスルーされてしまった。

むしろ、横を通り過ぎる時の彼らの動きは、何かから逃げるようで・・・

 

虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫虫

 

「イーヤァーーーー!ムーリムリムリムリムリッ‼︎ナニアレェッ!キモイ!」

 

通路を埋め尽くす芋虫型のモンスターの集団に、さしもの英傑も逃走を選択した。・・・このあと何とか魔法で全滅させた(レフィーヤが)・・・50階層に湧いてたやつも全滅させた(リヴェリアが)・・・最終的にボスみたいなやつを押し付けられた。

 

「まあ、碌に働いてないし、しょうがないか・・・?」

 

ゾナウゲリオン13号機、起動( *`ω´)

 

「だから6から12はどこっすか⁉︎」

 

発進( ̄^ ̄)ゞ

 

結局、剣(脳筋)で倒した。

ゾナウゲリオン計画は中止することにした。

というかゾナウギア、没収された。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




読んで頂きありがとうございます。
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